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3度目になった学生抗議デモ

大雪で完全に麻痺している英国の各地で、本日第三回目の学生抗議デモが行われます。
student protest 2

デモの数を重ねるごとにプラカードに書かれる言葉の品がどんどん低下している  ようにも思いますが、彼らも必死です。私自身は大学教育無料化には反対であり、現在の年間3,290ポンドという授業料も少し安いのかな?と思ったりしています。しかしこれは私の「日本人としての価値観」で判断しているところが多く、イギリスの平均賃金から考えると3,290ポンドは丁度よいレベルなのかもしれません。
そんな私ですが、授業料をいきなり3倍にする現在の政府のやり方には反対  ですよ!
Students-in-Leeds.jpg

*YouGov世論調査

選挙公約で「大学授業料無料化」を約束した自民党への不満  は相当高まっています。
先週YouGovが行った世論調査で面白い結果が出ました。

学生を対象とした調査ですが、5月の総選挙時と11月の時点での「各党に対する学生票」の状況変化です。

・5月総選挙で、貴方はどの政党に投票しましたか?

自民党 45%
労働党 24%
保守党 21%
その他 10%

・もし今月(11月)総選挙が行われれば、どの政党に投票しますか?

自民党 15%
労働党 42%
保守党 26%
その他 17%

 自民党の支持率は3分の1まで激減。その分 労働党支持は2倍になっています。

*連立政権にとってダメージとなり得るか?

大学授業料の上限を年間9,000ポンドとする法案に対する投票が12月15日に予定されています。この日に向けて クレッグ党首、そして自民党内部では 「党の生存と連立相手としての党のあり方」を巡り毎日議論が交わされているそうです。一部の報道ではクレッグ党首(副首相)をはじめとする自民党議員のほとんどが「棄権」する事もあり得るとしています。それ以外の報道では現連立政権の自民党閣僚数名(クレッグ、アレキサンダー、ケーブル氏など)のみが棄権するとも言われています。

どういう結果になるか判りませんが、クレッグさん 最近顔色が優れません 。 彼は思っている事が結構顔に出てしまうので、テレビに彼の顔が映るたびに「大丈夫かな....」 と少し心配したりもしています。まぁそうは言っても これはクレッグさん自身が自分で決めた道、彼なりに頑張って欲しいと思いますが....

ですので、来月中旬にクリスマス前の今年最後の政治劇  が繰り広げられる事は間違いなさそうです。

それでは行って来ま~~す! 帰宅するのが夜11時過ぎるんですが、それまでに天候がどのように変化しているかわからないので、今日は駅まで徒歩で行く事にしました。

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[ 2010/11/30 21:02 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(6)

ユーロの下げが止まりません

お早ようございます 
初雪のロンドンです。英国全体が雪で覆われて既に1週間以上が過ぎました。しかしロンドンだけは雪が降らずにただ凍るだけで済んでいたのですがとうとう今日は雪がこの辺にも降り始めましたね。今朝寝坊して 先ほど慌てて起きたら窓の外は真っ白! 今もドンドン降り続いています。今日は午後から夜までずっと学校なんですが、どうなるのかしら?英国の何百という学校が休校しているので....

まぁそうは言っても、うちの子供が参加しているサークルで1987年に上映された最初の「ウォール・ストリート」をみんなで観る会が今日の夕方からあるそうなんです。で 「誰もDVDを持ってないから買わないといけない」 とうちの子供が言うので 「私が持っているDVDでよければ使っていいよ」と言ったら大喜び! そのために私は何があっても昼過ぎには家を出てDVDを届けなければなりません。行きたくないなぁ....

*何でもありのユーロ

昨日までは結構真剣にユーロの将来を心配  していた私ですが、もうここまでメチャクチャ言いたい放題やり放題となると少しだけバカバカしくなりますね。勝手に崩壊したら?って感じ。熱しやすく冷め易い私の性格がよく出ていますが....

現在設定されている欧州金融安定基金(EFSF/EFSM/IMF) による支援策の規模は、ギリシャ・アイルランド・ポルトガル・スペイン4カ国が2013年までに必要としている資金調達額合計にほぼ等しい額となっているようです。しかしここにきて ベルギーとイタリアが「落第生グループ」に名前を挙げています。そうなると安定基金の額を増額する事が絶対必要不可欠になってきます 

現在「優等生グループ」(=安定基金などの金融支援に対しお金を出している国)の数が少ないにもかかわらず、支援を受け取る側の「落第生グループ」の数がドンドン増えて来ています。果たして優等生さん達が今後も長期に渡って膨れ上がるコストを払ってでもユーロ存続への対処をするだけの意志があるのでしょうか?もしそういう意志があってもそれが財政的にも政治的にも可能なのでしょうか?

私はユーロは崩壊するか、形を変えて継続する と2008年から思っていました。(関連記事リンク)そしてそれが今 少しづつですが姿を見せはじめています。

たぶんここまで来ると、ユーロ加盟国への対処法がクリアーにならない限り市場が欧州に寄り付かなくなると思うので、安定基金以上の「何か」を打ち出さなければならないと思います。それが単なる声明なのか、金融支援が付いてくるものなのか、私には全くわかりません。

超目先の事で恐縮ですが、現在私が待っているのは木曜日のECB政策理事会後に行われるトリシェ総裁記者会見です。今回の連続したユーロ危機の対処に関して、政治家とトリシェ総裁との間で非常に大きな意見の食い違いや言い争いがあった事は既に報道されています。木曜日の記者会見でトリシェ総裁に対する記者団からの質疑応答では過去にないくらいな過激な質問  が飛び出してくると思います。今後の資金供給(LTRO)の量/期間/金利に関する総裁からの発表と共に、木曜日はここからのユーロの先行きを占う上で重要な日になる  ことは間違いないと思っています。

最後になりますが、ここに来てあらゆる金融機関がユーロ/ドルの相場予想を下方修正しています。1.25とか1.20は当たり前、一番ベアな銀行は非常に近い将来 1.10-1.20、来年中にParity (1.0000)という予想も出てきました。


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[ 2010/11/30 19:40 ] マーケット | TB(-) | CM(4)

心配されるスペインへの飛び火

英タイムス紙日曜版の記事によると、スペインのサバテロ首相はスペイン代表企業37社(サンタンデール銀行やテレフォニカ等)のトップを集め、この週末の土曜日に緊急会合を開いたそうです。協議された内容は財政問題と雇用問題。

ギリシャ、アイルランドと拡大していくユーロ圏財政危機  がいつスペインを襲ってもおかしくない状況ですが、過去記事やまね得さんの連載(ブログ右上のバナーをクリック) でも書いたようにスペインは別格です。それを熟知している首相は、市場の攻撃に合う前に先手を打った形になっているようです。

*新たな「austerity plans」(経済建て直しと債務危機からの脱却を図るための措置)発表となるのか?

報道を読む限り、既に政府が発表している措置の効果を待つのが一番であるというのが経済界の一般的見方のようです。しかしサバテロ首相は追加策として「年金受給年齢65歳を67歳へ引き上げ」を示唆しましたが、野党側からの反対  にあっています。反対理由としては矢継ぎ早な経済立て直しプランは景気の腰を折るから....というもの。

現在サバテロ首相が挙げている財政危機対策の3本の柱は
1)財政赤字削減
2)貯蓄銀行の合併を含む銀行再編
3)経済構造改革

特に20%に達している失業率  の改善に対しては本気で取り組みたいようです。

*ユーロ危機の感染はまだまだ続く?

私の個人的な見方なのですが、ポルトガルがアイルランド同様 EU/IMFからの金融支援を受けるのは時間の問題なのではないか?と思っています。時期としては来年1月の早い時期くらいでしょうか?

今までの経緯を振り返ってみると、ギリシャは財政赤字対GDP非の改ざん そしてアイルランドは銀行預金の全額保護がきっかけとなり「ユーロ危機」を悪化  させました。ギリシャ危機が起こった時は初めての「ユーロ危機」だった為 市場の反応が過剰気味  になった事は事実です。そしてギリシャ危機が起こってはじめて、ユーロ圏には危機対策が全く整備されていない事があからさまになり市場はここを突っついてきました。慌てた加盟国代表やEU委員会関係者は「金融安定化基金」などの設立に走った訳です。その後アイルランドで「ユーロ危機」が囁かれ始めた頃から、ユーロ危機はソブリン危機に直結しはじめ、ソブリン債への投資家達が将来の欧州債投資方針の見直しをしなければいけない時期に来ている  と認識させられたと思っています。これにより ユーロ加盟国の将来の国債発行/入札が順調に行われるのか? もし順調に行かなければ加盟国の財政が廻って行かなくなる  ECBのみがそれらの国の国債の買い手とならざるを得ない  ECBのバランスシートの悪化 という非常に危険なシナリオ  に結びつく危険性が出てきました。



そこでECBは上に書いた危険なシナリオを避ける為に、’欧州金融安定化基金’ (総額7,500億ユーロ 1)EFSF  4,400億ユーロに及ぶユーロ圏政府保証付き欧州金融安定ファシリティー 2)EFSM  600億ユーロの融資を可能とする欧州金融安定メカニズム 3)IMF支援  2,500億ユーロ) を通じ、加盟国が新たな国債を発行する代わりに金融安定基金からの金融支援を受け、それにより財政政策を切り盛りする という形に変えることに成功  しました。その最初の国がアイルランドという事です。

ここまで事態が悪化してしまったからにはポルトガルへの感染はすぐに止められないでしょう。そして一度倒れたドミノはスペインへ飛び火  するのも時間の問題かもしれません。もしスペインが倒れると欧州金融安定化基金だけでは賄いきれないかもしれません。

その理由はEFSFの4,400億ユーロという枠自体が変化する可能性がゼロではないから.......と私は思っています。これに関してはまた後で記事にします。

スペインそして下手をするとイタリアと飛び火  候補(?)は後を絶ちません。ユーロ下落もそう簡単には収まらないでしょうね

それでは算数教室のお手伝いに行って来ま~~す!

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[ 2010/11/29 21:30 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

オズボーン財務相 秋の経済白書発表

すぐ下の記事の続きっぽくなりますが、本日ロンドン時間午後3時30分よりオズボーン財務相が「秋の経済白書」を発表します。英国では伝統的にこの時期には予算編成方針が発表されますが、現連立政権はやり方を変更しました。

今年の9月に政府による変更発表があった時、ブログで詳しく解説させて頂きました。是非 経済白書に関する過去記事 をお読みください。

本日の予定としては まず予算責任局が経済成長率予想などを発表  それを受けてオズボーン財務相が経済白書発表という段取りになるようです。なんと言っても本日が「初めての経験」 となる為、私自身も一体どのような影響を市場に与えるのか全くの未知数 

ひとつだけ判っている事は、以前の予選編成方針時のような「新たな増税」などという驚きの  発表は ない様子。これは英国に住む人間としては非常に助かります 

たぶんオズボーン財務相は自分が推し進めた無防備とも非難された大規模な歳出削減策が功を奏した事を自画自賛   するであろうと予想されています 

この後 英国債管理局(Debt Management Office = DMO)が今年度の国債発行総額に関する発表をするようです。これに関してはあまりニュースになっていませんが、英国債(Gilts)がこの発表をきっかけに右往左往した場合、ポンドにも影響出ますのでお気をつけ下さい 。 私はこの時間も相場が見れませんので、夜ニュースをチェックし気が付いた事があれば記事にします。

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[ 2010/11/29 19:15 ] 経済 | TB(-) | CM(0)

英予算責任局からの発表

お早ようございます 

本日英予算責任局 (OBR) から英景気/雇用動向予想が発表されます。時間なんですが、BBCテレビでは「ロンドン時間午後1時から」となってますが、一部の報道ではロンドン昼12時からというものもあります。

まず予算責任局(OBR)の説明ですが、現連立内閣の「保守党」の希望で設置された独立機関。
主な仕事内容として、経済成長率予想と見通し、政府の財政予想、政府に対して予算編成に関する勧告、赤字削減執行/達成状況の監視と報告、予算編成に向けての各省庁の(赤字削減に対する協力度の)監査などを担当します。

現在漏れ聞こえてきている内容として
・今年度GDPの上方修正(6月の発表時 +1.2%y/y  今回 +1.7~1.8% y/y)
・オズボーン財務相が各省庁歳出削減見直し案で発表した公務員解雇49万人 という数字を40万人へ変更?
・来年1月4日からVATが17.5%から20%に上がりますが、それによるGDPへの影響はマイナス0.3% これをもとに2011年度GDP予想を下方修正する可能性あり


私は算数教室のお手伝いがあるので、この発表時には相場が見れません 。 ポンド乱高下の要因となる可能性がありますので、ポジションをお持ちの方はお気をつけ下さい!

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[ 2010/11/29 18:30 ] 英予算責任局(OBR) | TB(-) | CM(4)

今週の見所

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[ 2010/11/29 08:04 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

アイルランドへの金融支援策決定

月曜日の市場開始前に是が非でもアイルランド救済支援内容を固めようとしたヨーロッパ 
先週金曜日の夜にEU大統領、バローゾ委員長、トリシェ総裁、メルケル首相、出たがり  サルコジ君などが緊急コンフェレンス・コール を召集し、アイルランド救済支援の「最終決定」の概要を話し合ったそうです。この電話会合は土曜日にも持ち越された様子で、その内容を受け本日日曜日午後1時よりブリュッセルズで、緊急ユーロ圏財務相会合(ユーロ加盟16カ国)とEU財務相会合(EU加盟27カ国)が相次いで行われました。この場でアイルランドへの金融支援が承認された運びとなり、とりあえず月曜日の市場での「ユーロ暴落に対する防衛体制」が出来上がり、これ以上の「周辺国への感染」を防ぐのが狙いのようです 

*欧州金融安定化基金

今年5月にギリシャがこけた時、欧州が一丸となりユーロ加盟国の「落第生に対し金融支援します!」 「ユーロは不滅だ!」 という姿勢をアピール、ユーロ加盟国への金融支援が必要となった場合に備え、’欧州金融安定化基金’ というものが出来ました。この基金は総額7,500億ユーロとなっており、その内訳は 1)EFSF  4,400億ユーロに及ぶユーロ圏政府保証付き欧州金融安定ファシリティー 2)EFSM  600億ユーロの融資を可能とする欧州金融安定メカニズム 3)IMF支援  2,500億ユーロ

今回のアイルランドに対する支援はこの安定基金から出るようです。

*アイルランド支援総額850億ユーロ、金利は6.7%

日曜日の午後1時から会合が開かれて最終決定されたという割りには、日曜日のタイムス紙日曜版には既に850億ユーロという規模、そして支援の一部である融資に対する金利が6.7%という事実が報道されているのは、どうしてなのか  私にはよく判りません。事前に漏れ聞こえていたのでしょうか?

まぁそれはそれで置いといて、850億ユーロのうち500億ユーロはアイルランド財政赤字削減用、350億ユーロはアイルランド系銀行に注入可能な公的資金枠となるようです。

今回の支援決定報道を受け、アイルランド野党のFine Gael党 (フィナ ゲール)は融資金利が高すぎるので現政権の決定は受け入れられないとしているようです。受け入れないなら勝手にどうぞ!という感じですが、私は...

EFSFに関する「怪しげな見方」についてはまた後で別記事とします
取り急ぎ この記事更新!

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[ 2010/11/29 05:40 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

足並み乱れるユーロ加盟国

ギリシャ、アイルランドからの「感染」が拡大  してきました。今週に入りポルトガルの名前が出てきたと思ったら、もう既にスペインの名前も囁かれています。

*欧州の団結

市場参加者達は欧州が一致団結して「危機」を乗り切るのか? 南北で2極化するのか? それとも完全に崩壊してしまうのか? それを問い続けているのだと思います。毎朝起きると新たな「火種」 が起こっており、ますますユーロに対する投資意欲がそがれている  事でしょう。今までは(言い方が悪いですが)ユーロ加盟国の’弱いものいじめ’という見方も出来ましたが、ここに来て本当の意味でのデフォルト危機や加盟国の離脱、又はユーロ自体の崩壊  も少しづつでしょうが視野に入ってきたように感じているのは私だけでしょうか?

独ウエバー連銀総裁/ECB理事が今週に入り 総額7,500億ユーロという枠で設定された「EU/IMFで創立した欧州金融安定ファシリティー EFSF」を、場合によっては1,400億ユーロの上乗せも可能である  と発言し、市場の安心を買おうとしました。しかし市場はこのファシリティーがどれだけ増額されようが納得なんてしません。欧州危機に対する対応の仕方に少しでも不透明さが残っている限り、ユーロに対する不信感は残ると思いますし、それが更なる「感染国」相手探しに繋がると思っています。

一部では「ユーロ加盟国の2極化」の報道がされており、これは独/仏/蘭/オーストリア/フィンランドの「優等生加盟国」  に対し、それ以外の残りの「落ちこぼれ加盟国」  という構図です。欧州政府高官や中銀関係者は、優等生組が抱く落ちこぼれ組に対する怒り  をなだめるのと平行して、落ちこぼれ組に対しては ’欧州はお前達を見捨てるような事はしないからもっと「やる気」を出し財政赤字削減に取り組め!’  と背中を押さなければなりません。

*メルケル首相の提案内容に対する危険度

詳しい発言内容は この記事  をお読みください。

メルケル発言に関して新たな不安材料  となっているのが「欧州国債への投資家」内訳です。欧州だけに限らず米債も同様ですが、これら国債の買い手として真っ先に頭に浮かぶのは年金運用者、生保でしょう。しかしそれと同じくらい大事な運用者として ’世界中の中央銀行、SWF’ などがあります。特に中央銀行は過去ドル一辺倒であった外準の分散投資に積極的になっている現在、ユーロはドルに次ぐ「第2の基軸通貨」 としての役割分担を担う立場に置かれています。それだけ重要なユーロ、その国債投資に「待った!」  が掛けられることになる危険性が出てくるかもしれないという事は、単純に欧州国債だけの問題に留まらずユーロ圏、そして単一通貨:ユーロの信用性にも赤信号   が灯ることになりかねません

*欧州圏全体の「ドイツ化」は いかなるものか?

今回の危機を巡り、ここからのドイツの役割についても考える時期が来ていると思います。このブログでもドイツをずっと「優等生」 と表現していますが、果たしてユーロ加盟国のほとんどがドイツのような優等生と化したらどうなるのでしょうか?(そんな事絶対に無理なのは判っていますが....

ユーロ圏全体が黒字で万々歳  という事は喜ばしい事かもしれませんが、これだけ大きい圏内全体が輸出依存型経済となり大切な内需面での需要が欠けている経済体制が出来上がってしまった場合、世界経済にとってある意味恐怖  になるとは考えられないでしょうか?

いずれにしても今のところはっきりしている事は、ユーロ加盟国間の経済/財政政策の均衡が破れたことにより、政治統合に対する動きも緩みかかってきているように見え始めてきました。ギリシャ危機の時には加盟国全体が救済支援策を発表し「団結」を強調  しましたが、今回は各国バラバラの発言が目立ちます。クリスマス休暇  が本格化する前の12月中旬くらいまでに何らかの「協調姿勢」を市場に示さなければ来年年明け早々新たなユーロ攻撃  が開始されると私は思っています。

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[ 2010/11/26 21:30 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ユーロ危機、どうしてスペインは別格なのか?

毎週金曜日に更新している「まね得」さんの連載!

最近のマーケットで「ユーロ危機」「アイルランド危機」という言葉を聞かない日はありません。
ギリシャ  アイルランド  ポルトガル と来ましたが、次は スペインか? という噂も聞こえ始めています。感染がどんどん拡大している証拠です。
市場参加者だけでなく欧州当局関係者も、ギリシャやアイルランドの時とは段違いにスペインへの飛び火を非常に恐れています。それはどうしてなのか?それについて今週は書いてみました。

このブログ右上にある まね得連載のバナーをクリックして是非お読みいただけると嬉しいです 
[ 2010/11/26 18:50 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ロイヤル・ウエディングに対する世論調査

先日 セントラル短資FXさんのコラムで ロイヤル・ウエディング について書きました。本日はその後の様子を世論調査の結果を交えて書いてみたいと思います。

*YouGov社世論調査結果 (11月18~19日実施、対象人数 1967名)

・ウィリアム王子はケイト・ミドルトンさんと結婚すべきか?
すべき 77%
すべきでない 2%
わからない 21%

・ウィリアム王子が故ダイアナ妃の形見の指輪をケイトさんに婚約指輪として贈ったが、それは
よいと思う 61%
悪いと思う 17%
わからない 22%

・今回のロイヤル・ウエディングの規模は
チャールス皇太子/故ダイアナ妃同様、盛大な規模にすべきだ 33%
両親の結婚式よりかは盛大でない規模にすべきだ 50%
わからない 17%

・結婚式の費用は誰が負担すべきか?
チャールズ皇太子 69%
エリザベス女王 18%
国民の税金 5%
わからない 8%

・現在ケイトさんはご両親が経営する会社で働いています。ウィリアム王子との結婚後、ケイトさんは
今まで通り、ご両親の会社で働けばよい 45%
王室に入った以上、王室関連の行事に全ての時間を費やすべきだ 36%
わからない 18%

・現在ウィリアム王子とケイトさんは一緒に暮らしていますが、結婚前に一緒に暮らすことは
よいと思う 75%
容認出来ない 11%
わからない 11%

・英王室に於ける王位継承者は自分のパートナーと「結婚」という形態を取るべきだと思いますか?
正式に結婚しなければいけない 52%
結婚するに越した事はないが、各自の判断に任せるべきだ 28%
結婚しようがしまいが大差ない 14%
わからない 6%

:アメリカはどうか知りませんが、欧州では結婚と言う形を取らず ただ単に一緒に住んで子供を作り死ぬ前一緒に生活を共にするという世帯は相当数に登ります。北欧は特にこの傾向が強いと言われ、たしか約50%がそういうカップルだったと記憶しています。英国はたぶん住んでいる場所にもよると思いますが、全国平均は3割強くらいなのではないのかな?と勝手に思っています。ですので結婚せずに普通の家庭を築く事は特に「変わった事」でも何でもないんですね...ただ それを王室に対して となると、私自身でさえ少し抵抗あるなぁ...

・ウィリアム王子は一般家庭出身者を花嫁として選びましたが、その選択に対し
賛成だ 86%
間違っている 2%
わからない 12%

・チャールズ皇太子とウィリアム王子、どちらが王様にふさわしいと思いますか?
チャールズ皇太子 15%
ウィリアム王子 56%
どちらとも言い難い 7%
わからない 22%

・エリザベス女王の死後、チャールズ皇太子が王位継承に対して身を引くべきだと思いますか?
身を引くべきだ 44%
身を引くべきではない 37%
わからない 19%

・現在、王位継承は男子が女子より優先されるとなっていますが、今後は男女平等とすべきですか?
平等とすべきである 70%
男子優先のままにすべきだ 17%
わからない 12%

・英国は王室を廃止し、共和制にすべきか?
共和制にすべきである 16%
王室を残すべきである 68%
わからない 16%

*ComRes社世論調査結果 (11月17~19日実施、対象人数 2015名)

・ウィリアム王子は結婚相手として良き相手を選んだと思う
はい 74%
いいえ 2%
わからない 24%

・ウィリアム王子の結婚生活は(両親のものと比べ)より幸せであり長く続くと思う
はい 63%
いいえ 1%
わからない 36%

・2011年にロイヤル・ウエディングが行われる事は喜ばしい事だ
はい 61%
いいえ 15%
わからない 24%

・故ダイアナ妃はウィリアム王子が選んだ女性を気に入ると思う
はい 76%
いいえ 1%
わからない 23%

・エリザベス女王が亡くなった後、チャールス皇太子は王位継承を飛ばしウィリアム王子が王位継承すべきだと思う
はい 42%
いいえ 41%
わからない 17%

・ケイト・ミドルトンさんは将来王妃となるには威厳が無さ過ぎる?(一般家庭出身だから...という意味だと思います)
はい 5%
いいえ 80%
わからない 15%


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[ 2010/11/26 18:25 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(0)

アイルランド補欠選挙投票開始

今日は!体調の悪さが続いている私ですが、昨日はPCの前に座っているのもシンドイくらいまで悪化してしまいました 。昼過ぎにPCを消しブラブラしているうちに、大学に行っている子供が 「1日だけ家に帰るから駅まで迎えに来て」 と電話をしてきたのが夜9時。それから食事を作ったりなんだかんだして結局寝たのが夜中2時過ぎ。本日は米国休暇ですので、目覚ましをかけずに寝ました。うちの斜め前の家が建て直し工事をしており、その工事関係のトラックの音で眼が覚めたのが朝9時。久し振りに目覚ましの音に起されなかったので嬉しいです 

*アイルランド補欠選挙

ドネガル南西部選挙区で現地時間午前7時から午後10時に渡り補欠選挙が実施されています。開票は金曜日朝から行われ、選挙結果は同日夕方に発表予定です。

この選挙区は与党:フィアナ・フォイル党が牛耳っている選挙区。18ヶ月前に同選挙区:ギャラガー議員が欧州議会議員になった為、空席状態が続いていました。本日の補欠選挙は5名の立候補者(フィアナ・フォイル、フィナ・ゲール、労働党、シン・フェイン党、独立系)の間で戦われています。

*本日の補欠選挙結果が大事である訳

ここ最近の財政危機問題でアイルランド下院に於ける与野党議席配分に若干変化が起こっています。現在の下院議席配分は

・アイルランド下院議席総数166議席
・4議席が空席
・連立与党:77議席 Fianna Fail党(フィアナ・フォイル) 70議席、緑の党 6議席、進歩民主党 1議席



166議席のうち、4議席が空席状態なので、予算案可決には82票の賛成票が必要となります。



・連立与党 77議席に加え、前フィアナ・フォイル党議員2名、独立系議員2名が賛成票を投じると確認されています(アイリッシュ・タイムス紙) 81票
・フィアナ・ファイル党を離党した議員が3名いるのですが、その人達の賛成票が得られるかどうかは不明

*本日の補欠選挙結果予想

シン・フェイン党議員の勝利が確実視されているようですが、この議員は現連立政権が提出する2011年度予算案には NO  という態度を示しています。もしこの予想通りの結果となった場合は2011年度予算案可決は危なくなる危険性が出てきそうですね。

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[ 2010/11/25 22:57 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

学生抗議デモもうすぐ開始

2つ下の記事でもご紹介しましたが、本日第二回目の授業料値上げに反対する抗議デモが行われます。

*前回との違い

・今回は刑事責任に問われるような「暴動」を起す事は避ける
・午前11時(今から30分前)に大学の授業をボイコットし、デモに加わる
・ロンドンまで来れない学生達は、自分の大学のある街で集会/デモを実施  イギリスのほとんどの町に大学やカレッジがありますので、ほとんど全ての街で何らかの抗議デモが繰り広げられる事になりそうです
・警察関係者は大学生が抗議デモの呼びかけに使用したフェイス・ブック(Facebook)にアクセスし、学生の本日の行動予定を把握している


たった今 BBCニュースで報道していますが、中心となるロンドン大学の前には11時に授業をボイコットした生徒達が数百名集まっています。これからどのような展開になるか判りません

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[ 2010/11/24 20:24 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(5)

英第3四半期GDP改訂値発表まであと20分

お早ようございます。今週後半にはロンドン初雪観測が出されています。非常に厳しい寒さですよ、本当に

早速ですが、あと20分で英第3四半期GDP改訂値が発表されます。
基本的には q/q y/y 両方とも速報値と同じ +0.8%q/q、+2.8%y/y
しかし第2四半期GDP最終値であった+1.2%q/qが +1.0%へと下方修正される予定です。これは統計局が計算した「建設関連」にかかわる数字が下方修正された為に起こる事のようです。

既に第2四半期GDP下方修正に関しては、こちらでは何度も報道されていますのでマーケットに織り込み済みだと思いますが、今年に入ってからの英GDPを一手に支えているのが「建設関連」部分なので、今後の英GDPの先行きに悲観的な見方が広がる可能性はまだ残っています。

欧州関連では やはり「スペインへの飛び火だけは何があっても避けたい」と欧州政府高官や当局は考えていると思います。しかし既に本日のスペイン/独国債イールドスプレッドは拡大しています。まぁ これはスペインに限った事ではなくPIIGS諸国全体の問題ですが...

取り急ぎこの記事を更新します。また後ほど

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[ 2010/11/24 18:09 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

大学生ストライキ 第二弾

もう寝る時間  なのですが、ひとつだけ短い記事を書きます。

今月10日に英国大学授業料値上げに反対した大学生が5万人規模の抗議デモを行い、保守党本部ビルをこなごなに荒らした事は皆さんのご記憶にまだ新しいと思います (記事リンク:大学授業料値上げに反対する抗議デモ

*新たな抗議デモ

11月24日(水曜日)に2回目の授業料値上げ反対デモが行われます 。 既にロンドン市内にあるSOAS(the School of Oriental and African Studies  ロンドン大学東洋アフリカ学院)内では3日間に及ぶ座り込みストライキが進行しており明日がその本番。

今回のデモには(前回よりも)広範囲の学生達が参加する様子ですが、学生だけでなく(大学への助成金が絶たれる可能性がある)大学の教職員も参加する模様。

*抗議デモのルート

抗議デモは水曜日昼にロンドン中心部にあるトラファルガー広場に集合  自民党本部  首相官邸 という順番で廻るようですが、自民党党首であり副首相であるクレッグ氏の自宅へも抗議デモの一部が押し掛けるという事です。

どうしてクレッグ氏が標的にされるのか  と言うと、今年5月の総選挙の時に 自民党は選挙公約で「大学授業料値上げ反対、大学授業料段階的無料化 」 を挙げており、テレビでもクレッグ党首が 「僕の眼が黒いうちには絶対に大学授業料の値上げはあり得ない 」 というような内容の発言を繰り返していました。この発言を信じて、自民党に学生票  が集まったとも言われています。それが連立相手になった途端 掌を返したように選挙公約違反をした事に対する怒り  は相当なものです。

Nick clegg student protests

この写真は水曜日のデモ前夜の火曜日に学生達が作った「クレッグ人形」です。首吊りにされてますでしょう?  恐いですよ...これは...

*警察も待機済み

第一回目の抗議デモの学習効果が利いてか、水曜日の抗議デモに対する警備は十分整っている と警察関係者は語っています。しかし今のところ 参加する生徒数も不明ですし、大学の教職員も丸一日休みを取ってデモに参加する大学もいくつかあるようです。一部の大学は100%授業なし  とするところもあると聞いてます。となると 意外と相当大規模なデモに膨れ上がる危険性があるのかもしれません。

テレビのニュース報道では、ウィリアム王子の挙式決定やアイルランド関連ニュースばかりで、水曜日の学生抗議デモに関するニュースは全く流していません。だから逆に非常に気になっています、私は....

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[ 2010/11/24 09:52 ] 政治 | TB(-) | CM(0)

ウィリアム王子とケイトさん、来年4月29日に結婚

たった今 ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式の日程が公式発表されました。本日のセントラル短資FXさんの連載記事 (リンク) でロイヤル・ウエディングの経済効果について書いてみたのですが、それと同じ日に挙式日が発表されるなんてラッキーです 

2011年4月29日(金曜日)
場所はウェストミンスター寺院

結婚式の費用は王室と花嫁のミドルトンさんのご両親とが負担し、国民の税金負担はない模様。

ウェストミンスター寺院はウィリアム王子の祖母であるエリザベス女王だけでなく歴代王室の結婚式が行われてきた場所として有名です。しかし今回の決定の裏には警備費削減が第一の理由として挙げられています。

ウィリアム王子の両親であるチャールズ皇太子と故ダイアナ妃の結婚式が行われたセントポール大聖堂も候補として挙がっていたのですが、バッキンガム宮殿からセントポール大聖堂までの距離が2マイル以上、それに比べウェストミンスター寺院は1マイル弱だそうです。2マイル以上の距離に費やす警備費と清掃代は1マイルのものに掛かる費用の単純2倍では足りない。国民全体が超緊縮財政策の煽りを受け苦しい生活を強いられている事を熟知しているウィリアム王子は、自分達の結婚式は「国民全体が祝福できる結婚式」にしたいという強い希望があるので、国民レベルに添った挙式を常に念頭に置いて場所も選んだようです。

これはまだ決定ではないようですが、お2人の挙式日4月29日は国民祝日となるようですね!


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[ 2010/11/23 21:47 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(0)

アイルランド労働党、不信任案提出か?

アイルランド野党第2党である労働党は政府に対し不信任決議案提出を示唆しました。まだどうなるのか判りませんが、早ければクリスマス総選挙にもつれ込む可能性が出てきたみたいですね。

私が住むイギリスでも連日アイルランド危機のニュースで賑わっていますが、本日は北朝鮮による韓国砲撃のニュースが一番最初に報道されていました。大丈夫なんですか、あそこ?

さて話をアイルランドに戻しますが、同国では各組合による大規模な抗議デモが予定されているみたいです。具体的な日程はまだ不明ですが、同国最大の労働組合が「最低賃金カット」に対する抗議デモを行うと発表したようです。

*限界に達する緊縮財政政策

アイルランドは他のユーロ加盟国に比べると一番積極的に財政赤字削減に取り組んで来ました。過去3年間に発表されたそれぞれの予算案には合計145億ユーロの赤字カットが織り込まれています。政府は来週、今後4年に渡る財政再建計画を発表する予定ですが、その規模は150億ユーロとされています。150億ユーロのうち、60億ユーロ相当の赤字削減を2011年度に実施するとされ、その内容が12月7日(一部の報道では12月11日)に2011年度予算案として発表される運びとなっています。

今回のアイルランド危機  が起こる前までは、過去の赤字削減策による国民一人当たりの負担額は 12,500ユーロとなっていましたが、今後4年の財政再建策が加わった後の数字は国民一人当たりの負担額  30,000ユーロ  に膨れ上がる計算となるそうです。

*赤字カットの痛みはこれから

2011年度の予定されている60億ユーロの赤字削減により、既に14%に達している失業率はさらに悪化する事は避けられません。公務員給与は既に20%カットされていますが、これ以上のカットも当然起こります。そして昨日の発表では、アイルランドの最低保証賃金もカットされる模様です。

果たしてアイルランドの最低保証賃金っていくらなのか  と思って調べてみたら、18歳以上の労働者は時給8.65ユーロとなっていました 。 これって結構高いですよ。少なくとも英国に比べたら高い。他のユーロ圏と比べてどうなのか調べてみると、ドイツやイタリアは最低賃金保証なし。スペインやポルトガルは月収の最低保証がある形になっていますが単純計算すると やはりアイルランドの最低保証賃金の方がずっと割高感あります。唯一時給として定められているのはフランスで8.86ユーロとなっていました。

労働賃金ひとつ取っても、アイルランドがまだ貧しい農業国であった頃と比べ 現在はユーロ加盟国それもフランスとほぼ肩を並べるレベルにまで上がった訳ですよね。これじゃ競争力失って当たり前だわ...

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[ 2010/11/23 20:51 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

独ショイブレ財務相発言

ブログ右側の「Twitter つぶやき」で書きましたが、独ショイブレ財務相

Joint currency is at stake

Joint currencyとはユーロの事でしょうから、「ユーロは危機に瀕している」という意味となります。

今回のアイルランド問題は「終りの始まり」になるのかしら?

追記:
ユーロ下落時に中東が買っていた模様。この人達は、頻繁に買いで登場しています。分散投資の一環 と考えるのが妥当でしょうが、少しユーロを取り巻く環境が変わって来ているとは思っていないという事でしょうかね....

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[ 2010/11/23 19:10 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

ロイヤル・ウエディングの経済効果

お早ようございます!

本日のセントラル短資FXさん連載 すこしFX ☆ なが~くFX では、先週発表がありましたウィリアム王子のロイヤル・ウエディングによる経済効果について書いてみました。

政府による超緊縮財政策の断行により英国に住む私達は暗い毎日  を過ごしていました。そんな英国民に笑顔  を届けてくれたウィリアム王子とケイトさん、果たしてロイヤル・ウエディングは英経済にも「微笑んで」 くれるのでしょうか?

このブログの左上 すこしFX ☆ なが~くFX バナーをクリックして下さいね!

[ 2010/11/23 10:30 ] 未分類 | TB(-) | CM(2)

アイルランド総選挙実施か?

アイルランドの経済/財政危機が政治危機  へと発展しました。実は、アイルランドに於ける政治危機は今に始まった事ではなく、このブログでも今年9月に「アイルランド政治危機」に関する記事を書いています。(過去記事リンク

そこからの一部抜粋
アイルランドのありとあらゆる新聞(オンライン)を読んでみた結果、現在のところ 下院議席総数 166議席となり、そのうち与党84議席 (そのうち2議席は空席 ⇒補欠選挙実施待ち状態)、野党82議席 (そのうち1議席は空席)となっているようなんですね... 違っていたらゴメンナサイ 

ちなみに
与党: Fianna Fail党(フィアナ フォイル)、緑の党、進歩民主党
野党: Fine Gael党 (フィナ ゲール)、労働党など


*連立与党の緑の党、総選挙を呼びかける

月曜日の昼少し前、緑の党の党首が連立相手であるFianna Fail党 そしてその党首であるコーエン首相の危機対処方法に納得が行かないという理由で 「2011年1月中~下旬に解散総選挙を実施すべきだ!」 という声明を出しました。そもそも緑の党が現連立政権に参加した理由  ’アイルランド国民に有益な政策を提供する事’  現在の与党は国民の為に有益な事を何も実行していない  連立から離脱したい という意向のようです。

連立から離脱する時期として
1)信頼性のある財政4ヵ年計画を作成
2)2011年度予算案発表
3)EU/IMFからの支援策確保

これら全てが整ったと確認出来た時点で連立政権離脱  総選挙 というタイムラインを発表しています。そして今のところ来年1月中~下旬が最適な時期だと発表したようです。

緑の党の声明を受け、野党:Fine Gael党 (フィナ ゲール)、労働党共に総選挙即時実施を呼びかけています。

野党の呼びかけが発表された直後、今度は与党独立系議員であるHealy-Rae氏 と Lowry氏が、条件次第では2011年度予算案への支持を保留する可能性を示唆しました。この2名の今後の動き如何では、来年1月まで待たずに今年のクリスマス前に駆け込み総選挙となる可能性も出てきたようです 

*Fianna Fail党(フィアナ フォイル)苦戦予想

アイルランドの首相の歴史ってどんなものなのかな  と思い調べてみたら、1937年から現在までの間に18名の首相が誕生しており、そのうち6名がFine Gael党 (フィナ ゲール)出身者、12名がFianna Fail党(フィアナ フォイル)となっています。そして最近ではユーロ誕生以来ずっとFianna Fail党(フィアナ フォイル)政権。まぁ そうは言っても、近い将来実施されるであろう総選挙では国民の票はFianna Fail党(フィアナ フォイル)から逃げてしまう事は間違いなさそう  です。

*世論調査結果

この週末にアイルランドSunday Business Post/Red C社が行った「今 総選挙が実施されたらどの党へ投票  しますか?」という世論調査では

Fine Gael党 (フィナ ゲール) 33%
労働党 27%
Fianna Fail (フィアナ フォイル) 17%
シン・フェイン 11%
緑の党 3%
その他 8%

一般的な予想としては 新内閣はFine Gael党 (フィナ ゲール)と労働党との連立政権になるという見方です。

*Fianna Fail (フィアナ フォイル)党、現コーエン首相辞任要求か?

コーエン首相が党首である以上、総選挙で勝ち目なしのFianna Fail (フィアナ フォイル)党は、12月7日に予定されている2011年度予算案発表と同時にコーエン首相辞任を要求するという噂も出ています。

緑の党は来年1月中の総選挙を要求していますが、アイルランドの法律によると12月7日に2011年度予算案が発表され、その後の審議に最低数週間が必要とされます。そうなると総選挙実施は早くても2011年2月~3月という事になりそうです


市場参加者はこの後、ポルトガル攻撃に打って出るのでしょうか?

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[ 2010/11/23 09:10 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

タイムス紙日曜版の記事

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[ 2010/11/22 22:00 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

ユーロ崩壊に関する記事

ギリシャに続きアイルランド、次はポルトガルへ感染か?と毎日報道されているユーロ危機問題。

*英ヘイグ外務相発言

先週末 英ヘイグ外務相はラジオでのインタビューで「ユーロは崩壊の危機に直面しているのかもしれない 」と発言しました。よく内容を確認してみると、ヘイグ氏はユーロ崩壊は時間の問題!と言った訳では全くなく、インタビューの質問に対し「今後何が起こってもおかしくない。崩壊というのもひとつの選択肢である事には間違いない」というニュアンスで答えたようです。

*タイムス紙日曜版

私は週末タイムス紙日曜版だけを読みますので他紙がユーロ危機に対してどのような報道をしているのか確認していません。しかし少なくとも昨日のタイムス紙日曜版には「ユーロ崩壊」という内容の大きな記事が2箇所ありました。記事内容に関しては有料記事とさせて頂きます。

結論から申し上げますと、週末ずっと こういう報道を繰り返し読んでしまった私は、アイルランド支援決定  ⇒ ユーロ買い という考え方は理解出来ても、やはりここからユーロを買おうという気分に全くなれません 

それでは本日は月曜日ですので、算数教室のお手伝いへ行って来ます~!

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[ 2010/11/22 21:30 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

アイルランド救済支援

お早ようございます 

最近体調が悪く悩んでいます 。特に寝込むほど悪い訳ではないのですが、泥のように疲れているにも拘らず全然眠れない、眠れたかと思うと変な時間に眼が覚めてしまい2度と眠りに落ちない という悪循環。週4回ジムに行っているので特に運動不足でもないと勝手に思っていますが....年を取ると眠れなくなると言われていますので、たぶんそれかもしれません 

そんな訳で週末にブログ更新が出来ずにご迷惑をおかけしました。

*アイルランド救済要請

日曜日現地時間午後8時30分にコーエン首相とレニハン財務相が記者会見を開き、正式にEU/IMFに対して救済支援を要請した事を発表。総額や条件に関しては今月末までに煮詰める様子です。総額に関してはレニハン財務相が記者会見の場で「1,000億ユーロ以下」と発言したのを受け、800~900億ユーロではないか?という憶測が一人歩き  しているようですね。

*支援に対する条件

このブログでも何度も書いていますが、アイルランドの法人税に対してEU側が何らかの譲歩を引き出すという予想が一番高いみたいです。同国の法人税は12.5%、EU内でこれより低い法人税はブルガリアとキプロスの10%、アイルランドより若干高めがラトビアの15%、それ以外の東欧加盟国の法人税は平均20%くらいとなっています。しかしアイルランドは何がどうなろうとも法人税上げに対し首を縦に振るとは考えられません 

*アイルランド人にとって法人税が意味するもの

他国に比べて低く設定されている法人税により米マイクロソフト、デル・コンピューターなどの世界規模の企業がアイルランドに事業の一部を移しました。税収入と雇用面共にその恩恵を一手に受けたアイルランド。しかしアイルランド人にとっての「低い法人税」は経済的効果の側面からだけ語ることは不可能です。

話しが相当古くなって恐縮ですが、2008年リスボン条約批准の是非を問う国民投票を行ったアイルランド (関連記事リンク)は賛成53.4%/反対46.6%で否決されました。その後行われた第二回目の国民投票 ( 関連記事リンク特集 )では賛成67.1%/反対32.9%という大差をつけて可決された経緯があります。どうして第一回目と第二回目の国民投票でこれだけの賛成票増加が可能だったのでしょうか?

*アイルランドの国の主権を約束

リスボン条約の批准手続きに滞りが出てきた事に慌てた  欧州委員会は、水面下で(アイルランドに対し)税制分野に於けるアイルランドの主権尊重の保証  をしたと噂されていました。つまりこの保証を持って、アイルランド政府は第二回目の国民投票の際に国民に対し法人税を初めとする税制分野ではアイルランドは今後も自分達の主権を維持出来るから安心せよ! と伝えたんですね。それをここに来て、同国銀行救済用に支援援助を受けるので、その交換条件として 「以前貴方達国民にお約束した ’税制分野での主権保証’ は無くなりましたよ、ごめんなさいね...。」 とは口が裂けても言えないし、国民も「約束が違うじゃありませんか?」と暴動でも起しかねません 

現在に至るまで同国の銀行システムを維持する為に国民負担が膨らみ続けています。もし今回 国民投票で取り付けた「約束違反」が現実のものとなった場合、アイルランドの有権者が取る行動は予想不可能ですが最悪の場合は反政府運動、反EU運動にも発展しかねません。

EU-IMF in Dublin Nov 10
先週ダブリン入りしたEU/IMF代表団に対し物乞いする路上生活者


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[ 2010/11/22 19:42 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(10)

Children in need

今年で31年目となったBBC恒例の募金番組 Children in need が昨日放映されました。この募金活動を通して得られたお金は英国に住む身体/精神障害、貧困、家庭内暴力などに苦しむ子供達に贈られます。
毎年11月下旬の土曜日午後から放映開始され翌日の午前2時を持って終了となり、私も5時間ほどずっと観ました。

毎年10月末くらいになると大手スーパーなどにChildren in need用の募金箱を持った人達が立っています。それに加え スーパーの一角に「Children in need」専用コーナーが設けられ関連グッズを販売し その収益は全て寄付されます。英国中の学校はケーキやクッキーを売ったり、大手企業は社内で募金運動をし、そこでえら得れた収入は全額寄付されます。昨日も英RBS銀行や大手薬局のBootsなどが社内で集めた募金25万ポンドとか10万ポンドという金額を寄付。どこかの小学校の子供達が、学校で行ったケーキセールの収益320ポンドを誇らしげに眼を輝かせながら報告していました。

あるインド系の女の子は、昨年のこの番組の寄付金の一部でウェールズからロンドンへの手術用移動費を払ってもらい、無事に手術が受けられたそうです。家庭内暴力で着の身着のまま母親と家を逃げ出してきた女の子は、洗濯機がなくて制服の洗濯が出来ず いつも学校で臭い!といじめにあっていたけれど、この寄付金で新しい洗濯機を買ってもらい「ありがとう!」と報告していました。

この番組で、BBCで放映されているレギュラー番組出演者は毎年凝った催し物を演じます。私が一番好きなのはBBCニュースのニュースキャスター達によるもの。普段 お堅い顔で報道しているキャスター達が自分の本当の顔を見せてくれるからです。下のリンクはその一部です。少し長いですが是非ご覧になって下さい。出演者全員(楽器演奏者も含め)全ての人がBBCニュースの人達です。





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[ 2010/11/20 21:40 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(0)

中国 預金準備率引き上げ

ブログ右側に貼ってある「Twitter」のつぶやき 読んで下さい!

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[ 2010/11/19 19:58 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

幸福度指数について

毎週金曜日に更新している「まね得」さんの連載!

今週はきゃメロン首相が本気で取り組んでいる「幸福度指数」について書いてみました。

このブログ右上にある まね得連載のバナーをクリックして是非お読みいただけると嬉しいです 
[ 2010/11/19 19:03 ] 未分類 | TB(-) | CM(0)

ユーロに対する見方

お早ようございます。霧が立ち込めているロンドンです

先ほど いつも積極的に売買推奨を出している某米系銀行が
ユーロ買い 1.3680, 損切 1.3550 ターゲットが分かり次第 追記させて頂きます。通常ここは非常に離れた「ターゲット」を設定する傾向があるので、もしかしたら1.50台とか1.40台の高いところにしているのかもしれません。


これに対し、他の出たがり米系投資銀行は、ここから年末までのユーロ/ドル・レンジとして1.20-1.42と修正したようです。もしアイルランドがいかなる形でEU/IMFから支援金を受け取ったとしても、市場は「次の標的」を探すので、特にユーロ買い材料にはならない という見方みたいです。この見方は他の英系銀行もやはりみたいです。

私個人的には、ここからのユーロ/ドルに関してはドル・インデックス次第だと割り切っています。アイルランド支援が確定した場合の「その後」の動きに関しては、次の標的 (たぶん ポルトガルでしょう)探しに移行するだけという見方に賛成です。

追記:
あるドイツ系銀行もユーロ買い推奨レポートを出したようです。
買い: 1.3650、目標 1.3780、損切レベルにはふれていません。


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[ 2010/11/19 18:00 ] 売買取引 | TB(-) | CM(0)

ドル・インデックス

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[ 2010/11/18 23:51 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

アイルランドとEU代表団

ロイター社の記事によりますと、現在もアイルランドは「支援」という形での救済を拒否しているそうです。
現在までに分かっているものとして、いかなる形にせよ金銭的救済支援をEUから得た場合、それは「支援金」という名目ではなく contingency fund つまり不慮の事態に備えた「予備費」「臨時費」という形を取りたい模様。

今回 「支援」という形が決定すれば、市場の関心はアイルランドからポルトガル 又は スペインへ移るはずでしたが、この発表により改めてアイルランド危機に焦点が当たる可能性が出てきた模様。

なぜかこだわってますね、アイルランドは

このニュースによりユーロの上昇にストップがかかっています

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[ 2010/11/18 23:10 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(1)

アイルランド関連ニュース

すぐ下の記事でも書きましたが、本日はIMFも含めたEU代表団がダブリン入りします。アイルランド政府関係者や欧州政府高官、当局関係者も相当神経質になっているようで、次々とコメントが出てきて正直参ってしまいます。

*トリシェECB総裁

おじさん 相当イライラ  しているみたいです、というか激怒しているみたいです。

1)どうしてアイルランドはEUが提供している救済支援を受けることを、ここまで躊躇しているのか?

下の記事でも触れましたが、欧州中銀(ECB)が供給しているオペの25%はアイルランド系銀行によるものですが、トリシェ総裁はアイルランド政府は今後もECBが半永久的にオペを継続してくれると勘違いしているのか?と心配顔。そしてアイルランドが支援を受けることを躊躇すればするほど周辺国への「感染」が広まるので、それに関しても非常に心穏やかでない様子。

欧州議会では来年度予算案協議が決裂した状態ですが、トリシェ総裁は来週月曜日に欧州議会で欧州中銀年間報告書の提出とその内容説明をする事になっています。ユーロ加盟国支援の一部としてECBが行った加盟国の国債買受などに対する質問が飛び交う可能性が出てきそうです。

2)独メルケル首相が提案している投資家に対する負担増発言のタイミング

同首相がこの発言をした直後、トリシェ総裁は「このような発言をすれば、投資家は驚き  と恐怖  により手持ちのPIIGS国債を手放すに違いない」と関係者に語ったとか?メルケル首相は新規発行の国債のみと強く限定していましたが、報道のされ方が曖昧だったのか国債取引き関係者の間に拡がった動揺は相当のものだったようです。これがアイルランド問題を不必要に悪化させてしまった点には相当怒っている様子です

*メルケル首相

EU出資比率が一番高い国ですので、ドイツ国民が自分達の税金をユーロ加盟国の救済に使われるのは真っ平ごめんだ!という声が相当高いのでしょうね。メルケル首相は救済策の変更に必死です。しかし「ドイツが全部決定する権利がある!」という高飛車な態度に対しユーロ/EU加盟国の一部から不満が出てきているそうです。普段だとドイツの味方(?)としてすぐ頭に浮かぶオランダ、オーストリア、フィンランドの関係者は 「ある特定国の意見だけではなく加盟国全体が団結して今回の危機を切り抜けて行く事に越した事はないと思っている。」と異例の発言。

この発言が耳に入ったのか、メルケル首相はアイルランド問題に対してほとんど発言を控えているようです。

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[ 2010/11/18 18:53 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

欧州代表団、ダブリン入り

明日木曜日 欧州委員会、欧州中銀そしてIMFからなる代表団がアイルランド首都:ダブリン入りします。

*アイルランドは支援を必要としていない

未だに首相も財務相も共に救済支援必要なし  という姿勢を変えていません。しかしいろいろな報道をじっくり読んでみると「救済支援」を必要としていないのは、アイルランド自国の財政部分みたいなんですね。言い方を変えれば、自分の国の財政問題は自分達で解決する  EUにああしろこうしろ言われて主権を失うのは真っ平ゴメンだ という態度です。

しかし問題が「自国の銀行セクター救済/再編」になると少しニュアンスが変わってくるようです 。 アイルランド政府が銀行預金全額保護、そして多額の商業不動産ローンの焦げ付きで体力がとことん弱った銀行システムを公的資金を使用しながら救済を継続している為に、同国の財政赤字対GDPはユーロ安定協定で定められた3%の10倍以上の32%  まで膨れ上がりました。

それでもなお市場からの資金繰りが難しくなったアイルランド系銀行は、欧州中銀(ECB)が実施している流動性オペを通じて資金確保しており、先月の時点でECBオペ残高全体の25%をアイルランド系銀行が占めています。

*レニハン財務相発言

月~火曜日に渡って開催されたユーロ圏財務相会合でアイルランド救済支援策の話し合いをしていたようですが、最終的合意には至らず、それが更なるユーロ売りを誘いました。

一夜明けた水曜日、アイルランドのレニハン財務相は「木曜日に代表団とアイルランド系銀行救済に関する支援の可能性について協議するが、この決断は単一通貨ユーロに対する市場からの攻撃が激化  したからである。我々アイルランドのお陰でユーロが攻撃される事はあってはならず、ユーロ加盟国として単一通貨を守る姿勢を示す事は非常に重要な事である」と話しています。

*欧州要人発言

ユーロ圏財務相会合が終わってから、ユンケル議長、レーン委員、フランスのラガルド財務相などが「ダブリン入りする代表団とアイルランド政府は迅速で焦点を絞った話し合いを行うであろう。数日の間に基本的合意が成される可能性が高い 」 とも語っています。という事は大まかな内容は既に財務相会合で話し合いがついているのかもしれません。

*アイルランドが合意を渋っている  と考えられる理由

EU加盟国の間では特定の税率に関して下限規制があります。代表的なものとしてはVATで、これは最低税率15%と定められています。
しかし法人税に関しては特に規制がない為、アイルランドはEU内で一番低い12.5%という法人税を適用してきました。これだけ法人税が低いので、各企業はアイルランドへ事業の一部を移転し低い法人税の恩恵を受けてきました。しかしこれに対しドイツやフランスは不満を持っている  のも事実。

今回アイルランドが如何なる形にせよ、EUからの支援を受ける事になった場合、EU側はアイルランドの法人税上げを要求  する可能性が高まります。たぶんアイルランドは 「支援を受けるべきか、それとも法人税を犠牲にするのは絶対に無理なのか」  その辺を悩んでいるのかな と思います。

アイルランド法人税関連の過去記事リンク (その1、 その2

*英国も単独で支援を呼びかけ始めました  

本日オズボーン財務相はアイルランドに対し2国間融資に応じる可能性を示唆。英国自体が歳出削減見直し案で超緊縮財政政策を取っているのに、どうしてアイルランドの救済なんか と一部の議員から猛反対 をくらっています。

オズボーン財務相の本音としては英系銀行のアイルランド系銀行に対するエクスポージャーが非常に大きいから、心配で  夜も寝られないからかもしれません。ちなみに英系銀行がアイルランド系銀行/企業に持っているエクスポージャー総額は約900億ポンドだって 。マジかよ?  その中でも一番エクスポージャーが大きいのがRBS銀行 (英国政府が68%の株式を取得)  540億ポンド、アイルランド問題が深刻化して以来 同行の株価は11%以上下落しています。次がロイズ銀行 (英国政府が41%の株式を取得)  270億ポンド

現在のところ、英政府が表示している融資額は120億ポンドと言われていますが、そのうちの70億ポンドは英国民の税金から出るそうです 。ちょっと我慢が行かないな  と思っている私は 「単なる我儘」なのかな 

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[ 2010/11/18 08:54 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)
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Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

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