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頑張っているポンド

お早ようございます 。今日はこれから歯医者さんへ行って来ます 。 歯痛治療の第二回目に加え、衛生歯科も受けてきます。衛生歯科は年2回必ずやっており たまたま本日に予約が入っていました。両方の治療で合計2時間近くかかるみたいなので ロンドン午前のマーケットは追えません。ニューヨークの株価指数オープンまでには帰宅したいです 。 動きそう!

ポンドの上昇が話題になっています。今年3月に英保険大手:プルーデンシャルが米AIG保険のアジア保険部門(AIA)を買収するという話しになり、ポンド売りが加速されました。一番最近の記事リンク を念の為に貼っておきます。

買収話しが出始めた当時から買収資金の一部はキャッシュ  で支払うという話しになっており、プルーデンシャルが買収資金用のドル買い(ポンド売り)を市場で実施していると言われ続けてきました。ところが ここにきて プルーデンシャルの提示した355億ドルという買収金額があまりにも高すぎると株主達が騒ぎ出し 、今週に入り 300億ドルまで値切りました。しかし AIG側はその提示額を拒否し 一気に買収話しは「なかった事にしようね!」というムードに。

当然 買収資金用として買われていたドルを 今度は売らなければなりません。そのドル売り/ポンド買戻しが買収話し頓挫のタイミングと同時に市場で囁かれ始めました。

事実 今週に入ってからのポンド上昇  は すさまじく、ユーロ/ポンドもあっさりと0.84台を下抜けし怒涛の下落を記録  2008年末以来始めて 0.83台の壁も突き破りました。今朝の時点での噂としては この買収話しが出てからプルーデンシャルは合計約100億ドル相当のドル買いを実施したようで、その買戻しを 今 必死でしている というようです。あくまでも噂ですから あまり振り回されたくありませんが、もしこの話し(10億ドル相当のドル買戻し)が本当であれば その動きはロンドン休暇明けの昨日から始まったばかりだ というのが 市場の見方のようです。

ユーロ/ポンドは 0.8280下にあるストップをまだ完全につけていません。今現在の日足ローソク足を見ると ここで一旦 戻しに入ったようにも見えますが、まだロンドンは始まったばかり。まだまだ油断大敵です

私は 米株価指数下落を狙っています。鳩山さんの辞任で円売りが加速されていますが、株価とクロス円連動がどの程度働くのか分かりませんが、円売りポジションは持っていません。
それでは 行って来ます 

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[ 2010/06/02 18:21 ] マーケット | TB(-) | CM(2)

中国と資源国通貨

欧州ばかりに気を取られている私にとって 一番よく分からない国は中国です 。最近 中国の景気減速に関する記事をよく見かけるのですが、タイトルも見ずにパスしていました 。このブログをご覧の方で過去10年くらいの中国景気/経済/金融動向などが簡単に まとめられているブログ/リンクをお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非 教えて下さい 

どうして突然 中国の話題をここに書いたのかと言うと、歯痛の為に全然チェック出来なかった先週分のニュースを調べていたら WSJ紙に中国が銅やその他の商品輸入を大幅に減少させたという記事が出ていたからです。

WSJ紙には詳しく載っていなかったので自分で調べてみたら、中国が弾き出すGDPは世界全体の約7%、しかし 銅の消費量は世界全体の40% 、アルミニウムの消費量は世界全体の30%、そして鉄鋼に関しては なんと世界全体の47%  というスゲェ~量を中国が消費している事を今更ながら知りました (遅いね.....

最近中国の不動産バブルの崩壊とか 景気減速という話しを耳にしますが、もし こういう商品消費が大幅に減少した場合、資源通貨にも影響が出ると考えるのが妥当では ないでしょうか?

ある英系銀行の調査部の調べでは、中国は現在 世界全体の40%に値する量の鉛を消費しているそうです。しかし 金融引き締め そして 景気減速が本格化した場合、鉛の使用量は2010年度中に世界全体の13%にまで  大幅減少する可能性がある と指摘しています。そして それを先取りするかのように今年4月から現在に至るまでに 鉛価格は26%の下落を記録しました。

この商品価格下落の背景ですが、ある豪系銀行のアナリストが2週間前 中国出張に行った際に調べたそうですが、中国の企業は商品価格の更なる下落を予想しており 現在までは在庫分の鉄鋼、鉛等を使用していると述べています。そして中国に於ける家電製品や自動車の需要が短期的な調整以上の落ち込みを中長期的に継続するとは考えづらい為、価格がある程度底打ちしたら中国の輸入は増えるだろう  と見ているそうです。
copper June 10
このチャートは 過去1年に於ける銅の値動き、そして その下は 資源通貨代表として 豪ドル 対ドル と 対円のチャートをそれぞれ載せてみました。カナダドルや南ア・ランドのチャートも比較してみたのですが、やはり豪ドルが一番 銅の値動きとの類似点が多いイメージがしました。

ここで念の為に申し上げておきますが、私自身 中国のここからの景気動向を全然知りませんので 果たして 中国の商品輸入の落ち込みが短期的調整だけで終わるのか、もっと根本的な問題となり長期化するのか、自分の意見を持っていません 。 しかし もし 中国の景気減速がここから更に加速するような事になると、日本人の大好きな豪ドル/円の上昇は少し難しくなるのかな?と 素人考え  を起した私です。

この記事は 私自身の意見というよりかは、日本に住んでいて AUDという通貨や 中国という国をもっと身近に感じている読者の皆さんに教えを請うために書きました。どんな些細な事でも構いませんので 皆さんのご意見が聞けたら嬉しいです! 


最後になりますが、中国の最大輸出相手国として君臨していた米国ですが、とうとう ユーロ圏が第一位の座を奪い取りました 。 具体的な数字を書きますと、中国からユーロ圏への輸出は全体の20.5%、米国へは17.7%となっています。ギリシャ財政赤字問題から端を発したユーロ危機  により大幅下落したユーロのお陰で 中国元は対ユーロでは大幅上昇  となり、中国からEUへの輸出収益を大幅に減らす可能性があります (下のチャートは 過去8年分のユーロ/元チャート)

eur yuan May 10
中国は 2005年夏に自国通貨:元の2%切り上げに加え、管理フロート制への移行という人民元改革を実施しました。今年に入ってからは 完全フロート制も含めた人民元改革第二段の実施は秒読み段階に入っているという観測が一人歩き  しています。私は 「完全フロート制」 人民元切り上げだとばかり思っていたのですが  、こちらのアナリスト達の間では 完全フロート制が人民元切り上げとは限らない という見方をする人達がどんどん増えているそうです。

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[ 2010/06/02 07:30 ] 経済 | TB(-) | CM(11)
プロフィール

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Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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