おはようございます

北極より寒い

ロンドンですが、土曜日の午後、うちのまん前に住むおじいさんから電話が来て「ボイラーが突然動かなくなって暖房もお湯も一切出ないんだ。製造元に電話をしたが土曜日はつながらない。悪いけど、コンピューターでこの会社の緊急用連絡先があれば見つけてくれないか?」という悲壮な電話が来ました。結果から言うと、お客様ヘルプラインがあるだけで、それはおじいさんがボイラーを買った時に手にしたパンフレットのものと同じ。昨日日曜日もお菓子

を持って様子を見に行ったのですが、ストーブを5つ買って、それを玄関や居間に置いてどうにか頑張っておられました。でも買ったストーブの一つは不良品だったようで、イライラがつのってましたけど...... 今日は月曜日、本日中に修理の人が来てくれるといいですね。
*ドイツ経済相の発言
ドイツ・レスラー経済相はギリシャ議会の追加緊縮策承認を受け 「昨夜のギリシャ政府による承認は第2次金融支援を保証するものではない。ギリシャ政府は我々に対し、この法案が正式に実施されることを証明する義務がある。ドイツ内閣はトロイカ調査団が作成するギリシャに関する報告書を待っている状態だ。それを入手次第、第2次金融支援支払いに対し我が国が合意するかどうか決定する。」と発言しています。私の気のせいかもしれませんが、この方とショイブレ財務相からのギリシャ関連発言はいつも厳しい内容になっていますね

ドイツ議会でのギリシャ支援に対する投票は2月27日に予定されています。
*ギリシャにとっての次のハードル1)今週水曜日に開催予定となっているユーロ圏財務相会合で、ギリシャの追加緊縮策が第2次金融支援の条件に満たされる内容であるか合意されなければならない
2)ギリシャのすべての政党が「追加緊縮案は確実に実施されるものである」という書簡を作成し、その決意のほどを示さなければならない
3)ドイツ議会は2月27日に予定されている投票でギリシャ追加緊縮案を承認しなければならない
4)長期に渡って行われている民間債務交換交渉が最終合意し、民間側が自発的なデフォルトを受け入れなければならない

ドイツのレスラー経済相も語っているように、この追加緊縮案には最低賃金カットや公務員解雇などが含まれており、今年度だけでも33億ユーロ規模の削減を強いられます

。長期に渡るリセッションに苦しむギリシャ

にとって、これ以上の生活水準の低下や失業者の増加は受け入れ難い事実。

昨夜のギリシャ議会では、この追加緊縮法案に加え、民間部門債務交換(PSI)内容に関しても承認

が得られました。
果たしてどのくらいの民間部門がPSIに自発的に参加するのか

ユーロ圏財務相会合で追加緊縮法案に対してOKが出るのか

まだまだ予断を許しません。
*格付け会社:S&Pによるイタリアの銀行の格下げ先週金曜日の午後遅く、S&Pはイタリアの37銀行のうち34行の格下げを発表しました。最大手のウニクレディトは2ノッチの格下げとなり A

BBB+
これを受けて、米株式指数がグッと下げる

局面がありました。私は今朝の欧州株式市場も’’ギリシャの合意とイタリアの銀行の格下げの綱引き相場’’になるのか?と思っていたのですが、意に反して朝からグイっと上昇しています

。 少し今は上昇が止まったようですが、思いのほか元気なのが気になります

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