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お気に入りのブランド

昨年のクリスマスに バスソルトの錠剤、ボディーローション、ボディーワッシュなどが 綺麗な洗練されたギフトボックス に入れられたプレゼントを 頂いた。そのメーカーの名前は SpaceNK。初めて聞く名前でした。

ボックスの蓋を開けた途端 とにかく うっとりしてしまう清潔感のある香りが漂ってきて いきなり大ファンになりました 。子供は SpaceNKの商品数点に加え 彼女の憧れのシュー・ウエムラの化粧品と ビューラーが入っています。

早速 SpaceNKのホームページを調べてみると 1993年にロンドン中心部 コベント・ガーデンに第一号店が開かれ
 それ以降 イギリス国内 53店舗まで増えたそうです。2007年には ニューヨーク・ソーホに第一号店を開き それ以来 マンハッタンを中心に3店舗、そして つい最近 隣のニュージャージ州にも 新たに進出

うちの子供も とにかく気に入って 早速 ロンドン中心部にあるお店に 寄ってきたそうです。シューウエムラのものを 片っ端から試して 何点か 買ってきていました(高い...

ブログでは 香りが紹介出来ないのが残念ですが とにかく 語彙の狭い私には うまく言い表せません。清潔感と高貴さが お互いを邪魔しないようにしている そんな香りです

バス関連商品は 大体 15~35ポンド、石鹸ひとつが 15ポンド
そんな感じです。ロンドンにお越しの際 又は ニューヨークにお出での方は 是非 立ち寄ってみて下さいね

画像が大きすぎました。あとで直します



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[ 2010/02/27 10:32 ] イギリスでの生活・食事等 | TB(-) | CM(7)

英解散総選挙の噂

コメント欄で いつも楽しいコメントを下さる くぁ~っさんから 「今週末にでも解散総選挙があるんじゃないか という噂がありますが どうでしょうか?」という内容の質問を頂きました。

私個人的な事で 今週末までに完成しなければならない家具の組み立ての手配などをする為 ずっと電話をかけ通して午前中を無駄にしてしまったので 記事にするのが遅れて申し訳ありません

まず 結論から申し上げますと 今から45分前くらいに ブラウン首相お付きの報道官が 「この週末 ブラウン首相は女王に謁見する予定は ありません」という短い報道がありました。英国憲法は政府が解散する場合 首相は女王  に対し 議会の即刻解散⇒総選挙を申し出る義務がありますので もし ブラウン首相が そういう考えをチラッ  とでも持っているのなら 女王への謁見は避けられません。

まず この早期解散総選挙の噂は 英国で一番人気のある英政治関連ブログの中で BBC政治記者が その可能性を示唆した という記事から 漏れてきたもののようです。

それでは どうして 今 「解散総選挙」の噂が出たのでしょうか? それに関しては 私自身 何点か思い当たる点があります。

・本日 発表された2009年第4四半期GDP改定値は 速報値+0.1%⇒改定値 +0.3% と上方修正されたので 労働党は これをきっかけに イケイケ選挙をしようと企のでは ないか?

・昨日行われた一番新しい世論調査の結果が今朝 発表され、それによると リードしている保守党 と 労働党との票差が 更に縮小し 5ポイントとなりました 。労働党の党首としては ブラウン首相 この機会を逃すのは もったいない  と思ったのかもしれない

・3月末の予定されている ダーリング財務相による2010年度本予算案発表を巡り ブラウン首相とダーリング財務相との間で意見の衝突が絶えない  ようです(これに加え 英中銀キング総裁との駆け引きもあり ダーリング財務相は 苛立って います。でも この件に関しては また いつか記事にします)

ブラウン首相は 今 解散総選挙をして 3月末の予算案発表中止を企てているのでは ないか?という憶測が ずっと漂っていたのは事実です。

本日 予想より好調だった2009年第4四半期GDP改定値を受けて スカイテレビのスカイ・ニュースが ダーリング財務相にインタビューをしました。その質問は ズバリ 「2010年度本予算案発表が3月末に予定されています。そこで質問ですが ダーリング財務相、貴方は この予算案が100%確実に 貴方の手により発表されると確信を持っていらっしゃいますか?」 というもの。これに対し ダーリング財務相は 「心配はご無用 。この私が予算案を確かに発表しますから 」というもの

また続報が入り次第 追記します
短いですが とりあえず 早めに記事更新します


追記1

ポンドが ガクン と下落した時 誰かが ポンド プット 期間:1ヶ月 ストライク 1.4800 を大量に作った模様



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[ 2010/02/26 22:31 ] 英選挙 | TB(-) | CM(2)

ヘッジファンド ユーロ攻撃開始か?!

本日のWSJ紙に 面白い記事 が載っていました。

今月8日に 重量級ヘッジファンドのヘッド達が ニューヨーク・マンハッタンに集合し 夕食会  を開いた時の出来事のようです

重量級と書いたのは 参加者が ソロス氏、スティーブ・コーヘン氏、デビッド・アインホーン氏など もう たまらない メンバーだから (掃除婦さんとしてでも その場所にいて オーラが漂う空気を吸ってみたかった私です 

そのディナーの席で 一番激しく議論されたのは ユーロの行方。もちろん ほとんどの参加者は ベア 。ただ 議論の焦点は ユーロは パリティー(1.0000)まで行くんじゃ ないか?という点。

出席したヘッジファンド達は 今回のギリシャ問題から端を発したユーロ相場を 近年 稀に見る収益のチャンス  として捉えているようです。特にコーエン氏は ギリシャ問題に対する欧州の対応は ほとんどがユーロ通貨にネガティブに働く可能性を指摘している模様。ソロス氏は 先週 ユーロ崩壊の危険性を指摘しています。(ただ 両氏は いずれも それに関して WSJ紙に対しては ノーコメント) 同席したあるヘッジファンドのヘッドは 今回のギリシャ問題は ドミノ式に倒れていき 次第に アメリカ企業の社債や 米国の地方債や国債市場を荒らす要因にまでなる  と見ているようです。

しかし 同じ記事の中ほどに こういう文章があります
「ユーロの価値が 大暴落すると考えているトレイダー達は少数派である....... 例えば 1992年のERM通貨危機の際 ソロス氏は ポンド大暴落を予想し 自らも大量の売りを浴びせ 英国がERM脱退せざるを得なくなった。(当時のポンドと比べ) 現在のユーロという通貨は 取引高が非常に厚い。現在 だいたい一日の取引量は 1兆2,000億ユーロとなっている。」

これは たぶん 私が考えるに 1992年外為市場と現在との 取引量の違い、そして 現在のユーロは 一番取引量が多いメイン通貨ですから 1992年に起きたポンド大暴落と同じ比率の ユーロ大暴落は 現在のところ 起こりにくい。つまり メイン通貨であるユーロは 投機筋が どれだけ売ったとしても 実需筋からの買いや 各中央銀行による外準比率変更に伴う買いなどが入ると予想されるので (1992年当時のポンドのような)フリーフォールには なり難い という事じゃ ないかな?と思います。

そして 記事の最後の辺りに、昨年12月9~11日にかけて 欧米の金融機関は ユーロ下落に賭けて 1年物のユーロ・プットを作ったとも書かれています。

記事の下の方に 「ユーロ/ドルは 今後1年以内に 1.0000まで下落すると思いますか?」というアンケート  があったので 投票してみました。私の答えは NOです 
その結果は 現在までのところ 総投票数200票となっており YES (1.0000まで落ちる)が95票 47.5% に対し NO (1年以内だったら 1.0000は無理じゃ ないかな?)は 105票 52.5% となっていました。思ったよりも みんな ベアです 。これは 私が投票した時点での集計ですから もっと票が集まったら 逆転は 可能ですね。


最後に 全く この記事とは関係ありませんが、マーケットの魔術師の中で 上記のスティーブ・コーヘン氏が語っている言葉で 忘れられないものがあります。あまりにも 当たり前の事なのですが 私は 熱くなると そういう「当たり前」の事を実行するのが 意外と難しかったりしてしまいます 

自分が間違ったと思ったり、(理由がわからなくても) 相場が 自分の思惑と逆行している場合は、ポジションを半分に切れ。いつでも 積み増せるのだから

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[ 2010/02/26 21:44 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(18)

ギリシャ副首相の失言

*ギリシャ副首相による信じられない発言 

木曜日ロンドン朝 私を驚かせたニュースは ギリシャ副首相によるナチス関連発言。これは 英BBCラジオが行った同氏へのインタビューでの出来事です。それを読んだ時 マーケットが 非常に荒っぽく動いていたので 「数時間すれば きっと日本でもニュースになるだろう」 と思い、あえてブログ記事には しませんでした。しかし 今  と気が付いて ニュースを遡ってみたら この記事が日本では報道された形跡がないので 改めて記事にします。

まず 話しは為替から離れ 歴史になります。

ギリシャ内戦は 1942~1949年にかけて ギリシャ国内で起こった内戦。恥ずかしい事に 私はこの内戦の知識を持ち合わせておりませんでした(涙)。ですので ウィキペディアで調べましたよ

ここには 書いてありませんが 他を調べて分かったことは 1941年4月 ドイツ軍がギリシャと その周辺国へ攻め込み それを苦にした当時のギリシャ首相は絶望のあまり自殺したようです。その後 ドイツ・ヒトラー総統はギリシア全土を占領下におき 物資や食糧の収奪を情け容赦なく行ったようです。その結果 1941~42年にかけての激寒の冬 大飢饉がギリシアを襲い ギリシャ人約10万人を死に至らしめる結果となったようです。

話しは ここから 現在に戻ります 

ギリシャ副首相: パンガロス(Pangalos)氏は BBCのインタビュー で

「ナチスがドイツを占領した時、ナチスは ギリシャ中銀の金庫から 金を 奪って行った。ナチスは ギリシャの財産を奪い取り 決して 返そうとはしなかった」「この問題は 将来 (ドイツ/ギリシャ間では)避けて通れない問題となっていく。私は なにも 今になって ドイツに対し ギリシャから奪い取った金を返して欲しいと言っている訳では ない。しかし ドイツは ありがとう と 言っても よさそうなものだ。」

この発言を受けて ドイツ財務省報道官は すぐに声明を発表しました。内容は

「パンガロス副首相による非難を拒否せざるを得ない。過去の話しを語る事は 現在 ユーロ圏が抱えている問題を解決する事には ならない。4年に及ぶドイツ軍によるギリシャ占領に対する償いとして 1960年 ドイツ政府は ギリシャに対し 当時の金額として 1億1,500万マルクの賠償金を手渡した。そして それに加えて 1960年以降 我が国(ドイツ)は ギリシャに対し 330億マルクにのぼる補助金/助成金を 直接 又は 間接的に 支払った事実がある。」

パンガロス副首相は ギリシャの政治家の中でも とんでもない発言が多い人として有名のようです 

このインタビューでは 他にも 「現在のEUリーダー達は 無能な人間ばかりだ。1980年代には デロール氏が欧州委員会のトップであり ドイツはコール首相、フランスはミッテラン首相、そして 英国は サッチャー首相 あの当時の方がずっと優秀な人材が揃っていた」 「ギリシャが赤字の数字を改ざんしたと言われているが イタリアが取った(赤字の数字改ざん)手段は ずっと 悪質だ 。当時のギリシャ政府は (赤字額の一部を)翌年の数字として扱っただけである。そんな操作は (ユーロ加盟国の)誰でもが行った事であるし  ギリシャの操作度合いは イタリアのそれを比べれば はるかに小さい規模のものである」 という内容の発言もしているようです。これは 今後 問題となり得る発言ですね

*バーナンキさん

本日 米連邦準備制度理事会(FRB)議長:バーナンキ氏は 上院銀行委員会での証言で、米ゴールドマン・サックス・グループなどによる ギリシャ政府との取引との間の取り決めに関する多数の疑問点を調査していることを明らかにしました。

ゴールドマンは 2002年にスワップを通じて ギリシャが簿外で10億ドルを調達するのを助けたようですが EU規制当局は つい最近まで、この事実について 何も知らされていなかった事が発覚 。ゴールドマンの幹部は ギリシャの債務を 約24億ユーロも減少可能にしたスワップの仲介について 「不適切なことは何もなかった」と述べています。

*ECB金融政策委員会に関するアンケート

少し早いですが 来週行われる欧州中銀(ECB)金融政策委員会を前に ロイター社が 2月22~24日に 87名のエコノミストを対象にアンケートを実施しましたので、その結果をお知らせします。

87名全員が 3月のECB理事会では 金利変更なし

今後の金融政策金利変更の時期として
・年央までに利上げが実施される という予想は全体の15%
・年末までに利上げが実施される という予想は 全体の60%
・87名中 35名のエコノミストは 年内は金利据え置き、2011年以降に利上げ と見ているのが分かりました。

現在 ECBの政策金利は 1.0%ですが この金利水準が 1.50%となる時期として
・今回のアンケートでは 来年3月くらいまで という答え
・2月上旬に行った同様のアンケート時では 2010年の年末に 1.50%、来年3月には 1.75% という予想


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[ 2010/02/26 10:30 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(1)

ユーロ取引をする方へ

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[ 2010/02/26 07:18 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

ユーロとポンド 

マーケット動いているので 短いです

1)ユーロ ワンタッチ オプション
今朝 誰だか分かりませんが かなりまとまった金額のワンタッチ・オプションを作った模様
期間は 2~3ヶ月物
ワンタッチのレベルは 1.2500~1.2600 

2)ユーロ DNT (ダブル ノー タッチ)
具体的な期日は 分かりませんが、3月中に
ユーロ/ドル 1.3300-1.4300 DNTオプションが満期を迎えるみたいです。
ペイアウトがいくらかも分かりませんが 当然 1.3300の手前では 防戦買いが出てくるのを覚悟

3)ポンド
これは オプションではありませんが 今朝から 英国債利払い用のポンド売り という噂が 飛び交っています。いろいろ 調べたのですが ある通信社の記事では 一番早い利払い日は 3月8日だ と書かれており 「どうして 今日 この噂が出たのか」は不明です。まぁ どっちに転んでも 危ないイギリスですから ポンドは戻り売り継続で見ています。

また 相場に戻ります
何か出たら 追記します

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[ 2010/02/25 19:07 ] マーケット | TB(-) | CM(1)

メリルリンチ ファンドマネージャー サーベイ 2月

少し 遅くなってしまいましたが メリルリンチ・ファンド マネージャー サーベイ 2月分が先週 発表されました。
(200名のファンド・マネージャーを対象に 2010年2月5~11日に行われたサーベイ)

2月のサーベイで一番注目される内容としては サーベイに参加したファンド・マネージャー達は 欧州と中国の景気回復に懐疑的になってきた  という点

特に 欧州に基盤を置く銀行に対する投資魅力は 1月の +16⇒ 2月 -53。この下げは ファンドマネージャー・サーベイが開始されて以来の減少幅 

: ここに書かれている数字は全て ネットの数字  はい と答えた人数 から いいえ と答えた人数を引いた数字
つまり プラスの数字は はい > いいえ、マイナスの数字は いいえ > はい。プラスもマイナスも 数字が大きくなればなるほど 傾向が強くなります


欧州在住のファンドマネージャーだけを対象にして行われたアンケート
・欧州全体の景気回復期待   1月 +74 ⇒ 2月 +51
・ECBは 年内 利上げしない  1月 +19 ⇒ 2月 +45
・ネットで14%のファンドマネージャー達は 現在の金融株全般は Overvalueされすぎていると答えています

世界中のファンドマネージャーを対象にして行われたアンケート
・米FRBは 年内 利上げしない 1月 +27 ⇒ 2月 +42
・キャッシュ・バランス 1月 +3.4 ⇒ 2月 +4.0
・キャッシュ比率 1月 Underweight -8 ⇒ 2月 Overweight +12 (2009年6月来の高さ)
・欧州圏が 今後 最も Underweightにする地域 
・欧州株 12月 Overweight +11 ⇒ 1月 Overweight +2 ⇒ 2月 Underweight -11 
・欧州銀行株 1月 Underweight -16 ⇒ 2月 Underweight -53 (一ヶ月で 37%も動いたのは 2009年3月以来の大幅な変化率) 
・英国株 1月 -16 ⇒ 2月 -31 
・中国景気は力強く推移する 1月 +51 ⇒ 2月 +7 (これは 2009年3月以来の低い数字)
・ドル ブル比率 +57 (この数字は 10年来の高さ)
・株式比率 1月 Overweight +52 ⇒ 2月 Overweight +33
・債券比率 1月 Underweight -52 ⇒ 2月 Underweight -39
・商品比率 1月 Overweight +23 ⇒ 2月 Overweight +10
・2月のサーベイが行われていた期間 原油価格は $72近辺でした。ネットで18%のファンドマネージャーが 現在の原油価格は 割安感がある と答えています。

ヘッジファンドのレベレッジ率
・1月 +1.33 ⇒ 2月 +1.0以下

私個人の結論:
これらの数字を見ると よく分かりますが、ギリシャを始めとするユーロ圏PIGSへの不信感 つまり 欧州圏からの投資引き上げは 十分に予想しておりました が、それと同じくらいの危機感を中国に対しても持っている事 は 新しいニュースでした。たぶん 日本にお住みの皆さんにとっては 中国に関する報道が頻繁に入ってくるでしょうから 特別 驚くに値する事では ないのかもしれませんが、こちらに住む私に取っては 斬新というか 目を開かされた ニュースでした。

2009年6月来のレベルまで キャッシュ比率が高まるという事は リスク縮小 ⇒ 商品市場低迷 ⇒ 円高傾向相場の再来となる可能性も否定出来ません

欧州株、特に欧州金融株の持ち高比率が記録的に減少したので 欧州株全般に対する投資魅力が下がるのは納得ですが、困った事  に 欧州株以上に 英国株への比率が下がっている点が 「さすがだな、ファンドマネージャー達は 相当 危機感 を感じているんだな」なんて とんでもない感心をしてしまった私です

商品市場への投資比率も減少していますが これは 中国景気回復期待が減少したのに平行した動きと考えてよさそうですね

2010年 相場変動の年となりそうです 


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[ 2010/02/25 07:00 ] マーケット | TB(-) | CM(1)

本日の気になるニュース

お早ようございます。今日は 朝起きて すぐに豪ドルを売りました。でも 下げ渋ってます   売値にストップを置いて 今から外出です。本日は ロンドン時間午後3時より バーナンキさん ガイトナーさん 両氏の議会証言があるので それまでには帰宅し 準備万端にする予定 

出かける前に簡単にニュースを

1)IMF金売却に関するニュース
以前 このブログでも記事にしましたが IMF金売却の買い手として 中国の名前が挙がっておりました。昨年冬に行われたIMFによる金売却に関しては この記事 をお読みください

そこでも書きましたが、通常のマーケットですと IMFによる金売却の話は 潜在的な金の売り圧力として警戒されています。前回は インド中銀が「買います!」と言ってくれたので 金市場では 全く何の下落リスクの影響を及ぼすことなく終了しました。現在 再度 IMF金売却話しが出ていますが 果たして 今回は中国が買い手となるのでしょうか

今週月曜日に米銀が 「中国人民銀行(中央銀行)は依然として、IMFによる191トンの金売却先の最有力候補である」という顧客向けレポートを出したようですが、本日になって 様子が変わってきてます。

まず ワールド・ゴールド・カウンシルの誰かが、「中国はIMF売却分の金の買い手として 現実的な候補では ない」との見解を示したのに続き チャイナ・デイリー紙が 中国黄金協会高官の発言として 「IMFの金を中国が買う事は 多分 ないであろう 。理由は そういう行為を中国が取ると 投機筋がざわめき立ち  市場に不必要のボラティリティーを与えてしまう結果となる 。中国は 今後も 海外の金鉱山を買収するなどして金保有を増やす予定である。」を載せているようです。

このニュースを持って 金は 下落基調を強めました。

2)フォークランド問題
1982年 英国とアルゼンチン間で フォークランド諸島の統治権を巡り フォークランド紛争が勃発しました。そして 今回は 油田開発を巡り 両国は またまた 対立関係になっています 

事の起こりは 今週月曜日 英石油会社:デザイア・ペトロリアムが フォークランド諸島沖160キロ離れた海底で 石油/天然ガスの資源探査の為 試掘を開始すると発表。同諸島周辺には 原油だけでも推定埋蔵量 35億バレルの海底油田があると されており 同社による試掘作業は30日間に及ぶ予定。

周辺海域での資源開発を巡っては、同諸島の領有権を主張するアルゼンチン政府が強く反発しています。今週からメキシコで始まった中南米・カリブ海諸国首脳会議の席でも アルゼンチンは この問題を提起、最終的には 参加国全員(32カ国)の支持を取り付けることに成功し、英国に対し早急に領有権確定のための2国間協議に入るよう求めた模様。昨夜のBBCニュースを 私も見ていましたが あのベネズエラの大統領が 「Hello Mrs. Queen」 とかいう前置きで 画面に向かって話してましたよ、ゲロゲロ....

これを受けて 英外務相:ミリバンド氏は昨日午後 ロンドンでの演説で 「国際法上、フォークランド諸島は英国に主権があることは 疑いの余地がない。所有権以外の件で話し合うのであれば 用意はある」と発言しました。

そして 昨夜遅く アルゼンチン外務相は 英国の出方に不満を示し、国連事務総長と本日 ニューヨークで面談する予定。今朝になり 英ガーディアン紙やタイムス紙が伝えたところによると アルゼンチンは ブラジル、ニカラグア、ベネズエラの支持を得ているようです。

そして タイムス紙によると 英国は軍事的行動は全く考えていないが フォークランド諸島へいつでも出動可能な潜水艦の手配は準備済みとも書いてあります 。最後になりますが ブラウン首相/ミリバンド外務相は アルゼンチンによる国連との面談の結果を見るまでは コメントを控えています。

これが 英国/アルゼンチン間の問題であれば 事は大きくならないと思いますが、ベネズエラやニカラグアというところが関与してくると 話しは複雑になります。要注意ですね 。こちらでも 各社ばらつきはありますが、一部のテレビ局では ニュースの第一報として このニュースが伝えられています。

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[ 2010/02/24 20:22 ] マーケット | TB(-) | CM(4)

投信設定による円売りか?第一生命株上場による円買いか?

今日わ!日本は少しだけ気温が上がってきたようですね。こちらロンドンは まだ時々 雪がちらつき 非常に寒いままです。一日も早く 春が来て 野菜の苗を植えたいです!

1)第一生命の株式上場 東証が承認
調べた記事によって 内容が若干 違います。どうしてなんでしょうか?とりあえず こんな感じみたいですが 間違っていたら ごめんなさい

・売り出し株式総数⇒保険契約者割り当ての1,000万株のうち 現金化された720万株
・想定売り出し価格⇒15万円 (時価総額 1兆円+)
・国内募集 460万株、海外募集 約250万株
・国内募集のうち 211万株⇒安定株主(みずほコーポレート銀行、損保ジャパン等)による引き受け、約150万株⇒保険契約者の一部への割り当て
・売り出し価格の決定方法⇒ ブック・ビルディング方式
・ブック・ビルディング期間⇒ 2010年3月9日~3月18日
・売り出し価格決定日⇒ 2010年3月19日
・売り出し価格公表日⇒ 2010年3月23日
・申込期間⇒ 2010年3月25日~3月30日
・株式受け渡し期日⇒ 2010年4月1日

海外募集に割り当てられる金額は 3,000億円を越えますね。ドル換算で (91円を使うと)33億ドルくらいか。これが 円買い圧力となる可能性が指摘されています

2)今週予定されている投信
今週 てんこ盛りに予定されている投信設定。英語ニュースでは 2月22~26日の4日間で 設定されている投信総額は 3兆7,500億円(約400億ドル) となり これだけ 読んだ私は 「マジ?」 と 腰を抜かしそうになりました。しかし こういうニュースは日本人に ’本当のところ’ を聞かないと 後で痛い目にあう  事が多いので 今朝 聞いてみたら 案の定のお答えが返って参りました。それは 「ほとんどが 乗り換えみたいなので 全然 大した事ないみたいッスよ」と.....
そんなもんかいな... やはり 日本語が話せるって 有利ですね(意味不明)


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[ 2010/02/23 22:14 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

スイス中銀の介入

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[ 2010/02/23 22:11 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

オランダ政権崩壊を巡って

朝起きて ニュースを調べていたら オランダ連立政権崩壊 という記事が飛び込んできました。ユーロ圏のニュースと言えば ギリシャやスペインなどのPIGS諸国に関するものばかりを 選んで 読んでいたので、オランダ政権崩壊が 20日に起こっていたにも関わらず 本日まで気が付かなかったというドジさです(反省)

私は 記事を読むまで全く知らなかったのですが バルケネンデ首相率いる連立政権は 過去8年の間に既に4回も政権崩壊を経験しているようです。酷いよね、これ... たぶん 今回の政権崩壊を持って バルケネンデ氏は キリスト教民主党首の座を奪われる事は避けられないんでしょうね、きっと。

今回の崩壊理由は オランダ軍部隊のアフガニスタン駐留延長をめぐる与党間の意見対立を受けて起こったもの。具体的に言えば 2007年にキリスト教民主党、労働党、キリスト教連合の3党連立内閣が発足しましたが そのうちの一党:労働党が 駐留延長に猛反対し 15時間に及ぶ話し合いが物別れに終わったからです。

本日 オランダ時間午前9時30分より バルケネンデ首相は ベアトリックス女王に謁見し 労働党の連立離脱を報告、当面は同党抜きで政権維持を図る旨 伝えた模様。ベアトリックス女王は これから 連立内閣の2党(労働党とキリスト教連合)の党首と会談する予定です。

労働党が抜けた連立2党は、下院定数150議席のうち 47議席の少数与党に転落した為 安定政権確立を最優先する女王は バルケネンデ首相に対し内閣総辞職を迫り 早ければ5月までに総選挙が行われる公算が大きいです。

5月という時期が選ばれた理由は 地方選挙が3月3日に予定されている為 それが終り 一段落する5月頃に 総選挙実施 という事のようです。

オランダ軍 アフガニスタン撤退に関わる問題点

1) オバマ大統領、そして NATOのアフガン戦略への影響
昨年12月に オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞した際 アフガニスタンでのNATO主導の軍事部隊に 欧州からの増派を呼びかけていましたが 今回のオランダ軍撤退を受けて アフガニスタンを巡る米国と欧州との関係にひびが入る可能性も。

2) オランダ政府による歳出削減案延期
総選挙が5月に行われると仮定すると それまで政権を引っ張っていくのは暫定内閣となります。そうすると 今年度 予定されている350億ユーロに上る歳出削減策に関する協議も先送りされてしまう可能性が高くなります。

3)英国軍のアフガン駐留兵削減要求
最近の英YouGov社による世論調査では 67%の国民が 英国のアフガン駐留兵の削減を求めています。英国のアフガン関与は EU諸国の中でも断トツに高く 人口100万人に対する派兵数は
・英国 154人
・フランス、ドイツ、イタリア 52~58人
・スペイン 23人
・ポルトガル 10人
・ギリシャ 1人

となっておりEU加盟各国平均に対し 英国の派兵数は 12倍となっています。
現在 英国からアフガニスタンに駐在する兵士数は 9,500人、もし 英国がEU平均の派兵数にすると その数は 4,000人。 5,500人の削減が可能 ⇒ 20億ポンドの赤字削減に繋がります。

今回のオランダ軍撤退を巡り イギリスでも アフガン駐留兵削減要求の声が高まる可能性が出てきました 

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[ 2010/02/22 20:08 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(0)

英財政政策を巡る議論が過熱してきました

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[ 2010/02/21 20:41 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

ドル円チャート検証

お早ようございます。寝不足で 倒れそうで 吐きそうです。ジムに行く体力も気力も残っていません (年かね...)

木曜日 「ポンドを底値近くで売っちゃって 困ったな~ とりあえず テレビでも見て 頭冷やそう 」 と思って テレビを入れたら 有料放送のチャンネル全部が映らない  自分で ああでもない こうでもないと繰り返したけど やはりダメ。電話で問い合わせをして 一緒に直そうとしたけど それでも ダメ。最終手段として 修理のオジサンに来てもらおうと思ったら 「有料放送用の保険が切れているから 実費XXXポンドお支払いお願いします」と言われて 切れた  保険に入っているものだとばかり思っていたのですが どうやら 更新してなかった事が発覚。普段なら 特に切れるような事では ないのですが、最近の寝不足が影響して 気が荒れてます、私 (馬かい、あんたは?)とりあえず 訳を説明して 新しい保険にその場で加入して めでたし、めでたし、日曜日に修理に来てくれる事になりました。日曜日まで有料放送見れないので CNBCや ブルーンバーグで 速攻レート・チェックの手段が奪われたので 仕方なしにPCに戻りました。

そしたら ナント FEDが利上げしてた~~~
お陰で コストの悪いポンドショートは 助かった  のですが、PCデスクの真ん中に ケーキの皿と分厚い本がおいてあったので どかそうと思って 結構手荒にどかしたら 分厚い本がポトンと落ちた!運が悪い事に その本が マウスを クリックしてしまったのです。丁度 FED利上げのニュースを見て すぐにドル円ロングにしたのですが スクリーン上にその画面が残っていて 落ちた本がマウスがクリックした瞬間 新たなドル円買いが Doneされてしまった  間抜け~~!92.03で 買いだよ、泣けて来ますよ 本当に 

Yen Feb 10
という事で ドル円日足チャートです。
過去の高値を結んだレジスタンスが 92.30台~93円台にかけてあります。200日線は 92.21となってます。

昨日のFEDによる公定歩合の引き上げは あくまで流動性対策の正常化の一環であり、金融政策の引き締めではない点、つまり リーマンショックの後に導入された一連の流動性供給措置の停止に近い動きと捉えるのが賢明であり、FEDの利上げは来年までないという説明が いろいろなところで されていました。
そういうのは 分かるんですが なんか 発表のタイミングが 腑に落ちない。
私が慌てて ドル円をロングにしたような行動、つまり 公定歩合引き上げ発表後のドル上昇は、市場が「公定歩合の引き上げ と 利上げは 違うんだよ、落ち着いてよ!」というFEDのメッセージを理解していない阿呆のやる事なのかな?
なんだか 本当に脳みそが働かないので 分かりませんが、個人的には ドル円は 下がったら買いを繰り返したいと思っています。
ひとつだけ ドル円の上昇を止めるものは クロス円だと思います。ポンドもユーロも この調子だから.....

ここからは 円売り材料がないと ドル円93円台を越えて上昇するのは 難しいかもしれませんね。でも 私は バイ・オン・ディップス を繰り返したいです

*ポンド
某欧州系銀行が 昨日のFED利上げ発表後 ポンド売り推奨、目標 1.5000 だそうです

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[ 2010/02/19 20:54 ] 売買取引 | TB(-) | CM(7)

英PSNB (Public Sector Net Borrowing) 公的部門純借り入れ高

困った事になりました

英国立統計局(ONS)が木曜日に発表した2010年1月の公的部門純借入高(PSNB)は 43億3,900万ポンドの借り入れ。PSNB発表が開始された1993年以来、1月という月は 全て返済月となっています。つまり 今年1月は 数字発表開始以来 初の借り入れ月となってしまった訳です  (ちなみに 予想は 18~28億ポンドの返済) ここで数字の比較をしても意味がないと叱られそうですが、2009年1月の数字は 50億ポンドの返済 となっているので、如何に2010年1月の数字が 恐ろしいものか  お分かりになって頂けたかと思います。

どうして 通常1月は 返済月となるのか と言うと、この月は 所得税や法人税の申告期限の影響で 公的部門の収支は大幅な黒字となってしかるべき月だからです。しかし 今年1月は 所得税収入 前年対比 -19.2%減少が大きく響き、歳入全体として 前年比 -16.1%となり これまた 数字発表以来 最大の収入減を記録してしまいました。

新税制年度が始まった2009年4月から 2010年1月までの累計PSNBは 1,220億ポンドとなり これまた過去最大の赤字幅を記録
ひとつだけ 明るい(?)ニュース としては、今年度 政府は 年間PSNB額を 1,780億ポンドとの予想を出しています。財政年度終了まで 残すところ あと2ヶ月。Institute for Fiscal Studies (英財政研究所)の推計によると 今年度のPSNB総額は 1,690億ポンド、つまり 政府の 1,780億ポンドより 低い数字になる可能性があります 。米JPモルガン銀行は 更に低めの 1,600億ポンドという予想を出しており、意外と政府予想よりも借り入れ額が低い数字で終わる可能性が出てきました 

まぁ 喜んでいる場合では ないのですが、最後に もうひとつ数字を紹介します。
2010年1月現在 英国の公的部門純債務残高は 8,485億ポンド、対GDP比 59.9%
(ちなみに 2009年1月の数字は 7,080億ポンド)

さて、ここからが本題です が 今年度PSNB額が 政府予想の 1,780億ポンドと仮定した場合 それは対GDP比 12.8%となり、ギリシャの 12.7%よりも 悪い数字になります 
しかし 英・公的部門純債務残高 8,485億ポンド 対GDP比 59.9%という部分を ギリシャと比較すると ギリシャの場合は 対GDP比 113%という数字になっています 

イギリスとギリシャの赤字額、対GDP比を 比較しても仕方ないんですけどね.... 
個人的には 現在までに発行された英国債の残存年数は ギリシャのそれよりもずっと長めなので 万が一の時は 立場的に安定感があるとは 思っています が、格付け機関が どういう判断を示すかは 私には判りません 

この数字が出てから ポンド売ってるんですが 全然 下がらず 困っているN20でした 

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[ 2010/02/19 07:00 ] 経済 | TB(-) | CM(4)

今朝 目に付いたニュース

最近 毎晩 夜中2時以降に寝て 朝7時に起きていました。流石に今朝は疲れが溜まっていた  ようで 7時の目覚ましが鳴ったので それを消し 「あと5分」と思い もう一度 寝たら 寝過ごしてしまいました。気が付いたら もう 朝8時40分! 慌てて起きましたが 動きは全て一旦 終わってしまっていました 。NY参加を待ちましょうかね、本日は...

*インドネシア
昨年冬でしたが インドネシア債務管理局は 通貨/運用リスクの多様化を図る目的で ユーロ建て国債発行を検討中 と発表しました。当時は ドル安真っ最中でしたので 当然と言えば当然の検討です。
しかし 本日 インドネシア財務省高官は ユーロ建て国債発行プランは 一旦 取りやめ と発表。
ブルーンバーグが行ったインタビューで、インドネシア債務管理局長は 「ギリシャだけでなく スペイン、イタリア、ポルトガルで現在起こっている債務問題により ユーロを取り巻く環境がネガティブに動き始めた。だから 私達はユーロ建て国債発行という考案は 中断すべきだ と 決定」 と語っているようです。
インドネシアは 本日のインタビューに先駆けて 既に先月 20億ドル規模のドル債を発行しており、今後は 日本の投資家をターゲットにしたサムライ債の発行も考えているとの事。

*ソロスさん
日本でも既に報道済みと思いますが 自分の記録の為に 記事にしました。

米証券取引委員会(SEC)へ提出された2009年第3四半期(10~12月)の財務状況に関する報告書によると、ソロスさん率いるソロス・ファンド・マネジメントは 金投資を2倍に増やしたことが明らかになりました。具体的な内容としては金連動型ETF(上場投資信託) SPDRゴールドトラストの持ち高を増やし、9月末時点の245万株⇒12月末時点で617万8000株と 約2.5倍に膨らみました。これに加え ソロス氏のファンドは1万1000枚のコールオプション、いくつかの金鉱株を所有しているようです。

ソロス氏は先月末 スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の席で、金は資産バブルだと指摘していた事は 皆さん 覚えていらっしゃると思います。この時 ソロスさんは 低金利環境はバブルが起こる条件を作り出す ⇒ 金(ゴールド)は究極のバブルである という解説を付け加えています。

本来ですと こういうニュースが出ると 金価格は上昇するのですが 本日は下落しています 。たぶん IMFによる191.3トンに及ぶ金売却のニュースが効いているのでしょう。

前回 IMFが221トン(212トンだったかな?)の金売却を発表した時は インド、スリランカ、モーリシャス中銀が この売却分を全て購入した  ので 金価格の下落は 起きませんでした。しかし 今回の売却は どこの中銀も 引き受け先にならないのでしょうかね?中国が休暇中なので 何も発言ありませんが 先日の米TICS数字発表で 中国が米国債保有残高を減少させている事が明るみに出た事を考えると 彼等が投資先の多様化という名目で 今回のIMF売却の金の一部を購入しても おかしくないと思っているのですが... やはり 金価格が もう少し低くならないと魅力的では ないのかな?

*英PSNB (Public Sector Net Borrowing) 公共部門純借り入れ高 2010年1月
先ほど 数字が発表されましたが ひでぇ~  数字でした。ちょっと あまりにも酷いので もっとちゃんと調べてから 後で 別途 記事にします。

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[ 2010/02/18 20:22 ] マーケット | TB(-) | CM(0)

驚くべき世論調査の結果

うわ.... 
今 ジムから帰って来て ニュースを調べようと思ったら いきなり目に入ってきたロイターの記事 

そのタイトルは 「ほとんどのオランダ人は ギリシャが ユーロ圏から脱落(=ユーロ使用中止)する事を願っている」というもの。非常に分かりやすい 単刀直入なタイトルです。私自身 何気なく画面を見ていたので 意表を突かれた思いで一杯です 

ロイター記事によると オランダ人 5,300人に対して行われた世論調査に於いて  92%の人達が ギリシャのユーロ圏脱落を希望している事が分かりました。そして もっと驚いた事  に 90%以上の人達が オランダとドイツは ユーロ圏から脱落し 元の通貨(オランダですと ギルダー、ドイツですと マルク)へ 戻るべきだ と 答えています 

最後に 60%の人達が 最近のギリシャ情勢を心配しており 、その最大の理由は ギリシャ国債を購入した金融機関などが トラブルに巻き込まれ それが 新たな金融危機へと発展する可能性があるからだ という事です。これは 私の個人的意見ですが 「トラブルに巻き込まれる」というのは たぶん ギリシャがデフォルトに陥るという意味なのでは ないか と 勝手に思っています。

記事のリンクは これ です。

ギリシャに ユーロ圏から出て行け!と思う人が92%というのも驚きですが それと同じくらいの人達が オランダとドイツは 元の通貨に戻りたいというのは 正直 もっと 吃驚です
こういう波が 大きくなると 欧州は 荒れますよ。

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[ 2010/02/17 23:58 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(6)

ギリシャ また暗雲垂れ込める

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[ 2010/02/17 19:59 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

英指標、議事録公開を終えて

「予想外」の動きを想定していたのは どちらかと言うと 英中銀金融政策理事会議事録の内容の方でしたが、いざ 蓋を開けてみたら 失業保険申請者数が増えていました

*失業保険申請者数 増加
失業保険申請者数予想は 10,000人程度の減少 でしたが、実際は 23,500人の増加。今回の数字を持って 英失業保険申請者数総数は 1,640,000人、この数字は 1997年4月来の高さとなってしまいました。失業者総数は 昨年12月時点で 2,457,000人となりましたが、12ヶ月以上失業している長期失業者数は 37,000人増加し 総数が 663,000人となっています。この数字は やはり 1997年9月来の高さ

先ほどの記事にも書きましたが 今年に入ってから 第二の解雇の波が英国を襲っています。それを考えると ここから 更に失業者が増えていく危険性があるのかもしれません。過去約10ヶ月に渡り 失業保険申請者数が減少していましたが 今回の数字(増加)が ある意味 英国の現実を正確に反映しているように感じます。


*英中銀金融政策理事会議事録
Miles理事も含め 今回は 0-0-9と 理事全員(9名) 金利据え置き、量的緩和策延長/増額なし となりました。

ひとつ気になる点があるのですが、理事達は CPIが 今後3年くらい インフレターゲット 2.0%より下廻る可能性を示唆しているようです。という事は 歴史的に低い政策金利 0.5%継続延長、状況によっては 量的緩和策再開と理解しても よいのでしょうか?たぶん 理事達は 「とりあえず 総額 2,000億ポンド使い切った。今回は 様子見といこう」という意思表示をしているのでしょうか。それに加え 量的緩和策実施にも関わらず 全く伸びないマネーサプライを考えると 果たして 量的緩和策の再開が 英中銀が望む選択なのか も 少々 疑問です。

数字発表後 ポンドは 一旦 ガクッと下落しました。これは たぶん 失業保険申請者数が増えていたのを受けた失望売り、しかし 議事録で 9名全員が 「量的緩和策 今回は 様子見」とした点を評価(?)して ポンドは 下げとまり 上昇に転じています。

ユーロに関しては 非常~~に気になるニュースを耳にしました。こちらは これから 有料記事として 書かせて下さい。法律がからむ問題なので 私自身も まだ よく分かっていませんが 取り急ぎ お知らせします

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[ 2010/02/17 19:53 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

英経済指標、議事録公開まであと10分

*2010年1月分 英失業率、失業保険申請者数など 雇用関連指標発表

英失業率は 前月と同じ 5.8%予想

失業保険申請者数は 昨年12月 -15,200人(予想 -4,600人)に対し 1月予想は -14,800~-10,000人と 今月も失業者数減少が予想されます。12月の予想 4,600人減少に対し 実際には 15,200人も減少していた点に関しては クリスマス商戦用に一時的雇用者数が増えた事で説明がつきます。ですので この減少傾向が 今後も継続すると思っては いけない と 個人的に思っています。今年に入り 第二の解雇の波が押し寄せてきています。特に1月は 大雪の為に雇用市場が活発化したとは 思いません。

過去10ヶ月以上 失業者数の減少は継続していますので 穏やかな減少傾向が停止するとも思えませんが、英国が本格的にリセッション脱出しない限り 雇用市場の大きな改善は あまり期待出来ないように感じるのは 私だけでしょうか?

*英中銀金融政策理事会議事録

先週発表された英中銀四半期インフレーション・レポートの内容が 地味だった事実、特に 量的緩和策の再開をも匂わせた点は 頭にしっかり留めておきたいです。繰り替えしになりますが 現在 英中銀インフレ目標値 2.0%を1%以上上廻っているCPIですが、中期的に見れば また 2%以下に落ち込むとの予想は 私自身も賛成しています。そして その前提には 歴史的低金利 0.5%据え置きを念頭に話をすすめていますので ある意味 恐いものがあります。

本日 発表される議事録の注目点は

・どうして 量的緩和策が延長、増額されなかったのか?

・中期的に インフレ率は 中銀ターゲット 2.0%を下回る可能性があるが その予想を覆すとしたら それは 何か?

・議事達の投票内容。今回 予想としては 0-0-9 つまり 9名の議事全員が 政策金利据え置き、量的緩和策延長/増額なし となっていますが、果たして 何名の議事が 延長/増額に賛成したのか (特に Miles理事は 延長に票を投じた可能性が 個人的には大きいと思っています)

あと10分くらいしか ないので 一旦 この記事 更新します

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最後が 


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[ 2010/02/17 18:18 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(0)

ユーロ と スイス チャート検証

最近 注意してみているのが ユーロ/ドル と ドル/スイス 日足チャートです。
resistance support Feb 10
チャート上に明記しましたが 上2つが ユーロ/ドルチャート、下2つが ドル/スイスチャート
そして 左側が それぞれの通貨をローソク足で表示し 高値/安値を結んだ レジスタンス/サポートです。
右側が それぞれの通貨を ラインチャートで表示し 終値を結んだ レジスタンス/サポートです。

チャートを見れば一目瞭然ですが いずれの通貨も ラインチャート(終値ベース)では 両通貨ともに レジスタンス/サポートを 上/下抜けし トレンド変更した可能性があります。

しかし ローソク足の高値/安値ベースでは まだ トレンド変更しておらず ここで 踏ん張りを利かせ 再度 ユーロ/ドルは下落、ドル/スイスは上昇気流に乗る可能性があります。

たぶん 今週末までには どちらのチャートでも 何かの「答え」が出るように思っています。

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[ 2010/02/16 20:53 ] 売買取引 | TB(-) | CM(0)

英CPI発表まで あと20分

英CPI(2010年1月分)が発表されます。
予想は -0.1% m/m、+3.6~3.8% y/y
英中銀インフレ目標2.0%を 1%以上 上回っているので 英中銀キング総裁は その理由を書いた書簡を財務相へ送付する義務が生じます。

2009年12月 CPI +2.9% y/yから いきなり 約1%近く上昇すると予想される理由は 2009年1月より VATが暫定措置として 17.5%⇒ 15.0%へ下げられました。その暫定措置の期限が2009年12月末で終了し 2010年1月より 15.0%⇒17.5%へ 戻ったので それが かなり上昇要因として 影響します。
実際 こちらに住んでいて 15.0%⇒17.5%へのVAT上げを感じますか?と問われれば 「ガソリン代が いきなり 上がりましたよ~~!  しかし それ以外の物品に関しては 値引きが行われているものが多数ある為 VAT上げ部分と相殺され あまり 値上げしたなぁ とは感じません」というのが正直な感想です。

VAT以外の要因ですと 天候不順や世界的な寒波の為 食料品の値段が 若干 高めだったのを覚えています。

CPI高め予想を控えて マーケットは 短期的にポンドロングでいると思います。1.5715/25近辺にレジスタンスがありますので そこが抜けるかどうかでしょう。ポンド円とかも 141.50近辺が上抜けして1円以上 ぶっ飛ぶかどうか 注目しています

取り急ぎ 記事にします

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最後が 


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[ 2010/02/16 18:15 ] 売買取引 | TB(-) | CM(0)

ギリシャ危機 ドミノ倒しになるか?

お早ようございます。週末は バレンタイン・デーと中国の旧正月が重なり ショッピング・センターは大賑わい。たまたま 土曜日 算数教室の帰りに いつも行く大型ショッピング・センターに寄ったら 駐車場に入るまでに20分も待ちました。クリスマス時期を思わせるこの渋滞振り。他の車の乗客を見ても 中国系は見られず 全て バレンタイン目当ての客と思われます。 「いくら バレンタインだと言っても ここまで 過剰行動を起すのか?」と 車の中でイライラしながら思ったものです。その後 マークス&スペンサーに行って食材を買い レジに並ぼうと思って これまた 驚き。どのレジも 長蛇の列。果たして 買い物客が全員 バレンタイン関連商品を買い物カゴの中に入れているのか 周りをチェックしましたが 全く その雰囲気なし。特に男性客が多い訳でもないし 私が並んだレジの列は (私の前に7名おりましたが)全員 女性。私の後ろのオジサンのカゴは?と見ると 新聞、ミネラルウォーター、スモーク・サーモン、レモン、パンだけ。私の横の列で やはりレジ待ちしている20代の男性は と言えば 新聞とコーラだけ。一体 あの渋滞は 何だったのでしょうか?

最近 ギリシャの話題で 正直 ウンザリしていますが、本日/明日 その問題を協議する為 欧州非公式財務相会合が開かれています。この週末 あまりに寒くて 新聞を買いに出なかったので ざっとオンラインで調べたところ あるわ、あるわ 山ほど ギリシャ関連記事 ありました。その中から 3点 選んで こちらで紹介します

1)ドイツの世論調査
独Bild am Sonntag紙(一般には ビルト紙と呼ばれています)が伝えたところによりますと、ギリシャ問題によって 単一通貨ユーロの安定/存続が脅かされる場合は EUはギリシャに対し ユーロ圏離脱を勧告すべきか? という世論調査を昨日(日曜日)行ったようなのですが、その結果 53%のドイツ人は ギリシャは離脱すべき と考えている事が明らかになりました。そして 67%の人達が ドイツ 又は それ以外のEU加盟国による 金銭的支援に 反対しています。

一旦 金銭的救済を始めたら それを止めるきっかけがなくなる というのが主な根拠。

メルケル首相は ドイツの年金受給年齢を65歳から67歳へ引き上げたばかり。それに対し ギリシャの年金受給年齢は現在のところ 63歳のまま据え置き。ドイツの政府高官(匿名)は 「ドイツ国民の税金がギリシャ人の年金支払いに使われるとドイツ国民が知った時 私には その理由を説明し 説得させる自信がない」と漏らしている模様。

2)英インディペンデント紙の記事
先週発表されたユーロ圏2009年第4四半期GDPは +0.1%となりました。
ドイツは ±0%、イタリア -0.2%、ギリシャ -0.8%等、唯一 健康的なGDPを見せたのが フランス +0.6%。ユーロ圏2009年第3四半期GDPは若干高めの+0.4%
どうやら ユーロ圏は もしかしたら W型リセッションに陥る可能性が出てきたのかもしれません。だから ドイツは ギリシャ救済資金を出すところか 自分の国の景気回復を軌道に乗せるのが最優先である という内容です。

ここからは 私個人の意見ですが、PIGSに何かあった場合 それに対する救済策を支援するのは フランスだけという事になるのでしょうか?フランスは 単一通貨ユーロが存続するのであれば 如何なる代償も厭わないと思われますので 出たがり・サルコジ大統領は 他のユーロ加盟国の説得する側に廻るのでしょうか?

あと ここからは 英国への影響になりますが、現在 英国は ポンド安を武器(?)に 製造業=輸出を 景気回復の足がかりにしようとしています。英国の最大輸出国は 欧州大陸。その大陸の国々が リセッションに逆戻りしてしまうと 英国の輸出もオーダー減少 ⇒ 収益減 ⇒ 英国GDPマイナスか? という負の連鎖が心配されます。

3)英ガーディアン紙の記事
ここでは PIGS諸国を 「Club Med クラブ・メッド」と呼んでいます。メッドというのは Mediterranean (地中海)の略。私も こちらに住んでみるまで あまり馴染みがありませんでしたが、この「クラブ・メッド」というのは フランスに本社があるバカンス会社の名前。高級感たっぷりのバカンスを紹介するので有名です。

この記事では PIGS諸国 (アイルランドを除く) が 地理的に地中海沿岸であるので この言葉を使ったのだと思います。そして 本来のクラブ・メッドは 高級感漂うイメージですが、この記事では ユーロ圏の問題児(決して高級感漂う国々とは言い難い)を皮肉っていると 思われます。

・ギリシャ
財政赤字対GDP比 12.7%と発表、この数字は ユーロ加盟条件 3%の4倍以上 ⇒ 他のPIGS諸国へドミノ倒し的連鎖反応が心配されています。

自国通貨ドラクマを使用していた当時は 通貨切り下げという手段があったので どうにか生きながらえていたギリシャ。欧州圏でも1,2を争う低い生活水準だったギリシャが どうにか ユーロ加盟を果たし 国民は歓喜の声を上げていました。しかし ユーロ加盟以来 国民が他の欧州諸国並みの生活水準に近づこうと 借り入れによる消費癖を覚えてしまったようです。借金癖は 国民だけでなく 国家も同様、2004年アテネオリンピック開催の為 90億ユーロという莫大な金額を借金して以来 ギリシャ国家財政に綻びが見え始めました。ギリシャは組合の力が強いので 労働者によるストライキも後を引きません。先週 公務員24時間ストライキが行われました。この背景には ギリシャの公務員給与削減を政府は提案しましたが 同国の給与水準は 他のユーロ圏と比べ 未だに低めに設定されているので これ以上の賃金カットは 絶対に許せない!という姿勢を崩さずにスト突入。たぶん まだまだ こういう動きは続きそうです

・スペイン
失業率 19.5% と ユーロ圏平均の2倍以上の失業率を記録してしまいました。失業者数は 400万人に登り 100万以上の世帯主は失業中という最悪の状態です。スペインは 7四半期マイナス成長を遂げ リセッションからの脱出に失敗しています。

ザパテロ首相は 年金受給年齢(現在は スペイン平均で61歳)引き上げを計画していますが 既に それに反対している組合は 2月23日より 最長2週間という長期に渡り ストライキに突入する計画のようです。

・ポルトガル
現在 ユーロ圏で一番生活水準が低いとされているポルトガル、2010年度財政赤字対GDP比は 9.3%と予想され ユーロ加盟条件 3%の3倍以上となる予定。

政府は 公務員給与凍結計画を発表しましたが それに反対した5万人の公務員が 2月5日に首都リスボンで抗議デモを断行しました。

・イタリア
(大企業向けではなく)小さな小売店などの 少額借り入れを裏で操っているマフィア達は こういう人達への貸付金利を月10%以上と課している為 支払いが滞っている商店は 夜逃げ同然の状態みたいです。

2009年度公的債務残高対GDP比 115%となり この数字は 世界で3番目に大きなもの(米、日の次)

3月12日に大型ストライキが予定されているイタリア。

4)仏ソシエテ・ジェネラル ストラテジスト ユーロ崩壊論
先週金曜日に既にマーケットで 物凄い話題になっていたので 日本でも報道されていると思いますが 念の為に 書いておきます。同行著名ストラテジストであるアルバート・エドワーズ氏は 自分のストラテジー・レポートで 「ギリシャに対する金銭的支援は 単なる延命措置であり 最終的にユーロは崩壊するであろう」 と書いているそうです。もちろん 私は このレポート読んでいませんので 具体的な内容は 分かりかねます。

この記事の最初の方に書きましたが フランスは 何がどうなってもユーロ存続に命を懸けている国、その国の大手銀行であるソシエテ・ジェネラル銀行の著名ストラテジストが ユーロ崩壊を口にしたので 市場は驚きました。そして このエドワーズ氏は 欧州系銀行では 3本の指に入る有名ストラテジストであるから尚更です。

エドワーズ氏ノレポートの足元にも及ばない駄作ですが 私も 2年前 2008年に ユーロの将来という記事を書き そこで ユーロが形を変えて継続 という予想をしました。もし お時間がある方は 是非 ご一読頂けると幸いです

ユーロの将来

本日は米国祝日の為 為替取引は しません。たぶん ロンドン午後に一度 PCを付けると思いますが 本格的な活動は 火曜日からとします。

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[ 2010/02/15 19:57 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(9)

有料記事購読のSさんへ

お早ようございます。

お問い合わせの件ですが、こちらからのメイル 届きましたでしょうか?

一番最初のメイルは ロンドン時間2月7日午前11時54分18秒(日本時間ですと 9時間早いので 同日午後8時54分となります)に出させて頂いてます。その後 また 出しています。これらは 全て Londonfx20★aol.com (★を@に変更)から出ています。

そして 昨日 メイルフォームを通してのお問い合わせを受け取り そのお返事を ロンドン時間午後23時29分03秒(日本時間 2月14日午前8時29分)に 他のメルアドから ご連絡させて頂いてます。

念の為 つい2分まえくらいに 2月7日に出した長いメイルを 再度 送らせて頂いてます。

つまり Sさんのお手元には 2月14日に 2つのメイル (ひとつは 私個人のメルアド、もうひとつは Londonfx20@aol.com から) が 私から届いている計算になります。

もし これら全てが 届いておりませんようでしたら、必ず このブログのコメント欄に 「届いてません」と コメント頂けますか?その場合は 誰か 日本にいる友人に頼んで 私に代わって ご連絡させて頂きます。

他の購読者の方は 皆さん 問題なく 有料記事を読んでおられますので どうしてしまったのか 私にも よく分かりません。必ず ご連絡下さい。よろしくお願いします。

(今 ロンドン朝11時ちょっと前です。これから 家事、買い物をしますので PCは ロンドン夜まで 付けません。コメントは 必ず 本日の夜 確認しますので どうぞ よろしくお願いします)
[ 2010/02/14 19:57 ] 未分類 | TB(-) | CM(4)

総選挙 保守党と自民党連立の場合 その2

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[ 2010/02/13 03:51 ] 過去のパスワード必要記事 | TB(-) | CM(-)

ドル円とユロポン

もう 皆さん お休みになっている事でしょうから 超 短い記事です

ドル円 頭が重いですが、この理由のひとつは 来週火曜日に予定されている米国債償還とクーポン払いの為のドル売り観測です。金額としては クーポン払い 272億9,000万ドル、償還分 574億4,000万ドル。本来は2月15日なのですが 今年は 米休日に当たる為 16日になりました。

ユロポンですが 先ほど 0.8660台まで下落しました。昨日(木曜日) ロンドンFixing時間に 大量の買いが出るとの噂で ロングにしたようですが、噂とは正反対に 某英系銀行が推定20億ユーロ規模の売りを浴びせ 一気に下落しました。
この0.87台割れ、正確には 0.8695以下ですが (ユーロ/ポンドを)ポンド/ユーロに直すと 1.1500以上となり 英輸入企業にとっては 輸入手当てを出しやすいベレルと認識されています。よって この辺りは 一旦 買いが出てきて当然のレベルと言っても よいかもしれません。



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[ 2010/02/13 00:28 ] 売買取引 | TB(-) | CM(0)

米中関係

昨日(木曜日) 私達市場参加者全員が EUサミット/ギリシャ救済策の結果に 右往左往   していた時、アメリカ・ホワイトハウス報道官は 「オバマ大統領が18日にホワイトハウスでチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談する」と発表しました 。中国政府は両者の会談に反対  しており、報復措置を取る可能性も示唆してきた模様です  

そもそも 先月 米政府は台湾への武器売却用に 米ロッキード・マーチン社に発注済みとかいう話しを聞いた時から どうしたんだろう?と思っては いたものの それ以降 正直 その件は 忘れていました 。そして この週末から中国旧正月が始まる   にも関わらず オバマ/ダライラマ会談発表とは 皮肉なタイミングですね。

マーケットの噂ですが、米国の台湾への武器輸出、オバマ/ダライラマ会談と続き 怒りに燃えた中国、特に軍部は 中国政府に対し 報復措置のひとつとして 中国が保有する米国債の売却を指示したという噂が流れています 

これが原因で 昨日 米国債価格下落 、ドル下落、金買いが 発生したと指摘する向きもあります。

私などには事の真意を確かめる術がありませんが これに関するニュースは 相場を大きく動かす要因となる可能性ががある為 注視する必要あり でしょう。

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[ 2010/02/12 19:12 ] 政治 | TB(-) | CM(4)

EUサミットを終えて

EU大統領の総括記者会見 途中でバタバタして 全部 見れませんでしたが もうロンドン夕方5時なので 終わった事でしょう。

結果としては 「EUは ギリシャに対し モラル・サポートは するが 資金的援助は しない」 という内容。まぁ 行間を読めば 「とことん にっちもさっちも行かなくなったら EU協調体制を取り (ギリシャ個別救済という意味では なく) 欧州金融安定を最優先を目的として 救済が必要な国に対し援助をする。でも 今のところは 自力で頑張り給え!」という事でしょうか。とりあえず 来週月曜日に 再度 EU蔵相会議が開催されるようで その席で もう少し 内容を煮詰める という噂も出ているようですが こればかりは その時になってみないと 何とも言えません。

ロンドン昼前に 欧州筋として 「ギリシャ救済に関する合意 (Accord) が得られた」という発言が出ましたが 記者会見の席で 合意と呼ぶほどの詳細な内容は 伝えられておりません (私が見落としていない限り )。一歩前進したと受け止められる点は IMFがギリシャの赤字削減の進行状態を監視する役割を担い、欧州圏全体が 金融安定を最優先とした努力を行うと締めくくった点でしょうか。

噂によると ギリシャ自ら 「自力で頑張るから援助は 不要」 と申し出たという事になっています。その真偽のほどは 置いといて、ここで EUがギリシャ救済に資金的援助をしてしまうと それ以外のユーロ加盟国へも援助が必要になる危険性が出てきます。そうなった場合 資金援助を より多くする国 (ドイツ等) は 他国救済目的の増税断行 なんていう とんでもない事態  にならないとも限りません。そうなると 税金を払う国民は 「ギリシャの為に働いている訳じゃない。他の国の援助の為に税金払うくらいなら 今日は仕事ずる休みしよう」なんて 考える人達が出てきても不思議では ないですよね。特に イギリスでは そういう傾向が高いように思います 

あと 個人的には 今回は ギリシャに白羽の矢が当たっています  が 問題を抱えているのは ポルトガル、スペイン、アイルランド、そして 英国 みんな同じです。程度の差こそあれ ほとんど 棺おけに片足突っ込んだ状態でしょう  。もちろん 英国はユーロ加盟していませんが やはり 基本的に この財政問題が解決するまでは それぞれの通貨は 買いからは入りにくいですね。

本日のサミットが終了し ボール は また ギリシャのコートに入りました。市場は 「不透明さ」を嫌います。それが証拠に 本日は金融関連株が欧州全体的に大きく下落しました 。私達が 期待しすぎたのかもしれませんが 昨日と今日では ギリシャを取り巻く環境に対し 具体的には 何の変化もなかった事になります。市場参加者が冷静に戻った時  ユーロ、ポンドは 再度 売られると思います。今現在 ユーロもポンドも 一旦 戻しが入っていますが これは 短期的安心感以外の何物でもなく 戻りを売る姿勢を変える必要性は 全く感じていません (ドルに何か問題が起こらない限り)。

ギリシャとドイツ国債の格差は 朝方 一旦 縮小した筈ですが また 早ければ 明日くらいから 拡大するように思います。

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[ 2010/02/12 07:02 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

ギリシャ救済なんて やめてしまえ!(英国民の雄叫び)

あと10分くらいで EU大統領のサミット総括記者会見が始まる予定です。既にロンドン昼前に 「ギリシャ救済策合意」というニュースが流れました。しかし ユーロは そのニュース後 一瞬 上昇しましたが そこからは 下落の一途を辿っています

救済の詳しい内容が分からないので あまり感情的になるのも 大人げないですが、英国のオンライン新聞を詠みますと 各紙共に 「どうしてギリシャの為に英国民の税金が使われなければならないの?」という素朴な疑問が書かれています。

もちろん EU加盟国である限り 比率に応じた出費は避けられない事くらい みんな知っています。これが IMFからの救済となると これまた 加盟国である英国は出費が避けられません。それも 知っています。

しかし ユーロ使用していないEU加盟国にしてみると 「ユーロを使わない」選択をした事が どこにも 反映されません。私には EU法で そこのところが どうなっているのか 分かりませんが なんとなく 腑に落ちない気分で一杯ですし オンラインの新聞に寄せられる読者のコメントでも この点に触れているものが多いようです。

EUでの集まり(サミット、非蔵相会議など)で ’ユーロという通貨に関する話し合い’ になると ユーロ使用していない英国やデンマーク、スェーデン等は その席から強制的に締め出される と 聞いた事があります。「貴方の国は ユーロを使用していないのだから 聞く権利は ありません」という事でしょう。

もし これが事実であれば どうして 救済でお金が必要な時だけ ユーロ通貨使用していない国の参加が認められるのでしょうか?もちろん EU加盟国である限り 痛みを分かち合う、それが EUの基本である事は 分かっているつもりです。

今回 ギリシャでは なく、ユーロ使用していないEU加盟国、英国、デンマーク、スェーデン、の救済が必要となった場合 果たして EUは こうしてサミットを開いて 「ユーロを使用していないけれど EU加盟国である以上 痛みは全員で分かち合おう。だから EUの救済資金を当てにしてくれ!」 と 言ってくれるのでしょうかね......

とりあえず 救済案が どういう内容になるのか わかりませんが、私達英国民の財布から ギリシャ救済がされると決定的になった場合は (ブラウン首相の責任では ありませんが)労働党は 打撃を受けると思います。もちろん 保守党や自民党の手に負える問題では ないのですが、国民は 自分達の怒りの持って行き場がありません。

既に 英国の銀行救済の為に 私達国民が支払った税金が使われています。今度は ギリシャの銀行/政府の救済に またもや 私達の税金が使われます。これは 大きな問題になりそうな気がしてなりません。英国民は 英国のEU離脱を望む そんな総選挙に発展しないとも限りません。

どうか 取り越し苦労であるように...

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[ 2010/02/12 00:28 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(2)

EUサミット開催

お早ようございます。雪  が降ってはやみ 降ってはやみを繰り返しているロンドンです。英国東部では 10センチ程度の積雪らしいですが うちの近所は 道路の雪が残っている程度で済みました。

*イラン
本日 イランでは革命記念日の式典  が行われている模様です。これに先駆けてなのかどうかは 判りませんが、イラン政府は 数日前から 英BBC、米CNNの閲覧停止を しています。それに加えて 昨日からは 米グーグルのメイルや ツイッターの使用も停止した模様。これを受けて 米国では 何か大きな「事件」(もちろん核関連)を計画しているのではないか?という憶測もあり それが 米株式指数の下落を招いたという見方をしているオッサンも いるようです。
本日の革命記念式典に対する反政府勢力によるデモが多数計画されているようで なんだか 落ち着きませんね 
イランの核施設で 濃縮度20%のウラン精算作業が継続しているようですが、大統領は 「最高80%まで濃縮可能な技術を イランは保有している」 と暴言を吐いている模様

蛇足になりますが イランと言えば 絶対に忘れられない出来事があります。まず 2008年に 原油取引通貨をドルからユーロへシフトしました。その後 たしか 昨年9月だか10月だったと思いますが イランの大統領が 自国の外国準備金を ドル⇒ユーロにシフトするよう 命令を下しました。これを受けて 同国の外準比率は ユーロ>ドル と なった筈です。笑ってしまう 事に この当時のユーロ/ドルは 1.4650-4750という最高値付近 だったので かなり ロスってる筈です。まぁ 外準であり 単なる為替取引では ないので 「大きなロス」と呼ぶのは 間違っているのは 十分に承知していますが それにしても ざまぁみろ  かもしれませんね

*EUサミット
本日 EUサミットが開催されています。要人発言は 五月雨式に出てくると予想されますが EU大統領の総括記者会見は 15時35分GMTに予定されています。

このサミットに先駆け 昨日の英議会に於ける首相への質疑応答で ある議員から「英国は自国の財政赤字削減を優先するべきである。EUは 現在 200億ユーロ規模のギリシャ救済資金設定を話し合っていると噂されているが 英国がその救済資金の一部を出す必要があるのか?」という質問が出ました。正直 このオジサンの言っている事は非常に理にかなっているように聞こえますが 誠に理にかなっていない内容なんです。英国は EU予算全体の約2割を出しています。もし この比率が ギリシャ救済資金の割合となる場合 英国は (単純計算)40億ユーロも 出さなければ ならんのだよ! という雄叫びが聞こえてきそう。
ブラウン首相は議会終了後 ダウンニング・ストリートより 「ギリシャ問題は 基本的にユーロ使用国間で起こった事件である。英国としては ギリシャ救済は IMFを通してのみ 実施する」と 声明を出しました。しかし 本日 EUサミット参加の為 ブリュッセル入り  したブラウン首相は 早速 他のEU首脳に 叩きのめされているようです 。どういう結果になるのか 興味がありますが、果たして 救済策でお金をポンと出して それで 解決するんでしょうか?EU首脳としては ギリシャ問題が 他のPIGS諸国へ飛び火するのを恐れている  のは 理解出来ますが 個人的には こういう救済策は モラル・ハザートに感じてなりません 

ユーロのポジションをお持ちの方は EUサミット参加要人による度重なる発言、憶測に ご注意下さい

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[ 2010/02/11 18:38 ] ユーロ危機 | TB(-) | CM(4)

英中銀四半期インフレーション・レポートまで あと15分

本日ロンドン時間午前10時30分に 英中銀四半期インフレーション・レポートが発表されます。今年最初のインフレ・レポートですね

前回のレポートは 昨年11月に発表されましたが 今回のレポートは GDP予想の下方修正が実施されると予想されます

CPI予想
11月のレポートでは 政策金利0.5%を継続したと仮定して 2011年第3四半期CPI +1.99%、第4四半期CPI +2.35%を予想していました。今回は 2012年第1四半期の予想が出ます。大方の予想は +2.15%近辺

先月 キング総裁は 「英CPIは しばらくの間 3%か それを上廻るレベルで推移するであろう」 と発言しています。理由としては 原油価格や 間接税の上昇、ポンド価値の下落を理由として挙げていました。原油価格は それ以降 上昇していません。間接税としては VATが 15%から17.5%へ上がりました。

ポンドの価値ですが、英中銀は インフレ・レポートでは 発表前日までの15日間のポンド実効レート平均値を 「ポンド価値」として使用しています。今回は 15日間平均実効レートは 81.20、11月レポート時の15日間平均実効レートは 80.20 となり 今回は 前回に比べ 1.2% ポンド価値は上がっている計算となりました。

今回の2月のインフレ・レポートでは 政策金利0.5%を継続したと仮定して 2011年第1四半期CPI +1.10%、第4四半期CPI +1.70%くらいのレベルに変更されると予想されています。加えて 今回は 2012年第1四半期の予想が出ます。大方の予想は +2.15%近辺

政策金利
現在 政策金利は 0.5%とずっと据え置かれていますが、先物市場で織り込まれている将来の政策金利水準としては 2010年第3四半期 +1.1%、第4四半期 +1.6%、2011年第4四半期 +3.2% となっています。

GDP予想
11月のレポートでは 2010年第4四半期予想 平均値 +2.74%、最高値 +3.74% という予想を出していましたが、今回のレポートでは 下方修正は避けられないとの見方が一般的です。たぶん 2010年第4四半期予想 最高値を 前回の+3.74%⇒+3.20%か それ以下へ下げてくると予想されています。


インフレーション・レポートの発表と同時に キング総裁の記者会見が行われます。その席で 予想以上にCPI上昇に対する懸念を口にした場合 政策金利変更(利上げ)時期の前倒しという意味になり ポンドの上昇につながる可能性が出てきます。物価の安定が 英中銀の使命ですから この点には 注意して下さい。

それとは反対に 最近のCPI上昇は VAT上げの影響を受けた一時的なものであり 2010年第3/4四半期には CPIターゲット 2.00%以下に落ち着く という見解を通すのであれば 利上げ先延ばしという意味となり ポンド下落要因となり得ます。

たぶん あり得ないと思いますが 総選挙を控え ブラウン首相やダーリング財務相が キング総裁にプレッシャーを与え 本日の記者会見の席で英景気先行き見通し 問題なし! みたいなイケイケ発言をさせた場合 市場はアホでは ありませんので そんな下手な芝居は見抜いてしまうと思います。まぁ キング総裁は あまり ダーリング財務相と 仲良しではないみたいなので そんな事は やらないと思いますが....

最後になりますが キング総裁は この記者会見を利用して 再度 赤字削減に向けた緊縮財政の必要性を問うと思います。

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[ 2010/02/10 19:15 ] 英中央銀行 | TB(-) | CM(4)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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