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最近はまってるマジシャン

日本にも世界中を驚かせる素晴らしいマジシャンがおりますね。
イギリスでも最近、ダイナモ(Dynamo)という男性が突如マスコミに出てきました。彼のマジック全てのクリップは乗せられませんが、一部をここでご紹介します。















[ 2011/07/30 10:00 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

スペイン、前倒し総選挙11月20日に実施

今から15分前くらいに、「スペイン前倒し総選挙」の噂が出ました。これを受けて、ユーロ下落 

*失業率若干改善

本日発表された6月までの3ヶ月ごとの失業率は20.89%  3月に発表された3ヵ月ごとの失業率 21.29%から若干の改善



しかしさぁ、21.29から20.89って「改善」って騒ぐほどの改善かな?わからないワ  、スペイン人の感覚は.... 

*前倒し総選挙 11月29日実施の噂

改善された失業率、そしてザパテロ首相率いる最大与党:社会労働党の支持率の上昇を受け、早ければ本日中にもザパテロ君が前倒し総選挙の実施を発表すると期待されているようです。本来であれば、スペインの総選挙は2012年5月の予定。

すみません。今発見したのですが、スペインの地元紙にそういう憶測記事が載ってるそうです

もし11月29日総選挙実施が本当であれば、スペイン内閣は9月26日に解散します。El Pais紙は総選挙実施日を11月20日としているみたいですね。

 全然関係ないのですが、スペインって「選挙は何曜日」という決まり事ってないのかな?例えば英国では伝統的に「選挙は木曜日」という暗黙の了解があります。

*水面下での動き

ザパテロ君の後任として注目  されていた前スペイン副首相兼内務相だったルバルカバ氏。このオッサンは7月上旬に突然辞任しています。ザパテロ君はただでさえギリシャ債務問題でめちゃくちゃ忙しいのに、こんな時に辞任しやがって...  とぼやきながら、慌てて  内閣改造に踏み切りました。

このルバルカバという舌を噛みそうな名前のオッサンが辞任した背景には、万が一前倒し総選挙が今秋に実施された場合、次期首相候補として社会労働党内部の支持者集めに時間が足りない  水面下で次期首相候補キャンペーンをしながら副首相/内務相の仕事は兼任出来ない  だったら辞任しちゃえ! となったようです。 
*総選挙 11月20日に実施で決まり!

こうやって私がセコセコ記事を書いているうちに 、ザパテロ君はサッサと前倒し総選挙を発表しましたね。

MADRID―Spanish Prime Minister José Luis Rodriguez Zapatero said Friday he will call early elections for Nov. 20, bowing to intense political pressure to leave office ahead of schedule amid unprecedented economic stagnation

投票日は11月20日。

前倒すのはいいんだけど、その間にギリシャ債務危機問題を巡ってゴタゴタが悪化すると、スペインがターゲット  にされそうで恐いな...... 新内閣がちゃんと組閣されるまで宙ぶらりんでしょう、スペイン中が..... なんだか嫌な予感 

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[ 2011/07/29 20:27 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

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[ 2011/07/29 19:50 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

ギリシャ債務危機問題、一難去ってまた一難?

昨年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりましたセントラル短資FX(株)さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、4月より隔週金曜日に マーケット・ビューでも連載させて頂く事になりました 

ユーロ圏債務危機問題 、そして米国の債務上限引き上げ問題 
一体どちらの「問題」に目処が立つのか世界中がヒヤヒヤ  しています。

先週のEUサミットでは、どうやら「ユーロ圏債務危機問題」が収束に向かうんじゃないか?と期待  されましたが、話しはそう簡単ではないようです。

ギリシャ債務危機が産声を挙げて以来、初めて欧州関係者が「一つの声」で語り合った今回のサミットだったにもかかわらず、一体何が市場参加者を悩ませているのでしょうか  今回はそこに焦点を当てて書いてみました。

このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください! 
よろしく~

最後になりますが、このリンク をクリックして頂くと私が書いた全ての過去記事が読めますので、是非ご活用下さい 
[ 2011/07/29 16:46 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ロンドン・オリンピックまであと1年

昨日夕方、ロンドン中心部のトラファルガー広場で 「2012年ロンドン・オリンピックに向けてのカウント・ダウン」  式典が開催されました。キャメロン首相、オリンピック委員会の会長をはじめ、2012年オリンピック出場選手などが集まり盛大な催し物となり、私もBBCテレビの前に陣取りずっと見ていました。

本日から365日後のロンドン時間午後7時30分に2012年ロンドン・オリンピックの開会式が始まります。トラファルガー広場に設置された「カウント・ダウン時計」で開会式までの時間が一目瞭然となります。


カウント・ダウンの式典に絶対欠かせないのがイギリスの飛び込みの代表、トム・デイリー選手。イケメン  の彼は英国でも絶大な人気 
彼は北京オリンピックに初出場、その時はたしか最年少での出場だったと思います。一昨年だったかFINA(国際水泳連盟)10メートル級飛び込みのチャンピォンとなりました。
現在17歳になったトム君ですが、学校と飛び込みの練習の両立がたいへんみたいですが、オリンピックでの活躍が期待されます。


これはロンドンが2012年オリンピック開催地に決定されてからの経過をまとめたビデオです。
昨日のキャメロン首相の言葉によると、オリンピック関連施設は全て建設終了とのこと。来年が楽しみです 
[ 2011/07/28 20:39 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(0)

イタリア財務相辞任否定報道

ロイター記事でイタリア農業相がトレモンティ財務相辞任について 「根も葉もない噂だ!」 と一喝したみたいですね。
関連記事リンク

トレモンティ財務相に関する記事が見つかりました
イタリア発金融アルマゲドンの可能性 というタイトルです。お時間が許せば、是非お読み下さい

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[ 2011/07/28 19:17 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

伊トレモンティ財務相辞任の噂?

この人については以前記事にしたのですが、すぐにリンクが見つからん

財政再建に非常に積極的なオジサンなのですが、人との交流が下手でベルルスコーニ首相だけでなく他の閣僚達からも受けが悪い人だったみたいです。

いずれにしても、このオジサン辞任の噂が出て、ユーロのストップ炸裂 

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[ 2011/07/28 19:05 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

先行きが思いやられるユーロ圏債務危機問題

先週末のEUサミットでギリシャに対する第2次支援策とEFSFの権限強化について合意したことは、このブログでも書きました

少なくとも夏の間はバカンス を楽しむ欧州人なので、問題が提起されるのは9月に入ってからだろう....と油断していたら  1週間も経たないうちに既に問題発生  です。

EFSF権限強化に関して昨日独ショイブレ財務相が「空手形を切るつもりは全くない」 と念を押す意味での発言が問題再燃のきっかけとなったようです。このEFSF権限強化に関しては明日(金曜日)詳しく記事にする予定ですので楽しみにお待ち下さい。

とりあえず水曜日から本日にかけて起こった出来事をご紹介します。

*キプロス格下げ

米格付け会社:ムーディーズがキプロスの格下げ実施 ⇒ 2ノッチ下げてA2 ⇒ Baa1 ⇒ これはジャンク債扱いまであと2段階の水準

ムーディーズは格下げの理由として、キプロスの銀行はギリシャ国債の保有高が大きいことなどを理由に挙げています。

*イタリア国債利回り上昇

Italian spanish yield July 11

先日このブログでも紹介しましたが、イタリアは8月の国債入札をキャンセル
しています。そこでも書きましたが、キャンセルの本当の理由は利回りが高すぎて入札見送る以外、打つ手なしなのではないか  という疑問が生じてきたことが挙げられています。

このイタリア国債利回り上昇を受け、一部のヘッジファンドは今朝のアジア時間にユーロ円売り  を出している模様。

そしてもっと悪いことに、独ドイツ銀行は「昨年末から現在までの間に、CDSを利用して(同行が)イタリア国債の持ち高を約80億ユーロから10億ユーロ弱に大幅削減した。」と発表。この発言をきっかけに、他の欧州系主要銀行も同様の動きを加速しているのではないか?という疑問も手伝い、イタリア系銀行株は4~5%の下落を記録。

6月の伊製造業センチメント指数は予想 99.7に対し、実際の数字は98.5と大幅に下落し、4ヶ月連続下落。ちなみに先月の数字は100.5。この発表を受け、今年に入ってからのECBの政策金利上げが同国の景気回復に水を指しているという見方が増えてきています。

*フランス

IMFが昨日発表した年次報告書では、フランスに対し新たな財政緊縮措置を講じない限り中長期的(2013年まで)に同国の財政赤字対GDP比を3%に縮小する目標を達成できないと指摘しました。同時にIMFはフランスのトリプルA格付けに関しても発言しており、トリプルA格付けの国の中でもフランスの公的債務残高は対GDP85%と非常に高いため(英国の次 )トリプルA格付けの維持のためにも尚一層の努力が期待されると結んでいました。

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[ 2011/07/28 19:00 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

デフォルト懸念が英国に波及する可能性は?

いままでずっと毎週金曜日に更新している「まね得」さんの連載ですが、先々月はじめから水曜日に変更となりました。引き続きよろしくお願いします 

ユーロ圏債務危機、米国の債務上限問題と、世界中が赤字の対処に悩まされています 。 2011年のキーワードとなるかもしれない「Dワード」(=デフォルト、債務不履行) 

私が住む英国は今年を財政再建元年とし、主要国の中でも最高の緊縮度合いで財政政策を切り盛りしています。果たして英国はDワードとは無縁でいられるのでしょうか 

本日のまね得さんのコラムでは、そこに焦点をあててみました。

このブログ右上にある まね得連載のバナーをクリックして是非お読みいただけると嬉しいです 
[ 2011/07/27 16:26 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

英第2四半期GDP速報値について

繰り返しになりますが、まず先ほど発表された英Q2GDP速報値は
+0.2% q/q、 +0.7% y/y (予想 +0.2% q/q、 +0.8% y/y)

*各セクター内訳

・サービス業 +0.5%q/q   (Q1 +0.9%q/q)
英経済の76%を占めるサービス業ですが、Q2速報値では前期比+0.5%の伸びとなり、Q1での伸びを下廻っています。このブログでも何度も書いていますが、速報値は全体のGDP数値の40%の部分だけを取って算出されているので、改定値や最終値で上方修正される可能性は残っています。しかし単純に数字の比較だけすれば、ロイヤル・ウエディングで華やいだQ2の伸びはQ1を下廻るという皮肉な結果へ。

・製造/鉱業関連 -1.4%q/q   (Q1 -0.1% q/q)
英経済の16.5%を占めます。結果は全く冴えません.....

・建築業 +0.5%q/q   (Q1 -3.4%q/q)
英経済の6.5%を占める建築業。Q1の数字があまりにも酷かったので、今回は若干持ち直し気味。

*英統計局の言い訳

数字発表直後に統計局の主席エコノミストのオッサン自ら簡単なコメントを出したようです。それによるとQ2の数字は本来であれば+0.7% q/qの筈だった  ロイヤル・ウエディングによる国民休日の増加(1日)、日本の東日本大震災による影響、記録破りの暖春という’’特殊要因’’により四半期ベースで0.5%のマイナス要因となった  結果として +0.7% 引く 0.5% = +0.2% 

 

正直言って’’特殊要因’’ (英語では special factor と言います) という言葉は聞き飽きました 

昨年Q4の驚き  のマイナス成長  この時の’’特殊要因’’は100年ぶりの大雪の影響
今年Q1の数字 +0.5%  この時の’’特殊要因’’は1月からのVAT税上げにより’’一時的に’’個人消費が鈍った 

そしてQ2はロイヤル・ウエディングの休日と日本の津波、そして笑ってしまう’記録破りの暑かった春’という言い訳。寒くても暑くてもGDPにはマイナス影響を与えるのでしょうか?

ここから先は、明日のまね得さんのコラムで詳しく書かせて頂きます。

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[ 2011/07/26 18:34 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

英Q2GDP速報値発表

マイナス予想が駆け巡る中、予想通りの+0.2%q/qという数字が出ました。
マイナスではなかったというので安堵のポンド買いが出ていると思います。

まだ内訳をチェックしていませんので、また改めて記事にします。

関連記事リンク貼ってる時間ないので、2つだか3つ下にある関連記事読んで下さい

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[ 2011/07/26 17:34 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

イタリア、8月入札キャンセル

DJ Italy Cancels Mid-August Medium-Long Term Bond Auction

Italy will cancel its mid-month auction for medium and long-term bonds, known as BTPs, "considering the large cash availability and the limited borrowing requirement," the Treasury said in a statement Monday.

The 12-month Treasury bills will be offered, it said. The T-bill auction is scheduled August 9.
(DOW JONES NEWSWIRES)  Italian Treasury: www.dt.tesoro.it

ロンドン時間月曜日午後5時過ぎ(日本時間火曜日午前1時過ぎ)このニュースが出ました。
簡単に訳すと
「イタリア財務省は8月中旬に予定されている中長期国債(BTPs)の入札をキャンセルすると月曜日に声明を出しました。その理由は芳醇なキャッシュが手元にあり、借り入れの必要性が限られてくるため」

Italian yield July 11
これはイタリア国債10年物の利回り(イールド)チャートです。これを見る限り、余計なお節介かもしれませんが、本音としてはこんな高い金利を払って資金繰りしていたら赤字がボコボコに増えてしまうので、入札を見送った........ とも受け取れなくもありません。

とことん性悪の私の勝手な見解です 

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[ 2011/07/26 06:45 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

どこに出ているのか知りたいキャメロン発言

今晩は!お手伝いしている算数教室のクラスが、夏休みの間だけ午前中になりました。今日は月曜日なので眠い目をこすり算数教室へ。そして先ほど帰宅してニュースを調べていたらこれを発見しました 
Cameron.jpg
実はもう2時間もGoogleでこのコメント のオリジナル・リンクを探しているのですが、英語では見当たりません。どこから取ったのか、又は日本語にだけ翻訳されているキャメロン首相のコメントなのか?リンクをご存知の方、是非教えて下さい 

*火曜日 英第2四半期GDP速報値発表

発表前日である月曜日の昼過ぎに、キャメロン首相やオズボーン財務相をはじめとする政府高官にはQ2速報値が渡されました。ですので、上記のキャメロン首相のコメントは数字を見た後での発言と理解してよいでしょう。

英語のニュースによると、本日ロンドン時間午後2時過ぎにスペインのザパテロ首相と英キャメロン首相が共同記者会見をし、そこで首相は英景気回復の鈍さについて語っているようです。

速報値の数字が出てからあらためて記事にしますが、明日の数字いかんでは、オズボーン財務相に対する財政緩和方向へのプレッシャー (この記事に関連記事リンクがたくさん載っています )や連立内閣がギクシャクする可能性まで出て来そうな気配すらあります。

当初、予想として+0.3% q/q という数字が出ていましたが、本日になって+0.1~0.2% q/qへ下方修正しているところが出てきたようです。

英国は再び経済収縮へと向かうのか? という記事を10日前に書きました。出来るだけこの記事をもう一度読み直して頂けると幸いです。

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[ 2011/07/26 00:53 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

ギリシャ第2次救済策に関するQ&A

英Skyテレビが「ギリシャ第2次救済策に関するQ&A」をまとめたようですので、ここで紹介します 

Q: ギリシャは第1次救済資金だけでは足りず、新たな救済資金を要請していると聞きました。その額はどのくらいになるのですか?

A: 私達が知っている数字としてはEUとIMFから1,090億ユーロ、民間部門が自発的に関与する規模として370億ユーロとなっています。今回の第2次救済により、ギリシャは今後の債務返済に必要な資金確保を心配せず、財政再建そして経済復興に専念することが可能となりました。既存国債の期限延長も含まれており、国債の償還が最大40年まで延長されるようです。融資に対する金利も3.5%まで下がる様子です。

Q: ギリシャの財政赤字に対する真摯な取り組み度合いには疑問符がつきます  が、今度こそ本気で赤字削減に取り組むつもりなのでしょうか?

A: ギリシャは投資に最適な国とは言えないまま  長い期間が過ぎました。そしてここにきてEUからの援助がなければやっていけない  事が判明しました。今回の第2次支援策によりギリシャはEUやIMFから融資された支援金の全額返却を目指し頑張るでしょう。

Q: どうしてギリシャはそんなにたくさんの支援金が必要なのですか?そしてどうしてギリシャだけこれほどまでの手厚い保護がなされてきたのですか?

A: ギリシャ財政は破綻しています 。 そもそもギリシャがユーロ圏に加盟し、他の加盟国並みの低い金利の恩恵を受けて以来、ギリシャに住む人々の考え方が変わってしまったようです。金利は低い、クレジットも簡単に手に入ると生活習慣が大きく変化してしまったお陰で、現在はその後遺症  に悩まされています。

財政問題がギリシャ国内で収まっているうちは良かったのですが、他のユーロ加盟国へ拡大して行ったので、ギリシャ債務問題はもう既にギリシャの問題ではなく「ユーロ圏の問題」へと姿を変えていきました。

もしギリシャがユーロ加盟国でなければ、放っておかれ野垂れ死に  したでしょう。ギリシャがユーロ加盟国でありながら、それでもギリシャを野垂れ死にさせてしまったら、同国より経済規模の大きな加盟国は大丈夫なのか  という不安心理が浮上してしまうことは明らかです。

Q: ギリシャは融資を受ける時、どんな担保を差し出したのですか?

A: 本当かどうか定かではありませんが、同じユーロ加盟国であるフィンランドは、ギリシャに対しパルテノン神殿とエーゲ海に浮かぶ島のいくつかを担保物件として差し出すよう要請したと言われています。しかし今のところ、これらの物件の提出は第2次支援策の条件に含まれていません。

ギリシャは今後EUやIMFが提示したターゲット付きの緊縮財政政策の断行を迫られる事は明白です。

Q: 今までにギリシャだけでなく他のユーロ加盟国に対しても支援策が実施されました。今回の第2次支援策が他のものと違ってこれだけ騒がれている理由は何なのでしょうか?

A: よい質問ですね。今まで発表されてきた支援策同様、今回のものもユーロ圏の納税者による負担は避けられません。たぶん強いて違っている点をあげるなら、EFSFの権限強化でしょうか。

昨日のサミットが終了し、独メルケル首相や仏サルコジ大統領が個別記者会見をしました。その場でサルコジ大統領は「ユーロ圏経済同盟」という言葉を使っており、今回の決定はギリシャ一国の救済だけに留まらず、ユーロ圏の連邦化へ一歩踏み出した内容となったものとも受け取れます。

Q: 今回の決定は過去そして将来に向けてユーロ圏内の富の移動(北から南へ)のきっかけとなるのでしょうか?

A: さしあたりEUとIMFが1,090億ユーロという支援金額を提示したことにより、市場には安心感が漂っています。しかし本当の勝負はここからでしょう。果たしてスペインやイタリアの国債利回りが低下傾向を継続出来るのかなど注意すべき点はたくさんあります。

Q: 昨日のEUサミット開催以前には「ユーロ崩壊説」 まで流れました。今後同じような崩壊説が囁かれることはあるのでしょうか?

A: それは誰にも分かりません 。しかし短期的には、その可能性は一旦遠のいたと見てよいでしょう。

今回のサミットでは加盟国全体が一丸となって  問題解決に挑み、ユーロ存続に賭ける意気込みが感じられました 。それがユーロ継続に向けてのきっかけとなったのかもしれません。

Q: ギリシャ以外で金融支援を受けた加盟国はどうなるのですか?

A: ポルトガルやアイルランドも融資金利の低下などの恩恵を受けることが決定されました。

Q: なんだか全てが薔薇色  に見えますね。もしかしたら前向きに物事が進むような「ふり」をしているだけなのでは....

A: 厳密に言ってしまえば、ギリシャはデフォルトしたことになります。民間の投資家達もギリシャに投資した全額が戻ってくる訳ではありません。決して全てが薔薇色  ではありません。

ドイツ筋によりますと、大手格付け会社はギリシャに対するデフォルト格付けは時間をかけて判断すると言っているようです。

やはり今後の大きな問題点  は、実際にギリシャにデフォルト格付けが課され、その期間がどの程度継続するかはっきりした時に、ユーロ圏にどのような弊害があるのか? どのようなインパクトを与えるのか?そこに問題は集中するのかもしれません。

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[ 2011/07/22 22:37 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

ギリシャ第2次救済策

昨日野暮用で外出し 帰宅後テレビをつけたらトリシェ総裁の記者会見が飛び込んできました。あれ? と思っていたら、EUサミットが終了しその後の記者会見の席でトリシェさんが質疑応答に答えていた場面だと分かりました。毎月開催されるECB金融政策理事会後の定例記者会見の席とは違い、なんだか少しだけ「機嫌の悪い」顔 をしていたトリシェさん。きっとサミット中、激怒して部屋から出て行ってしまった後だったのかもしれませんね 笑







*ギリシャ第2次救済策

・総額: 1,590億ユーロ  EU/IMFからの緊急融資 1,090億ユーロ、民間関与分 370億ユーロ、ギリシャ政府等による国債買戻し額 126億ユーロ
・ギリシャへの融資返済期限延長  現在の7年半から最短で15年、最長で30年へ延長
・融資金利負担削減  現在の4.5~5.8%から3.5%へ引き下げ
・民間関与の内容  保有するギリシャ国債の21%切り下げに「自発的」に 応じる
・EFSF(欧州金融安定化ファシリティー)の権限強化  ECBが緊急と判断した場合、EFSFが財政悪化国の国債を流通市場から買い取る権限を付与。これによりギリシャ以外の加盟国がクレジット市場から締め出されそうになった際、EFSFがその国に対して予防的信用枠を設定できるようになる。

*今回の決定を受けて、私が抱いた第一印象

個人的には今までずっと後手に廻っていた対応が、今回はじめて先手を打った形になった点は評価してもよい と思っています。そして短期的にせよ今までずっと市場に漂っていた「不透明感が払拭」された点も含め、ユーロが買われた事実は納得出来ますし、ここから突如悪い問題点が指摘されない限りユーロ堅調地合いが継続するであろうことも頷けます。

この決定の中で一番目を引く  のがEFSFの権限強化の部分。現在EFSFは4,400億ユーロという規模しかないので、果たしてこれだけの額で危なっかしい国の資本増強や国債買取が十分に出来るのか?  たぶんそれをするには限界があるだろう  と個人的には思います。

額の問題は一旦置いといて、この「EFSF権限強化」決定の背景にはイタリアとスペインの2ヶ国への飛び火リスク  を想定し、そのリスクの軽減をはかっているのでしょう。そうなると、とりあえず今後これらの国々へ飛び火する前にEFSFが何らかの形で介入する  飛び火リスク軽減  市場の安定に結びつくことは確実になると予想されます。

くどいですが、短期的には万々歳と言っても、果たして長期的にどういう展開となるのかはまだまだ不透明です。例えば半年~1年後にイタリアやスペインに問題が生じ、ECBが ’’ヤバ~~~~イ ’’ と判断した場合、EFSFが適当な措置を取る介入行為に出ると理解されるので、EFSFの規模拡大はそれらの国の救済に見合ったサイズにならなければ意味がなくなります。その意味からもEFSFの規模拡大は本当に大事な決定事項となるに違いありません。

*EFSFの妥当な規模は?

もし私の理解が間違っていなければ、今回の決定はほとんどの部分がギリシャのみを対象としているので、「そんだったらアイルランドやポルトガルは、どうなんの」という疑問が湧いてくるのにそう時間がかからないのかもしれません。欧州系の大手銀行のほとんどは民間関与にYESと言ってますが、それはギリシャに対してだけですよね?(私の理解、間違ってないかな? 

たった今 上で書きましたが、現在のEFSF規模は4,400億ユーロ。一部の金融機関では、これだけの危機対応に備えるためEFSFの規模は(現在の4,400億ユーロから)一気に2兆ユーロ  必要となると計算しているようですね。マジか?  更に付け加えますと、EFSFの機能拡充の際にはユーロ圏加盟各国の議会承認が必要となります。フィンランドとか大丈夫なのかな?

*ここからの注意点

さしあたり短期的にはギリシャの資金需要が満たされた  ので、他の国への新たな飛び火懸念  は後退してしかるべきでしょうが、EFSFの規模拡大、そしてその規模が十分であると市場が判断するまでは完全に危険水域から脱したと見るには不十分かもしれません。

ユーロ加盟条件を満たした国が「選択的」にせよなんにせよデフォルト扱いになるのは戦後初の出来事 。そして如何なる形にせよ「一旦デフォルトした国がユーロに留まれる」という前代未聞の出来事は常識的には全く考えられないことでした 。 マイナス成長は避けられないギリシャが今後どれだけ真剣に財政再建に取り組むか、民間関与がどの程度スムーズに運ぶのか、ギリシャのデフォルト扱いは本当に「数日間という超短期的現象」で終わるのか?

まだまだ答えよりも疑問の方が俄然多いというのが偽りない現実です。

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ユーロ

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ギリシャ救済タスクフォース設置

バロッソ欧州委員会委員長は本日、ギリシャの債務危機問題解決に向けたタスクフォース設置を指示  したようです。

*経済成長率向上と赤字削減

タスクフォースの使命は 「ギリシャの経済成長促進」と「財政再建」の2つ。それに必要な資金  は欧州構造基金から捻出すると発表しています。

思いっきり古い記事で恐縮ですが  構造基金に関しては過去に2度書いています。
最初の記事リンク  これです
2番目の記事リンク   これです

両方ともちょっと長い記事ですが、是非お読み頂けると幸いです。

タスクフォース指揮官はEBRD(欧州復興開発銀行)副総裁のなんとかいうオッサンが任命されました (気の毒だよね、この人)

*木曜日のEUサミット、遅れて開催される予定 

木曜日のEUサミットの前に開催されるユーロ圏財務相会合の開催時間に遅延が生じたそうです。理由は民間関与に対する地ならしがスムーズに進まない為とされています。
ユーロ圏財務相会合が遅延するため、その後に予定されているEUサミットの開催時間も遅れるということですが、具体的にどのくらい遅れるかは不明

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[ 2011/07/20 20:25 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ユーロ圏に残された時間

木曜日にEUサミットを引かえ市場では様々な憶測  がとびかっています。

*メルケル独首相からの警告 

昨日米オバマ大統領と電話会談  をしたメルケル首相。今週に入ってから彼女の口から出てくるサミット関連の発言は全て後ろ向き  なものばかり。危機がここまで悪化  しているにもかかわらず、現在ユーロ圏が抱えている債務問題は一挙に解決できるものではないという意味の発言を繰り返しており、ドイツは孤立してるのかな?と心配になってきている私です。

*ドイツ 対 ECB

これはあくまでも私の感想ですが、ギリシャへの第2次救済策に関して 「民間関与は絶対に必要」 とするドイツに対し、どんな形にせよ民間が関与した途端デフォルト扱いになるので民間関与には反対のECB  民間関与の必要性を訴えているのはドイツだけでなく、オランダ、フィンランド そしてフランスも同様です。そうなるとECBがどれだけ反対しても長いものに巻かれてしまう運命  にあるのだろうというのは予想がつきます。

この記事でも書きましたが金融政策の枠を越えた、加盟国の赤字問題や債務危機の管理も含めた「財政政策の救済役」をも押し付けられたECBは欧州の政治ゲームに加担したことによる中央銀行の独立性自体をも脅かす危険な位置づけ  となっているだけに必死の抵抗を示すことは想像がつきますね。

*欧州各銀行の予想

英HSBC銀行は「財政同盟か?はたまた崩壊か?」という予想を出しており、私の寝不足なぼんやり気分はいっぺんに吹っ飛びました 。ここまで究極の2者選択を予想しているHSBCの決断の背景には、’’PIGS債務危機はもう「小国の劣等組(ギリシャ、アイルランド、ポルトガル)」の枠を完全に抜け出して、イタリアやスペインへ飛び火するのは時間の問題となってきたことが明白となったからだ’’ としています。

仏ソクジェン銀行は顧客向けのレポートで 「ユーロは既に死んだものなのか?」 という疑問を投げかけているようです。ギリシャの財政状態は修正不可能であることは明白であり、イタリアも片足を棺おけ  に突っ込んでいる現在、ユーロが存続出来るチャンスは果たしてどのくらい残されているというのか?という素朴な疑問のようですね。

英RBS銀行はスペイン10年物国債利回りが6.30%台に乗った事実を踏まえ、「スペインはもう後に戻れない危険水域  へ達したのか?もしそうであれば数週間という非常に近い未来に  ユーロ圏発金融システム危機  が起こる可能性が考えられる」としているようです。

米債券運用最大手のPIMCOは少し違った見解を示しました。私も正直スゲ~~~と驚いた  のですが、「ギリシャ、アイルランド、ポルトガルには死んでもらう 。それらの国の救済に使うべき1兆ユーロをイタリアとスペイン救済に使用せよ!」というもの。

まぁ ユーロ圏債務危機に対する見解は人それぞれだということが分かりましたが、もうここまで来ると

・ユーロ圏の財政同盟
・共通ユーロ圏債券の発行 

この2つのいずれかしか残された道はないという見方がどんどん力を増してきたのも事実です。

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[ 2011/07/20 18:11 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

英中銀議事録公開まであと15分

6月の議事録 でQE2の可能性が少~~~しだけ高まり緩んだポンド。

最近発表された失業保険受給者数、英貿易収支、製造業PMIなど軒並み市場予想以下(予想より悪い)の結果となっており、英国の景気減速懸念はますます深まるばかり。

それを先取りした形でポンドは朝から売られています。

ユーロ圏債務危機問題は時間切れ寸前という状態で、何が何でも「何らかの解決策」を市場に示さないとならない非常に切羽詰った状況に置かれており、それを先取りした形でユーロ買い/ポンド売りが先行しています。

個人的には今月も先月同様 7名 据え置き 対 2名 量的緩和策再開(QE2)という投票結果となると予想していますが、万が一 6対3とかになったらポンドは更に下落する可能性あり




間違ってた事 書いてた~~~~~~~~~~
許して下さい (土下座してます、スクリーンの前で)

7対2は 7 据え置き 2 利上げ
量的緩和の部分では 1 対 8 で、これまた据え置き

寝ぼけてます。まだ
本当にごめんなさい

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[ 2011/07/20 17:19 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

ECBは地に墜ちた信用を取り戻せるのか?

いままでずっと毎週金曜日に更新している「まね得」さんの連載ですが、先々月はじめから水曜日に変更となりました。引き続きよろしくお願いします 

世界的なインフレ懸念台頭を受け、欧州中銀(ECB)が今年2度目の利上げに踏み切りました。ECB政策金利が住宅ローン金利に直結するスペインやアイルランドなど債務危機で苦しんでいる国に取っては、消費者好感度指数の下落を連想させる厳しい決定となっています。

本日のまね得さんのコラムでは、今回の利上げ断行に対しての市場の反応について書いてみました。

このブログ右上にある まね得連載のバナーをクリックして是非お読みいただけると嬉しいです 
[ 2011/07/20 15:50 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

ギリシャ追加支援の民間関与を巡る選択肢

本日のマーケットではユーロがグンと上昇 していますが、理由としては「民間関与に関する3つの選択肢」が提出されたことを好感したことが挙げられています。一体どんな選択肢が挙げられているのでしょうか?

これはロイター社が入手した書類のようで、日付は7月16日付け。この民間関与方法が明確にされれば今後3年間に渡るギリシャへの金融支援策の輪郭がはっきりするので、イタリアやスペインなどのユーロ加盟国重量級国への飛び火  が防げるだけでなく、市場参加者が安心して  ユーロ圏へ投資出来るようになるとされています。

*選択肢 その1  ギリシャ国債買戻しと信用補完策

具体的にどういう方法を取るのか書かれていないようですが、買戻しの際に必要な資金はユーロ圏の緊急援助資金である欧州金融安定化基金(EFSF)を活用するという案が強いようです。そうなると更にユーロ圏加盟国の保証という形での負担は増えますが、ギリシャの公的債務残高が大きく減少するため、長い目で見れば一番コスト削減に役立つ案とも言われているようです。

この案の問題点  は格付け会社がデフォルト 又は 選択的デフォルト扱いにする可能性が高い点。

*選択肢 その2  フランス案

簡単に言ってしまえば、ギリシャ国債のロールオーバー(借り換え)案です。銀行や保険会社など、民間部門が保有するギリシャ国債のうち、2014年までに満期を迎える国債の50%を30年物新発債(表面利率5.5%)と交換、20%はSPV(特別目的事業体)に償還資金として再投資するという内容。あくまでも民間部門が「自発的」に行うという大前提があり、この大前提が崩れない限り、格付け会社もこの動きを「デフォルト」と見なさないとしています。しかしこの点に関しては格付け各社により見解が分かれてきたので、デフォルト扱いする会社が出てこないとも限りません。

詳しい内容は以下のリンクを参照して下さい。
その1 
その2

*選択肢 その3  銀行課税案

ユーロ加盟国政府が全ての銀行へ課税し、その資金をギリシャ救済に充てる案。
格付け会社はこの案に対しては、デフォルト扱いしません。

この案の問題点は、ギリシャ債務に全く関与していない銀行まで課税対象となる点。


現在のところ、最終的には上記3案をごちゃ混ぜにした案が最有力視されているようです。
つまり欧州金融安定ファシリティー(EFSF)によるギリシャ国債の買い入れやフランス案による借り換え、銀行課税などを部分的に選択する案。ただしユーロ加盟国の一部では、議会での承認など法律的な問題に時間がかかる可能性が既に指摘されています。

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[ 2011/07/19 20:52 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

イタリアに関する疑問点にお答えします

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[ 2011/07/18 20:09 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

何のためのストレス・テストだったのか?

昨年実施された第一回目に続き、2回目になった欧州系銀行に対するストレス・テスト。欧州銀行監督機構(EBA)はその結果を先週金曜日に発表しました。

*不合格組

今回のテスト対象となった90の金融機関のうち、不合格組はわずか8行 (スペイン 5行、ギリシャ 2行、オーストリア 1行)。首の皮一枚 で不合格にならなかったのが16行とされています。独Landesbank Helaba銀行はテスト結果の公表を拒否しているので、結果として不合格とみなされる?  最終的な不合格組は9行と考えてよさそうです。

資金不足のため不合格と認定された8行の不足額総額は25億ユーロと発表されていますが、この数字が異常に少なすぎる  点に懸念が集中しています。

*EBAの結果が信じられない投資家達

EBAが「不足額は25億ユーロ」と発表した僅か25分後に、クレディ・スイス銀行は独自の調査結果を発表しました。それによると 「不合格組は14行、不足額総額は450億ユーロ」という内容。不足額の違いには驚きますよね..... JPモルガン銀行は不合格組を20行としています。ゴールドマン・サックスが今回のストレス・テストに先駆けて先月行った投資家へのサーベイでは、不合格組は15行に達し、不足金総額は290億ユーロに達するという結果が出ています。このように金融機関各社に加え、ヘッジファンド、年金基金、大手企業各社はそれぞれ独自の「ストレス・テスト結果」を出している模様です。

*査定基準に含まれなかった「ギリシャのデフォルト・リスク」

ギリシャ債務問題に対する民間関与も含めた救済策、そしてギリシャ国債のロールオーバーを自発的に実施する限り格付け会社各社はそれをデフォルトとみなさない可能性など、ギリシャのデフォルトに対する見解は未だにはっきりしていません。それが理由だからなのか知りませんが、今回のストレス・テストにはギリシャのデフォルト・リスクは査定対象に含まれていませんでした。

ブルーンバーグの記事によると、もしギリシャのデフォルト・リスクを査定対象に含んだ場合、最大で800億ユーロの資本不足が起こる  と見ているようです。ちなみにギリシャ国債に対するCDSでは既に90%の確率で同国がデフォルトするリスクを示しています。

昨年7月に行われた第一回目のストレス・テストで合格点を貰ったアイルランドの銀行2行 (Bank of Ireland と Allied Irish Bank)は、その翌月に政府の救済を受ける  結果となりました。今年はどんな「驚き」が待っているのでしょう?

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[ 2011/07/18 18:08 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

アメリカについて

昨日ずっと待ちに待った心臓専門病院  に行って来ました。私はてっきり「専門医」と一対一で診察をしてもらえるものとばかり思っていたのですが、全然違いました 。 実際に行われたのは心臓のCTスキャン。私 このCTスキャンというものを体験したことがない  のですが、4名の技師がスキャンの部屋にいて簡単な説明をしてくれました。心臓をハイライトし見やすくするために血管から3種類だか4種類の液体を入れながらスキャンが継続するのですが、3種類目の液体が入ってからしばらくすると大量の失禁か! ? という感覚におそわれ、ドキドキ  しました。説明時間も含めると30分くらい掛かったと思います。終了直後女性の技師の人が「失禁感覚があったかもしれないけど、大丈夫だから安心してね」と言ってくれたので  病院の予約連絡の手紙の中に「予約4時間前からはお水以外のものを口にしないで下さい」と書かれてあったこと + 病院についてから心臓病の急患が立て続けに運び込まれた  こともあり、結局2時間も待たされて空腹の限界に達していたこと + なんだかわからない液体を血管から入れられたことが重なり、終わったあとも気分が悪くしばらく椅子に座って地味にしていました。結果は2週間少しかかるとのこと。

やはり昨日のこの経験を経て決心したことは、出来る限り早いうちに日本に一時帰国して「人間ドック」というものを受けよう  ということでした。1988年渡英後、一度も自分の体の「本当の状態」を知らずに今まで来ました。イギリスの医療は日本とは違い、どこか悪い症状が出てはじめて検査をしてくれる、’予防的検査’というサービスがない国です。やはり私くらい年を取ってくると、そしてこれだけ神経を使う仕事  をしているのであれば尚更 「自分の体の現状」を知ることの大切さを実感したのです。

私が病院の待合室でドキドキイライラしながら自分の順番を待っている時、ムーディーズは「米国格付けを最上級から引き下げ方向で見直す!」と発表していました 。格付け大手3社のうち、S&Pは今春に米格付け見通しを「ネガティブ」へと変更しましたが、格付け自体は最上級のままです。そうは言っても、ネガティブ見通しになってしまうと、その後の状況改善が見られない場合は1年後くらいに「格下げの可能性が高まる」ことになるので、時間の問題と見る向きもあるでしょう。しかし昨日のムーディーズの警告は ’今後数週間’ という非常に近い将来の格下げの可能性となるので、これは大変な動き  となります。

*格下げは本当にトリプル安(株、債券、通貨)を招くのか?

私自身は相当深刻  なトリプル安を招くと信じていますが、一部のエコノミスト達の間では「米格下げの可能性やデフォルト懸念は既に市場では周知の事実として扱われているので、目新しいことではない。」という意見が出始め来てようです。

繰り返しになりますが、簡単にまとめると
・格下げの可能性については6月から言われ続けてきた  YES  織り込み済み
・S&Pは見通しをネガティブに変更したので、格下げは時間の問題  YES  織り込み済み

しかし昨日の報道を注意して読んでみると、おや! と思うことがあります。それは

・債務残高の法定上限引き上げだけでは不十分 。長期的な財政再建協議の合意は不可欠
・米連邦政府の債務残高は既に法定上限(14兆2,940億ドル)に達してしまった 。現在は年金基金からお金を借りてどうにか生き延びている 
・8月2日までに債務残高の法定上限引き上げ法案が議会を通過するためには来週末までに決着をつける必要がある 
・それが出来ないと、米国債利払いが出来なくなり事実上のデフォルトに陥る 



私はてっきり8月2日までに債務残高の法定上限引き上げが出来ればそれでHAPPY!  だと思っていたのですが、長期的視点に立った財政再建策も固めないと格下げは時間の問題だったんですね 

これって物凄いトリプル安を引き起こすことになりませんか? ユーロに目を取られすぎていた私は突然ドル買い/ユーロ、ポンド売りが出来ない体  になってしまいました。

*私にとって理解が難しい点

よく勉強もしないで安易に自分の意見をいうべきでない事は十分に理解していますが、私なりにいろいろな報道を読んで感じたことは大統領の指導力がとことん低下しているのではないか  という心配です。オバマさんが主張している 「富裕層向け増税 や 高齢者/低所得者向け医療支出抑制」 などに代表される財政再建への第一歩は避けて通れない問題。それを自分の身内の民主党の議員達にさえ反発  されているくらいですから、債務残高の法定上限引き上げが8月2日の期限に間に合わなくて当然と思ってしまう私は間違っているのかな?

高齢化が進む現在、年金受給年齢の遅れや医療制度の抜本的見直しなどによる不便さ  は、米国に限らず私が住む英国や欧州でも程度や形の差こそあれ有権者である私達国民の生活を直撃しています。別に英キャメロン首相が素晴らしい指導者であるなんて言う気は一ミリもありませんが、今 国としてやるべきことを国民に理解してもらい、きちんと実行する、それが出来ない指導者は失格なのではないでしょうか?(厳しすぎるかな、私?)

もちろん現在の英国はその超緊縮財政政策のお陰で マイナス成長に逆戻り する心配  が出てきました しかしデフォルト懸念や長期金利高騰の心配は今のところ無用です 

私は未だに格付け会社のでしゃばり度と格付け変更のタイミングの悪さには呆れている  一人ですが、今回のムーディーズの行動は非難できません。もっと早くやってもよかったんじゃないか?とさえ思います。

*とことんこだわるぞ!トリプル安

やはり「ここから何が起こるか判らない不透明さ」が続く以上、そして泣いても笑っても世界の基軸通貨である米国ドルがデフォルトするかもしれない  という歴史的転換点  に差し掛かっている事実は、ドルに対してネガティブに働くと思います。

1)ゼロ金利
2)デフォルトの可能性が示唆されている
3)QE3の可能性もあり得る

少なくとも短期的には何らかの解決の出口が見えるまで、こんな通貨買いたくありません。


すみません、これから算数教室の夏休み宿題セットのお手伝いでずっと出かけます。もうこの記事を読み返している時間がないので、このまま更新し帰宅後 訂正箇所があったら修正します。変な箇所があったらごめんね 

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[ 2011/07/16 02:45 ] 米国関連 | TB(-) | CM(2)

マイナス成長懸念

昨年からずっと隔週火曜日に担当させて頂いておりましたセントラル短資FX(株)さんのコラム すこしFX ☆ なが~くFX が、4月より隔週金曜日に マーケット・ビューでも連載させて頂く事になりました 

ギリシャと米国のデフォルト懸念 、それに伴う関係者の発言や格付け会社による格下げ 。毎日かなり神経質な相場展開が続いています。

そんな中で鳴りを潜めている  のが私が住む英国の通貨:ポンドです。

しかしマーケットの無関心をよそに、ここ英国でも超緊縮財政政策のお陰で、ここからの景気動向に暗雲が垂れ込めてきたようです。

本日のコラムでは、約10日後に迫った英第2四半期GDP速報値に関する恐ろしい  予想をご紹介します。

このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナー をクリックして是非お読みください! 
よろしく~

最後になりますが、このリンク をクリックして頂くと私が書いた全ての過去記事が読めますので、是非ご活用下さい 
[ 2011/07/15 16:15 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

バーナンキ議会証言

今週は病院通い / ヤボ用が続き全然マーケットが見れません 。 水曜日の午後遅くやっとPCの前に座りマーケットを眺める時間が取れたのですが、やけにドル安になっている  ことに気が付きました。調べてみると、バーナンキ議長の議会証言があったんですね (全然知らなかった  )

要旨を斜め読みして驚いた! このオッサン QE3の可能性を示唆するような発言してるじゃないですか!この数週間はとにかくマーケットが半パニック状態  で非常に神経質な展開を繰り広げていることくらい、この人知ってるだろうに、もっとかき回す気かよ?  欧州でイタリアも含めたPIGS危機の「処方箋」選びをしているうちに、気が付いたら世界的なソブリン・リスクが海を越えて米国まで飛び火していた....  となるのも時間の問題かもしれませんね。

今年になって米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後にバーナンキのオッサン自らが定例記者会見を開く方式に変更しましたよね。過去2度の記者会見の席でバーナンキさんは、インフレ懸念がジワジワ台頭してきた事 + QE2 実施時と現在の環境は全く異なる事などを理由にQE3 による追加金融緩和に対して、否定的なスタンスを暗にほのめかしていたと私は勝手に理解していました。 それからまだ1ヶ月も経ってませんが、そんなにいきなり変化しちゃう訳?  まぁ 「QE3やるよ!」と言った訳ではないですが、ユーロ圏債務危機の進行具合  それが米国に与える悪影響の度合いによっては、やらないとも限らないと理解しておきましょう。

とりあえずここからは 1)雇用市場の環境 2)著しい景気減速 3)デフレ懸念 に注意  。ここにきて米経済を取り巻く環境が本当に悪化した  のか、それとも単なるバーナンキさんのリップ・サービス  なのか判断に迷う私です 

話しが全然違うけど、突然  が食べたくなった....

もし私がファンド・マネージャーだったら投資先探すのに困るなぁ。金が上がるわけですよね、こりゃ。

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[ 2011/07/14 01:01 ] 米国関連 | TB(-) | CM(2)

イタリア発金融アルマゲドン?

いままでずっと毎週金曜日に更新している「まね得」さんの連載ですが、先々月はじめから水曜日に変更となりました。引き続きよろしくお願いします 

ユーロ圏の劣等生 PIGS 
ギリシャ、アイルランド、ポルトガルと来て、残るはスペインか! と、市場参加者なら誰もがある意味警戒していた筈です。しかしそこに突如として現れてきたのが イタリアです。

本日のまね得さんのコラムでは、「どうして今、イタリアなのか?」そしてもしイタリアが自分達で市場から資金調達が不可能となった場合にはリーマン・ショックの数倍規模の金融不安が起こる可能性について書いてみました。

このブログ右上にある まね得連載のバナーをクリックして是非お読みいただけると嬉しいです 
[ 2011/07/13 15:51 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ユーロ その3

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[ 2011/07/11 20:30 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

ギリシャへの第2次支援策

このブログの読者の方から 「ギリシャに対する第2次支援策」の内容についてメイル・フォームを通して質問を頂きました。

*ギリシャに対する第2次支援策

この記事のリンク をクリックして下さい。

記事の中ほどに2つのグラフがあります。左側は昨年春に決定されたギリシャ向けの最初の金融支援策の内容。そして右側が現在までに市場に漏れ聞こえてきている同国向け第2次支援策の内容です。

リンクをつけた記事は7月1日付けですが、この週末には ’’フランスが提示しているギリシャ債務のロールオーバー (借り換え)案は破棄される可能性’’が浮上してきており、一体何がどうなってりうのか  不透明感一色となっています 

もしフランス案が却下された場合、右側グラフの「民間関与」の額が変更されるのかどうか、今のところよくわかりません。

なんだか分からない事ばかり  なのですが、本日のユーロ圏財務相会合で何も出なければ決定は夏の終わり頃まで不透明感が漂う可能性は否定出来ません。

ユーロ/スイスが下がる訳ですわ、こりゃ

追記:
1.41-1.47 DNTがあるそうです。一旦 1.4100手前の防戦買いが沸いてくるでしょう。

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[ 2011/07/11 19:19 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

EU緊急会合まであと30分

本日午後から予定されているユーロ圏財務相会合に先駆け、ファンロンパイEU大統領はトリシェECB総裁、ユンケル議長、レーン委員(経済・通貨担当)、バローゾ欧州委員長などと共に緊急会合を開く予定になっています。この会合はあと30分後に開催される様子なので、それからはニュースのヘッドラインなどが流れマーケットが右往左往する可能性もありますのでお気をつけ下さい。

ファンロンパイEU大統領は今回の会合に関して 「イタリアは議題に載らない。緊急会合というより、欧州全体の協調体制確保に向けての地ならしである」としているようですが、嘘付け!

*ギリシャ国債の一部デフォルトを容認する姿勢

ギリシャのデフォルトを頑なに拒否する姿勢を貫いていた欧州中銀(ECB)ですが、既に先週の時点で「ユーロ加盟国のデフォルトに対して」の対処法 ’貴方ならどうする?’という質問も含めた書簡を一部の金融機関に送っていたことがドイツの新聞で暴露  されたようです。それによると5行以上の投資銀行などがアドバイスを受けたらしいということになってるようですね。

*ほころびが目立ち始めたイタリア

イタリアに関しては水曜日のまね得さんのコラムで詳しく書きますが、本日のユーロ圏財務相会合だけでなくファンロンパイEU大統領が呼びかけた緊急会合の席でも (ギリシャ問題だけでなく)ユーロ圏第三番目に大きな経済規模を持つイタリア問題に関しても話し合われるのは必須。

ファンロンパイEU大統領は「イタリアについては協議しない」とか言ってますが、この緊急会合にはイタリア財務省のトップでありEU経済財政委員会のトップも兼ねるグリリ氏もわざわざ参加を呼びかけられたそうなので、目が離せません。


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[ 2011/07/11 18:35 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
~丸わかり! ロンドン発
★欧州経済事情~
欧州の注目テーマを一刀両断!

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私も新イーグル・フライで
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