「予想外」の動きを想定していたのは どちらかと言うと 英中銀金融政策理事会議事録の内容の方でしたが、いざ 蓋を開けてみたら 失業保険申請者数が増えていました
*失業保険申請者数 増加失業保険申請者数予想は 10,000人程度の減少 でしたが、実際は 23,500人の増加。今回の数字を持って 英失業保険申請者数総数は 1,640,000人、この数字は 1997年4月来の高さとなってしまいました。失業者総数は 昨年12月時点で 2,457,000人となりましたが、12ヶ月以上失業している長期失業者数は 37,000人増加し 総数が 663,000人となっています。この数字は やはり 1997年9月来の高さ
先ほどの記事にも書きましたが 今年に入ってから 第二の解雇の波が英国を襲っています。それを考えると ここから 更に失業者が増えていく危険性があるのかもしれません。過去約10ヶ月に渡り 失業保険申請者数が減少していましたが 今回の数字(増加)が ある意味 英国の現実を正確に反映しているように感じます。
*英中銀金融政策理事会議事録Miles理事も含め 今回は 0-0-9と 理事全員(9名) 金利据え置き、量的緩和策延長/増額なし となりました。
ひとつ気になる点があるのですが、理事達は CPIが 今後3年くらい インフレターゲット 2.0%より下廻る可能性を示唆しているようです。という事は 歴史的に低い政策金利 0.5%継続延長、状況によっては 量的緩和策再開と理解しても よいのでしょうか?たぶん 理事達は 「とりあえず 総額 2,000億ポンド使い切った。今回は 様子見といこう」という意思表示をしているのでしょうか。それに加え 量的緩和策実施にも関わらず 全く伸びないマネーサプライを考えると 果たして 量的緩和策の再開が 英中銀が望む選択なのか も 少々 疑問です。
数字発表後 ポンドは 一旦 ガクッと下落しました。これは たぶん 失業保険申請者数が増えていたのを受けた失望売り、しかし 議事録で 9名全員が 「量的緩和策 今回は 様子見」とした点を評価(?)して ポンドは 下げとまり 上昇に転じています。
ユーロに関しては 非常~~に気になるニュースを耳にしました。こちらは これから 有料記事として 書かせて下さい。法律がからむ問題なので 私自身も まだ よく分かっていませんが 取り急ぎ お知らせします
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