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フランス大統領選・オランド候補

今年4月に第一回目投票を控えたフランス大統領選挙ですが、最大野党の社会党から立候補を表明しているオランド前第一書記長。
先週末に雇用創出・富裕層への課税強化などを盛り込んだ選挙公約を発表しました。

私が住む英国ではフランスの大統領選挙に関するニュースが非常に少ないので、私もあまり詳しくありません。
ただこのオランド候補は「金融業界は敵」と公言している人物であることは知っています。

*オランド候補の選挙公約に関して
ここでは為替に直接関係ありそうな事項を中心に書きます。

・財政赤字対GDP比 3%を来年度中に達成
2011年の財政赤字対GDP比は5.7%  2012年のターゲットは 4.6% 

オランド候補は銀行・企業・富裕層への課税強化を通し、マイナス景気になろうがどれだけ失業者が増えようが、来年末までに財政赤字対GDP比 3%達成を公約しました。

5年間に及ぶ大統領の任期中に達成すべき公約として

・財政の均衡化  2017年までに達成
・税収入額を290億ユーロ増加すること、それに対し歳出増加額は200億ユーロに留める
・年収15万ユーロの人に対する所得税を現行の40%から45%へ引き上げ
・銀行の収益に対する課税を強化する
・金融取引税の導入
・学校や公共施設への補助金増加
・金融機関を預金専門と投資部門に分離する

昨日のEUサミットで内容に合意した新財政協定ですが、オランド候補が大統領に当選した場合は、「新財政協定の内容変更」の必要性があると既に公言しています。
それが理由なのでしょうが、サルコジ大統領は大統領選挙終了後、フランスは新財政協定の批准をすすめると語っています。

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[ 2012/01/31 22:43 ] 売買取引 | TB(-) | CM(0)

ECBの3年物LTROについて

欧州中銀(ECB)が昨年12月より新たに導入した3年物無制限資金供給オペ(LTRO)。 第一回目のオペでは約4,892億ユーロという額の資金を500以上の欧州系銀行が受け取りました。次回は2月29日に実施されますが、果たしてどのくらいの金額になるのでしょうか?

*2倍になるという予想

昨日ロイター社がエコノミストを対象にして行った調査によると、2月29日のECB・3年物LTROによる資金供給規模は、1回目の4,892億ユーロより低い3,250億ユーロくらいになるであろう という結果が出ました。

しかし本日の英FT紙によると、次回は1兆ユーロ つまり一回目の4,892億ユーロの約2倍の規模になる可能性が指摘されています。その根拠となっているのは、FT紙が欧州系大手銀行数行に対して行った聞き込み調査によるもので、それらの銀行全てが次回2月のオペでは初回受け取った金額の2倍~3倍規模の資金を受け取る用意があることを示唆したからだそうです。

米ゴールドマン・サックスは顧客向けレポートで既にこの可能性を伝えており、1兆ユーロ規模になる可能性が非常に高いとしています。

ECBの  ドラギ総裁も「2月のLTROは相当多額の資金供給となるであろう。」と語ったともされています。

*受け取った資金の行き先

1)銀行が発行した債券の償還分

昨年12月にこのブログに書いた記事からの抜粋になりますが
2008年9月に起きたリーマン・ショックの時、資金調達目的で銀行は債券を発行した その時発行された債券は3年物が多かった  2012年に大量の償還を迎える   具体的な数字を挙げると、来年第1四半期には2,300億ユーロ前後の銀行債が償還を迎える見込み  今回の3年物オペの一部はこの償還資金に充てられるのか?

今年第1四半期には2,300億ユーロ規模の銀行債の大型償還が控えています。ユーロ圏債務危機問題の悪化を受け欧州系銀行の格下げが相次ぎ、それらの銀行が償還資金を手に入れるために市場で債券発行出来る地合いではありません。そのため、この3年物LTROから入手した資金を償還に充てるという意見

2)キャリー取引
3年物LTROは1%固定金利なので、この資金でPIGSが発行した国債(短期債が中心)を買い利ざやを抜くであろうという意見  これが継続すれば、PIGS各国の借り入れ金利が低下し、ユーロには好材料となる

3)企業への貸付に廻る
ECBによる豊潤な資金供給により、企業への貸付がより一層やりやすくなったという意見。そして1%という低金利で借り入れるので、企業への貸付による収益率が非常に良いという利点もついてくるようです。

*3年物LTROは本当に万能薬なのか?

なんだかいい事尽くめのLTROですが、問題点はないのでしょうか?

1)ドラギ総裁の言葉

"So we know for sure that we have avoided a major, major credit crunch, a major funding crisis ... Do we know that actually this money is going to finance the real economy? We don't have evidence of this yet. We have to wait. There is a lag. In the meantime, you have parts of the euro area where credit is more or less normal. You have (other) areas where credit is seriously impaired."

(12月の3年物LTROが好調であったお陰で、欧州系銀行を取り巻く)信用収縮や資金供給危機を避けることには成功した。それでは、そこで得た資金が実体経済の資金繰りに役立っているのであろうか?それを示す証拠はまだ見えてこない。時間的なタイムラグがあるので、待たなければならない。とりあえず言える事は、資金繰りが逼迫している地域もあるであろうが、ユーロ圏に限って言えば正常に近いところまで回復している



この言葉からも判るように、企業への貸付などに資金が廻っているのかを確認するには、まだ時間がかかるようです。

2)ECBのバランスシート拡大に対する懸念

担保付融資の部分が大きいので心配する必要なしという意見もありますが、今後も欧州債務危機の継続や欧州だけでなく世界的な景気減速が顕著になれば、ますますバランスシートの拡大は避けられません。

3)延命措置に過ぎない

誰がなんと言おうが、この3年物LTROは市中から資金繰りが難しくなった欧州系銀行の資金繰りを容易にするための延命措置である点は全く変わらない。いつまでもこの延命措置を続けている限り、銀行は自力で生き延びる努力を怠ってしまうのではないか?という危惧



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[ 2012/01/31 21:21 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

EUサミットを終えて

おはようございます  昨日はいつもの算数教室のお手伝いへ行った後、帰宅してから韓国ドラマのDVDを見始めてしまい、全然ニュースを追えなかった... 

昨日のEUサミット、新財政協定のおおまかな内容が決まったのはよいことでしょうが、出席した各国が様々な意見を述べるばかりで非常にこの先が思いやられるな...という印象を強く受けました。

*EUサミット決定内容

・新財政協定
単年度の構造的財政赤字対GDP比を0.5%以内に抑える義務を課す。そしてこれを加盟各国の憲法に盛り込む。赤字が上限を超えた場合、自動的に制裁金が科される。ただし’厳しい景気減速/リセッションに直面した時’などの例外的な局面は除く。

もし加盟国の財政赤字是正を怠ったと認識される場合は、欧州司法裁判所が最大GDPの0.1%に値する罰金を課す事が出来る。支払われた罰金はユーロ圏金融支援用のESMの原資として保管される

新協定は今年3月に英国とチェコを除く25ヶ国が署名  来年1月に導入予定  新協定はユーロ加盟17ヶ国のうち、12ヶ国の条約批准を経て発効される  新協定を批准した国のみが、ESM(欧州安定化メカニズム)からの金融支援を受ける資格を有する



ここでの注意点  ですが、アイルランドが新財政協定に関する国民投票をする可能性が出てきたので、 もし同国が国民投票を行い、否決という結果が出た場合、アイルランドはEMSからの金融支援を受ける資格がなくなるという内容です。

・ESM(欧州安定化メカニズム)
EMSは1年前倒しで今年7月よりスタートする。具体的な規模は3月に決定する予定

・経済成長と雇用促進
景気回復と雇用促進が最優先であるとの認識で一致。EU予算の余分資金を雇用促進に使用することになる点も確認。

・ギリシャの財政監視
EUサミットでは、ドイツが主張したギリシャの財政/予算に関して監視団を設置することに対して、反対の姿勢を示しました。仏サルコジ大統領、ユーロ・グループのユンケル議長、オーストリアの首相などが強く反対しました。

*サミット内容を見て感じたこと

一番最初に思ったのは、ドイツ型の’新財政協定’内容が固まったため、EUの財政統合へ1歩前進したな...ということでした。しかしこれが’ドイツ式’であるがために、果たして加盟国が厳守出来るのか?物凄い疑問が残ります。

それに加え、この非常に厳しい財政協定は、ユーロ加盟国の金融支援のためにいままでずっと多額の財政負担を負ってきたドイツの有権者に対する政治的ジェスチャーに過ぎないのかな?とも思いました。

サミットでの決定事以外ではIMFが欧州各国に対し、ユーロ救済資金に対する救済金捻出に積極的になるよう呼びかけました。この呼びかけの本当の意味は、欧州が資金を出さない限り、2月に予定されているG20会合でG20加盟国に対して金融支援の負担を御願いできないからでしょう。



個人的には昨日のサミットの席で、ESMの規模を決定すべきだったと思っています。現在EMSは5000億ユーロという規模ですが、7500億、又は1兆ユーロまで拡大するとも言われています。もし昨日のサミットで1兆ユーロなどという大型救済資金が確定された!というニュースが出れば、現在市場の攻撃に合っているポルトガルの長期金利が下がったかもしれず、市場が安心感を持つ事が出来たでしょう。

しかしいつものことですが、最終合意は3月まで先送りされました。


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[ 2012/01/31 19:36 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

RBS銀行CEOへの賞与

ギリシャやポルトガル問題に時間を割かれてしまい、英国内で起きている問題を紹介する時間が全く取れないまま今日まで来てしまいました  

1月末から2月末にかけて金融街:シティーではボーナス・シーズン  となります。シティーで働く人達にとっては、いろいろな意味で ’ここからの自分の将来’ を考える時期にもなります。

そのボーナスを巡って、英国ではこの2週間ほど大きな議論  をかもし出しました。それは、政府(国民の税金)が82%所有しているRBS銀行CEOに対するボーナス支給の是非についてです。

*ヘスターCEOへのボーナス支給に関する問題

2008年9月のリーマン・ブラザーズ倒産の翌月に英系金融機関に対し公的資金注入を発表した英政府。 その時に救済を求めた銀行のひとつがRBS銀行でした。

この公的資金注入と同時にRBS銀行の建て直しを最優先した英政府は、100%国有化されたノーザンロック銀行の建て直しを成功させたスティーブ・ヘスター氏をRBS建て直しプロジェクトの筆頭に備えました。

ヘスター氏はその後思い切った人員削減などを断行し、相当の評価を得ていたんですよね。

*半国有銀行職員に対するボーナス支給の是非

しかし自分達の税金で倒産を免れた銀行の職員が高額のボーナスを得ることに対する国民の怒り  はもとより、英政府も筆頭株主としての権限を行使し、公的資金注入した銀行(RBS,ロイズ銀行)職員に対するボーナス抑制を声高に叫んだ  のです。具体的な数字を挙げますと、現金で支給されるボーナスの上限は2,000ポンドまで  と政府は宣告しました。

私もシティーで働いていましたが、通常銀行のボーナスは現金の部分はそんなに多くなく、自社株をドッと支給されます。そして支給された自社株をを売却し現金化できるのは、早くて18ヶ月~2年後という期限付き。それに加え、もしその期限内に退職する場合は株式を売却する権利を失います  つまりボーナスはゼロとなるんですよ....  
(もしかしたら、今はその制度が変わっているのかもしれませんが、私の時はそうでした)



業界話しになってしまい申し訳ありませんが、ボーナスがすべて現金で支払われていた時代は、自分のボーナスが口座に入金されたのを確認したらすぐに辞表を出し、もっと条件のよい銀行へ転職する人達が後を絶ちませんでした。ボーナス持ち逃げや優秀な人材の流出を止めようと知恵を絞った銀行は、先ほど書いたような条件をつけて、ボーナスを自社株で支給するようになっていったのです。そうなると、どうしてもその優秀な人材が欲しい他の銀行は、(その人が銀行を辞めればボーナス支給額がゼロになるので)その人のボーナス分を上乗せした金額を提示しなければなりません。

話しがずれましたが、ヘスターCEOのボーナスも全額RBS銀行株で支払われる予定となっていました。これにより、RBS銀行が努力し株価を上げることに成功すれば、当然ヘスターCEOだけでなく他のRBS職員のボーナス手取り額も増えるという意味です。

*高額ボーナスに対する反感

RBS銀行はこのボーナス支給に先駆けて、投資銀行部門の3,500人解雇を発表しました。過去2年間の間に同行は3万人の人員削減を断行しており、そのうち22,000人は英国で実施されています。

これだけ多くの職員を解雇しなければならないのに、CEOが100万ポンド弱のボーナスを受け取るとは何事か!という議論がずっと続いていたのです。そしてもともと英国内では銀行員に対する高額ボーナス支給を全く快く思わない風潮がずっと続いていたので、尚更国民感情を逆なでしたとも言えるでしょう。

RBS fat cat
この写真はロンドンのRBS本社ビルの前でネコの着ぐるみを着て、太い葉巻を吸う真似をして’高額ボーナス支給’に抗議する人です。いわゆる’fat cat with cigar'をもじっての抗議でしょうね

*ヘスターCEO,ボーナス返却を発表

とうとう本日、ヘスターCEOご本人がボーナスは受け取らず返却すると発表しました。



この決断を巡り、政治家/国民/産業界では様々な意見があります。

政治家や国民は声をそろえて「当たり前の行為である。そもそもこれだけ高額のボーナス支給という文化自体が間違っている」という内容で統一されています。

しかしこれに対し、産業界や金融業界では「ヘスター氏はRBSの建て直しを任務として雇われた人間で、RBSが国有化される原因となった本人ではない。彼の手腕は素晴らしいもので、今回のボーナス返却後に同氏がRBSを辞めてしまった場合、ここからRBSを立て直せる人物は他にいない。」と心配の声が挙がっています。

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[ 2012/01/30 21:39 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

アイルランド・欧州担当相発言

アイルランドのクレイトン欧州担当相が本日のアイルランドのラジオでのインタビューでとんでもない発言しました 

「if voters opposed the new fiscal treaty, the country would probably have to leave the eurozone」
もし(国民投票が行われ)アイルランド国民が新財政協定に反対した場合、アイルランドはユーロ圏から離脱を余儀なくされるだろう

*日曜日の世論調査結果

ビジネスポスト日曜版が1000人を対象に行った世論調査の結果

・72%の人が、新財政協定に関する国民投票実施を希望

もし国民投票を行ったら
・40% 新財政協定を支持
・36% 新財政協定に反対
・24% まだわからない

*ケニー・アイルランド首相は.....

まず月曜日のEUサミットで承認される予定である新財政協定の内容を確認  政府付きの弁護士団に対して、アイルランド憲法が定めている「国民投票実施義務」とてらしあわせ、承認された「新財政協定」の内容が国民投票の義務に値するものであるか否かを調べてもらう  もしその結果、国民投票が必要という結果が出なければ、国民投票実施は ない。

現在のところ、’’国民投票が必要か、必要でないか’’がわかるのは約2週間後とされています。

野党:シン・フェイン党は、弁護士が必要とする/しないにかかわらず、国民の7割以上が国民投票実施を望んでいることを重視すべきであると主張。万が一ケニー首相が「国民投票実施の必要性なし」と判断した場合はアイルランド最高裁へ訴訟をおこすと息巻いています。

過去に実施されたアイルランド人の国民投票では、リスボン条約批准否決 ということも起きています。ここ数週間はギリシャだけでなく、アイルランドからも目が離せなくなりました 

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[ 2012/01/30 20:14 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

EUサミット

おはようございます  本日の最高気温は3度、現在2度ですが寒い 

*EUサミット開催

本日14:00GMTより開催予定のEUサミット。現在判っている主要テーマは3つ

1)新財政協定
2)ESM(欧州安定化メカニズム)
3)経済成長と雇用促進


1)新財政協定
財政規律の強化を主眼とした新財政協定の内容を絞り込む予定。現在伝わってきている内容ですが、財政均衡を目的としているのですが、メルケル首相のインタビューでも語られているように EU司法裁判所の権限が相当拡大される様子です。今のところ、EU司法裁判所の役割分担としては、財政赤字対GDP比が設定されたターゲットを超えてしまった国に対し罰金を課す権限を与えられるとされているようです。

一部の内容変更はあるでしょうが、大まかな内容は本日中に承認され、3月に合意/調印される運びとなっています

英ヘイグ外相は先週金曜だったかのインタビューで「英国政府付き弁護士団が調査した限り、現在のEU条約ではEU司法裁判所が加盟各国の財政・予算政策を監視する権限を与えることは違法とみなされる。しかし月曜日のEUサミットでは、園点に関して英国は異論を挟む予定はない。英国だけでなく世界が最も望んでいることは、ギリシャをはじめとするユーロ圏債務危機問題の一日も早い解決である。それを妨害する行為は、英国は行うつもりはない。」と発言しています。

つまり本日EUサミットに出席するキャメロン首相は、12月のサミットのように拒否権を発動して、’’審議をストップさせないよ’’ということなのでしょう....

2)ESM(欧州安定化メカニズム)
5000億ユーロ規模となる恒久的な金融支援制度ESMの開始時期を1年前倒しして今年7月から稼動することになるようです。今までユーロ加盟国の金融支援に使われていたEFSF(欧州安定化基金)もESMと平行して存在しますが、ユーロ加盟国の中では ESMとEFSFを統合し総額7500億ユーロ規模の基金とする意見と、2つは別々に平行して存在させる意見とに分かれています。

3)経済成長と雇用促進
2007年度~2013年度のEU予算から200億ユーロ相当の資金が捻出される予定となっており、この資金を使いEU域内の雇用促進プログラム(特に若年層の失業対策)に充てる予定だそうです。

加盟各国に於ける経済成長促進の手段には、いろいろな考え方があります。 ですので、簡単に結論が出るとも考え難いと私は思っていますが.....

*ギリシャ関連

先週から継続している債務交換交渉ですが、未だに最終合意がなされていません  本日のサミットは14:00GMT からですので、それまでには間に合わないと言われています 

日本でも既に報道されているでしょうが、この週末に「ギリシャがグズグズしているのなら、欧州委員会がギリシャの財政・予算政策をコントロールする用意が整った」 という内容の報道がされ、ドイツのなんとかいう大臣も100%賛成  しました。この報道を受け、ギリシャのベニゼロス財務相は怒りの記者会見  をしてます。

まぁ気持ちは判るのですが、2年もギリシャギリシャと騒がれているのを聞いている私達も疲れてきた訳なのよね...  判ってるのかね、ギリシャの方達は....

*ベルギー、大型ストライキ

本日EUサミットが開催されるベルギーでは、各組合が20年来の大型ストライキに今朝、突入しました。
ベルギー駅
これはベルギーでも混雑で有名な駅の今朝の様子です。ハトが一羽プラットホームにいるだけで、人っ子一人いません。空港でも一部の国際線はキャンセルされているようです。

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[ 2012/01/30 19:10 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

イランの決断

*イランの決断

欧州のイラン産原油輸入禁止措置の決定 を受け、イラン議会は日曜日に欧州に対する原油輸出を完全停止する法案を協議するそうです。合意されれば、早ければ来週から欧州向け輸出がストップするとのこと。

ホルムズ海峡
(ホルムズ海峡)

この発表を受け原油価格は若干上昇

*ギリシャ債務交換交渉、合意が近いのか?

今まで何十回も「合意間近」と聞かされていただけに、完全に狼少年化してきています....

現在わかっている点は

・民間部門に適用されるヘアーカット率は70%  となる見込み  民間代表団の代表の一人である独ドイツ銀行総裁がTVに出たらしく、そこで「民間部門が受け入れる損失(ヘアーカット)は70%となる見込みである。」と発言した模様
・昨日に続き、本日もギリシャ時間午後6時30分より、パパデモス首相と民間代表団のダラーラ氏が会談を持つ予定

たった今、ギリシャと民間側両方の弁護士達がギリシャ財務省の中で法律面からの協議を重ねていると伝えられています。

*ダボス会議

先ほどTwitterでつぶやきましたが、ダボスで独・仏各財務相、そしてレーン欧州委員会委員長の3人が「ここからのユーロ圏の将来」についてパネル・ディスカッションしています。どんな発言が飛び出すか判りませんが、ユーロの動きに注意して下さい。まぁ、常識的に考えればユーロ売りに繋がる発言が出るとは考えにくいですが..... 

たった今、レーン委員長が「ギリシャ債務交換交渉は本日又は明日土曜日までに合意に達する。」と発言したみたいです。これが本当なら月曜日のEUサミットに間に合う 

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[ 2012/01/27 19:52 ] 政治 | TB(-) | CM(4)

経済成長支援と雇用促進の強化

*今後の課題

この記事でメルケル首相の言葉として書いた 「経済成長支援と雇用促進の強化」が今後世界的な重要課題  となりそうです。

つい先ほど発表されたスペインの2011年第4四半期の雇用統計ですが、
・失業者総数: Q3 490万人  Q4 530万人 
・失業率: Q3 21.5%  Q4 22.8%

とうとう失業者数が500万人の大台に乗ってきました。Q4失業者数予想は540万人だったので、実際の数字が530万人と予想より若干良かった(?)ことを受け、特にユーロ売りに繋がってはいません。

しかし予想より良かった!と喜んでいられない  のは事実でしょう。1月末のEUサミットでは、「新財政協定」だけでなく、欧州特にユーロ圏に於ける経済成長支援や若年失業者対策などについても話し合われる予定になっています。一部の報道では、EU予算から「失業対策補助金」をどうにか確保し欧州投資銀行(EIB)を通じて雇用促進策を発表するのではないか?という話しも出ているようです。

*経済成長に関して

ここで問題となるのは「どのようにして、国の経済成長を向上させるのか?」についての考え方です。

日本を例に取ると、公共事業など財政出動による景気対策がまず頭に思い浮かびます。

しかしドイツでは、そういう考え方を一切していないようです。今回のユーロ圏債務危機を巡り、ここから域内の経済成長を確固たるものとするには「財政規制の徹底を構造的改革」を徹底するというのが’’ドイツ式’’

ところが、フランスはというと「税制や規制を統一し、域内の不公平をなくす」つまり全員が同じ土俵に立って競争しようよ!という訳です。具体的に言えば、法人税率はアイルランドだけが優遇されており、フランスはこの点を何度も突っついてきました。フランスは現在でも、法人税の安いアイルランドが一人勝ちしていると考え、フランスにビジネスが来ないのはそれが最大の理由だと言わんばかりです。
金融機関に対する規制を取れば、英国はフランスよりもより厳しい規制を英系銀行に課す予定となっていますので、将来は英系銀行の方が仏系銀行より資産内容やクレジットの面から言ってもより安全となる可能性が高まります。フランスはこれが気に入りません 

英国、スウェーデンや北欧各国の考え方は、経済成長は域内の自由貿易合意などを通してお互いの競争率を高め生産性の向上を目指すやり方を挙げています。

それぞれ皆、違う考え方を持っていることを考慮すると、今度もそう簡単に「経済成長支援方法」がまとまるとも考えにくいのかもしれません 

*欧州中銀(ECB)貸し出し状況

ECBの昨年12月の貸し出し状況が発表されました。

・民間部門への貸付: 12月 +1.0%  11月の数字は+1.7%、10月の数字は+2.7%となっており、減少傾向にあることが確認されました 

・金融機関以外の企業への貸付: 12月+1.1%  11月の数字は+1.6%、10月の数字は+1.8%となっており、ここでも減少傾向にあることが確認されました 

・ユーロ圏に於けるマネーサプライ: 12月+1.6%  11月の数字は+2.0%、10月の数字は+2.6%、9月は+2.9%となっており、これまた減少傾向にあることが確認されました 

*  ドラギECB総裁、ダボスでのスピーチ

本日13:15GMTから、ドラギ君がダボスでスピーチをします。何を話すのか判りませんが、これは注目に値すると思っています。

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[ 2012/01/27 19:19 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

イベント盛りだくさんの一週間

2010年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりましたセントラル短資FX(株)さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、2011年4月より隔週金曜日に マーケット・ビューでも連載させて頂く事になりました 

早いもので今月もそろそろ終わりに近づいています。予想通りかなり荒れた相場展開となっていますが、皆さん頑張っていらっしゃるでしょうか?

年明けからギリシャを舞台とした債務危機問題が主要テーマとなっており、一日も早い解決策が期待されることは言うまでもありませんが、今週は欧州以外の国でも数々の出来事が起こりました。

本日のコラムでは、今週を振り返って「ここからの相場展開」 を考えてみようと思います。

いつもより長めの記事ですので、とうぞごゆっくりお読みください 

このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください! 
よろしく~

最後になりますが、このリンク  をクリックして頂くと私が書いた全ての過去記事が読めますので、是非ご活用下さい 
[ 2012/01/27 17:54 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

ポルトガルを取り巻く環境

*ポルトガル国債利回り高騰 

この記事でも簡単に紹介しましたが ’ギリシャの次’の標的  はポルトガルとなったようで、本日も同国の国債利回りが高騰しています。

5年債 PIGS
これは30分くらい前に英FT紙オンラインに載ったものですが、昨年12月に欧州中銀(ECB)が3年物無制限資金供給オペを実施してから現在までのPIGS各国の5年物国債利回りの変化です。
これを見ると非常に判りやすいのですが、3年物供給から現在までの1ヶ月ちょっとの間、ポルトガルを除く全てのPIGS各国の利回りは低下  することに成功していますが、ポルトガルの金利だけ下げられず逆に上がってしまっています。ギリシャまで下がってるので  これはヤバイっす

*どうしてポルトガルが標的となってしまったのか?

公的債務残高対GDP比  ギリシャは大体180-190%に対し、ポルトガルは111.8%
5年物国債利回り  ギリシャは51.31%  に対し、ポルトガルは18.05%
今後5年以内にデフォルトする確率は?(CDS)  ギリシャの90%に対し、ポルトガルは68%

どれをとっても、ポルトガルの方がずっとマシだ!ということが判りました。それでは、どうして今 ポルトガルなのか 

一番簡単で判りやすい理由は、「ギリシャも9ヶ月前は、現在のポルトガルと同じ程度の長期金利レベルだった  つまりあと1年も経たないうちに、ポルトガルは現在のギリシャ同様の状態に置かれるだろう  という見解

そしてもっと恐い  ことに、’’ギリシャが9ヶ月前に現在のポルトガルと同じレベルに長期金利が達した時点から、将来ギリシャはデフォルトするであろう’’ という憶測が市場を駆け巡ったからのようです。

A-portugese-broker.jpg
(あるポルトガルの銀行のディーリング・ルームの写真)

*ポルトガルのロビー・グループからの発言

ポルトガルで非常に影響力のあるロビー・グループは、「現在ポルトガルにあてがわれた780億ユーロ規模のEU/IMFからの金融支援では足りず、第二弾追加支援として300億ユーロほど必要になるだろう」と発言した様子です。


*アイルランド、追加証拠金比率引き下げ 
欧州の清算・決済機関LCHクリアネットはアイルランド国債10年物取引の際に必要な証拠金の比率を45%  35%に引き下げました。



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[ 2012/01/27 07:59 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

推奨取引

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[ 2012/01/27 02:49 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

ギリシャ緊急閣僚会議

*ギリシャ緊急閣僚会議

たった今入ったニュースですが、パパデモス首相は12名の閣僚を招いて、ギリシャ債務交換交渉に関する最終的な話し合いを行うそうです。今夜8時から代表団のトップと会談するのでギリシャ政府としての最終条件を協議するのかもしれません。

*ギリシャ時間夜8時

本日もギリシャ政府と民間部門との交渉は継続されていますが、今夜8時にパパデモス首相と民間部門代表のIFFダラーラ専務理事が会談するそうです。

昨日泣き別れ  に終わった新発債の表面金利に関してですが、一番新しいニュースでは’ギリシャが提示した3.50%と民間側の4.0% 中間をとって3.75%という数字が提示された?とされているようです。

ただしギリシャの一部の新聞では、「クーポン3.75~3.80%で合意する際の条件として、公的部門つまり欧州中銀(ECB)の参加を挙げている」 としています。

ECBが本当に参加するのか微妙なところですが、こればかりは結果が出ないと判らないですね。

*お尻に火が付いたポルトガル 

10年物国債利回り 15%台乗せ
5年物利回りは20%台乗せ
ヤバイっす 

*メルケル首相、訪中決定

今朝ですが、メルケル首相が2月2~3日にかけて中国を公式訪問するというニュースが流れていました。
この忙しい時に中国かよ?と思ったのですが、よ~~~く考えたら2月にはメキシコでG20があります。もしかしたらG20前にわざわざ訪中する理由は、ユーロ圏債務危機の救済資金増強としてのIMFに対する増資を御願いするのでしょうか?

下の記事に動画をつけましたが、作日のメルケル首相のダボス・スピーチを私は最初から最後まで全部聞きました。物凄く力が入った演説でした。本日昼前に英キャメロン首相が同じくダボスで行ったスピーチですが、内容は濃いのですが、メルケルさんの’’心から訴えている’’スピーチとは一味違うかな?と感じたのは私だけではないでしょう。

キャメロン首相の演説も素晴らしい内容、特に質疑応答の部分は良かった~!と素直に思えるのですが、スピーチの途中の語り口が’’こうした方がいい、ああした方がいい’’という提案を少しだけ押し付けがましい言い方で語っていたかもしれないな...という印象を私は受けてしまったのです。欧州の人間は他人から’’ああしろ、こうしろ’’と言われるのを非常に嫌います (アメリカはどうなのか私は知りません) 。いくら言ってる事が正しい最もな内容でも、EUサミットで拒否権発動した’’外者’’からああしろこうしろととやかく言われたくないんだよ!と思った参加者がいたのかな?とチラッと思ってしまった私でした。

Watch live streaming video from worldeconomicforum at livestream.com

昨日のメルケル首相のスピーチの中で、彼女はメキシコG20にも触れており、そこでは「G20会合ではGrowthとEmployment(経済成長支援と雇用促進の強化)を中心に協議する」とはっきり仰っていました。

*昨日のFOMCの結果

これに関しては、隔週金曜日に書いている セントラル短資FX(株)さんのコラム記事 で詳しく書かせていただきます。

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[ 2012/01/27 00:03 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ECBの身の振り方

おはようございます 
今朝は早い時間に衛生歯科の予約が入っており、あと10分で出かけなければなりません。
帰宅後、あらためてゆっくり記事を書きますのでよろしく!

*ギリシャ債務交換交渉再開

本日民間代表団から2名だけがアテネ入りし、債務交換交渉が再開するようです。
この記事の一番下のところに書いたのですが、未だにギリシャ政府と民間側との間で新発債の表面利率に関して合意がなされていません。

しかし本日の交渉再開に先駆けて、あらためて注目 を浴び始めたのが欧州中央銀行(ECB)です。

*ECBの身の振り方

この記事の一番最後「ECBの立場」でも書いたように ECBは今回の債務交換交渉には参加していません。

そもそも債務交換交渉が行われる事になった目的は「ギリシャの公的債務残高対GDP比を2020年までに120%へ下げる」ことでした。既存のギリシャ国債の18%を保有していると言われるECB抜きで、この目標は達成可能なのでしょうか?

ECBが参加しないということは、それだけ民間部門が受け入れる「損失」は大きくなり、その一環として新発債の表面金利は低くならざるを得ません。だからギリシャ政府は3.5%以下という金利を主張し、それに対して民間側は4.0~4.2%という主張を譲らないのだと思います。

*ラガルド発言

"If the level of Greek debt held by the private sector is not sufficiently renegotiated, then public sector holders should also participate"
(ギリシャ政府と民間側とで行われているギリシャ債務交換交渉がスムーズに運ばなければ、(債務削減を徹底するために)公的機関も参加すべきだ)

これは誰の発言だと思われますか 

 ラガルドIMF専務理事なんです。もちろん彼女の発言には法的強制力なんてないでしょうが、ECBは相当プレッシャーを感じて当然でしょう。

事実本日フランクフルトで開かれるECB理事会では、「ECBは’自発的に’債務交換をするつもりは一切ない!しかしCACsが適用され’強制的’に参加させられるような状況になった場合、どないすんねん?  」を話し合われると噂されています。

あ~~~~~~~~~ もう時間がない~~~~~ 予約に遅れる~~~~~~~~

帰宅後ゆっくり書きますが、もし強制なんてことになると、現在ECBが行っているユーロ加盟国の国債買い支えプログラムの中断などが起こる可能性が出てきます。そうなると今までECBが支えてくれたからどうにか金利を低く押さえていられたイタリアやスペイン、ポルトガルなどの国債金利がグイグイ上がるのでヤバイよ

ダメ、もう行きます。また後で

*メルケル首相、ダボス入り




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[ 2012/01/26 19:17 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ソロス発言

ダボスからソロスさんの発言がいくつか聞こえてきました

・ユーロ圏債務危機は、ユーロ加盟国の弱小国をまるで'発展途上国’のような立場に落としこめた。ドイツがまるで独裁者であるかのように発言力を高めているが、いかなる’危機’に於いても資金の出し手が運転席に座り舵取りをすることは当然である。

・ギリシャはデフォルトにおちいる一歩手前まで来ており、その結果としてユーロ圏から締め出されるかもしれない。問題は(ユーロから脱落すること自体ではなく)その後どのような方向へギリシャという国が進んでいくかである。

・ECBが取った行動は銀行間の資金供給に大変役に立ったが、債務で苦しむ国に対する解決策にはなっていない。ユーロは存続する使命にある。理由は、万が一ユーロが崩壊したら欧州はメルトダウンし、世界経済はそれを支えることが出来ないからだ。

・英国は先ほど2011年Q4にマイナス成長となったと発表した。ここから景気回復を望む声が強いが、それを望むのは現実的でない。たしかに英国はユーロに加盟していないので、その点はラッキーだ。

・ここからのユーロの行方は非常に暗い。そこに住む有権者が現状に対しここまで不満を抱き始末に負えないと考えているという点を考えると、欧州連合というものは非民主的であるという極限に達したのかもしれない。自分達が引き起こした問題に対して自分達で解決策が見出せないということも民主的でない。


また追加があれば書きます 

追加:

・構造改革だけでユーロ圏債務危機が解決出来ないのであれば、ユーロ共同債構想は危機解決に不可欠なものである。

・2007年から始まった世界金融危機に対し、欧州当局はことごとく間違った対応策を選択した。いかに金融市場が機能するかを全く無視したやり方であったと言えよう。

・ドイツが推し進めようとしている財政規制は欧州各国をデフレ・スパイラルに陥らせるであろう。もし欧州圏経済が(ユーロ崩壊などにより)太刀打ち出来なくなったら、各国は政治統合とは全く逆の方向へ進まざるを得なくなる

・パドアスキオッパ氏(イタリア前経済・財務相、欧州中央銀行元理事)が生前提唱していた案に大賛成である  その案の内容ですが、債務危機で苦しんでいるユーロ加盟国の短期債をEFSFが買い取るというもの。

ECBが行った3年物を含む無制限資金供給オペは、イタリアやスペインの国債利回りを下げる効果を生み出した。しかしパドアスキオッパ氏の提案は財政再建の即効薬となる



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[ 2012/01/25 22:56 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

メルケル独首相へのインタビュー

英ガーディアン紙と欧州の主要紙5紙が行ったインタビューが先ほど発表されました。その中で同首相はギリシャへの金融支援に対して初めて「機能していない」   と語っていることが判りました。

*主な発言内容

・ギリシャ
ギリシャへの過去2年に渡る金融支援は機能していないと認めるしかない。ギリシャ政府や世界的な機関が一生懸命努力しているにもかかわらず、同国を取り巻く環境は安定していない

・金融支援への出資に対して
今回の危機が起きた根本的な問題点を解決せずに、何十億ユーロという金額をポンポン支援金として手渡すことは無意味である。ドイツが永遠に救済資金を出し続けるとでも思っているのであれば、それは間違いだ。そしてドイツが無理をしてまで救済資金を出し続けるという行為はEU自体にとっても有益ではない。

・欧州司法裁判所 (European Court of Justice ECJ)
将来的にはECJがユーロ加盟17ヶ国の予算や財政状態を監視する権力を持つ事となるであろう

・欧州政治統合
将来的には欧州がひとつの政治的共同体となり、中央政府が欧州全体の決定を下す形へと変化し、加盟各国の国家権力は制限されることとなるであろう

・ドイツ式の財政政策
昨年12月のEUサミットで提案された「新財政協定」の内容は、ドイツ式の厳しい財政規制に添った内容となる可能性を示唆。

ドイツ式の財政規律を適用することだけでなく、「新財政協定」を巡る話し合いに関しては、ユーロ加盟国内からも不満の声  が出ています。
ユーロ圏だけでなく欧州全体が必死で危機解決に向かって努力しているのに、ドイツの政治家はこれはダメ!あれもダメ!と不満ばかり述べ、’自分達のやり方’をある意味強制的に押し付けてくる。こんなドイツの政治劇につきあう時間はない という内容みたいです。

他の意見としては「新財政協定」は即効性に欠ける点を危惧する声も聞かれています。これはあくまでも中期的な対策であり、明日どうなるか判らないギリシャ救済には即効性なし!

・負債
欧州各国が抱えている負債を欧州全体で共有するということは、欧州統合が完全に機能してからでないと実現しない。それには先ほども言ったように欧州司法裁判所 (European Court of Justice ECJ)が加盟国の予算や財政状態を監視する権力を持ち、欧州がひとつの財政政策を持った時、初めて可能になるであろう

・英国について
私は英国は今後もEUに残りたいのであると信じている。27という全ての国がひとつになることは難しいことであるが、努力して英国も含めた27ヶ国全体のバランスを取りたいと考えている。

イギリスに住んでいる私が見る限り、英国はメルケル首相が語った「欧州中央政府」が英国の財政などを決定することを望んでいるとは思えません....

*メルケル首相の写真

メルケル首相 手

本日のインタビューとは全く関係ないのですが、こんな写真を発見しました。
メルケル首相の手の形に注目 
この手の形にどういう意味があるのか知りませんが、これって癖なんでしょうね....

私がそれ以上に驚いたのは、同じ形の上着を一体いくつお持ちなのか?


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[ 2012/01/25 21:26 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ソロスさんの昼食会スタート

10分くらい前から、ソロスさん主催のダボス恒例昼食会がスタートしたようです。

ソロス 昼食会

要人発言が飛び出すかもしれませんので、気をつけましょう 
[ 2012/01/25 20:43 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

英Q4GDP速報値を見て

*英国の2011年GDP

先ほど2011年Q4GDP速報値が発表されました。予想の-0.1%を若干下回る-0.2%(前期比)
そして2011年英国のGDPは+0.9%という結果となり、2010年の+2.1%から大きく落ち込んだことが確認されました。

*各セクター別の動き

英統計局の発表内容の資料によりますと

・建築業
Q4は-0.5%(前期比)、+1.3%(前年比)  ちなみにQ3は+0.3%(前期比)

前年比で大きくプラスになっているのは、2010年12月は大雪だったため、建築業界は最大の打撃を受けたからだと思います。

・ホテル、レストラン
季節調整済みの数字ですが、Q4は-0.5%(前期比)+0.7%(前年比)  ちなみにQ3は+0.2%(前期比)

・運輸関連
季節調整済みの数字ですが、Q4は-0.1%(前期比)  ちなみにQ3は+0.3%(前期比)

・ビジネス・サービスとファイナンス
季節調整済みの数字ですが、Q4は±0%(前期比)、+2.1%(前年比)  ちなみにQ3は+1.2%(前期比)

・その他のサービス
季節調整済みの数字ですが、Q4は+0.4%(前期比)  ちなみにQ3は+0.6%(前期比)

・製造業
Q4は-0.9%(前期比)

・鉱工業生産
Q4は-1.2%(前期比)  ちなみにQ3は+0.2%(前期比)

・電気・ガス販売
Q4は-4.1%(前期比)

*エコノミスト達の反応

Q4マイナス成長発表を受けて、シティーの金融機関やシンクタンクのエコノミストの感想はと言うと、意外に強気 
2011年Q4のマイナス成長は一回限りのものになるとみる人や、最悪の場合はQ4~2012年Q2まではマイナス成長になったとしても、それ以降はなだからかな回復が見込めるのではないか?という意見がほとんど

*どうしてそんなに強気になれるのか

IMF world GDP

昨日IMFが発表した世界経済見通しの内容が、これらエコノミスト達の’’自信’’の表れなのではないか?と私は勝手に勘ぐっています。

上の図は昨日発表されたGDP予想ですが、欧州各国の2012年GDP予想を見ると、イタリア -2.2%、スペイン -1.7%、ユーロ圏17ヶ国全体 -0.5%、そしてプラス成長国として、フランス +0.2%、ドイツ +0.3%と並び、一番強いGDP予想は他でもないこの英国 +0.6%となっています。

私個人の意見としては、こんなどんぐりの背比べで一番になったとしても、実際の数字は+0.6%と非常に低い数字であることには全く変わりはありません。ただイギリス人にしてみると、「ドイツより強い英国     」 にエライ気分良くしているのかもしれません。

目を欧州の外に向けてみれば、米国 +1.8%、日本 +1.7%、世界平均 +3.2%となっており、英国の+0.6%なんて吹けば飛ぶような数字であることには何も変化なし

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[ 2012/01/25 20:22 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

ダボス会議

*世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)

本日午後というか夕方にダボス会議のオープニング・セレモニー  が行われます。
そこで最初のオープニング・スピーチ  をするのは、他でもない独メルケル首相。

思い起こせば、2007年夏に起きた米サブプライム問題から5回目のダボス会議となります。
2008年は「サブプライムの影響を銀行業界は乗り越えられるのか?」という心配顔 
2009年になると「リーマンが倒れた。一体世界はどうなっちゃうのか?」というパニック状態 
2010年は「峠は越したと思うので、ここからは徐々に回復するのかな?」という疑心難儀顔 
そして昨年2011年は「よし!ヨーロッパさえ頑張れば、大丈夫だ!」という自信 

しかし今年のダボスは欧州発債務危機問題で埋め尽くされると思っています。

*ソロスさんの昼食会 

ダボス会議では恒例のソロスさん主催の昼食会が本日開かれます。
そこでの話題はやはりユーロ圏債務問題だと私は思っています。

ソロスさんが昨日行ったコメントは非常に悲壮感漂うものでした。そこでは経済や財政的なダメージだけでなく、この地域に住む国民によるデモや暴動などの社会不安も含まれていたのが印象的。

思い起こせば昨年ギリシャでは連日ストや抗議デモが繰り返されていました。英国はユーロ圏ではありませんが、昨年夏に起きた暴動を忘れている者はおりません。そして今、イタリアで大きなストライキが起きており、ますます拡大する気配すら感じられます。

こういう行為は単に社会不安を招くだけでなく、それによる経済的損失は計り知れないでしょう。財政再建のために是が非でも経済成長率を向上させたい欧州各国なのに、結果としては逆の現象が起きていることになります。


英GDP速報値に関しては次の記事で書きます!

ごめん、書き忘れてた 

ダボス会議に参加している人達は各TV局やメディアからのインタビューを受けます。そのため、彼らの発言により市場が予期せぬ動きをすることが考えられますので、十分にご注意  下さい。

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[ 2012/01/25 18:49 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

注目の英Q4GDP

おはようございます

あと15分で 2011年第4四半期英GDP速報値発表です。
これと同時に今月の英中銀金融政策理事会(MPC)の議事録も公開されます。

*GDP

予想は-0.1%(前期比)
この「マイナス予想」は先ほどからの急落で既に織り込み済みと思っています。

*議事録

市場では来月のMPCでQE2増額(500億ポンド)予想をしています。
ただ昨日キング総裁が行ったスピーチでは、もしかしたらもっと多額の増額になるのかしら?と思わせる発言をしているので、本日の議事録内容は要注意


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[ 2012/01/25 18:17 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

S&P発言

*S&P発言

ゲ~~~~~~~~~~~ 

John Chambers, managing director of sovereign ratings at Standard & Poor’s, says Greece will likely be downgraded to "selective default".

格付け会社S&Pの偉いおっさんが、ギリシャは「選択的デフォルト」となる可能性が高い   と発言  詳しい内容はまだ判らないのですが、現在S&Pのギリシャ格付けは「CCC」だった筈

選択的デフォルト、つまり "selective default"は、それぞれの頭文字をとって 「SD」という格付けになると勝手に理解してます。違ってたらゴメン 

たぶんこのユーロのドスンという下げはこの発言を受けてかも 

追記:

Having a default within the EU does not necessarily destroy the credibility of the union. We believe a Greek default may not have a domino effect in the eurozone.

EU加盟国がデフォルト宣言をしたとしても、欧州連合自身が信用性をなくすとは必ずしも言えない。
ギリシャがデフォルトした場合、それがユーロ加盟国にドミノ式に’’飛び火’’するとは考えていない。

追記その2:

たった今、英ガーディアン紙が載せた短いコメントですが、S&Pのおっさんの追加発言として

「SDという格付けは市場が恐れているほど最悪のものではない。ギリシャの格付けがSDとなったとしても、その後の財政政策が正しいものでありさえすれば、ギリシャは将来自力で国債を発行して国を運営していけるようになる。」と付け加えた様子です。

でもこれってちょっと変じゃない?そもそもちゃんとした政策を今まで遂行してきたのであれば、SDなんかにならなかったということなんだから.....

と書いているうちに、家の前の水道パイプ亀裂の修理屋さんが大きな車に乗って来ました。なんだか私が説明しなければならないようなので、一旦この記事を更新します。

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[ 2012/01/24 23:30 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

イタリア関連

*トラック、タクシー運転手による抗議ストライキ

連日このブログでも紹介していますが、本日もトラックが高速道路の入り口を封鎖しエライコッチャ状態になっているそうです。

伊トラックスト

モンティ首相は本日のEU財務相会合に出席し’ここからのイタリアの財政再建策の進行予定を説明’していますが、その内容に反対しているタクシー運転手さん達は徒歩による抗議デモへと拡大した様子

イタリア タクシースト

*モンティー首相、渡米 

2月9日に米オバマ大統領と今後のイタリア財政再建策、そしてユーロ圏債務危機を巡る欧州の対応策を協議するため、モンティ首相はアメリカへ飛びます。

*すみません、ギリシャ関連をひとつだけ.... 

昨日のユーロ圏財務相会合で合意されなかったギリシャ債務交換交渉 

昨夜の時点でギリシャ関係者は「最終合意は2月13日までに必ず取り付ける」と語り、関係者は’’あ~~、またか....’’  と呆れ顔になりました。今朝になってギリシャのベニゼロス財務相は「最終合意は今月末までに必ず取り付ける」と訂正したようですが、一体全体この国は本当にどうなってる訳?

既存債と交換される新規債は30年物となるようですが、民間投資家は最大限の譲歩案として新発債の利回りを4%としているようです  これに対してIMFは残存期間を通して3.5%以下となるよう譲らないとか......

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[ 2012/01/24 23:15 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

S&P500

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[ 2012/01/24 21:37 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

今朝の報道

おはようございます 
先週金曜日にカーテンを開けている時、晴天にもかかわらず自宅前の歩道に水が溜まっていることに気づきました。英国では家の前の歩道の下を水道水供給パイプがず~~っと通っており、そこから各世帯にそれぞれ水道水が供給されます。うちの自宅の前にはうちを含む5件分くらいの家の供給用元栓があり、そこから水が少しづつにじみ出ているようでした。

土曜日の朝、歩道にある供給元栓の蓋を開けてみたら、やはりお水が漏れていて溢れかえっていました。すぐに水道局へ電話し事情を説明したところ、「説明を聞いた限りではパイプが完全に破裂したわけではないので48時間以内に検査に行きます」との答え。その’’48時間以内’’が今朝だったようで、朝早く家のドアを叩く音。ドアを開けてみると水道局の検査のおじさんが立っていました。結果としては歩道にある元栓から私の家へ水を供給しているパイプに亀裂が生じているから、2-3日後に修理の人が来るとの話し。

私が知る限りでは、歩道部分のパイプ修理は水道局の責任ですが、個人の敷地内のパイプ修理はその家の持ち主が全て負担をするようになっている筈。パイプ修理の費用は物凄く高いので、そのための’’保険’’もあります。私は今朝、うっかりしてパイプ修理の費用をそのおじさんに聞き忘れました 。お金ないよ~ 

*英財政状況

1時間ほど前に、英国の公的部門借り入れ高が発表されました。

12月分の公的部門純借入額(PSNB):予想 149億ポンド  実際の数字 137億800万ポンド  公的債務残高 1兆39億ポンド   対GDP比 64.2%

単月のPSNBの数字としては2ヶ月連続予想よりも20億ポンド強少ない理想的な数字となりましたが、債務残高自体はとうとう1兆ポンドを越えてしまい、1993年統計開始以来最悪の数字となってしまいました 

借り入れ額の減少は予想を越えた税収入が理由。しかしマイナス成長が噂されているので、今後は税収も落ち込み英財政状態がますます苦しくなる可能性をエコノミスト達は予想しています

本日EU財務相会合の為、ブリュッセルズへ飛んでいるオズボーン財務相ですが、単月借り入れ額減少を受け、今年度の借入総額は当初の予定を下回る可能性が出てきたものの、政府が断行している財政再建政策の続行が果たして可能であるか  については疑問視する声  が日に日に増しています。

*欧州、イラン産原油輸入禁止制裁措置決定

予定通り、昨日欧州は米国に続いて「イラン産原油輸入禁止を盛り込む制裁措置」を決定しました。加盟国が既に結んだ契約分に関しては6月30日まで認めており、実質7月1日から完全禁止となる予定です。

昨日の決定を受け、イラン政府は原油の主要な輸送ルートであるホルムズ海峡の封鎖を示唆。ホルムズ海峡を巡る思惑については、この記事に詳しく書きましたので 是非お読みください 

*ポルトガル

ギリシャの債務交換交渉に対する最終合意が出来なかったことを受け、次のデフォルト・ターゲットがポルトガルに移りかかっています。

同政府はEU/IMFからの金融支援が計画通りすすめば、今年度の国債償還分の資金は大丈夫としております。
しかし来年(2013年)の償還返済用の資金はEU/IMFからの金融支援に頼らず、市場で普通に国債入札を実施し、それを償還資金に充てる’’完全なる復帰’’を果たさなければなりません。まだまだ先の話しですが、来年9月には大型償還(90億ユーロ)が待っており、既に市場ではポルトガルの’’完全復帰は無理’’という前提でデフォルト・リスクを想定した動きになっている様子。

この先走った’’デフォルト・リスク’’を回避するため、IMFは同国に対し来年度の財政プランを提出するよう要請する可能性が出てきたそうです。

*某米投資銀行の取引推奨

ドル/スイスの買い: 0.9280
損切: 0.9180
利食いのターゲット: 0.9770




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[ 2012/01/24 20:30 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

ラガルドIMF専務理事発言

IMFのラガルド専務理事が次々とユーロ圏債務問題解決に向けた発言をして、これがユーロ上昇に結びついています。

*発言内容

1)欧州各国に対し、ユーロ圏加盟国支援金負担増を呼びかける
「It is not about saving any one country or region. It is about saving the world from a downward economic spiral.

(現在ユーロ圏を襲っている債務危機問題は)債務に苦しむ一ヶ国やある地域を救済するという問題ではない。これは世界経済を下落スパイラルに落とし込める危機から救うことである。」

2)ユーロ共同債構想に賛同
ドイツが大反対しているユーロ共同債構想に、ラガルド女史は賛成を表明したようです。

長く待てば待つほど事態は深刻化する と語っています。

3)EFSFとESM増額か?
「The existing European Financial Stability Facility vehicle must be bundled into the new European Stability Mechanism. The ESM's total resources should also be increased
現在ユーロ圏の金融支援の財源として活用されているEFSFはESM(欧州安定化メカニズム)と一緒にならなければいけない。ESMの資源は増額されるべきである。」

現在予定されているESMの規模は5,000億ユーロ  伊モンティ首相は2倍の1兆ユーロに拡大されるべきとずっと訴えています  ラガルド女史は2倍とまでは言ってませんが、増額は不可欠との意見 

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[ 2012/01/23 22:05 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

イタリア、トラックが高速道路を封鎖

この過去記事の一番最後に書いた イタリアのタクシー運転手さん達のストライキ。これがトラック運転手さん達へも拡大し、エライコッチャ状態になっているようです。

リンクした記事で説明したとおり、タクシーの運転手さん達はタクシーライセンス交付増に対して抗議デモ  をしていますが、トラック運転手さん達はガソリン代高騰に加え、財政再建策に含まれる自動車保険料の引き上げと高速道路料金の値上げに反対していると新聞には出ています。

トラックの運転手さん達は、抗議デモの一環として主要高速道路の入り口にトラックを横付けし、入り口を封鎖。これによりイタリア中の道路が渋滞しており、飛行場や駅へ行く交通手段も奪われがちだとか 
イタリア トラック・デモ

この抗議デモを1月27日まで継続する意向も示しているとも書かれています。


私事で恐縮ですが、本日は月曜日なのでいつもの通り算数教室のお手伝いへ行きます。
ユーロ圏財務相会合はロンドン時間午後4時くらいからスタート予定ですので、それまではギリシャ債務交渉に関するニュースなどで神経質な動きが予想されます。
今週はそれだけでなく、FOMCや英第4四半期GDP速報値、今月の英中銀MPC議事録公開と相場を動かす材料には事欠きません。体力を使い切らないよう、体調管理には十分お気をつけ下さい!

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[ 2012/01/23 21:16 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ポンド

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[ 2012/01/23 18:42 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

イベント山盛り

おはようございます 
今週は大西洋をはさんだ両大陸で、イベントが山盛りとなっています。

*ギリシャ債務交換交渉

本日午後から開催されるユーロ圏財務相会合の席で最終結果が発表され、出席した財務相達の間で合意される予定だったギリシャ債務交換交渉。

ギリシャを訪れていた民間代表団はこの週末にも電話でギリシャ当局と協議を持った  と伝えられています。

現在わかっているのは、民間代表団は自分達がギリギリ受け入れられるヘアーカット率と交換される新規債の表面金利をギリシャのパパデモス首相に伝えたとされ、ギリシャを含む欧州当局とIMFがその案を受け入れることが可能か否かを検討中という話しです。つまりボールはEU/IMFのコート  へ入ったのです。

ある新聞では、「民間代表団は新発債表面金利を4.0~4.2%を交換条件として提示したが、IMFは3.5%の線を譲らない」と報道しており、たぶんこの辺が焦点 となる模様



このブログで何度も書いているように、昨年独メルケル首相が「民間関与」を口にしてからユーロ圏債務危機問題を取り巻く環境が一変 しました。その後、’’21%のヘアーカット率’’という話しになり、いつのまにかその数字が’’50%’’となり、今年に入ってからは68% という桁違いの数字へと膨れ上がったのです。

本日のユーロ圏財務相会合ではこの点も含め’’最終合意’’  明日のEU財務相会合へと手渡される筈であった「ギリシャ債務交換最終合意案」ですが、今週の合意は無理となり、今月末のEUサミットまでお預けとなるとも言われています 

こういう状況の中でユーロを買い進んで行くことには非常に抵抗を感じますが、市場では新たな「材料」が出てきたようです。



*FOMC

今週24-25日に行われる米連邦公開市場委員会 (Federal Open Market Committee, FOMC) 。
米国関連ニュースに疎い私、普段FOMCの結果は翌日に確認するだけで全くノーマーク  なのですが、今週は力入ってます。

この週末にCNBCを見ていたら「QE3再開の可能性」についてアメリカのある銀行のストラテジストが熱く語っていたのを見て、「あれ?QE3ってもう死語になったんじゃないの 」と驚きました。たぶんこんなアホなことを言っている市場参加者は世界中で私独り  かもしれませんが、もう米国にはQE3なんて必要じゃないほど景気回復の足取りは確かなものになったんだとばかり思っていました。

そこに出ていたストラテジストのおっさんが言うには、バーナンキ総裁は米住宅市場が弱い点を懸念しておられる  シカゴ連銀エバンス総裁は「QE3の選択はまだ残っている」と発言した  今週のFOMCで果たしてバーナンキ総裁は記者会見の中でQE3に対してどのような見解を示すのか?それによっては今年夏くらいからQE3の可能性が急速に浮上  するかもしれないという内容でした。

私は普段ブルーンバーグTVを見てCNBCはあまり見ないようにしています。理由は出演する市場関係者の意見が非常に偏りすぎている時があるので公平な目で市場が見れないことがあると感じたからです。今回出演していたストラテジストのおっさんもその「偏った人達」なのかもしれません。

ただもしバーナンキさんが「不動産市場や雇用市場の回復が低迷し、それが景気回復の腰を折ると判断されたらQE3の可能性が全くないとは言い切れない」みたいな発言をしたら、こりゃドル売りになると思っています。まだ市場はQE3の可能性を織り込んでいないと思うからです。

この点に関しては、読者である皆さんの方が知識を持っていらっしゃると思うので、ご意見をコメントとして頂けたら幸いです。

今週末には米GDP発表を控えてますので、FOMC最終日の25日にはバーナンキさんはその数字を入手されていると私は勝手に思っているので、記者会見の席の発言にも要注意  かもしれません。

*欧州のイラン産原油輸入禁止に関して

本日23日に決定発表と言われているのですが、本当に発表があるのかどうかわかりません 
ロイターでは「決定は7月1日まで延期される可能性がある」と書かれています。


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[ 2012/01/23 18:06 ] マーケット | TB(-) | CM(2)

100年後の世界

BBCが視聴者を対象に行った「2112年、100年後の世界は?」
おもしろいなぁ~  と思ったので、ここで紹介します 

1)海洋資源開発
100年後の世界人口は100億人と推定されるため、当然何らかの形で「海」での食糧生産を当たり前のように行ったり、海水を真水に変える技術が進化しているであろうという予想 
同時に資源開発、特に藻類を使った代替エネルギー開発も挙げられています。

2)テレバシーによる意思疎通が可能となる
私はこういう科学的なことには全くうといのですが  その頃の人間の脳は他の人と会話をしなくても脳の発達により相手の考えていることを受け取り、それを更に他人に(言葉を使わずに)伝えることが可能になると予想されているようです。ホントかな 

3)超人ハルク
DNA開発とロボット・エンジニアの発達のお陰で、メチャ賢い人間を創ることが可能となっている。ただし、100年後の人間の「モラル」がその開発を許すのか?は疑問

4)天候をコントロール出来る
現在の「気候変動」に関する知識や研究がどんどん向上し、100年後には必要な時に雨を降らせる 、 ハリケーンを消滅させる  などの天候のコントロールが可能となっている

5)南極開発
自然保護を維持しながらも、南極  に存在する資源開発がどんどん行われている可能性

6)世界共通通貨
この意見に関しては賛否両論分かれているようです。

まず世界がひとつの通貨を使っている派の意見としては、21世紀の中ごろまでに、相当数の「通貨」が姿を消すだけでなく、国内だけでなく世界規模に於ける物品購入時の支払いは電子化され現金というものを使用する機会がほとんどなくなる

逆に通貨の数や種類が増える派の意見としては、インターネットがますます進化しネット上の通貨というものが誕生する可能性がある。これはある意味、地域だけに流通する「地域通貨」と同じ考え方。

7)人間の脳とコンピューターが繋がる
これまた科学にうとい私には具体的にどうやって「繋げる」のか理解出来ません 
ここでは、人間の脳とコンピューターを繋げて人間の脳の働くスピードを早めると書かれています。そして科学者の間では、先進国では2050~2075年くらいまでにこれは達成可能とされているそうです。

8)Nanorobots(ナノロボット)による健康/記憶管理
恥ずかしいですが  この「ナノロボット」という言葉は初めて聞きました。
100年後の人間は「ナノロボット」が体内の細胞修理や記憶の書き留め作業をしてもらえるそうです。これにより癌の撲滅も可能ということでしょう。

9)核エネルギーに関して
これは私の英語力の不足で意味がわかりませんでした 
そこには We will have sussed nuclear fusion と書かれているのですが、核エネルギーがなくなる という意味なのか、逆に核エネルギーがどんどん進化していくのか、わかりませんでした 汗

10)3つの言語
100年後の地球で使用されている言語は3つ 
英語、スペイン語 そして中国語

11)世界の8割の国が同性愛者同志の結婚を認める
これは一部の宗教信仰国以外、認められると私も思います。

12)カリフォルニア、米国から分裂  アメリカ合衆国の分裂に繋がるか?
カリフォルニアだけでなく、アメリカ東部全ての州がまとまって独立する可能性があるようです。そしてこれは100年も待たずに実現する可能性もあり  欧州統合と全く逆の動きになりますね。

13)宇宙エレベーターの開発による宇宙旅行
既に宇宙エレベーター開発の話しはだいぶ前から耳にしているので、100年後は当然’’当たり前’’の選択肢となっているでしょう。このエレベーター開発のお陰で宇宙旅行が安く気軽になるという予想です

14)受精方法の変化
女性の妊娠は人工授精によるものが男性との性行為によるものよりも増えると予想 。 それに加えて受精直後に胎児の異常発見が容易になり、その異常を取り除く技術も発達すると予想

15)博物館の増加
現在存在する生物が死滅し、それらに関する博物館が多数建てられるという予想。実現して欲しくないですね、これは 

16)砂漠の緑地化
既にこの開発は進められているそうなのですが、100年後には砂漠がジャングルになっているという予想

17)結婚は「1年契約」へ
医学の発達と共に人間の寿命が延びるため、結婚を「一生のもの」と考える人が少なくなり、長い人生の中で「数回」行うという考え方に変化する可能性 

18)世界が一つの国家へ
これは反対意見が多いようです。反対する理由として、先ほどの通貨の種類のように、一部の富豪層や宗教団体が勝手に独立国家を作り自分たちに快い法律を設定する行為が増加し、国の数は更に増えるという見方もある

19)戦争の機械化
これは笑えます 
特に技術が発達している西側諸国は、100年後の戦争は全てリモートコントロールを使いながら行うであろうという予想

20)英国でなんらかの’’革命’’が起きる

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[ 2012/01/21 10:43 ] 未分類 | TB(-) | CM(4)

次回のECB3年物LTROに関する見方

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[ 2012/01/20 23:55 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

ギリシャ債務交換交渉の進展具合

Twitterでつぶやいたものをコピペ

・ギリシャ代表と民間代表団との債務交換交渉は一旦昼休みに入ったようです。再開は本日午後17:30GMTとギリシャの財務相から発表があったようです
・民間負担分は元本の50%、しかしそれ以外のゴチャゴチャした部分を合計すると額面の60-68%の負担となる模様



協議再開は17:30GMT、つまりギリシャ現地時間では午後19時30分くらいからとなります。随分間を空けるんだな~もっと急いでいたんじゃないの?と心配していた私ですが、理由が判りました。



この空き時間の間に、ユーロ加盟各国の財務省代表者達が電話会議 を開き、来週月曜日に開催されるユーロ圏財務相会合の協議に間に合うよう、たたき台を設定する作業に使われるそうです。

こういう舞台裏を知るとますます「みんな必死なんだなぁ~」 と思います。

ギリシャのベニゼロス財務相は「債務交換は民間部門の100%の参加が必要。」と本日のテレビインタビューでも語ったようですが、この記事でも紹介したように ヘッジファンド業界がどういう態度に出てくるのか?心配ですね 

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[ 2012/01/20 21:59 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(4)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
上田ハーローFX
ロンドンFX:視るブログ
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