このブログ記事の冒頭でご紹介しましたが、今週木曜日は75万人にのぼる公務員による大規模ストライキ

が予定されています。リンクの記事では1980年来と書きましたが、週末の英ガーディアン紙によると 「1926年以来」と書かれているので、なんと約100年ぶりとなるそうです。大学授業料値上げにカンカンな大学生達もこのストライキに便乗する予定らしいので、相当な規模のストライキになりそうです。今回のストは ’年金、給与、雇用’をめぐり、4つの労働組合が合同ストの決行する為、これだけの規模に膨れ上がりました。
ストとは全く関係ないのですが、ここのところ車の運転をしながら聞いているラジオ・ニュースでやたらと報道されている解雇関連ニュース

。2008年秋のリーマン・ショック直後はもう毎秒と言っていいほど解雇解雇

と騒いでいましたが、しばらく耳にしていなかったので、突然の頻度に少々戸惑っている自分がいます
*小売業界、倒産の波 
日本ではあまり馴染みのない名前ばかりでしょうが、英国に住む人なら誰もが耳にしたことがあるお店が立て続けに破産/倒産/身売りをしています。いくつか例を挙げますと
・テレンス・コンラン卿がはじめた「ハビタ Habitat」という家具・生活雑貨店

倒産
・高級キッチン店 Moben や バス・ルームの店 Dolphinを傘下におくHomeform

倒産

3,700人が解雇される予定
・女性ファッション Jane Norman

200店舗閉鎖、1,600人が解雇される予定
・カードの店 Clinton Cards

リストラ

700店舗閉鎖 (具体的な解雇者数は未定)
・電気製品量販店 Comet (親会社は仏Kesa社)

英国とアイルランドにある200店舗売却予定 (具体的な解雇者数は未定)

英株式市場上場を廃止
・音楽関係 HMV

リストラ

英国とアイルランドで合計285店あるが、そのうち60店閉鎖

カナダにある125店舗は他の会社へ売却
・テレビ/PCゲーム会社 Game

リストラ

英国とアイルランドにある620店舗を550店舗に縮小

150人が解雇される予定
本当に自分勝手なのですが、Clinton Cardsというお店はどんなに小さな街にでも必ずあるお店です。今はネットが普及しているだけなく、大手スーパー・マーケットでも安いカードが豊富に並んでいるのでわざわざClintonまで行かなくてもいくらでもカードが買えることも事実。そして更にClintonにとって不利な点は、このお店よりずっと安い価格帯のカード屋さんがいくつか出現してきたことですね。でもなんだかこのClintonがなくなるって、ひとつの時代が終わったように感じてしまうのは私だけでしょうかね...

政府の超緊縮財政政策により、公共部門で解雇された人達を民間部門が雇用するというシナリオですが、ますますそれが難しくなってきていると肌で感じる

今日この頃です...
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