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住宅価格指数3ヶ月連続下落

英ハリファックス住宅価格指数 6月分が本日発表されました。実際の数字は -0.6%となり3ヶ月連続下落を記録 

詳しい内容を書きますと

6月(本日発表) 予想 +0.6% 実際の数字 -0.6%
5月        予想 +0.3% 実際の数字 -0.4%
4月        予想 +0.6% 実際の数字 -0.1%

このように、事前予想は全てプラス  であるにもかかわらず、実際の数字はマイナス  となっています。
ハリファックス社の話しでは、不動産市場での供給過多がマイナス数字となって現れたとしています。たぶん 5月:総選挙  6月:緊急予算案と続きましたので、キャピタルゲイン税が大幅にあがるという予想に基づいて、皆が皆 売り急ぐ  形になってしまったのかもしれません。

イギリスの平均的な住宅価格は昨年と比べ 今でも+6.3%となっています。住宅価格が頂点に達した2007年8月と比較すると -17%。ハリファックスの話しでは、たぶんここから年末までの不動産価格は横ばい状態が続くと予想。

house_prices_july 10

このグラフは 青線 ⇒ ネーションワイド、オレンジ線 ⇒ ハリファックス それぞれのイギリス住宅平均価格の前年対比を示したグラフです。両社ともに若干上昇に陰りが見えはじめてきました。

*ネーションワイド住宅価格指数

イギリスの代表的住宅ローン供給会社として ハリファックスと並ぶネーションワイド。
このネーションワイドもハリファックス同様 独自の住宅価格指数を発表しています。

一番最近の数字は 5月 +0.5%、6月 +0.1%となっており、ハリファックスの数字より若干 よさげ 

*どうして2社の住宅価格指数に差が出るのか?

価格指数の比較方法に違いがあります。

・ハリファックス社
過去3ヶ月間の住宅平均価格を 前年度の同時期の価格と比較して 数字を出す

・ネーションワイド社
もっと単純な形を取り入れている。つまり 前年同月の住宅価格と今年の同月の価格の対比。
この場合 分かりやすい反面、短期的/一時的要因による住宅価格変動が数字に現れすぎてしまう欠点もある。

*結論

今後予想される緊縮財政を考慮すると、ここから英不動産価格上昇が力を増すとは考えづらく、横ばい状態継続となりそうです。ここからの大幅下落を予想するところは現在ありません。まぁ 秋に発表される歳出削減計画後、失業者が予想通り増加すれば、そこからが正念場でしょうか。

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[ 2010/07/08 20:00 ] 住宅市場関連 | TB(-) | CM(0)

新しい「ユーロ崩壊レポート」

オランダに本拠地を置く総合金融機関:ING が、欧州通貨統合が崩壊したらヨーロッパ全体が深いリセッションに陥るだろうという内容の顧客向けレポートを出したようです。

英ガーディアン紙は このような文章でこのレポートを紹介しています。

January 2012. A cold winter has settled across Europe while the hard freeze gripping the economies of countries that once made up the eurozone is spreading across the globe. European Monetary Union is over. The stresses and strains caused by the bailout of Greece and the problems that enveloped other peripheral countries has made the euro a distant memory.

2012年1月、例年通り寒く長い冬がヨーロッパに居座ろうとしている。しかし欧州各国経済は寒さを通り越して凍てつく厳しさに凍えている。そしてその凍結経済は世界中へと広がりを見せ始めた。欧州通貨統合は終わった。ギリシャ問題に端を発した(加盟)弱小国救済はユーロ全体をジレンマに落としいれた。結果としてユーロは遠い記憶の彼方へ消えていく運命を辿った


deutschemark July 10

こんな感じでしょうか?翻訳下手ですみません 
もちろん私がそのレポートを読める訳ないので 新聞報道のみを頼りにこれを書いていますが、そのレポートでは 随分厳しい予想  が書かれているみたいです。いくつかここに書き出しますと

1)もしユーロが崩壊した場合 ユーロ加盟国は旧自国通貨 又は 新通貨を使用する事になる。その場合 国によっては通貨価値が50%以上下落する可能性がある

私自身もユーロ崩壊に関する予想を2008年の年末にこのブログに載せました (記事リンク)。 そこで通貨価値に関して INGレポートとほとんど同じ意見を書いたので一部ご紹介します。

抜粋部分
万が一 PIGSの どこかの国でユーロ継続が不可能となった場合は ユーロから出れば済む問題ではないし 出たくても出れないでしょうね。理由は もし ユーロを捨てて Aという自国通貨を使用するとなった場合 Aは とことん売られます。想像を絶する程 売られます。しかし その国は既存のユーロ建て国債の満期が来たら 自国通貨売り/ユーロ買いをして (マネーマーケットからユーロを引っ張って来ても いいのでしょうが.....) ユーロ手当てをするかもしれません。スゲェ コストかかりますよね。ますます デフォルトになります。


2) 通貨下落率予想
ギリシャがユーロ加盟前の自国通貨ドラクマに戻った場合、ドラクマはドイツ・マルクに対し 80%くらい下落 、他のPIGS諸国 (スペイン、ポルトガル、アイルランド)は ドイツ・マルクに対し 50%以上下落  すると予想。
    
これって 思いっきり やばいッス 。 これらの国のインフレ率 はコントロール不可能になるのは間違いないと思う。

3) The US dollar would rocket to 85 cents against the euro equivalent, with a "temporary overshoot" to near 75 cents.

こう書いてあるんですが、これって ドルは現在のユーロ/ドル・レートに換算すると 0.85までドル高になり、一時的なオーバーシュートが起きた場合は 最大 0.75レベルまでのドル高になるかもしれない
という事でしょうかね? ウワ..... 

という事は アメリカもこんなドル高になったらリセッション入りせざるを得ないでしょうね、やっぱり... 

4) ユーロ崩壊による被害はユーロ圏だけに留まらず、世界規模で拡大  丁度 リーマンショックが起きた時と同じような拡大スピードになるだろう との事です。

世界主要国はリセッションに逆戻り ⇒株価暴落 ⇒政府による金融業界救済 ⇒多くの企業のデフォルト ⇒失業率増加 ⇒不動産市場暴落

5) ユーロ加盟国の銀行は信用喪失などが重なり、ユーロ加盟国政府は新たな銀行救済策に追われる可能性  財政的に銀行救済可能な政府が残っているのか  疑問ですね。

6) 安全思考相場となり 世界的な資産が国債市場に流入
特に米国、ドイツ、オランダが安全性抜群とみなされる。これらの国の10年債イールドは 一時的に 0.5%くらいまで  低下する可能性を指摘

7) 上記の安全思考相場とは正反対に、PIGS諸国の国債イールドは 7~12%くらいまで高騰 (債券価格大暴落) を予想 


*ユーロ崩壊が英国に及ぼす影響

・GDP
英国への影響に関して同レポートでは、ユーロ崩壊が実現した場合には その飛び火は避けられず、英GDPはマイナス3.0~4.5%くらいに落ち込むと予想

・ポンド
安全思考によるポンド買いによりポンドは青天井状態でアゲアゲ 

・英機関投資家
欧州国債への投資により大きく損を計上。でも これって 英国のみに限った動きじゃないですよね?

*最後に

新聞によると このレポートの最後の方に 「ユーロ崩壊は既に単なる想像の世界での出来事であった時代は終り、欧州内の政府高官や政策決定を下す人達の間でも深刻に話され始めるようになってきた。」と書かれているみたいです。

そして これはING銀行ではなく、カナダのRBCが行った440の投資顧問/銀行の投資ヘッドに対するアンケートですが、その結果 440名のうちの半分以上がユーロ加盟国のうち 少なくとも1カ国以上が2013年までにユーロから離脱すると予想。440名の4分の1 (110名)はユーロは完全に崩壊すると予想。


たぶん このレポートに関する報道はこれからまだまだ出てくると予想されます。また新たなものが出てきましたら、新しい記事を書きたいと思います。

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[ 2010/07/08 18:49 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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