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3度も目にした「ユーロ崩壊記事」

今晩は!早いもので日本に着いてから既に1週間が経ちました。残り約10日、全力で頑張ります。

週末は 人気ブロガーの奈那子さん が中心になり定期的に開催される「友の会」大阪大会に参加してきました。というか、友の会にどうしても参加したいので、無理やり帰国日程を友の会に合わせた私です  本当~に参加してよかった  って思います。いろいろな方々との出会いがあり、その方達みなさんが素晴らしくて...一生の宝物になりそうです  改めてこんな素敵な機会を下さった奈那子さん ありがとう 

*やけに目に付くユーロ崩壊記事

以前一緒に働いていた友人に頼んで調べてもらったら、日本国中で英国のタイムス紙が手に入るのは八重洲ブックセンターだけなんだそうです。で、早速今朝新聞を買いに行ってきました 。 何よりも驚いたのは、開店時間が朝11時だったこと。事前に問い合わせをしたくて10時少し前に電話を入れたら誰も出ない   12月からは朝10時開店になるそうです。しかしどうして11時なの?震災後の節電のためなのかな?

で、前置きが長くなってしまいましたが、八重洲ブックセンターの洋書売り場でウロウロしていたら突然目に飛び込んできたのが、この写真
euro break
タイトルはズバリ Is this really the end ? (本当にこれで終わりなのか?)



その後スタバ  に入り英国の秋季財政報告の記事を書く準備がてらニュースを調べていたら、今度はFT紙が2日前だかに載せた「ユーロ救済に残された時間はあと10日」  というコラム記事を発見   これは私自身も友の会・大阪大会で話したのですが、12月9日に開催されるEUサミットが鍵を握っている  この席で財政統合なりユーロ共同債なり、市場参加者が納得出来る合意策を発表しない限り、ユーロ継続に無理が生じるであろうという内容



そして欧州今朝になり、 欧州委員会のレーン委員長が「残されたのは10日だけ」と発言

私は日本に帰ってくる直前に ユーロ崩壊について記事を書きました。

以前このブログで記事にしたと記憶していますが、英国の企業は既にユーロ崩壊後のシナリオを描き始めていますし、英政府も財務省を皮切りに外務省なども崩壊後の法的準備をすすめていると報道されています。

私は個人的に12月9日のEUサミットでなんらかの合意がなされるとは思っていませんし、万が一なされなくてもその翌日にいきなりユーロが一夜にして崩壊するとは、まだ考えていません。とりあえず「クリスマス  くらい休もうよ!気分」になると思っています。しかし来年は年明け早々かなり荒っぽい動きになることも事実でしょう。今現在一番高い可能性として噂されているものは、’’来年中にギリシャが離脱、下手するとポルトガルも来年中に離脱かな?’’というものですが、来年中...などという気の長い時間軸で話せるほど残された時間はないという点では私も同じ考えです。

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[ 2011/11/30 21:29 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(6)

某米銀「ユーロ離脱後のフェアバリュー」

今日は!早いもので日本に来て5日が過ぎました。昨日まで 奈那子さんの努力の結晶: 友の会 大阪大会に行ってました。いつも思うのですが、奈那子さんって一体どこにあのパワーを秘めているんでしょうか?私のような’’引きこもり系’’の人間には逆立ちしても真似出来ません  私は友の会の集まりに出席するのは今回が初めてでしたが、皆さん個性的で面白い 。 参加された方々と何人もお話しさせて頂きましたが、皆さん暖かくて初対面とは思えない繋がりを感じました。英国で一人悶々  としながらTradeしている私にとって、何よりの財産になりそうです。奈那子さん ありがとう~

*某米銀「ユーロ加盟国離脱」に関するレポート

私はこのレポート自体を読んでいませんので、ここに書くのはやめようかな。。。。と思ったのですが、非常に興味ある内容として新聞に載っていたので書くことに決めました。

まずこのチャートはユーロ加盟国が自国通貨へ戻った場合のフェアバリュー(適正価値)に対する過大/過小評価(全て対ドル)の度合いを表したものらしいのですが、何を根拠に過大過小評価なのかという点は定かではありません。たぶんユーロが誕生した時の交換レートのことなのではないだろうか?と私は勝手に理解しています。(間違っていたらごめんなさい 
fair-value-chart.jpg
少しみづらいチャートですが、過大評価されすぎ通貨として
1.スペイン 2.ポルトガル 3.イタリア 4.フランスと並んでいます。

そして過小評価通貨として
1.アイルランド 2.オランダ 3.ドイツ と並んでいます。

ここまで読んでも ’なんのこっちゃ?’と思われている方も多いでしょう。私もこれを書くまで何度も記事を読み返しました 。そして驚くこと  を発見したのですが、

・ドイツがユーロから離脱し、マルクへ戻る  マルクは対ドルで約5%過小評価されている  それをベースにして計算した場合、対ユーロでは約2%ほどしか強くならない

・イタリアがユーロから離脱し、リラへ戻る  リラは対ドルで約7%過大評価されている  それをベースとして計算した場合、対ユーロでは約3%ほどしか弱くならない

私自身、万が一ドイツがユーロから離脱しマルクへ戻った場合、マルクは最強通貨として君臨し、ドルやユーロに対し10%以上、いや20%以上の上昇も可能なのではないか?と思っていました。その反対にギリシャがドラクマへ戻った場合、ドラクマは50%以上大暴落するんじゃないか?と思っていました。

しかしこの米銀の調査では、マルクは私が思っているような高騰通貨にはならない!という見方をしているようです。

個人的には、「ドイツがユーロから離脱した~~  エライこっちゃ相場」となった場合、相場の反動は相当激しいものとなるのは間違いないでしょうから、この米銀が計算して出した「フェアバリュー (適正価格)」とその時のパニック相場のレベルとは、相当かけ離れて当然じゃないのかしら?  

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[ 2011/11/28 19:54 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

昨日の欧州での報道

おはようございます。
昨日ロンドンから東京へ着きました。飛行機で一睡も出来ないままフラフラしながら東京入り。荷物の整理をし今朝2時に床に入りウトウトした途端、地震に揺り起こされてそれ以来眠れません。今もフラフラしています。薬屋さんが開いたら頭痛薬買ってきます 

眠れないので夜中ずっとPCでニュースをチェックしていたのですが、欧州ではユーロ共同債構想が本格化してきました。

*米国大使からの苦情

駐ベルギー米国大使がEU委員会に対し正式にユーロ圏債務危機問題に対する迅速な解決策を提案したようです。時同じくして、米国はQ3GDP下方修正しており、とにかくユーロ圏がこのままだとQ4も危ないという危機感  が相当強くなってきている証拠でしょう

苦情に加えひとつ提案しているのですが、それは欧州中銀(ECB)が最後の貸し手となるべきであるというもの。この案はフランスが強く押している他、先日英国のキャメロン首相も「今回のような緊急事態にはやむを得ない措置である」とやはり賛成票を投じています。もちろんドイツは大反対 

*英中銀のある調査結果

英中銀がロンドン金融街:シティーにオフィスを構えてる金融機関トップ68社を対象にして行った調査で、54%の企業が’’相当エライこっちゃな出来事が起こる’’  と考えているという結果を発表しました。これじゃ何のことかわからない  でしょうが、この数字は2008年秋のリーマン・ショックが起きる2ヶ月前の数字と並ぶ深刻さを示しているそうです。

*ロンドン・タクシー運転手さん達の景況感
london black cab
これは英テレグラフ紙に載っていた記事ですが、最近海外からロンドンを訪れるビジネス関係者によるロンドン名物:タクシーを使用する人たちが極端に減少しているそうです。特に欧州大陸からのビジネスマンによる使用度の減少が顕著とか?

*英平均賃金推移

23日に発表された英国全体の平均賃金は£26,200
UK average earnings Nov 11

このグラフは今世紀に入ってからの推移ですが、ここ数年は横ばい状態 。しかし5%のインフレ率を考えると、手取りマイナス3.5%というのが現実です 

*英FT紙に載っていたEU各国の財務相ランキング

EU財務相のランキング

細切れな中途半端な記事で申し訳ありませんが、時差ぼけがきつくて頭痛がひどいです。もう朝9時過ぎたので、薬局に行って頭痛薬買ってきます。

本日は夜上田ハーローさんで西原さんと一緒にセミナーをします。楽しみにして下さいね~  

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[ 2011/11/24 09:14 ] 経済 | TB(-) | CM(10)

11月英中銀インフレ・レポートからみる英国

昨年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりましたセントラル短資FX(株)さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、4月より隔週金曜日に マーケット・ビューでも連載させて頂く事になりました 

今週水曜日に発表された英中銀四半期インフレーション・レポート 
このレポートには「英国の現状」がぎっしり詰まっているので、私はいつも丁寧に読むことにしています。

本日のコラムでは、水曜日発表の11月分インフレーション・レポートの中で特に重要と思われる部分を抜粋して、私なりに解説してみました 

どうぞごゆっくりお読みくださ~い 

このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください! 
よろしく~

最後になりますが、このリンク  をクリックして頂くと私が書いた全ての過去記事が読めますので、是非ご活用下さい 
[ 2011/11/19 18:16 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(3)

WEBセミナーのご案内

来月日本へ一時帰国する際に、WEBセミナーを2回させて頂く機会に恵まれました。

最初のセミナーは、昨年も大変お世話になりました上田ハーローさん主催のものです!
今回はヘッジファンドとの交流が深い西原さん とご一緒させて頂く運びとなりました 

タイトルは

「ユーロ危機の流れの中で~動乱相場でのトレード 
年末にかけてのユーロやポンドの取引のポイントや、 ロンドンの現地情報、年末にかけてのヘッジファンドが注目  している通貨ペアやポイントなどについてお話しさせて頂く予定です。

これが セミナー申し込みのリンク ですので、是非皆さんのご参加を御願い申しあげます 
[ 2011/11/19 16:11 ] 未分類 | TB(-) | CM(1)

女性限定会場セミナーのお知らせ

皆さん、おはようございます 

来週から日本へ一時帰国をしますが、東京滞在中に女性限定の会場セミナーで話しをする機会を頂きました。

関西大学教授の白石先生がコーディネーターを務められ、私がイギリスの財テクやFX取引の心得などのお話しをさせて頂く予定になっております。

日時:  12月6日(火) 開場:18:30 セミナー19:00~20:30 交流会20:30~21:30

会場: 日経カンフェレンス・ルーム

受講料: 無料


となっています。詳しい内容と参加申し込みフォームは  
          

会場セミナー申し込みリンク

会場が東京ですので参加者は限定されてしまいますが、一人でも多くのブログ読者の方とお目にかかれたら嬉しいです  年末の慌しい時期となりますが、皆様にお逢いできるのを心より楽しみにしております 
[ 2011/11/19 15:12 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

ノーザンロック売却へ

物凄~く長い記事を書いてる途中、全てが消えました 

もう一度最初から書いてみます。

*ノーザンロック売却へ

過去記事 でも紹介しましたが、バージン・アトランティック航空で有名なリチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・グループの金融部門であるヴァージン・マネーが、7億4700万ポンドで買収することで合意しました。

今朝になり、更に詳しい内容が発表されたのですが、今後半年~5年かけて追加支払いやIPOを通して最大2億8000万ポンドの支払いが追加されるようです。

2008年2月、政府が救済(公的資金注入)に要した金額:14億ポンド
売却額:7億4700万ポンド + 追加支払い額(最大):2億8000万ポンド
差し引き:3億7300万ポンドの損失 

*グッド・バンク バッド・バンク

2008年国有化後、2009年12月には政府がノーザンロックの2分割案を出し、翌月2010年1月に実施されました。

グッド・バンク  ノーザンロック PLC  顧客からの預金/旧・新規住宅ローンの販売/融資など  ヴァージン・グループが買収

バッド・バンク  ノーザン・ロック資産管理会社 (NRAM)  焦げ付いた住宅ローンの処理など  国有化のまま

*バッド・バンクについて

分割当初は’バッド・バンク’と呼ばれていましたが、現在の時点でNRAMに移管された約500億ポンド規模の焦げ付きローン(住宅ローンや融資)のうち、90%が焦げ付きから解放されており、87%のローンが予定通り毎月返済されて続けていると報告されています。今年の上半期は昨年に続き黒字計上。

そう考えるとNRAMは既にバッド・バンクではない?という見方もされ始めています。今年7月の時点で、NRAMは207億ポンドの資金を政府から借りている状態。バッド・バンクからグッド・バンクへ汚名返上するには、現在保有している焦げ付きローンのどのくらいがきちんと返済されるか?ですね。

*ヴァージン・マネーって何?

リチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・グループの金融部門。1995年よりオンラインを通じて金融商品(クレジット・角、保険など)を扱いはじめました。
2010年に銀行業務ライセンスを取得。

現在300万人の顧客を持っており、ノーザンロック買収により、(ノーザンロックの)100万人の顧客と75の支店を取得することとなる。

ちなみに英ロイズTSB銀行は1,900支店、バークレイズ銀行は1,700支店を持っているので、それと比較するとまだまだ脅威にはなりづらい。

しかし航空事業、レジャー、鉄道などブランソン氏のビジネス展開は他の誰も真似が出来ない特異性とスピード感を持ち合わせているので、一体どんなビジネス・プランを披露するのか期待されているようです。

*本来の銀行業務のスタートは?

来年1月に正式に取得が決定され、それから準備に取り掛かります。
2013年早々、個人の預金口座開設が可能となり、中小企業向け融資にも積極的に乗り出す予定となっています。

*今回のグッド・バンク買収報道により、納税者である私達は安心してよいのでしょうか?

2008年に国有化されて以来、政府はノーザンロックに対し総額で280億ポンドもの公的資金注入を余儀なくされました。バッド・バンクが抱えている負債額は約210億ポンド規模にまで縮小したものの、この全額が財務省へ返却されるかは定かではなく、まだまだ油断は許されません。

記事の上の部分で書きましたが、バッド・バンクが抱えている住宅ローンや融資の9割近くが毎月きちんと支払われていることを考えれば、今後負債額は縮小し続けると思われます。ただしこれには非常に長い時間がかかってしまうことは避けられそうにありません。


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[ 2011/11/18 22:00 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

ドラギ総裁スピーチ

*ドラギECB総裁スピーチ

本日フランクフルトで欧州銀行協会が主催する全体ミーティングが開催されています。その席で同総裁は以下のスピーチをしています。

・ECBの役割について

Credibility implies that our monetary policy is successful in anchoring inflation expectations over the medium and longer term. This is the major contribution we can make in support of sustainable growth, employment creation and financial stability.

ECBは、ユーロ圏全域の物価安定を中長期に渡り維持することが金融政策の目的であり、その成功の是非はECBの信用性にかかわってくる。物価安定の維持は安定した経済成長や雇用創出には欠かせず、ECBは出来る限りサポートする用意がある。

・ユーロ加盟各国の政府に対して

National economic policies are equally responsible for restoring and maintaining financial stability. Solid public finances and structural reforms - which lay the basis for competitiveness, sustainable growth and job creation - are two of the essential elements

加盟各国の経済政策は金融市場の安定には必要不可欠である。(加盟各国政府が決定する)信頼するに値する財政政策と構造改革抜きでは、安定した経済成長や雇用創出は不可能である。



このスピーチを通して、ドラギ総裁はあらためてECBは最後の貸し手になるつもりは全くない!ことを強調しました。
それを受け、ユーロは若干下落しています。


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[ 2011/11/18 19:46 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

11月末~12月の注意点

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[ 2011/11/17 20:28 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

今朝の報道

*スペイン、フランス国債入札

スペインは30~40億ユーロ規模の10年債
フランスは60~70億ユーロ規模の5年債
それぞれ入札を実施します。今朝の欧州市場開始早々、既にECBは両国の国債買い支えを必死で実行している模様



書いているうちに、既に入札結果が出てました 

スペイン10年債
総額:36億ユーロ
平均入札利回り: 6.975%  1997年来の高さ   (前回 5.433%)
応札倍率: 1.54倍 (前回 1.76倍)

追記:
フランス入札結果

総額:69億4,300万ユーロ

2015年7月満期分  10億6,900万ユーロ 利回り : 2.44% 倍率 : 2.40倍
2016年2月満期分  16億2,500万ユーロ 利回り : 2.71% 倍率 : 2.03倍
2016年7月満期分  33億3,200万ユーロ 利回り : 2.82% 倍率 : 1.68倍

追記2:
入札後のスペイン/ドイツ国債利回り格差(イールド・スプレッド)は 501bps  入札前は488bps
はっきり言って、マジにやばいです 

*IMF欧州局長辞任 

え?  っと驚きました。ボルヘス欧州局長って、たしか丁度1年前に就任したばかりの’新米’さんだった方。それがもう辞任ですか?

ただ、ひとつだけ思い当たることがあるんですよ。今年10月のEUサミットだかユーロ圏財務相会合だったかに、ボルヘスさんも出席したことがあるのですが、その会合後の記者会見で「悪化を続けるユーロ圏債務危機の解決案のひとつとして、ECBだけでなくIMFも流通市場で加盟国の国債買い支えに協力する用意がある。」と発表したんです。

それを聞いて驚いた  というか怒った  のがラガルド専務理事だったようです。結局その数時間後、ボルヘスさんは「先ほど私が語った’IMFによる加盟国の国債買い支えの可能性’は事実無根のものでした。  IMFは今まで通り、加盟国への融資協力を継続します。」と訂正記者会見を開くことをIMFから強制されたと聞いています。

これを苦にしたのか、それともIMF内部から辞任プレッシャーがかけられたのか?どちらかでしょうね...

ちなみに、後任として名前が挙がったモガダム戦略政策審査局長はイギリス系イラン人です。

*昨夜のフィッチの発表

格付け会社:フィッチは欧州の債務危機が波及する懸念を理由に、米国の銀行の格付け見通しを「安定的」から引き下げる可能性があると発表しています。これを受けて米系主要銀行株は続落

JPモルガン・チェース、モルガンスタンレー、バンカメ・メリル、シティー銀行、ウエルズファーゴ、ゴールドマン・サックスなどが具体的な名前として挙げられていました。

2011年Q2末時点で、これらの金融機関が抱えるフランス国債残高は1,880億ドル、フランス系銀行へのエクスポージャーは1,140億ドル

ユーロ圏ではありませんが、これらの金融機関が抱える英国債残高は2,250億ドル、英系銀行へのエクスポージャーは510億ドル

これを受けて本日のマーケットでは英国の代表的な銀行:バークレイズ株が1.5%下落でスタートしています。


The yield on the Spanish 10-year bond has spiked to 6.6% -- that's a new record high for the euro era, and worryingly close to the 7% mark. Italian yields also rose again (hitting 7.12%).

France is also shifting higher - with its 10-year yield reaching the 3.8% level.


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[ 2011/11/17 19:04 ] マーケット | TB(-) | CM(1)

キング総裁記者会見

キング英中銀総裁がインフレ・レポート発表後の記者会見をしています。10分前くらいから、会見に出席している記者達による質疑応答の時間に移りました。

キング総裁の記者会見発言内容を簡単にまとめますと、

The lack of a credible euro crisis plan is the biggest risk to UK. The mood in markets has taken a turn for the worst and this affects sentiment and bond yields. The underlying probelms of trade imbalnaces and indebtedness remain, so the journey to a balanced economy will be long and arduous.

欧州・ユーロ圏債務危機解決に向けた信頼が置ける具体策が提示されていないことが、現在英国が直面している最大の問題である。市場を取り巻くムードは’悪い’から’非常に悪い’という段階へ移行しており、このセンチメントは欧州国債の利回りに反映されてきた。

"Outlook for world growth has worsened, and this is also true in the UK. Activity could be flat until middle of next year. This is a difficult economic environment. Growth over the next few quarters likely to be markedly worse than predicted in August.

ここからの世界経済の見通しは悪化しており、同じ事が英国にも言える。経済活動は少なくとも来年中盤までは大きく改善するとは思えない。今後数四半期に渡り、英国の経済成長率は(前回8月に発表したインフレ・レポートでの予想より)ずっと悪化するであろう。

"Inflation has fallen back, and we are confident that it will fall sharply at the start of next year. Inflation should slow throughout 2012. 2013/14 inflation is more likely to below target than above. The key uncertainty on inflation is the impact of euro crisis on economic output. The inflation outlook is particularly uncertain and there are limits to what domestic monetary policy can achieve.

インフレ率は下落しはじめており、来年早々にはかなり大きな下落を記録することになるであろう。2012年の間はインフレ率は下落を続け、2013/14年には英中銀のインフレ・ターゲット(2%)を下回る可能性がある。
今後のインフレ率を予想する上での最大の問題は、ここからのユーロ圏債務危機が欧州経済に与える影響である。そのため、正確なインフレ率予想をここで発表するには不確実要因が多すぎる。英国の国内を対象とした金融政策が(欧州という外部要因に)どこまで対応出来るのかも確かではない。


"We do not have a crystal ball."

 僕達は水晶玉を持っているわけではない

(これは、占い師が将来の先見または遠方の出来事を呼び起こすために水晶玉を使って占いをするのにたとえ、英中銀の理事会テーブルの真ん中に’’将来の経済・金融予想を伝えてくれる水晶玉が乗っている訳ではないよ!’’という意味です 

本日のインフレ・レポートについての私の見方は、金曜日のセントラル短資FXさんのコラムで詳しく書かせて頂きます。楽しみにお待ち下さい!

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[ 2011/11/16 20:17 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(2)

本日もイベント満載

*ギリシャ・パパデモス内閣信任投票

最近の世論調査ではギリシャ人の4人に3人が支持している  という結果が出たパパデモス新内閣。
本日午後より同内閣に対する信任投票  が実施されます。現在のところ、投票開始時間は13:00GMTとなっていますが、遅れる可能性大 

*イタリア・モンティ新首相

モンティさんは組閣作業を終え、本日ナポリターノ大統領に結果報告する予定となっています。一部の報道では、組閣がうまく運ばず「やはり自分は首相を引き受けるのは辞めました」  と報告するのでは?という予想を立てているところもあるようですが、そんなことって今更許されないと思っています、私...

モンティ新首相が大統領官邸を訪れる時間は10:00GMTの予定

*スペイン、木曜日に入札

昨日はユーロ圏加盟国の(ドイツを除く)ほとんどの国の国債利回りが急上昇  しました。
そんな中、明日木曜日にスペインは総額40億ユーロ規模の10年債入札を予定しています。この週末に前倒し総選挙が予定されているスペイン。しばらく市場の関心  を集めそうですね。

*英失業率発表

本日09:30GMTより英雇用関連指標が発表されます。
市場の注目  はたったひとつ  若年層の失業者数が100万人を越えるか?

*英中銀四半期インフレーション・レポート

本日10:30GMTより英中銀インフレ・レポート発表とキング総裁記者会見が同時進行します。

市場の注目  はGDP下方修正幅   前回8月のインフレ・レポートでは2011年GDP +1.4%、2012年 +2.2%という予想でした。8月からますます悪化したユーロ圏債務危機  を巡り、英国のGDPはどの程度下方修正されるのでしょうか?

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[ 2011/11/16 18:01 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

高まるユーロ崩壊の可能性

今ままでずっと毎週金曜日に更新している「まね得」さんの連載ですが、先々月はじめから水曜日に変更となりました。引き続きよろしくお願いします 

小国ギリシャから始まった債務危機は、とうとう大物であるイタリアやスペインを射程距離に収めはじめてきました。
日本で考えているユーロのあり方と、こちらでの見方にも違いがあることにも最近気が付き始めてきた私です。

本日は日を追うごとに高まる「ユーロ崩壊説」について書いてみました。

是非お読みいただけたら嬉しいです 

このブログ右上にある まね得連載のバナーをクリックして是非お読みいただけると嬉しいです 
[ 2011/11/16 09:03 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

今週は盛りだくさん!

*イタリア5年債入札

30億ユーロ規模の5年債入札が本日行われます。報道各社により時間が全然違うのですが 、たぶん09:00GMTに入札開始し、1時間後の10:00GMTくらいに結果がわかるという感じかと思います。ある新聞では11:00GMTに結果がわかると出ていました。

*ECB債券買取プログラム(SMP)残高発表 

本日午後早い時間に(具体的な時間は判らず)ECBが加盟国の国債買取額を発表します。
気のせいかどうか分かりませんが、ドラギ  総裁就任以降ECBのイタリア国債買い支えに拍車がかかったイメージが強いので、かなり残高が増えているかもしれません  lender of last resort となる最初のきっかけになるんでしょうかね.... 

*メルケル独首相スピーチ

本日はメルケル首相率いるCDU党の党大会。10:00GMTに同首相がスピーチ  をする予定になっています。私が勝手に予想しているだけですが、党大会中はユーロ圏債務危機に関するネガティブなヘッドライン  がニュースに出る機会が増えるんじゃないかな?

*ギリシャ・パパデモス新首相

就任早々忙しい1週間になりそうです 
今週水曜日にギリシャ議会で同新首相に対する信任投票が実施されます  木曜日に予定されているユーロ圏財務相会合で、パパデモス首相は来年度予算案原案を提示し、加盟各国の財務相と内容について協議する予定だそうです。


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[ 2011/11/14 18:07 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ユーロ加盟国のここからの予定 その2

*スペイン

・政治/財政

11月20日   総選挙実施(本来なら2012年3月実施だったものを前倒した) 

来年6月までに金融機関の資本増強の為、260億ユーロが必要

・主な予定

11月11日 Q3 GDP速報値
11月15日 10月分CPI最終地
11月16日 Q3 GDP改訂値
11月17日 10年債入札
11月22日~12月3日 18ヶ月債入札
11月29日 10月分小売売り上げ高 ・ 11月分CPI速報値
12月1日  3年債入札 ・ 12月中の国債入札予定を発表
12月2日  11月分雇用統計

*ポルトガル

・政治

780億ユーロ規模の金融支援を受け取る際に合意した財政再建策に関して、今年前半はターゲットが達成出来なかった 。しかし今年を通じてはターゲットをほぼ達成出来る見込み 

緊縮財政策の影響で今年と来年の経済成長率はゼロ~マイナスとなる見込み 

・主な予定

11月10~11日 下院での2012年度予算案審議
11月16日  3ヶ月債と6ヶ月債入札 (規模は7億5,000万ユーロ~15億ユーロ)
~11月18日 トロイカ調査団、ポルトガルの財政状態を査定
11月22日  下院に於いて、金融機関に対する資本増強に関する協議と投票実施
11月24日  緊縮財政策に反対する2大労組によるストライキ
11月26日  若年層による抗議デモ
11月29日  下院に於いて、2012年度予算案承認投票実施
12月7日  3ヶ月債入札 (規模は7億5,000万ユーロ~12億5,000万ユーロ)
12月21日  3ヶ月債入札 (規模は7億5,000万ユーロ~15億ユーロ)


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[ 2011/11/11 23:07 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

ユーロ加盟国のここからの予定 その1

*EU

11月29日  ユーロ圏財務相会合
11月30日  EU財務相会合
12月9日   EUサミット

*ギリシャ

・政治

元ECB副総裁:パパデモス新首相が組閣メンバーを選定  組閣決定後、主な政策を発表  政策発表直後に新内閣信任投票実施 (予定としては来週のなるべく早い時期)  ギリシャがユーロ圏に残留出来る様、新内閣は全力を尽くす  パパデモス内閣は暫定政権のため、来年2月にでも総選挙実施の予定

・償還と新規入札予定

11月11日に6ヶ月債 20億ユーロ、11月18日に3ヶ月債 16億ユーロ  合計36億ユーロの償還がある

新規短期国債入札は11月15日となる予定、入札規模は未定 

*イタリア

・政治

つい先ほど、イタリア上院は財政緊縮法案を可決  下院は12日採決の予定

上下院ともに可決されれば、ベルルスコーニ首相は正式辞任  後任は元欧州委員:モンティ氏で決まりの様子  いかなる理由にせよ、新内閣誕生が不可能という情勢  になった場合は、ナポリターノ大統領が総選挙実施を決定 

・入札予定

11月14日 中長期国債入札予定(規模は不明)

*ドイツ

・政治

11月12~13日  連立相手の自由民主党(FDP)党大会
11月13~15日  メルケル首相率いるドイツキリスト教民主同盟(CDU)党大会

来週~再来週にかけて、ドイツ下院/予算委員会はEFSFの概要に関する投票を実施する予定

12月中に、FDP党はドイツのユーロ圏救済参加に対する自党の立場をどうするか?に関する投票を党内で実施

*アイルランド

・政治

12月6日   36億ユーロ規模の赤字削減を盛り込んだ2012年度予算案を提出予定

12月末まで  民営化を含めた歳入サイドの見通しをトロイカ調査団と話し合う予定

金融支援を受けたユーロ加盟国中、一番熱心に財政再建に取り組んでいるのが、アイルランド 

850億ユーロに設定された救済資金のうち、2011年10月までに同国が受け取った金額は270億ユーロ  内訳はIMFから89億ユーロ、欧州安定化基金から181億ユーロ

10月20日に行われたトロイカ調査団の査定では、全て順調に進んでいると合格点 


その2では、スペインとポルトガルについて書きます 


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[ 2011/11/11 22:39 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

今朝の報道

*ビニ・スマギECB専務理事、とうとう辞任へ

フランスのプレッシャーに負けましたね.... 

事の背景に関しては 「欧州中銀人事問題」 という過去記事 で詳しく書きましたので、もう一度お読み下さい。

フランス側からは新任理事候補が既に挙がっており、その顔ぶれは

・Jean-Pierre Landau氏 ⇒フランス中銀副総裁

・Ambroise Fayolle氏 ⇒IMF理事

・Benoit Coeure氏 ⇒仏財務省副大臣

*スペイン第3・四半期の国内総生産(GDP)発表

Q3 ±0% q/q  (Q2 +0.2% q/q)
Q3 +0.8% y/y (Q2 +0.8% y/y)

厳しいです、どこもかしこも... 

スペインの財政赤字削減目標率は 2011年度 6.0%/GDP  2012年度 4.4%/GDP となっています。これを達成するための基礎となるGDP値予想は 2011年 +1.3%  2012年 +2.3% なので、財政赤字削減目標達成は不可能となったと言ってもよいでしょう。

これは英国が直面しているのと全く同じ問題ですが、マイナス成長の危険性がある時に更なる追加の財政健全化策を打ち出すのか?それとも目標達成の度合いを若干緩和するのか?

緩和を選択した場合、格付けが下がる危険性を招く

国債利回り高騰により、更なる財政状態悪化 という負の連鎖を招きます。

*日本も厳しい 

9月の機械受注統計の数字を見ました。厳しいですね、これも....
「船舶・電力を除く民需」の受注額が、前月比8.2%減
機械受注総額は3.7%減

APEC会合で何か出るのかしら?

*チャンネル4の昨日の報道

同チャンネルの看板キャスター、ジョン・スノー氏のニュース番組の一部が見れました。内容はユーロ圏債務危機問題



ユーロ圏からの離脱の可能性は?


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[ 2011/11/11 19:47 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

パパデモス新首相誕生

*パパデモス首相誕生

ギリシャ国営放送によると、明日1200GMT(現地時間午後2時)に大連立暫定内閣のメンバーが発表されるようです。

パパデモス新首相がつい今しがた出した声明:
It's a big honour and a bigger responsibility. Greece is at a cruical crossroad. It won't be an easy course but I'm convinced we can solve our problems. They will be solved more easily and quickly if there is consensus abnd cooperation. The new government has a specific task to carry out - to implement the October 26 agreement and the decisions that follow it. In principle, interim government will run until February 19.


全部訳す気ないです  が、太字でハイライトした部分ですが
「大連立暫定内閣は2012年2月19日までの予定である」と書かれています。

この方の履歴書を拝見しましたが、素晴らしいというか物凄い  というか

米MIT
・物理学の学士
・電子工学の修士
・経済学の博士

そして奥さんはドイツ人とか?つまりドイツ語ペラペラ?メルケル首相、喜ぶでしょうね。

しかし政治的経験が全くない方が一番困難を極めている時に首相として国をひっぱって行けるのでしょうかね?経済/財政政策に関しては達人でしょうが、政治的駆け引きで押しつぶされないことを祈るばかりです。

*ケーブル・英ビジネス相発言

今週に入りどんどん激化する  イタリア情勢。これを踏まえて、ケーブル・ビジネス相は
「英国はユーロの崩壊、又はユーロ圏のハルマゲドンの可能性も含め、不測の事態が発生した場合の対応策を立てている。」と発言しました。内容は未だに不明

____________

全然FXに関係ないことで知りたいのですが....

うちには壊れて使えなくなったSONYのサイバーショットというのかな?デジタルカメラです。それが3つあります。イギリスという国は修理するよりも新しい製品を買う国です。念の為に修理に出したらいくらかかるのか修理屋さんに聞いてみたら、240ポンドくらいと言われて慄きました 。カメラ自体が199ポンドだったので、あきらかに買った方が安いです。

で、質問というのは、日本に帰る時にこれを持って行って修理してもらおうかな?とか思っているのですが、日本もイギリス同様 修理するくらいなら新品を買った方が手軽という感じなのでしょうか?もし修理が当たり前のお国柄であれば、どのくらいの費用で何日くらいかかるのでしょうか?

ご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい。宜しく御願いします。

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[ 2011/11/10 22:33 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(12)

ミリバンド党首からの提案

*欧州委員会、成長率予想下方修正

レーン欧州委員が1時間くらい前に発表していましたが、欧州委員会はユーロ圏や英国の成長率を下方修正しました。

・欧州圏
2011年  1.6%から1.5%へ修正
2012年  1.8%から0.5%  へ修正

・英国
2011年  1.7%から0.7%  へ修正 
2012年  2.1%から0.6%  へ修正

*イタリア国債利回り(イールド)

昨日7.4%台まで高騰したイタリア10年債イールド。このチャートはイタリア10年物イールドですが、赤い太線は昨日終値、本日はECBの必死の買い支え  の効果が出たようで、先ほど一瞬7.0%を下回りました。現在また7%へ乗っています。写真はこの前のG20サミットでのベルルスコーニ前首相がサルコジ大統領に何か囁いているところです。サルコジさんの興味のない顔付きが可笑しい!

Italy yield 10-11-11
(クリックすると拡大します)

*イタリア1年物国債入札結果

根性入ってます。50億ユーロ全部売り切れ~
入札利回り : 6.087% (前回 3.57%) 物凄い高騰ぶり 
応答倍率:  1.989倍 (前回 1.88倍


*NIA(National Inflation Association)

私は初めて聞いた名前ですが、アメリカにある機関NIAが ECBによるイタリア救済策の実施の可能性 のレポートを発表したようです。そもそもこのNIAというのは、何なのでしょうか?日本では有名ですか?

これによると、ECBは最大1兆ユーロ規模のイタリア国債買い支えを実施する可能性があるという内容みたいです。

*英最大野党の提案

最大野党:労働党のミリバンド党首はEUに対し「イタリア救済も含め、ユーロ圏危機収拾を話し合うため、この週末にでも緊急EUサミット開催」を呼びかけるようです。ミリバンド党首は更に一歩突っ込み、「緊急サミットは確固たる解決策が決定されるまで永遠に続けるべき」と恐ろしいこと  も言ってます。

しかし、万が一EUサミットを開催したとしても、数日に渡り解決策が固まらなかったりすると、不透明感が増すだけで逆効果ではないでしょうかね?


労働党のミリバンド党首の呟き

@Ed_Miliband: PM leaving UK at mercy of the biggest econ crisis of our lives. He must act now not lecture from the sidelines - out of touch + complacent


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[ 2011/11/10 20:27 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

今朝の報道

おはようございます 

*イタリア国債入札実施

この記事 で書きましたが、イタリアは本日の1年物国債入札を予定通り実施するそうです。

で、面白いこぼれ話があるのですが (本当かどうか分かりませんが  ) イタリア財務省は同国の銀行幹部を呼んで「誰も入札に参加しなければ、お前達が責任持って全額買え!」 と脅しとも言える伝達をしたとか言われています。

*またまたイタリアについて

イタリア中銀の外貨準備高って、物凄い量の金を保有しているんです。たしか中央銀行としての金保有高では、イタリアってドイツの次(アメリカの次かな?)くらいに凄かった筈です。いつかどこかの新聞記事で読んだのですが、イタリア中銀保有の金を全部売却すると、たしか1.000~1,500億ドルくらいになると書かれていたと記憶します。

中国は外貨準備に於ける金保有比率を高めようとしている。インドもしかり
それだったら、イタリアと中国やインドが金の売買をするっていうのは、ダメなんでしょうか? 
物凄い無責任は素人考えですが、もう選択肢限られてますから、イタリアは...

*銀行の次は保険会社?

ある米系投資銀行は「ギリシャやイタリア国債から生じる損失で泣いている  のは銀行だけじゃないよ、生保/保険会社も同じだよ!」という内容の顧客向けレポートを出した模様。
そこでは特に独・Allianzや英・Aviva,そしてイタリア・Generaliなどの名前を出しているようです。

ちなみにそれらの保険会社が保有しているとされるイタリア国債残高は

独・Allianz  290億ユーロ相当
英・Aviva  71億ポンド相当
イタリア・Generali  500億ユーロ相当

保険業界全体のイタリア国債保有高は推定3,000億ユーロ相当 。イタリア国債にもヘアーカット率が適用されることになれば、その損害額は.............考えただけでも背筋がゾッとしてきます 

*フランス株の空売り禁止措置を延長

フランスの代表的な金融機関10社に対する空売り禁止措置を更に3ヶ月延長するみたいです

*キャメロン英首相からの提案

本日の議会で、一部国有化されているRBS銀行とロイズ銀行を通して、中小企業向け融資を強化すると発表するようです。


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[ 2011/11/10 18:52 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ECBについて

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[ 2011/11/09 22:54 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

不透明感増す欧州市場

*ギリシャ、新首相発表は15:00GMT?

先ほど発表されたようですが、パパンドレウ首相は現地時間午後5時(15:00GMT)に大統領官邸へ出向き正式に辞任を表明し、新首相を指名するようです。

今朝からのイタリアでの悲劇  に危機感を強くしたプロヴォプーロス・ギリシャ中銀総裁が異例の行動を取り、ギリシャ下院に対して一刻も早く挙国一致内閣の発足を強く呼びかけて  いるそうです。

*イタリア、明日1年物国債入札予定

マジっすか?という感じですが、私の記憶が間違っていなければ明日50億ユーロ規模の1年物入札があった筈です。今のところ、キャンセルというニュースは出ていません。

私は確認出来ませんが、今朝のLCHクリアネットの証拠金比率引き上げを受け、イタリア1年物国債利回りは8%を越えているみたいです 

10月中旬に実施された1年物国債入札時の利回りは3.57%(9月に一時的に4%を越えたが、その後下落)  先週金曜日の終値が5.5%  今週月曜日に一気に6.3%と上昇していました。なので、本日その利回りが8%に乗ったとしても、全く不思議ではありません。

*過去1年間の10年物イールド推移

Yield comparison Nov 11
今年の夏にギリシャ危機がドンドン悪化した時につけた利回り最高値(=国債価格最安値)  を越えているのは、現在のところイタリアだけです。ここからスペインの動向を注視してください。

そして市場ではあまり注目されていませんが、私は個人的に「次の標的はフランスではないか?」と思っていますので、フランス国債動向には特に注意するつもりです。

*メルケル独首相発言

あれ?メルケル首相は条約内容の変更の可能性について発言していますね。

これって、ECBが「最後の貸し手」となるという事かしら  


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[ 2011/11/09 22:27 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(1)

もうひとつの発見

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[ 2011/11/09 20:12 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

ユーロ加盟国のイールド・スプレッドと金融支援要請との関係

ユーロ加盟国が過去に金融支援要請に動いた時とLCHクリアネットの証拠金比率引き上げとの関連性を調べてみたのですが、2つのことがわかりました 

Euro yield spread and financial bail out
(クリックすると拡大します)

このチャートは2009年夏から現在に於けるギリシャ(水色線)、アイルランド(緑線)ポルトガル(紫線)それぞれの10年債と、ドイツ国債との利回り(イールド)格差を示したものです。

それぞれ丸で囲んだ時点で、各国がEU/IMFに対し金融支援要請  に動きました。

金融支援に動いたタイミングを見ると、ある共通な点があることに気が付いた  のです。
それは赤い横線で示したイールド格差です。

つまりギリシャ、アイルランド、ポルトガル3ヶ国全てが、自国の国債利回りとドイツの利回りが赤線のレベルまで拡大した時点で、金融支援要請に動いた事実です。

具体的な利回り格差はたぶん550bpsくらいでしょうかね?(すみません、大雑把で....)

現在ドイツ10年債の利回りは1.72~1.73%くらいです。それに550bps上乗せすると7.22~7.23%という数字になります。今のイタリア10年物国債イールドは7.4%辺りなので、いつイタリアが金融支援要請  してもおかしくないレベルに来てしまいました 


2つ目の点に関しては有料記事とさせて頂きます。


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[ 2011/11/09 19:51 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

イタリア10年債、7%越え

*LCHクリアネット、イタリア国債取引の証拠金比率引き上げ

昨日、イタリア国債取引に対する追加証拠金比率引き上げを否定していた欧州の清算・決済機関LCHクリアネット。
本日いきなり証拠金率引き上げを発表しました   新比率は10日の取引から適用
これが新しい証拠金比率です。国債の期間により引き上げ幅が違いますが、10年債に関しては6.65%  11.65%と5%上げ 
Italy LCH Nov 11(クリックすると拡大します)

*バークレイズ銀行

LCHクリアネットのイタリア国債取引に対する証拠金引き上げ報道を受け、’’イタリアはもう後戻り出来ない状況に陥った’’という内容の顧客向けレポートを送ったようです。「後戻り出来ない状況」というのは、伊10年国債取引をする場合、11.65%もの追加証拠金を支払わなければならない為、投資家の腰が引けてしまう  ことが想定されるので、ここからの伊国債取引に多大な支障  をきたす危険性があるという意味だろうと思っています。

これに関しては、また後の記事で詳しく書きます。

*フランス中銀からの警告

今朝、仏中銀は「フランスのQ4の経済成長率はゼロとなってしまうだろう」という警告  を流しています。IMFのラガルド専務理事も「失われた10年が繰り返されるかもしれない」と警告しています。

*ギリシャ関連

パパンドレウ首相は本日10:00GMTに大統領官邸に出向き、新内閣のメンバーを発表すると伝わってきました。

取り急ぎ更新します。

追記: ギリシャは新首相を12:00GMTに発表するそうです


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[ 2011/11/09 19:18 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

雪とともにポンドは雪崩を起こすのか?

今ままでずっと毎週金曜日に更新している「まね得」さんの連載ですが、先々月はじめから水曜日に変更となりました。引き続きよろしくお願いします 

イベント続き  だった先週のマーケット。今週はこれと言ったメイン・イベントが見つかりませんが、市場関係者は10日木曜日の英中央銀行金融政策理事会(MPC)に注目  しています。

今週のまね得さんのコラムでは私なりのMPCの予想、そして今年も昨年同様第4四半期はマイナス成長となってしまうのか?それについて書いてみました。

是非お読みいただけたら嬉しいです 

このブログ右上にある まね得連載のバナーをクリックして是非お読みいただけると嬉しいです 
[ 2011/11/09 07:04 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

イタリア・ECB関連

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[ 2011/11/08 08:52 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

月曜日の報道

今晩は 
日本に帰るまであと2週間となり、急にバタバタしてきました 。 今週は病院通いなどもあり、ユーロ圏債務危機がイタリアを直撃  しているのに、なかなか相場を見る時間がありません。水曜日以降はそれでもだいぶPCの前に座っていられる時間が出来ると思いますので、ブログ更新頻度も上がることでしょう。

*ベルルスコーニ内閣、2010年度決算関連法案採決迫る

火曜日にイタリア下院で前年度決算関連法案に対する採決  が行われます。この採決はある意味、ベルルスコーニ内閣に対する信任投票と位置づけられており、その結果が心配  されています。

先週仏カンヌで開催されたG20会合の席で、IMFのラガルド専務理事が「イタリアの財政再建を監視する」 と発表し、ベルルスコーニ首相が’大きなお世話だ、放っといてくれ!’と激怒した  とも伝えられています。この背景には、その数日前に行われた2度目のEUサミットの席で、メルケル首相とサルコジ大統領がベルルスコーニ首相に対し「財政再建策の内容を固め、G20会合の席で発表するよう」迫り、べルルスコーニ首相は’そうします!’と約束したそうです。しかしいざG20になったらベルルスコーニ首相は何も具体的な策を提示せず、会合の最中に2度も居眠りをしていた  ので、ラガルド専務理事が怒りの鉄建となったそうです。

*イタリア国債イールド急激に上昇

イタリア10年国債の利回り(イールド)が先週金曜日終値から急激に上昇 (=価格低下)しています。
このチャートは11月7日(月)のイールドの動きを示したチャートですが、ECBの買い支えにもかかわらずグ~~ンと上昇しているのが判ります。
Italian yield 07 Nov 11

この過去記事でも書きましたが、 LCHクリアネットがマージン引き上げに動く可能性が徐々に高まっています 。 そうなれば当然イタリアがEU/IMFに金融支援要請に動くのも時間の問題となりかねません 

大丈夫か?イタリアを救済できるお金なんてないッスよ、どこにも.... 

これに関しては、有料記事で追加記事を書きます。

*オランダの世論調査

Maurice de Hondが行った世論調査(日曜日発表)によりますと、58%のオランダ人は(オランダ旧通貨)ギルダーを継続使用していればよかった  と思っていることが判りました。今年5月に行われた同様の世論調査時には、51%の人がギルダー継続使用を希望していたので、今回は前回より7%希望者増加ということになります。

・ギリシャに関して
52%がギリシャはユーロ圏から離脱すべきと思う
60%が最終的にEU/IMFはギリシャに追加支援金を支払うことになるが、ギリシャは返済出来ないであろうと思っている
69%がギリシャはEU/IMFに約束した財政再建策実施には至らないだろうと思っている


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[ 2011/11/07 21:54 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ギリシャの今後に関するQ&A

英テレグラフ紙に載っているギリシャに関するQ&Aというものの内容を一部ご紹介します。
このテレグラフ紙という新聞は相当右寄りの新聞なので、私も読むときには全てを鵜呑みにしないようにする時もあります。

*ギリシャ内閣信任案について

今夜予定されていたパパンドレウ内閣に対する信任投票は予定通り実施される模様。
このすぐ下の記事でも書きましたが、ヴェニゼロス財務相の必死の抵抗/努力を持って、EUから提示された包括策受け入れをめぐる国民投票実施の可能性は、なくなりました。同財務相はパパンドレウ首相に辞任を迫ったようですが、最終的に同首相は辞任せず本日の信任投票の結果を尊重するという立場を貫くそうです。

現在予想されている信任投票の結果は、不信任  されるであろうという内容  つまりパパンドレウ首相は追い出される  ようです。

*パパンドレウ内閣が否決された場合

ヴェニゼロス財務相をはじめ与野党の党首の間では「挙国一致内閣の樹立」 を働きかけているようです。
もし挙国一致内閣が誕生すれば、そのトップに立つ人物として名前が挙がっているのはパパデモス前欧州中央銀行(ECB)副総裁

*挙国一致内閣後は

この内閣はあくまでも暫定政権となりますので、解散総選挙は避けられません 。現在話しに出ている「次期総選挙」は早ければ来年1月末くらいだそうです。

*如何なる理由にせよ、万が一ギリシャがユーロ圏離脱という選択肢を取らざるを得なくなる場合

シナリオは2つ

1)ギリシャがEUから提示された包括策受け入れを拒否した場合 又は (拒否しないが)包括案の達成が困難と判断された場合

2)どういう理由にせよ、国民投票実施の可能性が再浮上し、実際に投票実施が確定した場合

いずれの場合も、ギリシャはEU/IMFからの支援金の受け取りが出来なくなる   デフォルトは避けられない 

*ギリシャがユーロ圏離脱する事は可能なのですか?

法律的に可能かどうかは法律の専門家により意見が違う  ようです。パパンドレウ首相の考え方では、ユーロ圏を離脱すること = EUそのものからも離脱すること となっているそうなので、これは大問題  となります。

*EUからの離脱の方法は?

EU加盟国が離脱を希望した場合、最初に取るべき行動は他の加盟国全部に離脱希望を伝えることです。
加盟各国がそれを受理した時点で、離脱に関する協議が開始されます。
加盟各国の半分以上の賛成、そして欧州議会での承認があってはじめて、離脱が可能になります。

*ギリシャがEU離脱を決心した場合、どんな影響が考えられますか?

ギリシャがユーロ圏 又は EUから離脱した場合、相当の困難が待っていると考えられます 
まず同国の金融機関が狙い撃ち  にされ取り付け騒ぎや預金引き下ろしが殺到し、倒産が相次ぎ結果としてギリシャの銀行の国有化は避けられないでしょう。国の財政も破綻し、公務員給与は即座に最低でも20%のカットを余儀なくされる筈です。EUから毎年受け取っている90億ユーロ相当の諸手当(農業関連補助金や地域復興金など)も受け取る義務がなくなります。

(しかしドラクマに戻るということは通貨切り下げの手段が手元に戻ること、流通通貨量を自国でコントロール出来ることにもなるので、中長期的にはマイナス面ばかりではありません。)


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[ 2011/11/04 20:47 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

今朝の報道

おはようございます 
つい10分くらい前に一緒に算数教室のお手伝いをしている日本人女性がうちに来たのですが、玄関のドアを開けたら開口一番 「物凄く疲れてない?」
はい、倒れるほど疲れています....  本当に年齢には勝てません 

さて、今更ですが’’ギリシャ’’関連ニュースに右往左往している毎日ですが、今現在判っている決定事をまとめてみたいと思います。

・国民投票実施案は中止の方向  腹痛で入院していたヴェニゼロス財務相が昨日退院後、全力を挙げて国民投票中止に漕ぎ着けたようです。
・パパンドレウ内閣信任投票は予定通り、今夜実施
・野党側は欧州が提示したギリシャに対する財政再建策を支持

今朝早い時間(ロンドン朝7時過ぎ)に行われたBBCラジオでのインタビューで、欧州委員会のバローゾ委員長はギリシャに関して「ギリシャがユーロ圏を離脱するかしないかの選択は、ギリシャ自身が判断することだ。ユーロ圏に加盟したからには、規則/条約を尊重して行動して欲しい。EUとしてはギリシャ残留を望む」と語ったそうです。

ギリシャの内閣信任案については、これからまた調べます。ちょっと今朝は他の用事でゴタゴタしていたので、まだちゃんと調べていません 

*イタリア

昨夜遅い時間にG20で話し合われたようですが、国際通貨基金(IМF)がイタリアの経済改革の進展度をモニターすることで合意したと今朝発表されました。これを巡り、イタリアからいくつかの反論がなされていますが、現在のところ 「監視」というよりは「IMFから必要に応じてアドバイスを受ける準備がある」という感じのようです。

*英RBS銀行

本日発表された同行の第3・四半期決算で明らかになったのですが、ギリシャへのエクスポージャーに関連した損失計上しました。金額は1億4,200万ポンドの減損費用を計上しており、名目価格の63%の評価下げ を適用した模様です。

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[ 2011/11/04 20:07 ] マーケット | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

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