特に欧州通貨危機が好転した訳ではないと思っている私ですが、事実として 一昨日くらいからヘッジファンドが怒涛の

ユーロ買いを入れ始めたようです。丁度 ソロスさんが「危機の第二幕が始まったばかりだ

」 と発言したタイミングとピッタリ合っています。偶然かどうかは私達の知る由ではありませんが、今回の危機がギリシャ

ユーロ加盟国へと飛び火したのと同様に、今度はユーロ圏

世界へ飛び火するとでもいうのでしょうか?
米国の株式指数は先週後半から今週前半にかけて大幅下落

を記録しましたが、その背景には米系大手銀行と大手投資銀行の2行が既存のロング・ポジションを全部閉め、新たなショート・ポジションを作成したという噂が飛びまわっています。もし それが本当であれば新規ショートのコストは丁度 現在のレベルかそれ以下であると考えられますので 依然 頭が重い展開が続き、直近高値越えて終わった場合、そこからストップが出るのか否かが注目されます。
今後 ユーロ圏を取り巻く環境が好転するとは個人的に思っていませんが「飛び火」の行く先が不透明なうちは、一旦 利食い先行で行くしかないかもしれません。
*ユーロの戻り目安それでもやっぱりユーロを買いから入る勇気はありません

こうなったら見方を変えて、(ユーロ買いではなく) ドルを売ると考えた途端にさほど抵抗がなくなってくるのも事実です

早速ですが この2つのチャートは 両方ともドル・インデックス。最初のものは 1999年ユーロ誕生時から現在までの週足、下のものは 過去3年間の日足に50日線と200日線を加え、メインチャートの上段には ユーロ、下段には ドル・ブル・ファンドのチャートを一緒に載せました。
もし ここから ドルが一旦調整の戻しをするとすれば、一番最初の戻しレベルは 上昇途中にちょっとだけひっかかった85台だと思っています。そこが綺麗に下抜けするようであれば 83台ですね。83台には丁度50日線も通っているので 都合よい目安

になりそうです。そして83台は 最近の安値 74.23

高値 88.71 の 38.2%戻しのレベル 83.17とも重なります。
*本当にドル・インデックスが 83台まで下がった場合昨日のドル・インデックス終値が 87.11
38.2%戻し 83.17まで下がったと仮定すると、下げ率は 4.5%
昨日のユーロ($XEU)終値 1.2110、そこから 4.5%上がると 1.2655 となります。
しかし それぞれのチャートを見比べると、ドルインデックスが83台まで下がった場合、ユーロは 1.32台くらいまでの戻しをして当然とも見えます。
ちなみに ユーロ/ドルのチャートを見ると、高値 1.4578から1.18台まで下げた分の38.2%戻しが1.29台Low,半値戻しが1.32Low となっているのが分かります (ユーロチャートを一緒に載せるのを忘れたので 皆さんご自分で確かめてみて下さい

)
*結論もし 今までの下げが一段落し、戻しが本格化した場合、ユーロ/ドルは 最悪

でも 1.26台、普通

で 1.29台、ラッキー

なら 1.32台まで それぞれの戻しの可能性が出てきます。
くどいですが 私自身はどうしてもユーロを買いから入れない体になってしまっています

が、市場の流れに逆らっても仕方ありません。果たして このユーロ戻しの動きが サッカー・ワールドカップ

に向けてのポジション調整だけのフローなのか もう少し腰が入ったものなのか、直に答えが出てくると思います。
本当~~~~~~~~~~にくどいですが (しつこいね

) 戻しが入った後 (1.26~1.32のどこか)、私は ユーロ大幅下落を見ています。最近の安値更新は当たり前、でも パリティー(1.0000)までは行かない


たぶん その中間より下 1.14台~そのちょっと下くらいまでは やってくれないと、私の気が済みません

それでは これから子宮ガン検査に行って来ます

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