*スペイン、フランス国債入札スペインは30~40億ユーロ規模の10年債
フランスは60~70億ユーロ規模の5年債
それぞれ入札を実施します。今朝の欧州市場開始早々、既にECBは両国の国債買い支えを必死で実行している模様



書いているうちに、既に入札結果が出てました

スペイン10年債
総額:36億ユーロ
平均入札利回り: 6.975%

1997年来の高さ





(前回 5.433%)
応札倍率: 1.54倍 (前回 1.76倍)
追記:フランス入札結果
総額:69億4,300万ユーロ
2015年7月満期分

10億6,900万ユーロ 利回り : 2.44% 倍率 : 2.40倍
2016年2月満期分

16億2,500万ユーロ 利回り : 2.71% 倍率 : 2.03倍
2016年7月満期分

33億3,200万ユーロ 利回り : 2.82% 倍率 : 1.68倍
追記2:入札後のスペイン/ドイツ国債利回り格差(イールド・スプレッド)は 501bps

入札前は488bps
はっきり言って、マジにやばいです
*IMF欧州局長辞任 
え?

っと驚きました。ボルヘス欧州局長って、たしか丁度1年前に就任したばかりの’新米’さんだった方。それがもう辞任ですか?

ただ、ひとつだけ思い当たることがあるんですよ。今年10月のEUサミットだかユーロ圏財務相会合だったかに、ボルヘスさんも出席したことがあるのですが、その会合後の記者会見で「悪化を続けるユーロ圏債務危機の解決案のひとつとして、ECBだけでなくIMFも流通市場で加盟国の国債買い支えに協力する用意がある。」と発表したんです。
それを聞いて驚いた

というか怒った

のがラガルド専務理事だったようです。結局その数時間後、ボルヘスさんは「先ほど私が語った’IMFによる加盟国の国債買い支えの可能性’は事実無根のものでした。

IMFは今まで通り、加盟国への融資協力を継続します。」と訂正記者会見を開くことをIMFから強制されたと聞いています。
これを苦にしたのか、それともIMF内部から辞任プレッシャーがかけられたのか?どちらかでしょうね...
ちなみに、後任として名前が挙がったモガダム戦略政策審査局長はイギリス系イラン人です。
*昨夜のフィッチの発表格付け会社:フィッチは欧州の債務危機が波及する懸念を理由に、米国の銀行の格付け見通しを「安定的」から引き下げる可能性があると発表しています。これを受けて米系主要銀行株は続落
JPモルガン・チェース、モルガンスタンレー、バンカメ・メリル、シティー銀行、ウエルズファーゴ、ゴールドマン・サックスなどが具体的な名前として挙げられていました。
2011年Q2末時点で、これらの金融機関が抱えるフランス国債残高は1,880億ドル、フランス系銀行へのエクスポージャーは1,140億ドル
ユーロ圏ではありませんが、これらの金融機関が抱える英国債残高は2,250億ドル、英系銀行へのエクスポージャーは510億ドル
これを受けて本日のマーケットでは英国の代表的な銀行:バークレイズ株が1.5%下落でスタートしています。
The yield on the Spanish 10-year bond has spiked to 6.6% -- that's a new record high for the euro era, and worryingly close to the 7% mark. Italian yields also rose again (hitting 7.12%).
France is also shifting higher - with its 10-year yield reaching the 3.8% level.
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