本当に下品なタイトルになって申し訳ありません

が、これが私の素直な感想です。
*タイミングと増額幅私自身も含め、市場の6割が来月の理事会でQE増額発表を予想していました。そしてその際の増額幅は500億ポンドという意見でほぼ一致していました。
しかし英中銀は11月まで待たず本日増額発表

し、増額幅も市場予想を大きく上回る750億ポンド
*量的緩和策の推移今更ここで述べる必要もないでしょうが、過去の量的緩和策額の推移を書き残します。
2009年3月量的緩和策開始

750億ポンド
2009年5月増額

500億ポンド (総額1,250億ポンド)
2009年8月増額

500億ポンド (総額1,750億ポンド)
2009年11月増額

250億ポンド (総額2,000億ポンド)
開始時期3月以外、全ての増額は英中銀四半期インフレーション・レポートが発表される月(2,5,8,11月)に実施されています。
先ほどこのすぐ下の記事でも書きましたが、英中銀が本日発表した声明文では「本日増額分の750億ポンド分の国債購入に関しては4ヶ月という期間内で行う」としています。つまり今月から4ヵ月後

2012年2月は四半期インフレーション・レポート発行月となっていることを考えあわせれば、その時点で更なる増額の可能性を残したとも理解出来ます。
*購入対象現在のところ、英国債が対象とされており、どの期間の国債が購入対象となるのかわかりません。もし銀行の体質強化を念頭に置くのであれば、将来は銀行が発行した債券も購入対象に含めるのでしょうか?
*私が一番心配している点英中銀が市場予想より早く量的緩和増額に踏み切った理由として考えられるのは、政府が断行している超緊縮財政政策により足をひっぱられた英景気がただ単に低迷するのではなく、ここから一気にリセッション(マイナス成長)に入る危険性を既に感じ取っているのかもしれません。それは是が非でも避けたいので、やむを得ず金融面での緩和を急いだからなのじゃないか?という点です。

上のグラフをご覧になると判りますが、この国の個人/世帯支出は、昨年Q3 つまり現連立政権が緊縮財政政策を発表して以来、下落の一途を辿っています。今年に入ってからの下落率は加速しているのがわかります。
サービス部門、製造業部門もかろうじてプラスに留まっているものの、マイナスへ落ち込むのは時間の問題にも見えます。
これに関しては明日のセントラル短資FXさんのコラム(ブログ左上の すこしFX,なが~くFX)でもっと詳しい記事を書きますので、楽しみにお待ち下さい。
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