お早ようございます。雪が凍り うちの近所の道路は完全にアイススケートリンク状態。先週木曜日を最後に 車のない生活をして痛感しましたが 非常に不便。一番辛いのは ジムに行けない事
本日月曜日が お手伝いしている算数教室 今年最後のクラス。少し早めに家を出て バスで行ってきます!
私はもう先週金曜日から 何も取引していません。来年1月から 再開です。ブログ記事は 更新しますが 毎日出来るかは お約束出来ません。クリスマスが済み次第 来年のポンド予想的な記事を書こうと思っています。
昨日 タイムス紙日曜版を読んでいたら おもしろい記事があったのでご紹介します。ロイター社が200名以上のストラテジストを対象に行ったアンケートの結果です。先ほど この記事のもとになったロイターの記事も読んだのですが タイムス紙の記事の方が ちょっとだけ 大袈裟?に書かれているのを発見しました
*世界の株式指数見通し具体的な数字は明記されていませんが ストラテジストの大多数が 来年も 株価上昇を予想しているそうです。しかし 主要国の株価は 既に天井圏に差し掛かりはじめているのに対し 新興国市場の株価(香港ハンセン、ロシアRTS等)は まだまだ 上昇余地を残しているようです。
中央銀行は現在 出口戦略を実施しはじめたばかりですので 量的緩和策が完全に終了する時期がいつであるかは 誰にも予想出来ませんが 終了時期=株価下落開始時期 という見方は 共通しているようです。つまり 来年の株価上昇予想は 世界の株価サイクルが ブル転したという見方ではなく、市場に供給された多大なLiquidityが株に流れているだけなので 一旦 それが引いてしまうと 株価が上昇する根拠は見当たらない という考えに基づいたもの。

このグラフを見て 腰を抜かしたのですが ロシア株 来年更に22%上昇予想です!
私の記憶では 年初から現在まで 株価は 2倍以上になっている筈です。それが更に 22%も上がるのかい?
今 調べました。
ルーブル建て 2009年オープン値 4,143 本日 9,652
ドル建て 2009年オープン値 626.85 本日 1,410.22
やはり 2倍以上になってます (私 年金の一部をロシア株で運用しているのですが 2008年の株価暴落時に ルーブル建てですと 高値 13,300台から 一気に 3,000台まで下落。今年に入って 大雑把に言えば 61.8%戻し達成と言ったところなので まだまだ 油断は禁物です)
*2010年 英FTSE100株価予想これは (ロイター記事には なく)タイムス紙だけに載っているものですが UBSが一番強気で ここから20%上昇、次が 米シティ銀行 16%上昇、米モルガンスタンレーだけが マイナス4%予想
来年終値予想は 一番高い 6,250 から 一番低い 3,300となっています。
上昇率平均は 約6~10%となっていますので 現在の株価(5,200台)から計算すると 来年高値は 5,800台となりそうです
一番強気のUBSの見解としては 「世界的景気サイクルは 上向きに転じた。企業収益のサイクルも最悪期を脱した。しかし 英国の現状を踏まえると 政策金利は かなり低めに押さえられるであろうから 株価上昇には追い風となる。」 しかし 付け足しもあるんですよ 「だからと言って どの株を買っても儲かるという簡単な相場では ない。現在 過小評価されている薬品株、歴史的に割安感があるブルーチップ企業の株も魅力的である」
ベアの根拠は 「英国の株価は今年 量的緩和策によって支えられただけである。来年 景気刺激策は継続されないという想定でいけば 政策金利が一旦 上がるという見方に変わった時点で 株価は(2009年に上昇した分の)修正を余儀なくされるに違いない。その結果 来年末の株価予想を 4,700(現在 5,200台)とする」 と しています。
どこかのブローカーのコメントとして 「2009年の株価は ターボエンジンで走る車のようだった。世界主要国がこぞって発表した景気刺激策、それに加えて 荒れ狂った津波のような資金供給(量的緩和策)。これらの刺激策に中毒となった市場参加者達は (麻薬中毒者のように) 薬が切れたから もっとくれ と言う禁断症状を示すだろう。もしくは 今年(2010年)も 美味しい暖かい食事が目の前に置かれると期待した市場参加者が実際に口に出来るのは 冷え切った七面鳥だけになるかもしれない」と警告を鳴らしています
*GDP米国の景気回復は 欧州よりも ずっと強いものとなる というのが一般の見方のようです。
どのストラテジストも 2010年の世界的な景気回復は 商品市場の価格上昇を支えるので オーストラリア株式指数は好感度高いッス
ここからは タイムス紙にだけ書いてある予想なので 実際に ロイター社が行ったアンケート結果の一部であるのか タイムス紙が独自に行ったものなのかは 何度 記事を読んでも不明です
バフェット氏も ボルトン氏(フィデリティーの有名なファンド・マネージャー)も マーケット参加者のやる事と正反対のポジションを持って 偉大な収益を挙げて来ました。そこで 2010年の大穴取引として
1)ドル買い2009年3月から売られに売られ続けたドル。もちろん 基軸通貨としてのドルの地位を問う傾向は 2010年も変わりないであろうが 世界中がドルに対して否定的である現在 一番のサプライズは ここからのドル買いである。米金利が実際に上がるまでには時間がかかるであろうが 米国は 欧州や英国よりも早い時期にリセッションから抜け出せるという見方が徐々に広まりつつある事を考えると 米金利上昇時期は これらの国よりも早めになると考えるのが妥当。これが ドル買い安心感を与える可能性となり得る
2)ポンド買いこれは ドル買いほど 信仰者は いません。ただ ドル買いになるのであれば 2009年に叩き売りされたポンドも 買い戻しが入っても いいんじゃないの?というもの
3)金売り2009年は ドル売り、金買いが 一世風靡しました。2010年は その逆が お洒落という相場感。もし ドル上昇が 予想以上に堅調となった場合 当然 金に入った資金の一部は 出て行きます。一部の金投資家は 現在の金価格(1,110ドル台)から 870ドルまでの調整を予想。
くどいですが ドル買いが本格化して はじめて 金売りという動きが出てくるという予想です(その逆では ありませんので お気をつけて)
4)新興市場国ファンド売り2009年の間 投機筋の資金が相当 新興市場国ファンドに流れました。特に 中国の今後の動きに注目し もし (中国の景気回復が市場予想よりも低いのであれば) 新興市場国ファンドからの資金流出があるだろう という程度です。それ以上は あまり詳しく根拠が書かれていません
5)日本関連ファンド買いJPMやフィデリティーが運用している日本関連のファンドは この10年間で 75~82%下落しました。これら以外の日本株組み入れファンドは 相当 割安感が出てきていると見るファンド・マネージャーがいるという事でしょうか
個別株としては モルガン・スタンレーは 東日本鉄道、ソニーをあげています。
いずれにしても 2010年も 株、為替ともに ボラティリティーがある絶好の取引環境にある という事でしょうか
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