1)英国リセッション脱出なるか?英国で一番信頼性のある経済シンクタンク: 英国立経済社会研究所 (NIESR the National Institute of Economic and Social Research) が 本日 2009年GDP予想を発表しました。
予想は 第4四半期+0.3%、2009年 GDP -4.8%
年率では 1921年来の悪さ、四半期ベースでは 6四半期連続のマイナス成長が ようやく プラス転する

という予想。
英統計局は 1月26日に GDP速報値を発表する予定です。
NIESRの予想値 と 統計局の速報値 との誤差は
過去平均 0.1~0.3%らしいので なにが どうなっても 第4四半期がマイナスになるのは避けられそうですね。つまり 英国は 先進諸国中 一番最後にリセッションから脱出です

リセッション脱出の可能性を強く裏づけするものとして 今週初 英国小売連盟は 2009年12月売上高は 8年来の高さ

を記録した と発表しています。これは 1月より上がるVATを嫌気した駆け込み

需要の影響もありますが それだけではなく 総じて 昨年のクリスマス商戦は リセッション入り以来 最高の売り上げを記録している模様
しかし 2010年の英国に明るい未来はあるのか

というと そうでも ないらしいです
NIESRによると 2010年英国に於ける景気回復のペースは非常に弱いものに留まる。個人消費、不動産投資、企業投資は 2010年も引き続き 低下傾向継続となるが 2009年よりは若干高めで移行すると予想。
雇用市場が本格的に回復し それに加え 不動産価格が リセッション以前のレベルに戻るまでは 各世帯は 住宅/カードローンの残高を減らす事を最優先にし それ以外の余分なキャッシュは預金に廻すと考えられる。その為 2010年個人消費は 前年比 -1.1%を予想。預金率は 2008年 +1.7%から 2009年には +6.1%まで上昇。2010年は +8.9%と 更なる上昇を期待。
最後になりますが 私 どこかで読んだ記事なんですが リンクを保存しておかなかった

ので 今 思い出せる限り 思い出している最中です。
たしか 英中銀インフレーション・レポート上で予想されているGDP年率比を達成する為には 2009年第4四半期GDPは +0.6%(q/q)以上でない限り 量的緩和策が2月に終了される保証は どこにも ない とかいう内容だったと記憶しています。こんなうろ覚えの内容を記事にするのは気が引けた

のですが 最近 やけに 「英国 今年 意外と頑張れるんじゃないの?」というような景気見通しや金利先高予想を やたらに目にするので 一応 書いてみました。
2)トリシェ総裁記者会見私はトリシェ総裁やキング総裁の記者会見や証言は ブルーンバーグTVのリンクを使って PC上で見聞きします。今日も いつも通り ブルーンバーグTVを画面に出し トリシェさんが話し始めたので 全神経を集中しようとした途端 ブルーンバーグTVは 中継を中止し 株価指数のチャートを15分くらい流しっぱなし

。途中で腹を立てた私

は 記者会見聞かなかった。だから オジサンの 「ギリシャに関する発言」は 直接 自分の耳

で聞いていません。
Googleで調べたところ いろいろな事が分かりました
・特別扱いしませんよ!どのユーロ加盟国も ECBから特別扱い、措置を考慮してもらえると期待する事は 間違っている

。私達には 決められた規則というものがあり それは 全加盟国が守る規則である。
たぶん これって 罰金制度に関しての発言じゃ ないのかな?と思うんですが 違うかな?
以前 このブログでも説明しましたが EUに於ける財政赤字に対する罰金制度は
「GDP比 0.5%を上限、公的債務残高に対する罰金は GDP比 2% に値する金額を EUに預託。その2年後になっても 赤字が解消されていなければ、罰金は没収されます。罰金制度を 特定国に課すかの判断は 加盟国全体の 3分の2の賛成票を持って 最終決定となる」 というもの
詳しくは
このブログ記事をお読み下さい
・ギリシャ ユーロ離脱の可能性は?そんな滅茶苦茶で馬鹿らしい仮説に 答える必要は ない
・ギリシャがユーロ圏経済に及ぼす影響は?ギリシャGDPは ユーロ圏全体の 2.5~3%に満たない。ギリシャの財政赤字幅は たぶん ユーロ圏全体の6.5~7%に匹敵するくらいのマグニチュードがあるかもしれない
3)メルケル首相ギリシャが直面している財政赤字問題は 相当 深刻な状況であると理解している。ユーロ圏は ひとつの共通通貨を使用しているが 各国の財政政策に他国が口を挟むことは出来ないし したくない。例えば ドイツが ギリシャに対し 「年金改革をもう少し 徹底して進めたら どうか?」と言ったとしても ギリシャは聞く耳を持たないだろうし、同じような事を 我が国が他国から指摘されたら 同じような行動に出るであろう。
しかし 一部の加盟国の赤字問題は 我々の共通通貨へ影響を与える事は避けられない。それ故 ユーロは 今後 厳しい環境におかれる事を覚悟しなければならない と自覚している
という内容の事を ドイツのなんとかいう新聞にコメントしたようです
4)ポンド欧州時間早くは アジア中銀が 1.6300-10で しつこく売っていたのですが 米小売売上高の数字が酷かったので 一気に上抜け。
5)ユーロ/SEK オプション明日 10.1000ストライク 結構 大きいのがあるようで これもユーロ売りの要因
6)ギリシャ財政再建3年計画を明日 欧州委員会に提出
現在 ギリシャとドイツ5年債 イールドスプレッドは 過去最高の 340ポイントまで拡大。
最近 騒がれているポルトガルは 124ポイント
ギリシャより悪いのは ラトビア 510ポイント
10年債のスプレッドは 270ポイントくらいです
7)カナダ助けて~~!

久し振りに ちょっとだけ長めのポジションを取ろうと思って チャートを見ていたら カナダ売り/ドル買いが よさげに見えた

ので 今日のド高値付近で ポジション取りました

。しかし ものの15分もしないうちに ズルズル下げ 大アゲインスト大会 を一人でやっています

。困ったチャン


カナダ買いの背景は 1.03020がなかなか上抜けしないので リアル・マネーが カナダドル大量に買ったみたい

超短期の取引なら 1.02Highで とっくにポジション閉じたけど これは ちょっとだけ 引っ張ってみるつもり。でも 1.0195が綺麗に下抜けしたら 諦める

アァ~~~ァ 今年最初の やられポジになるのでしょう 情けない
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こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!