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原油価格と主要通貨との関係

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[ 2011/02/25 21:03 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

英第4四半期GDP改訂値発表

改訂値 -0.6% q/q (速報値 -0.5% q/q) 
改訂値 +1.5% y/y (速報値 +1.7% y/y)

四半期、年率共に下方修正
・2009年第3四半期以降、最大の四半期に於けるGDP下げ幅
・大雪などの悪天候の影響は0.5%のGDPマイナス要因

*悪化してしまった成長率 

先月の速報値発表時、GDP予想はプラス0.5%でしたが実際に出た数字がマイナス0.5% 。 この数字に対し市場関係者は驚き  を隠せませんでした。本日 改訂値が更に下方修正された事は悲しい事実  ですが、私達の心は既に2011年第1四半期に向かっていると思います。

今年1月4日からのVAT上げにもかかわらず、1月の英小売売上高などの指標は好調  でした。相当の部分は天候回復のお陰とは言え、4月末に発表される Q1GDP速報値はかなり良い数字になるんじゃないの?とも言われていました。

しかしそうは言っても、政府の歳出削減見直し案の実施が始まってもいないQ4に、これだけのマイナス成長を記録してしまった事実は、今後のGDP数値に重くのしかかってくると個人的には思っています。その理由は、最近の英GDPの内訳をみると、政府による財政支出でどうにかGDPが支えられているため、来年以降 この支えが一気に剥げ落ちた後 果たしてこの国はどうやって経済を支えていけるのか  です。

*ここからの英経済と金融政策

昨日発表された英産業連盟(CBI)小売売高指数2月分は予想を大きく下回っています 。 つまり1月は好調であった個人消費はここにきて息切れしてきた可能性があるという事です。来週にはPurchasing Managers' Index (PMI 購買担当者指数)が発表され、もしそれらの数字が弱くなった場合はかなり「悲壮感」 が漂い始めるのではないかな.... と心配  しています。

PMIの数字が予想通りだったとしても、来月の英中銀金融政策理事会(MPC)では当然Q4GDP下方修正は議論されるでしょうから、利上げ観測も一時的に後退する可能性も考えられると思っています。現在、MPCが3月に利上げする可能性を市場は17%と見ています。

もしPMIの数字が予想よりずっと強かった場合は、本日発表されたQ4GDPマイナス下方修正は完全に忘れられ   一気に利上げ論が台頭するかもしれません。

*PMI発表日程

3月1日(火曜日) 製造業PMI
3月2日(水曜日) 建築業PMI
3月3日(木曜日) サービス業PMI

そして 英中銀MPCは 3月10日(木曜日) となっています。

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[ 2011/02/25 20:57 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

ユーロ/スイス 買い推奨

すみません、体調不調で遅いスタートとなってしまいました 

英第4四半期GDP改訂値に関しては、また後で記事にします。

*ユーロ/スイス買い推奨

1)欧州系銀行
買いレベル: 1.2800、 損切: 1.2400、 ターゲット: 1.3500

2)米系投資銀行
ここもユーロ/スイスとドル/スイスともに買い推奨したようです。明細はまだ分かりません。分かり次第 記事更新します。

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[ 2011/02/25 19:52 ] 相場検証/予想 | TB(-) | CM(0)

中東情勢、原油価格と為替

毎週金曜日に更新している「まね得」さんの連載!

日に日に逼迫感が増してきた中東情勢。リビヤの原油一部生産停止発表以来、高騰し続ける原油価格。

本日のまね得さんのコラムでは、そこに焦点を当ててみました。是非お読みください!
このブログ右上にある まね得連載のバナーをクリックして是非お読みいただけると嬉しいです 
[ 2011/02/25 18:28 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

カダフィ、国外脱出か?

噂ですが、米ABCニュースが「カダフィ大佐、自家用機で国外脱出か?」という報道を流したとか?
それで原油価格がストンと下がってます
スイスと円も対ユーロで若干売られ気味となってます。

私はもう出かけなければならないので、無責任にもこの記事を更新して出かけますよ
ごめんね  


PS
ごめん、独ウェーバー連銀総裁発言 「ECBの政策金利の方向は 引き上げ以外 考えられない」
これを受けてユーロ堅調

それでは行って来ます~ 

最近 更年期障害なのか、本当にとことん体調が悪くて悩んでいます。今年に入ってからはいい事が全然ありません。同じような経験をされている/された方、どのように対処されたかお知恵拝借させて下さい。なんか気が滅入ってます、あまりにも自分の体が自分のものでないようで...

(全く リビアにも何も関係ない締めくくりになりました 


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[ 2011/02/25 00:26 ] マーケット | TB(-) | CM(9)

これでもまだユーロは上昇するのか?

世界中が中東情勢、そしてそれによる原油価格高騰  に目を奪われている隙に、ユーロ圏加盟国の国債に対するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、ギリシャをはじめとするPIGS諸国の国債の保証料が軒並み上昇  しています。その背景には、中東情勢逼迫から発生した原油価格急騰が潜んでいると言われています。今までの「PIGS諸国CDS保険料上昇」の背景に全く姿を現さなかった中東情勢。どうしてここで突然PIGS諸国の国債に中東情勢が関係してきたのでしょうか 

*赤字削減の遅延懸念

このすぐ下の記事でも書きましたが、原油価格が$120を越えてしまうと、世界的景気回復に水を差す と言われているようです。PIGS諸国、特にギリシャやアイルランドなどの欧州/IMFから金融支援を受けた国にとっては、経済成長回復なしでの赤字削減は不可能 です。金融支援を受けた際に具体的な数字を示して「赤字削減を早急に実施する」と約束している以上、ここにきての原油高は彼らにとって予期していなかった向かい風  となってしまいました。

*ポルトガル

市場では「果たしてポルトガルは金融支援を受けるのか?」 ではなく、 「いつ要請するのか?」に視点が移ってきています。その理由は 過去に金融支援要請の「きっかけ」となった10年債イールド 7%です。
このチャートは現在のPIGS+ベルギーの2010~現在にかけての10年債イールド・チャートです。
PIGS 10yr yield Feb 11
ギリシャ、アイルランド共に7%に達した時点で救済を受けました(チャート上の水色の線が7%)。ポルトガルは昨年一瞬7%に乗りましたが、その後下げに転じました。しかし今年に入ってからはずっと7%より上で推移しています。これが「果たしてポルトガルは金融支援を受けるのか?」 ではなく、 「いつ要請するのか?」に視点が移ってきた理由でしょう。

念の為にスペインとベルギーのチャートも付け加えましたが、これらの国は7%には全く達していません。


最後になりますが、某米銀 ユーロ買い推奨: 
買い 1.3716、損切り 1.3495、 ターゲット: 1.4000、究極のターゲット: 1.4283


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[ 2011/02/24 23:40 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

サウジアラビア、原油増産に関する会合

FT紙によると、サウジアラビアは欧州の石油会社各社と増産に関する協議に入ったそうです。

リビア危機の悪化が「オイル危機」 にまで拡大しそうな現在、原油価格$120を目前にしてOPECによる増産体制の完備が急がれます。原油生産世界一を誇るサウジアラビアは、これ以上の原油高は世界経済を脅かすものであることを非常によく理解していることに加え、「一体この先 中東で何が起こるか分からない」不安  を払拭するためにも一刻も早い原油増産が必要とされていることも理解している模様。

現在のところ、サウジアラビアは欧州側からの「具体的な数字を伴った増産依頼」を待っているとされています。

*増産の手段

1)一番手っ取り早く、サウジアラビア自身が増産に踏み切る方法

増産された原油は東西パイプライン (サウジアラビア東部州アブカイク/ガワール(Ghawar)からヤンブーに至る 747 マイル、直径 48 インチの原油パイプライン)を通じて紅海側からの原油輸出を可能にする  主に欧州圏への原油輸出

2)原油スワップ方法

西アフリカ地域のアジア向け輸出用原油を欧州向けに切り替える (西アフリカ地域なので スエズ運河を通過せずに短期間で欧州に原油が運べる)   アジア向けの原油はサウジアラビアが代わって生産する

*余剰生産枠

現在サウジアラビアの余剰生産枠は一日につき400万バレル。これはリビアの1月の生産高 158万バレルを十分すぎるほどカバー出来る計算になっています。

石油専門家によると、サウジアラビアは増産依頼を受けてから24時間以内に100万バレルの増産が可能  欧州に実際に供給されるのは、その10日以内 (タンカーで運ぶ時間)

原油価格動向からは目が離せません。

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[ 2011/02/24 22:44 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

原油価格予想

混乱を極めるリビヤ、ここ英国ではBP(英国石油)を始め石油会社の社員がリビヤに多く滞在しています。それらの人達の救出にキャメロン政権が動き出したのが遅すぎることに対して国民の不満は日を追うごとに高まっています。本当に全員が無事にイギリスの地を踏める事を願ってやみません。

これは米フォックス・ニュースの報道ですが、リビヤ国内の反政府体制が勢力を拡大してきているようです。40年以上にも渡る独裁体制。昨日BBCのニュースを見ていたら、リビヤの反体制派のごく普通のオッサンがインタビューに答えていたのですが、日々の生活に於いて電話の盗聴などは当たり前だったそうです。長い人生で初めて「自由」を勝ち取れる瞬間がもう目の前まで来ていることに素直に感動していました。「自由」がない生活を体験したことがない私達には、そのオジサン達が辿ってきた毎日は想像もつきません。

*高騰する原油価格
Oil price Feb 11

今朝になって、いろいろな銀行が原油価格の見通しや世界の経済成長に与える影響に関するレポートを出し始めました。特に驚いたのは、野村のレポートです。もちろん私はそのレポートを読んでいませんが、英テレグラフ紙で紹介された記事を読んでみると 「リビヤ、アルジェリアからの原油供給が止まった場合、原油価格は現在の約2倍にあたる$220まで上昇する危険性がある」としています。

それ以外の銀行は
・独ドイツ銀行  原油価格が$120を越えた場合、世界経済への悪影響は避けられない
・米ゴールドマン  リビアが原油輸出を完全に停止した場合、OPECの生産余剰枠の半分くらいを使わなければならなくなる ⇒ そうした場合 原油供給不安は増大する ⇒ リビア以外の国が原油輸出停止をした場合、世界的な原油不足を招きかねない
・英バークレイズ銀行  OPECが早急に増産に動かない限り、原油価格が下落する可能性は非常に低い

私も明日くらいにはガソリンを入れに行かなければなりません。果たしてどのくらいガソリンの値段が上がっているのか、かんがえただけで気が重くなります 

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[ 2011/02/24 20:03 ] マーケット | TB(-) | CM(4)

原油価格急騰

昨年秋、手術の為に渡米したサウジアラビアのアブドラ国王。術後は北アフリカのモロッコで静養していたそうです。

長引く中東情勢不安のためか、同国王は本日 サウジアラビアに帰国。そして同時に350億ドル規模の国民支援策を発表しました。


国王の帰国にあわせ、反政府抗議デモでにっちもさっちも行かなくなったバハレーンのアール・ハリーファ国王がサウジ訪問し、アブドラ国王と中央情勢不安に関する話し合いをしている様子です。

ついこの1時間くらいの間に原油価格が急騰していますが、この背景には サウジアラビアでも大規模な抗議デモが行われているという噂が出ており、それが原油価格を一気に上げてしまっています。サウジでそういう事が起こったら冗談じゃぁなくなります。今 テレビのニュースを付けっぱなしにしていますが、まだそういう報道は されていません。

中途半端ですが、これから外出します 。あまりに相場の動きが予測しずらいので、今日も何もポジションを取りませんでした 

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[ 2011/02/24 00:24 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

動き出したリビアからの自国民救出作戦

中国、ロシア、そして西側諸国政府が昨日から本日にかけて、リビア在住の自国民救出作戦に出ています。


各国はチャーター便、軍用機などを使い、出来る限り早く自国民の救出を成功させたいところ。現在リビアの首都:トリポリ空港では推定10,000人以上の人が脱出を待っていると報道されています。

現在分かっているだけでも、英国、米国、フランス、イタリア、ギリシャ、オランダ、ロシア、中国、トルコ、ボスニア、ブルガリア、インドが救出に動き出しました。特にリビアに於ける自国民の数が多い中国とインドは必死  でしょう。リビアに住む中国籍の人数は15,000人。中国政府はギリシャから3隻の船をチャーターした模様。インドはどういう手段かは不明ですが、リビア在住インド人18,000人のうち 13,000人を一旦チュニジアへ移動させ、そこから救出をするとしている様子です。

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[ 2011/02/23 23:44 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

「貧困層」に属する子供達の増加

あるイギリスのシンクタンクが行った調査によると、英国で生活する160万人の子供達が「貧困」にあえいでいる事が分かりました 


これはスカイTVのニュース報道です。BBCニュースでも報道されていましたが、そこではロンドンに住む白人のシングルマザーと女の子が映っていました。

*貧困層の定義

片親と14歳以下の子供一人 週に134ポンド以下 (年収 7,000ポンド以下)、両親と14歳以下の子供2人 週に240ポンド以下 (年収12,500ポンド以下) とされています。年収12,500ポンドというと、英国平均年収の丁度半分くらいに当たります。

この貧困層に属する子供達は 暖かい食事が食べられない、家に暖房を入れるお金がない、学校の制服や靴が買えない、激寒にもかかわらず冬用のコートが買えない というレベルだそうで、既に産まれた時から「人生に於ける成功」という機会を奪い取られている子供達だ と位置づけられているようです。

*地域別では?

英国の中で一番貧困層に属する子供達が住んでいるのはウェールズ(14%)、その次がイングランド(13%)、そしてスコットランドと北アイルランド(それぞれ9%)となっていますが、ウェールズのある地域では20%、つまりその地域に住んでいる子供達の5人に1人は貧困層の家庭で育っているという結果が出ています。

*政府の対応は?

一応 今月初めに貧困層が特に多いウェールズを対象に 「2020年までに貧困層の減少を!」というキャンペーンみたいなものをやったようなのですが、どうなったんでしょうね、その後....

政府の歳出削減策の影響で、これからドンドン失業者が増えると言われている英国。たぶん貧困層に属する子供達の数は 近い将来に限って言えば、増える事はあっても、そう簡単に減る事はないのかもしれません。

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[ 2011/02/23 23:19 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(0)

英中銀MPC議事録

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[ 2011/02/23 20:01 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

バークレイズ雇用調査(2011年版)

バークレイズ銀行が500社を対象に行った雇用調査(2011年版)が発表され、こちらでは話題になっています。
サーベイ詳細記事リンク

内容としては、現連立政権が断行している各省庁歳出削減策の影響で、公共セクターの解雇は33万人に達する  と予想されています。政府は公共セクターを解雇された人達を民間セクターが受け入れてくれる事を期待  していますが、その夢が現実のものとなるのは難しそうです 

・調査に参加した500社のうち、57%は今後12ヶ月に新規雇用を考えている。
・売り上げ高5億ポンド以上の大企業は、新規雇用に前向き  85%が年内にフルタイムの新規雇用を計画中
・売り上げ高500万ポンド以下の企業は (大企業に比べ保守的な傾向があり) 41%が年内に新規雇用を計画  そのうちの半分がフルタイム
・新規雇用全体の82%は、中間管理職 又は 熟練工の雇用を計画

・新規雇用が先か、営業成績の改善が先か に関しては、78%は 営業成績向上を確認  その後 新規雇用に踏み切る と答えている。
・特に大企業では営業成績重視が目立つ

民間セクターの半分以上の企業は、公共セクターで解雇された人を雇う予定はない理由のひとつとして ’公共セクターに従事していた人には民間セクターが希望する技術/技能を兼ね備えている人材が不足している’ ことを挙げています。

・57%の民間企業は、公共セクターに従事していた人達を雇用する気はほとんどない
・32%の民間企業は、公共セクターに従事していた人達を雇用する気は全くない
・52%の企業は公共セクターに従事していた人達の技術/技能不足を感じている


売り上げ高 1~5億ポンドの企業は
・54%が公共セクターに従事していた人達を雇用する気がある


売り上げ高500万ポンド以下の企業は
・54%が公共セクターに従事していた人達を雇用する気は全くない

雇用市場が回復しない限り、個人消費は低迷したままでしょう。3月末に発表される2011年度予算案では、果たして雇用促進策が盛り込まれるのでしょうか?現在のところ、そういったニュースは全く聞こえてきません 

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[ 2011/02/22 23:30 ] 経済 | TB(-) | CM(2)

ポンド実効レート

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[ 2011/02/22 21:27 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

独連銀:ウェーバー総裁辞任を巡って その2

週末に行われた独ハンブルグ州議会選挙で大敗を喫した  メルケル首相率いる連立与党政権

ユーロ圏危機に於けるドイツの立場を頑強なものにするには欠かせなかったウェーバー独連銀総裁によるECB総裁就任。しかしその夢  も同氏の辞任により無残にも敗れました。ユーロ圏、そしてドイツ国内ともに問題山積みのメルケル首相。今回はその1の続編としてECB総裁人事とメルケル首相が取った行動について書いてみたいと思います。

*ECB副総裁人事の裏側

昨年3月に欧州中銀(ECB)副総裁に就任したコンスタンシオ前ポルトガル中銀総裁。同氏の副総裁就任に一番力を入れたのが他でもないメルケル首相。どうしてECBの「副」総裁人事にメルケル首相がそんなに頑張っちゃうわけ  と私も不思議に思いました。その理由として挙げられていたのが、北/南欧州によるECB人事配分だったようです。
  
副総裁は ’ユーロ加盟国の弱小国(南欧州)’から選出  ECBの長である総裁は ’加盟国の優等生である北欧州’ から選出しましょう 
  
オランダ、フランスと総裁を出しているので、次はドイツで決まり! そしてこの案には現在の総裁出身国であるフランスも同意した模様です。つまりメルケル首相は2011年秋のトリシェ総裁任期切れ後の「ウェーバーECB総裁人事」に関して昨年春から既にレールを敷いていたようです。

泣く子も黙るドイツ連銀の長がECB総裁になれば、ユーロ圏内最強のドイツ、そしてその長であるメルケル首相はますます発言力も影響力も増す という計算だったのでしょう。

しかし副総裁決定後、ギリシャ、アイルランドと矢継ぎ早にEU/IMFによる金融支援要請国が出現し その対応のひとつとして禁じ手であった「ECBによる弱小国の国債買い取り」というオペレーションが始まってから、ウェーバー独連銀総裁を取り巻く環境に変化があった事はその1で説明しました。メルケル首相が敷いた「総裁人事のレール」から脱線するのは時間の問題だったのかもしれません。

*ウェーバー総裁辞任のタイミング

これが非常に悪いんです.... ギリシャ、アイルランドと続き ’次はポルトガル?’ はたまた ’スペインにまで拡大してしまうのか?’ ユーロ圏を取り巻く環境がとことん不安定  である今、突然の辞任決定によりドイツの発言力が弱めることが考えられます。ユーロ危機に対する金融支援策の最大出資国であるドイツですから当然 「ドイツ国民の税金から救済資金が出ているのだから、ドイツ国民の声を反映した救済法、そしてドイツが良しとする財政政策を(ユーロ加盟各国が)受け入れるのが当然」 という態度になることは容易に想像がつきます。つまり確実にその見返り (加盟国の積極的な財政政策変更など) が形となって保証されない限り、ドイツ国民の税金は使わせません  という態度をメルケル首相は貫かなければ国内世論を自分の味方につける事は不可能です。

もしウェーバーさんがECB総裁になっていれば、メルケル首相は鬼に金棒  状態だった筈。しかしユーロ危機の真っ最中に突如と辞任してしまうウェーバー総裁の最悪の辞任のタイミングにより、メルケル首相はここからは孤立無援で他のユーロ加盟国達や欧州委員会のお偉方達を説得していく覚悟を決めなければなりません。

次回はこの辺りに焦点をあててみましょう!

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[ 2011/02/22 19:18 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

バイアグラ状態のECB翌日物貸し出しの背景

ECB翌日物貸し出しが2日連続でバイアグラ状態になっているとブログで記事 にしましたが、その犯人  が判明したようです。 

*アイリッシュ・タイムス紙の記事

ロイターにも出ているようですが、私は同紙オンライン版を読んでみました。それによると国有化されたアングロ・アイリッシュ銀行と住宅金融機関アイリッシュ・ネーションワイド・ビルディング・ソサエティーによる仕業との事。

どうして2行がこのような借り入れに手を出したのか  と言えば、話しは昨年アイルランドがEU/IMFから金融支援を受けた時まで遡ります。(関連記事リンク

リンクの記事でも書きましたが、850億ユーロの支援金のうち350億ユーロはアイルランド系銀行の救済用  支援金の出所であるEU/IMFはアイルランド政府に対し今年1月末までに上記2行の損失を最小限に食い止める再編計画の提出を求めました  それに基づき、先週だか先々週にアイルランド最高裁は2行の預貯金と資産売却に関する入札手続の開始を命令  これは、入札により2行が抱えている不良資産を減らしこれ以上の救済資金の増加を食い止める事を目的としています。(アイルランド政府は既にアングロアイリッシュ銀行に293億ユーロ、 アイリッシュ・ネーションワイド・ビルディング・ソサエティーには54億ユーロの資本注入済み)

アイルランド中銀は数週間後に2行の資産の売却のための入札に動くようですが、その資産の一部 150億ユーロはECBからの借り入れの担保となっていたそうです。担保である以上、入札に出せない  翌日物からの借り入れに乗り換え という話しになっています。

*次はポルトガルか? 

バイアグラの翌日物貸し出しの犯人とされていたポルトガル。とりあえず今回はアイルランドが真の犯人とわかり、 と一息と言いたいところ。しかしところがどっこい!  ポルトガルも3月には金融支援を受ける事になるだろう という記事がロイターに載っているようです。私もこのブログの有料記事(2011年1月5日 2011年に向けて ユーロ編 その4)で触れましたが、今年4月にまとまった償還が予定されています。たぶんその前にポルトガルは支援要請するのではないか?という憶測だと思います。

ロンドンは夜中12時を過ぎました。実は1年前の古い日本の週刊誌をドッサリ借りたので、これから読みま~~す!


ps
Twitterに詳しい方 教えて下さい
この週末に私のTwitterにフォローした人が急増しています。それは嬉しいことなのですが、それらフォロワーの99.9%が外国人 (名前が外国人の名前、場所がアメリカの都市になっている)、そして 「それらの人達のTwitterにはひとつもつぶやきがない」 という共通点があります。これって単なる偶然なのでしょうか?私 Twitterの事 全然分かっていないのですが、フォローされることにより何か悪さをされるとかいう事が起こりうるか否か、教えて下さい。宜しくお願いします 
問題があれば、私自身のTwitter口座を閉めるつもりです。

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[ 2011/02/21 09:09 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

屈辱のハンブルグ州議会選挙結果

今年のドイツは「州議会選挙イヤー」。ドイツにある16州のうち約半分の7州で選挙が実施されます。

ユーロ危機の悪化を食い止める為、今年になり急遽EFSFに代表される欧州安定化基金が設立されました。このブログでも何度も記事にしましたが、EFSFによるユーロ加盟国の融資保証規模はECBへの出資比率と比例しているため、当然ドイツが最大の保証を強いられます。ドイツ国民にしてみれば自分達の血税でPIGS諸国の救済をするのも限度があるという態度を崩しませんから、当然州議会選挙の投票結果はメルケル首相にとって受け入れ難いものとなる事が予想されます。

事実昨年5月に実施されたドイツ最大の州であるノルトラインウェストファーレン州議会ではメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と自由民主党(FDP)の右派連立政権は上院での過半数を失いました。

*今年最初の州議会選挙

本日2月20日、今年最初の州議会選挙がハンブルグ州で実施されました。結果はメルケル首相率いるCDU/FDP連立与党惨敗 となってしまいました。

これは投票の様子を映し出した映像です。

*ハンブルグ州議会選挙結果

メルケル首相率いるCDU/FDP連立与党  21.2%  (前回2008年州議会選挙結果: 42.6%)

最大野党 SPD  49.6% (前回2008年州議会選挙結果: 34.1%)

惨敗もいいとこですね、前回の選挙の半分以下の得票率 。もし私がメルケル首相だったら辞任したくなります..... 

私はドイツ人ではないのでよく分かりませんが、今回の州選挙に於いてメルケル首相率いるCDU/FDP連立与党がここまで惨敗した理由が、ドイツ国民の「これ以上のPIGS諸国支援は NO!」という声であるのであれば、今後の単一通貨:ユーロの存続にも大きく影響する可能性があります。

もしドイツ在住の読者の方がいらっしゃいましたら、ドイツ国内での見方などをコメント頂けると非常に助かります 

*今後の州議会選挙日程

3月20日
サクソニー-アンハルト

3月27日
バーデン・ビュルテンベルク
ラインラント・プファルツ

5月22日
ブレーメン

9月4日
メクレンブルク・フォアポンメルン

9月18日
ベルリン

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[ 2011/02/21 07:38 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

爆騰ユーロ

独ウェーバー総裁辞任により、次期ECB総裁候補NO.1  に躍り出た「ビニ・スマギ君」
彼の発言でECBによる利上げ期待バッコリ  ユーロ爆騰

しかしそれと同時に
1)バイアグラ状態のECB翌日物貸し出し額 ⇒ 欧州のどこかの銀行の資金繰りが危ない?
2)ECBによるポルトガル国債買い支え実施 ⇒ ギリシャ、アイルランドの次はポルトガルだね、きっと 
3)ヘッジファンドのユーロ売りオーダー ⇒ 1.3645~60に集中しているとの噂

これでも更に爆騰かい、ユーロは?

      

昨日のユーロ・ショートで爆死した私  は今日は全然手が出せず、指を銜えて画面を見ていました 
どうにもこのユーロとは相性が合いません。仕方ないので、波動が合う時までお預け....

そろそろジムとスパに出かけます。皆さんもよい週末を 
この週末は時間がありそうなので、為替に関係ない記事でも書くかもしれません。その時まで~

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[ 2011/02/18 22:51 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

来週の英中銀MPC議事録公開に向けて

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[ 2011/02/18 22:16 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

2日連続バイアグラ状態のECB翌日物貸し出し額

昨日ブログで紹介した ECB翌日物貸し出し額のバイアグラ現象ですが、本日発表された数字も驚き  の160億900万ユーロとなっています。昨日の記事でも書きましたが、今年に入ってから10億ユーロを上廻ったのは2回だけで、いずれもが今週に入ってから起こっている  つまり、先週(2月11日)以前までは一日で10億ユーロを下廻って推移していたという事になります。

*不思議な点

1)ECB翌日物貸し出しに適用されている金利は1.75%、つまりECB政策金利1.0%よりも0.75%も高め 。どうしてそんな高い金利を払ってまで借りなければならない銀行があるのか? 

2)欧州貸し出し金利全体が上昇している訳ではない。
事実 欧州銀行間のユーロ建て無担保翌日物加重平均金利(EONIA)は水曜日 0.70%から木曜日には0.625%へと低下している 

3)“fat finger” か?
fat finger という言い方は日本では浸透しているのか分かりませんので、説明します。
ディーラーがオーダーを出す場合、システムに入力しなければならないので当然キーボードを叩きながら出します。そのキーボードを叩いているオッサンの指が太すぎた場合 fat finger ⇒ つまり隣のキーまでオッサンの太い指が触れてしまい、間違った数字や桁違いのオーダーが出てしまう事  を言います。すぐに間違いがないかチェックすればよいのですが、太ったオッサンは忙しいので、そのままキーボードを離れてしまい その結果として fat finger オーダーが市場に出てしまう現象です。

あくまでも噂ですが、イタリア金融関係者が洩らした話しとして、昨日からのECB翌日物貸し出し額の急激な上昇は 
fat finger が理由ではない と言ったとか?

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[ 2011/02/18 20:10 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

英小売売上高1月分

*英1月分小売売り上げ高指数

予想 +0.5%m/m ⇒ 実際に出た数字 +1.9% ⇒ 前月(12月)分修正後 -1.4%m/m
予想 +4.1%y/y ⇒ 実際に出た数字 +5.3% ⇒ 前月(12月)分修正後 -0.7%y/y

はっきり言って驚きました 。ハイ、素直に驚きました。数字を見間違いしているのかな?とも思いました。

私の個人的な感想

前月(12月分)の数字を下方修正しているから....という言い訳は成り立つかもしれませんが、やはり予想の約4倍まで跳ね上がった数字を見たら、素直に「スゲェ~~~~~」と拍手  を送りたいです。まぁ そうは言っても、こういう類の数字は変動が激しいのも事実。その証拠に12月分 m/m の数字も -0.8 から -1.4と約2倍近く修正されました。

しかし3ヶ月という単位での売り上げ高推移を見ると+0.2%となっており、そんなに力強いわけでもないんだなぁ と分かります。先日発表された 英雇用市場関連指標 などを考えあわすと、果たして今後も英国の小売が順調に上昇していくのかどうかは今のところ疑問

ちなみに今回の1月分の数字は今年1月2~29日の4週間の売り上げ高です。つまりVAT上げが実施された1月4日前の「駆け込み需要」も含まれている事を念の為にここに書いておきます。やはりここからイースター(今年は4月)くらい迄の売り上げ高を見てから「英国消費者の本当の実力」 を判断したいですね。


*英住宅ローン貸し出し額

1月分 92億ポンド ⇒ -13%m/m、+5.0%y/y
(12月の住宅ローン貸し出し額は106億ポンド)

小売売り上げ高とは打って変わり、かなり地味な数字  となってしまった住宅ローン貸し出し額。
まぁ 冬の間の住宅市場はもともと活気がないのですが、それにしても悲しい数字です。

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[ 2011/02/18 19:32 ] 経済 | TB(-) | CM(4)

英中銀インフレ・レポートについて

毎週金曜日に更新している「まね得」さんの連載!

今週水曜日に発表された英中銀四半期インフレーション・レポート。エジプト問題が一段落して以来、英国の報道は「インフレ問題」に焦点が移っています。英中銀インフレ・ターゲットの2倍に達したインフレ率。しかし英中銀は今月も利上げを見送っています。

本日のまね得さんのコラムでは、インフレ そして 英利上げ時期に関して、自分なりに考えてみました。

是非お読みください!
このブログ右上にある まね得連載のバナーをクリックして是非お読みいただけると嬉しいです 
[ 2011/02/18 17:50 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

PIGS国債イールド・スプレッド拡大

PIGS諸国の国債イールドと独国債イールド・スプレッドが拡大  しています。朝に出た 翌日物貸し出し額急増のニュース を受け、私はずっとユーロ売り  を継続していましたが、先ほどのアメリカの指標で一気にドル売り相場になったところで呆気なく損切りオンパレード   久々の爆死  となりました  

*スペイン国債不調に終わる

本日10年物と30年物国債、総額30~40億ユーロの入札を実施したスペイン。結果は

・10年債入札額 (表面利回り 4.85%): 24億7000万ユーロ、平均落札利回り 5.20% (前回12月入札時: 5.446%)、応答倍率 1.54倍 (前回は 1.67倍)
・30年債入札額 (表面利回り 4.20%): 9億9800万ユーロ、平均落札利回り 5.976% (前回入札時 5.488%)、応答倍率 1.53倍 (前回 1.99倍)

両方あわせて約35億ユーロとなり、予定の30~40億ユーロに達したことは達したましたが、40億ユーロは大丈夫!  という市場予想を裏切った形となり、スペイン国債は売られています。入札応答総額は53億ユーロに達したようなのですが、きっと利回りがあわなかったのかと思います。

*PIGS各国の国債へ飛び火 

昨日1年物短期国債入札で利回りが3.987% (前回2月2日入札時 3.71%)と4%目前まで悪化したポルトガル、それが理由なのか知りませんが、本日のスペイン国債入札不調の影響を真っ先に受けてしまいました 

それに加え、ドイツがポルトガルも欧州の金融支援を受けるよう説得しているという報道がありました。来月に予定されているEUサミットではEFSFに代表される欧州金融支援策の最終決定があるとされています。それまでにポルトガルは支援要請すべきというのがドイツの意見。
  
しかし何がどうなろうが、ユーロは下落しません。少し外の空気を吸ってきます。

新しい明日、また頑張ります! (満月だぜ.....明日は....大丈夫なのかな~ 

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[ 2011/02/17 23:37 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

独連銀:ウェーバー総裁辞任を巡って その1

欧州統合の産みの親とも言われているドロール前仏財務相/欧州委員長の有名な言葉があります。それは 「ドイツでは神様を信じない奴はいるけど、ドイツ連銀(ドイツ中央銀行)を信じない奴はいないんだ。」
それくらいドイツ人にとって連銀とは絶対的な存在なようです。

その連銀総裁であるウェーバー氏が先週突然辞任宣言  をし、ドイツ国内だけでなく欧州全体を揺るがせた事は日本でも報道されていると思います。たまたま昨日少し時間が出来たので、ウェーバー総裁早期辞任とその影響に関する新聞報道を中心に読んでいたら驚くことばかり!  

早速本日から数回に渡り、私が感じたことを紹介してみたいと思います。

*ウェーバー総裁 任期終了前の突然の辞任 

辞任を決意した理由はまた後で書くとして、どうして「突然」という言葉を使ったのかを先に説明します。

ウェーバーさんはドイツ人ですので ’順を追って’ 辞任の決意をごく限られた人達に伝えたそうです。
まず先週火曜日(2月8日)にドイツ連銀上層部にこっそり伝えました  そのすぐ後 ウェーバー総裁が理事を勤める欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁へ辞任の意向を伝えました。メルケル首相には翌水曜日に伝えるつもりだったそうです。

しかし火曜日夜半になり、連銀内部又はECB内部のどこからかウェーバー総裁辞任の噂が流れ出し、水曜日朝になると その噂が市場に一気に流れ出しました。メルケル首相はウェーバー総裁辞任の報告を議会の真っ最中に側近から伝えられ 滝汗状態  だったとも報道されています。寝耳に水とは正にこのことでしょう。

*どうして2012年の任期切れを待たずに辞任を決意したのか?

ウェーバーさんが独スピーゲル紙と行ったインタビューを紹介します。

・連銀総裁としての辞任について
「ドイツ連銀総裁として7年もやってきた。単一通貨ユーロが誕生しそれを軌道に乗せ、単一通貨のあり方についてもドイツ連銀の見解を常に伝えて来た。自分としては連銀総裁としての役割を十分にこなしたと信じたい。ユーロ加盟国の他の中央銀行総裁の任期は1期のみの国が多い。私も2期連続で総裁になる必要を感じていない。正直、私の辞任がここまで大きなニュースになっていることに自分ながら驚いている。」

・欧州連銀次期総裁候補としての立場
「欧州中銀(ECB)は欧州安定の要である。まだ中央銀行としての歴史は浅いが、最近のユーロ危機を巡って立派な決断を下してきた。ECB総裁とは、単一通貨ユーロを守る為、そして現在ユーロを取り巻く危機解決に対して特別な役割を果たしている。しかし危機解決手段に対し反対の姿勢を取っている者 (=ウェーバー総裁自身  同氏はECBによる加盟国の国債買取に反対しています) が その長になり危機解決に臨んでいれば、当然ECB自身の信用性を損なうことに繋がる。」

・メルケル首相と同氏の個別会談
「私は慎重の上にも. 慎重を重ねて今回の決断を下した。ECB理事の中でもユーロ加盟国の国債買取りに対して反対していたのは私だけだった。私のようにインフレに対し厳しすぎるくらい厳しい見方をしている人間はECBの中に誰ひとりとしていなかった。たった一人で頑張り続けた私が(他の支持者もいない)ECBの総裁という立場に就任する事は不可能だと気が付いた。」
Merkel Weber
これに加え、同氏は直接インタビューの席では語っていませんが他の報道によると、同氏がユーロ加盟国の国債買取に反対したことを受け、ユーロ加盟国の一部の国の政治家からも多大なプレッシャーや野次を浴びせられたとも書かれています。

次回の記事では(いつになるかな....) ECB総裁人事、それに関するメルケル首相の取った行動などに焦点を当ててみたいと思います。お楽しみに!

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[ 2011/02/17 21:43 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

バイアグラ状態のECB翌日物貸し出し額

欧州の銀行が欧州中銀(ECB)から借り入れる翌日物貸し出し額が150億ユーロに達したとロイターが報道しています。

その記事 についていたデータリンクからグラフを作ってみました。
ECB overnight borrowing Feb 11
これが今年1月1日から現在までの翌日物貸し出し額チャートです。

突然のバイアグラ状態 なのが分かりますね。私はこういう「マネーマーケット」に関する知識はゼロ なので、あまりよく分からないのですが、ロイターによると通常は10億ユーロを下回っているそうです。今年に入ってから10億ユーロを上廻ったのは2回だけで、いずれもが今週に入ってから起こっていると説明されています。そして最後に100億ユーロを超えた時は2009年6月24日で、その時の額は287億ユーロ。

マーケットでは、欧州のどこかの銀行が資金繰り困難に陥った  又は 資金繰りの桁を間違えた  のではないか?と噂されています。

とりあえず欧州市場オープンから 「資金繰り困難説」が先行し、その結果ユーロが売られました。1.3550には500本程度の買いが控えていたと噂されており、今 戻してます。しかし 1.3580には中東からの売りがあり、1.3610-40には本格的な売りが待っているとも言われています。

今回のバイアグラ状態の背景説明を待つしかないのかな?

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[ 2011/02/17 18:57 ] ECB 欧州中銀 | TB(-) | CM(0)

ゴールドマン、自己勘定デスク閉鎖

米ゴールドマン・サックスがグローバル・マクロ自己勘定取引デスク閉鎖を発表したようです。15日のWSJ紙には「数日以内に閉鎖予定」と発表され、現在ブルーンバーグやロイターでも記事になっています。たまたま時間があったので、読んでみました。

記事によりますと、このデスクはたった8名で構成されており取引対象は「通貨、株式、債券などの関連金融商品」全般。どうして閉鎖決定に至ったのかといえば、昨年夏に成立した米国金融規制改革法(ドッド=フランク法)のボルカー・ルールに沿って決定されたものです。

ボルカー・ルール?

昨年私も ブログ記事を通して吼えた  のですが、結局 作夏に米国金融規制改革法(ドッド・フランク法)が成立しました。ボルカー・ルールとはこの改革法の一部であり、当時の経済回復諮問委員会委員長/連邦準備制度理事会(FRB)の元議長であったポール・ボルカーの名をとって、ボルカー・ルールと呼ばれています。

このルールは銀行による自己勘定取引を禁止  するものとなっており、第2のリーマン・ショックの引き金  になりかねない自己勘定取引の損失による破綻や損失の回避が目的とされています。 

マーケットの噂

ゴールドマンの自己勘定取引デスク閉鎖に伴い、同デスクが保有している既存ポジションの解消が行われた?  水曜日のユーロやポンド下落速度を早めたのではないか? という話しが出ているようです。
  
話しが少し逸れますが、ボルカー・ルールに沿って自己勘定デスク閉鎖に動いているのはゴールドマンだけではありません。しかし他の米銀に於ける自己勘定取引から得られる収益は全体の1~2%となっており、ゴールドマンの10%  とは大きな差があります。

当然ゴールドマンもアホではないので、このルールが発表された直後、自己勘定デスクの一部を同行のアセット・マネージメント部門へ移動させ、「顧客資産取引」を中心にしていると発表しています。つまり銀行の「自己資金」での取引は禁止されましたが、客の資産運用が主となるアセット・マネージメント部門であれば大丈夫  というという解釈です。

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[ 2011/02/17 12:20 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

英利上げ時期前倒し観測

英中銀四半期インフレーション・レポートが昨日発表されました。その内容、そして私が受けた印象は金曜日のまね得コラムで詳しく書かせて頂きます 

インフレ・レポート発表と同時に行われたキング総裁記者会見の内容は、予想よりハト派的な内容となり、それを受けてポンドが下落しました。

*バークレイズ銀行の見解

インフレ・レポート発表前は今年11月に0.5%利上げ  年末時点の政策金利は1.0%へ という見解を示していました
  
しかし同レポート発表後には、今年5月、8月、11月それぞれ0.25%利上げ  年末時点の政策金利は1.25%へ と内容を改めた様子。2012年末時点での政策金利水準予想は2.5%となっています。

*RBSの見解

同レポート発表前はバークレイズ銀行と全く同じで今年11月に0.5%利上げを予想していたようです
  
レポート発表後になって利上げ時期を前倒し  今年5月に最初の0.25%利上げと変更  その後 再度0.25%利上げし、年末時点の金利水準は1.0%へ。2012年は上半期と下半期 それぞれ0.25%づつの利上げを予想し、2012年末金利水準は 1.50%

同行はバークレイズと比べ 年末時点の金利水準は低めを維持していますが、利上げ時期に対しては積極的で、早ければ来月にも利上げがある可能性を排除しない  と付け加えている模様。

これら以外では野村と英商工会議所が同じく利上げ時期を5月に前倒ししているようです。

*ロイター社が行ったアンケート結果

水曜日のインフレ・レポート発表後、ロイター社が50名のエコノミストを対象にして行ったアンケート結果を紹介しますね!

・50名中 10名 (20%)のエコノミスト達は、2011年度第2四半期に利上げ予想  先週行ったアンケートでは、70名のエコノミスト中 8名(約11%)が同じ意見を示しています

・50名中 22名 (44%)が第3四半期に利上げ予想   先週行ったアンケートでは、70名のエコノミスト中 24名(34%)が同じ意見を示しています

・マーケットは現在 今年6月までに0.25%の利上げを完全に織り込んでいます  先週の時点では10月までに0.25%の利上げを織り込んでいた

・年末の政策金利レベルの平均値は 0.75% + 2012年には各四半期ごとに最低でも0.25%づつの利上げ実施を予想  2012年末時点での金利水準は2.0%

・英成長率に関するエコノミスト達の予想は、2011年各四半期ごとの成長率として0.4~0.5%くらい

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[ 2011/02/17 07:07 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

英雇用関連指数を見て

英雇用関連指標が発表されました。

・失業者数(2010年12月までの3ヶ月間ベース) +44,000人 ⇒ 失業者総数 249万人
・失業保険申請ベースによる失業者数 2011年1月分 +2,400人 ⇒ 総数 146万人
・就業者総数 -68,000人 ⇒ 2,912万人
このうち フルタイム就業者総数 +66,000人 ⇒ 1,820万人
パートタイム就業者総数 -62,000人 ⇒ 669万人
・失業中のパートタイム又は自営業者のうち、フルタイムの仕事が見つけられなかった人 +44,000人 ⇒ 119万人 (この数字は1992年統計開始来の高さ)
・若年層失業者数(16~24歳) +66,000人 ⇒ 総数 96万5,000人
・1年以上に渡り失業中 +17.000人 ⇒ 総数 83万3,000人

・失業率 +7.9%、若年層失業率 +20.5%

・平均賃金上昇率 12月分 +1.8% (11月分 +2.1%) 
・労働者の平均週給 456ポンド

*私の個人的な感想

やばいんじゃないの~、これ?  というのが数字を見た瞬間の感想でした。この数字を見ていると、英中銀キング総裁や理事達が利上げに慎重になっている気持ちが判る気がしてくるから不思議ですね。

今回の数字は、作秋に政府が発表した歳出削減見直し案により決定された各省庁別雇用調整(=解雇)が始まる前のものです。今年に入り、具体的な数字を挙げて各省庁や地方自治体が解雇者数を発表している事はこのブログでもお伝えしました。今後 こういう発表は増える事はあっても減る事はないでしょうから、英雇用市場はますます悪化していくと予想せざるを得ません。解雇の対象は公共部門ですので、民間部門が果たしてどこまで新規雇用に動けるのか?それが鍵ですね。

ちなみに失業保険申請ベースによる失業者数 2011年1月分 +2,400人という数字だけを見ると 「なんだ、たったの2,400人じゃないか?」  と見る人達もいるでしょうが、失業保険申請が増加したのは4ヶ月ぶりである事を忘れてはいけないと思っています。もちろん12月の大雪の影響で数字が若干ネガティブに動いた事は考えられるでしょうが、やはりちょっと心配  です。

*個人消費も地味になりそう

今後予想される雇用市場の悪化、そしてインフレ率の半分以下の賃金上昇率を考え合わせれば、国民の消費回復は考えづらい事に変わりありません。

先日何かの新聞で読んだ記憶があるのですが、リーマン・ショック以降 信用市場が収縮し英国に住む人達も以前のようなカード依存による消費が出来なくなりました。カードが使えない代わり、毎月の生活費を貯蓄の取り崩しでどうにか生き延びて来た人達  も、ここに来て貯蓄残高がゼロに近くなってしまい、にっちもさっちも行かない  という話しです。私の記憶が正しければ、英国全人口のうち 26%の人達は貯蓄ゼロ  だそうです。日本人の私にしてみると、大丈夫なのかな?と心配になる数字  です。しかしもっと困ったことに、一般的な英国人の平均貯蓄額は (あくまでも平均です) 1,700ポンド 。日本では本当に考えられない現象ですね....

*英中銀理事の立場になってみた場合

先ほど発表された英中銀インフレーション・レポートに関しては改めて別記事にしますが、もし私が英中銀MPCの理事の一人であり、今回の雇用関連指数を見たら果たしてギラギラに利上げの必要性を感じるでしょうか?もちろん ここでも書いた ように 英中銀の使命はインフレ・ターゲット(2.0%)を採用し物価安定の維持を図ることですが、この雇用市場関連指数を見る限り英国の経済成長率がいかに脆弱なものであるのかもわかります。

たぶん0.25%の利上げはそんなに大きな悪影響を与えないとは思いますが、影のMPCが主張しているような一気に0.5%の利上げに踏み切った場合、英経済は耐えられないんじゃないのかな?と思ったりもしています。

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[ 2011/02/16 20:44 ] 経済 | TB(-) | CM(2)

ユーロ売り/ポンド買いの背景

ポンド上昇が加速 しています。

先ほどの1月分インフレ率4%台乗せを受け、来月の英中銀金融政策委員会(MPC)での利上げの可能性をマーケットは25%織り込みました。
  
それに加えて、現在~2012年3月までの間の利上げ幅の織り込み度は、英中銀の90bpsに対しユーロは87bps
つまり英国が若干欧州よりも利上げ織り込み度が高まった事を受け、ユーロ売り/ポンド買いが沸いてきた様子

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[ 2011/02/15 23:03 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

1月分インフレ率(CPI)を見て

だいぶ遅くなってしまいましたが 、本日 英1月分インフレ率の発表がありました。

CPI率 +4.0% y/y、 +0.1%  m/m

年率4%台は2008年11月以来。通常毎年1月はクリスマス商戦後となるので前月比の数字はマイナスになる傾向があるのですが、今年は1月4日から上がったVAT(付加価値税)や原油価格の上昇、ポンド安などが影響して+0.1%を記録。

*  とした4.0%

理解に苦しむ方がおられるでしょうが、4.0という数字を見て  としたイギリス人が多いのではないでしょうか?その理由は下手すると1月の数字は一気に4.5%くらいになってしまうのでは?という噂があったからです。

しかし間接税分を抜いた消費者物価指数(CPIY)が2.4%まで上昇している事は注意すべきでしょう。この数字はリーマン・ショックが起こった2008年秋以降、一時的に5%台に乗り、その後徐々に3%台に落ち着き、ここに来て1%台まで落ちていました。しかし2010年12月に2.0%となり、先ほど発表された1月の数字は2.4%となっており、間接税を抜いた部分でもインフレの芽が出てきた危険性があるからです。楽観的に「景気浮揚の前触れ」と取るか、ネガティブに「手のつけられない商品価格の上昇により悪いインフレに悩まされるのか?」と取るのかは近い将来判明することでしょう。

それ以外のインフレ要因となるべく賃金上昇率、マネーサプライ、余剰生産能力などは全く上昇していません。

キング総裁は更なるインフレ率上昇懸念を述べていますが、VATが上がった時にすぐにそれを反映せずに2月から 又は 新年度からVAT上げを反映する決断を取った小売業者は多数います。その為VAT上げの「織り込み」が完成していない可能性があるので、キングさんもまだまだ楽観出来ない事を強調しているのかもしれません。

ここでも書きました が、明日発表の英中銀インフレーション・レポートの発表が待たれます!

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[ 2011/02/15 22:02 ] 経済 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
~丸わかり! ロンドン発
★欧州経済事情~
欧州の注目テーマを一刀両断!

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新イーグルフライ
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私も新イーグル・フライで
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