お早うございます


*英中銀MPC政策金利、量的緩和策の枠組み 共に据え置き というのが一般的な見方となっています。私自身も同じ意見です。議事録で9名の理事達の投票配分を確認するまでは、今月のMPCに関して言えば、ノンイベントとなるかも.......

5月のMPCは全く別扱いとなる可能性があるので、それはまたその時に。とりあえず現在までのところ、31名のエコノミスト達が予想する「5月のMPCでの利上げの可能性」は45%、しかし可能性の範囲は15%から75%まで幅広く分散している模様です。先月行われたアンケートでは 「5月のMPCでの利上げの可能性」は60%となっていたので、大幅に可能性が縮小しています。ちなみに今年第2四半期に利上げを予想するエコノミストは31名中11名。
*ECB理事会本日の目玉



はトリシェ総裁記者会見。もうこれだけの為に私は今朝起きた と言ってもいいくらいです

0.25%の利上げは既に織り込み済みであり、利上げは間違いなく行われる と私は思っています。
これはあくまでも私の個人的感想ですが、ECBは「異常なまでの低金利」を「正常なレベル」に戻すという大前提に立った利上げであり、ここからガンガンに

利上げサイクルに入り 利上げしまくる訳ではないでしょう。金利のどのレベルが「正常なレベル」であるかは議論が分かれるところでしょうが、少なくとも本日一回ポッキリで終わるとも思えません。

しかしだからと言って、今月から毎月連続して0.25%づつ利上げをする必要性があるか

と言われれば、それは ないでしょう。以前スタークECB理事は 「ECBの政策金利は特定の一カ国に照準を合わせて設定するものではなく、加盟国全体に恩恵を与えられることを念頭に置いて設定されている。」と言っていました。これはあくまでもこのオッサンの意見かもしれませんが、やはり北欧州と南欧州の加盟国両方に恩恵を与える政策金利の適正水準というものが今後話しあわれることになるのかもしれません。
本日の理事会の前日にポルトガルはタオルをリンクに投げ入れました

。それを受けてECBの理事達は政策金利の「正常化」を重視するか、「PIGSへの配慮」を優先するか。その鍵を与えてくれるのがトリシェのおっさんの記者会見です。このブログで何度も書いているように、
ECB理事会は議事録を公開しません。ですのでおっさんの記者会見は今後を占う上で「唯一与えられた」ECBの内情を探る機会なのです。
*スペインPIGSのドミノ倒しはとうとうポルトガルまで拡大しました

。残るはスペインだけとなっています。
スペインは別格

。これについては私も何度かこのブログに記事を書いてきました。一番関節にまとめてあるものは毎週金曜日に担当させて頂いている「まね得」さんのコラム記事 (2010年11月26日)になるかと思います。
このリンク の一番最初の記事がそれですので是非お読みください
あと私のブログの
過去記事リンクも念の為に残しておきます
トリシェ総裁記者会見が始まるまでに戻りたいので、これからサササッとジムに行って来ます
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