EU大統領の総括記者会見 途中でバタバタして 全部 見れませんでしたが もうロンドン夕方5時なので 終わった事でしょう。
結果としては 「EUは ギリシャに対し モラル・サポートは するが 資金的援助は しない」 という内容。まぁ 行間を読めば 「とことん にっちもさっちも行かなくなったら EU協調体制を取り (ギリシャ個別救済という意味では なく) 欧州金融安定を最優先を目的として 救済が必要な国に対し援助をする。でも 今のところは 自力で頑張り給え!」という事でしょうか。とりあえず 来週月曜日に 再度 EU蔵相会議が開催されるようで その席で もう少し 内容を煮詰める という噂も出ているようですが こればかりは その時になってみないと 何とも言えません。
ロンドン昼前に 欧州筋として 「ギリシャ救済に関する合意 (Accord) が得られた」

という発言が出ましたが 記者会見の席で 合意と呼ぶほどの詳細な内容は 伝えられておりません (私が見落としていない限り

)。一歩前進したと受け止められる点は IMFがギリシャの赤字削減の進行状態を監視する役割を担い、欧州圏全体が 金融安定を最優先とした努力を行うと締めくくった点でしょうか。
噂によると ギリシャ自ら 「自力で頑張るから援助は 不要」

と申し出たという事になっています。その真偽のほどは 置いといて、ここで EUがギリシャ救済に資金的援助をしてしまうと それ以外のユーロ加盟国へも援助が必要になる危険性が出てきます。そうなった場合 資金援助を より多くする国 (ドイツ等) は 他国救済目的の増税断行 なんていう とんでもない事態

にならないとも限りません。そうなると 税金を払う国民は 「ギリシャの為に働いている訳じゃない。他の国の援助の為に税金払うくらいなら 今日は仕事ずる休みしよう」

なんて 考える人達が出てきても不思議では ないですよね。特に イギリスでは そういう傾向が高いように思います

あと 個人的には 今回は ギリシャに白羽の矢が当たっています

が 問題を抱えているのは ポルトガル、スペイン、アイルランド、そして 英国 みんな同じです。程度の差こそあれ ほとんど 棺おけに片足突っ込んだ状態でしょう

。もちろん 英国はユーロ加盟していませんが やはり 基本的に この財政問題が解決するまでは それぞれの通貨は 買いからは入りにくいですね。
本日のサミットが終了し ボール

は また ギリシャのコートに入りました。市場は 「不透明さ」を嫌います

。それが証拠に 本日は金融関連株が欧州全体的に大きく下落しました

。私達が 期待しすぎたのかもしれませんが 昨日と今日では ギリシャを取り巻く環境に対し 具体的には 何の変化もなかった事になります。市場参加者が冷静に戻った時

ユーロ、ポンドは 再度 売られると思います。今現在 ユーロもポンドも 一旦 戻しが入っていますが これは 短期的安心感以外の何物でもなく 戻りを売る姿勢を変える必要性は 全く感じていません (ドルに何か問題が起こらない限り)。
ギリシャとドイツ国債の格差は 朝方 一旦 縮小した筈ですが また 早ければ 明日くらいから 拡大するように思います。
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