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イタリア首相、ブリュッセルへ

英テレグラフ紙を読んでいたら、たった今 「モンティ伊首相、ブリュッセルへ旅立った 。しかし目的が何であるかは謎 」と一行だけ書かれていました。

すぐ下の記事でも書きましたが、イタリア株価指数は大幅下落+イタリア10年債7.08%+ウニクレジット銀行株取引き停止 となっているので、何かを相談しに行ったのでしょうか 

*EFSF債、3年物入札成功 

先ほど3年物のEFSF債入札が終了し、結果が発表されました。
入札総額:30億ユーロに対し、45億ユーロの参加があったそうです。まだ買い手の内訳は出ていませんが、過去のEFSF債入札時では日本政府が2割以上買っていたので、今回も同じような結果になるのかもしれません。
入札平均利回りは1.77%

この入札で得た資金は、ポルトガルとアイルランドへの金融支援に使用される予定

*IMF、日本の銀行に対するストレス・テスト要請か?

これはまだ決定ではありませんが、2時間前くらいに「IMFは今度は日本の金融機関に対するストレス・テストの実施を検討か?」というニュースが出ました。市場の関心が一斉に欧州に集中している今、日本に白羽の矢が当たりそうです。円売り要因となるのか?興味あります、私


すみません、ちょっとした野暮用があってこれから出かけます。今日はたぶん夜遅くまで戻れないと思うので、何かニュースが出たら帰宅後に.... 
御願いだから、私がいない間に何かイタリアからニュース出ないで欲しい、モンティ首相の行動が気になる 

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[ 2012/01/05 23:15 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

イタリア、銀行株取引き停止

昨日イタリアのウニクレジット銀行は資本強化を目的とする75億ユーロ規模の株主割当増資を発表しました。
株主割当用の株価は1月3日終値を43%も下回る水準で発行すると発表  したことを受け、昨日のイタリア株式市場では同行の株取引きが中断された経緯があります。

そして本日はイタリア市場開始早々、ウニクレジット銀行株価はいきなり10%の下落を記録   現在は取引中止となっています。
ウニクレジット株価
(クリックすると拡大します)

昨年末の過去記事で書いたのですが、今回の増資の目的は新銀行自己資本比率規制(バーゼルIII)への移行に先駆けての資本増強が目的。そこでも書いたとおり、欧州銀行監督機構(EBA)は英国も含む欧州系銀行に対し、2012年6月までに狭義の中核的自己資本比率(コアTier 1)9%を義務付けています。そうなると、ウニクレジット銀行だけでなく欧州の銀行業界全体が一段の資本増強が必要になるだけに、体力が弱いとみなされる欧州系銀行株の株価動向には一層の注意  が必要になると言えるのかもしれません。

*エコノミスト誌の記事

全くイタリアとは関係ない話しになってしまいますが、英エコノミスト誌が「2012年に於ける各国のGDP変動率予想」を載せています。
2012 GDP予想 エコノミスト
(クリックすると拡大します)

グラフ左側は「勝ち組」  2011年のGDPと比較して、2012年GDPの上昇率予想
グラフ右側は「負け組」   2011年のGDPと比較して、2012年GDPの下落率予想

・勝ち組
なんとリビアがNo.1にランクされています。勝ち組の名前を見ると渋い名前が並んでいますね

・負け組
最大の負け組:スーダンは置いといて、2位と3位にユーロ圏のギリシャとポルトガルが登場しています 
そして下落率は限りなくゼロに近いという前提があるにせよ、その後イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、スペイン、ドイツ、アイルランドとこれまたユーロ加盟国が連続して名を連ねているのが非常に気になりました 

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[ 2012/01/05 21:54 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

今朝の報道、続編

すみません、もっと早くこの記事を載せるつもりだったのですが、うちの外の駐車場に置いてある大型ゴミ箱が昨夜の強風でどこかに飛ばされてしまい  近所の家を一軒づつ聞きまわっていました。無事に見つかりました~ 

*フランス国債入札結果

入札予定額: 70~80億ユーロ
入札総額: 79億6,300万ユーロ

・10年債入札結果
入札総額: 40億2,000万ユーロ
平均利回り: 3.29% (前回12月入札時: 3.18%)
応答倍率: 1.643倍 (前回12月入札時: 3.05倍)

・2023年満期国債入札結果
入札総額: 6億9,000万ユーロ
平均利回り: 3.50% 
応答倍率: 3.225倍

・2035年満期国債入札結果
入札総額: 10億8,800万ユーロ
平均利回り: 3.96% 
応答倍率: 2.016倍
 
・30年債入札結果
入札総額: 21億6,500万ユーロ
平均利回り: 3.97% (前回: 3.94%)
応答倍率: 1.817倍 (前回: 2.26倍)

*最初に結果を見たときの私の反応

10年債について

・応答倍率
先月の入札時と比較して半分近くまで落ち込んでいる  のが非常に印象的でした。前回の入札から2週間ほどした時点で、大手格付け会社が「フランスのトリプルA格の格下げの可能性」  について言及しているだけに、今回の入札結果を彼らがどうみるのか非常に興味があります。

・入札利回り
トリプルA格の格下げの可能性があるので、先月と比較して若干上昇している点は仕方ないかな? 

・ドイツとの比較
昨日やはり10年債入札を実施したドイツ。平均利回りは1.93%となっており、フランスと比較すると偉い違いです。
しかし一点だけ忘れてはならない点は、昨日のドイツ10年債入札では10億ユーロ売れ残りが生じました 


結果として入札予定額のほぼ全額が調達できたことを良し!とするのか?
それとも応答倍率が半減していることをリスクと見るのか?です。

*ハンガリー、本日の入札結果

昨日の入札がキャンセルされたことは この記事でお知らせしました が、とりあえず本日は短期債入札が実施されたようです。

・12ヶ月物短期債入札結果
入札予定額: 450億フォリント
入札総額: 350億フォリント
平均利回り: 9.96% (前回: 7.91%)

入札額が予定額を下回った理由として、テクニカル的な問題が生じたと発表されたようですが、市場関係者の間では ’’10%以上の利回りでの入札希望者を除外したため、不足分がしょうじたのではないか?’’と話されているようです。



今年年末までに予定されてい償還総額は165億ドル規模   12ヶ月物に10%近くの利払いを続けていくことは出来ない このままで行けば今年中のいつかに、ハンガリーがデフォルトする可能性が非常に高まる  欧州に新たな頭痛の種が出てきた   ハンガリーはユーロ使用国ではないが、EU加盟国に於けるデフォルト国増加の可能性を先取りしてユーロが売られる局面が更に増えてきたと見る向きもあり

苦しいユーロです。


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[ 2012/01/05 21:17 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

やたら深刻な今朝の報道

おはようございます。新年早々目に付く報道全てが深刻なものばかり 。そしてその数がやたら多い 

あとで時間の余裕がある時に詳しく書くとして、この記事ではざっと概要をお伝えします。

*フランス国債入札

あと10分くらいで本日行われたフランスの長期債入札結果が出ます。
市場はフランスの格下げの可能性を先取りして、ユーロ売り先行しています。



たった今、国債入札の速報が出ました。
総額はギリギリ目標額を満たした形になっていますが、応答倍率がガクンと下がってますね


*スペイン

格付け大手:ムーディーズが語ったことによると、「スペイン政府は同国の金融機関救済用の資金として、EU/IMFに対し金融支援要請を真剣に考えているようだ。」

この発言を受けてでしょうが、今朝からスペインやイタリア国債の売りが目立ちます。欧州中銀(ECB)がずっと買い支えているにもかかわらず、イタリア国債イールドは7%台へ

*PIMCO グロス氏発言

「イタリア国内の銀行は政府保証付き短期債券を発行  それを担保に提供してECBから資金供給を受ける  ECBから受けた資金でイタリア国債を買い支える 

これは国を挙げてのねずみ講行為であるだけでなく、立派な量的緩和(QE)である! と発言してます 

*ギリシャ・パパデモス首相発言

この過去記事でご紹介した「ギリシャ、ユーロからの離脱の可能性」発言後、はじめてパパデモス首相が公の場で発言  しました。

それによりますと、このままで行けばギリシャ政府は3月中に資金がなくなり、デフォルトの危機  に直面するようです。

それを避けるためには
・大規模な公務員解雇
・年金改革
・福祉支給金カットを含めた福祉改革
・軍事費大幅カット

これらをどのように迅速に進めるかに関した原案を1月16日にギリシャ入りする予定になっているトロイカ調査団に提示しなければなりません。残された時間はあと10日くらい 

*再度キャンセルされたハンガリーの入札 

過去記事でもご紹介しましたが、昨夜ハンガリーは再度短期債の入札をキャンセルし、デフォルトは時間の問題  と言われています。入札キャンセルの理由は「利回りが高すぎてとても発行出来ない」というもの

現在に至ってもEU/IMFからの200億ユーロに相当する金融支援(融資)が受けられず、協議再開のメドもたっていません。その最大の理由として最近判ってきたのは、首相のオルバン氏の実行しようとしているハンガリー中央銀行人事改革にEUやIMFが反対しているそうです。同首相が行おうとしている人事改革とは、中央銀行内部にもっと自分の政治的影響を受けた人物を多数押し込んでしまおう!  中銀を自分の意のままに操ろうという魂胆丸見えの内容だそうです。

自国がデフォルトにおちいる危険性が高まったことを警戒し、先日も3万人規模の市民による抗議デモが行われたばかり。ますますハンガリー国内はデフォルト危機意識が高まってきているそうです。

ちなみにもしハンガリーがデフォルトとなると、EU加盟国で最初のデフォルト国となるようです 



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[ 2012/01/05 19:12 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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