ガ~~~ン

物凄く詳しく書いた記事が消えてしまいました

覚えている範囲で書き直します
昨日の夜はBBC、スカイ、CNN、CNBCなどほとんど全ての局がギリシャ内閣信任投票中継をしていたので、選択の余地なく私も3時間ずっと中継を見ていました。国会議事堂前に集まった群衆の数は15,000人を越えると言われ、エジプトの反政府運動での群集を思い出してしまいました。エジプトの時とは違いギリシャの群集は大人しく投票結果を待っていましたが、一人一人の投票結果が読み上げる声が広場にまで聞こえて来ており 「YES (内閣信任)」という声が聞こえるたびに群集から「NO~~~~~~~~~」という雄叫び

が聞こえていたのが印象的でした。
*一難去ってまた一難昨日の信任投票で現パパンドレウ内閣が承認されたことにより、市場は一旦落ち着きをみせているものの、ここからがある意味「本番」となる事は間違いないと思います。
昨年5月、ギリシャに対し総額1,100億ユーロの金融支援が決定。本来であればその一部である120億ユーロが今月中に支払われている筈でした。しかし今月に入り「ギリシャ側からもっと真剣な財政再建計画が提出されない限り 支払いませんよ!」

という態度に出たEU/IMFサイド。当然ギリシャ国債の満期延長などに代表される「ソフト・リプロファイリング」も話し合われましたが、格付け会社はそれを「デフォルト」として扱うため、ECBやフランスが猛反対



結局メルケル首相が折れ

、ギリシャの中期財政再建計画と引き換えに120億ユーロを支払いましょう という形に落ち着いた様子です。
*これからの段取り中期財政再建計画は2015年までに総額280億ユーロ以上の赤字削減を盛り込む内容となり、この新たな財政緊縮策が6月28日に議会で承認されるかどうかがEU/IMFからの120億ユーロ受け取りの条件となりました。

承認された場合、この緊縮策を法令化するための投票が6月28~30日の間に行われる予定にもなっているようです。

それらの全ての準備が整った段階で、7月3日にユーロ圏財務相会合が開催

そこで承認され、IMFが7月8日までに支援金をギリシャに対して支払う
これが現在分かっているこれからの段取りです。
*中期財政再建計画まぁ、どこの国でも同じでしょうが増税、歳出削減に加え、ギリシャの場合2015年末までに民営化により500億ユーロの収入を確保する内容が加わります。現在のところ、初年の今年は50億ユーロ、2012年には150億ユーロの民営化による収入が計画されており、リスト作成も済んでいると言われています。
一番最初にどの国営企業を売りに出すのか知りませんが、一回目が成功することはその後続くであろう国営企業売却の道筋をつけるためにも非常に重要ですね。そもそも民営化による収入増の計画は今年2月に立てられていたにもかかわらずギリシャ政府が今まで引き伸ばしてきました。本気で今年中に5億ユーロの収益を挙げる覚悟であるのなら、10日ごとに国営企業の売却を実施しなければならない計算

となるようなので、大丈夫かなぁ~?

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