先週水曜日(9日)にダーリング財務相より発表された英国予算編成方針後 一斉に行われた世論調査。この週末の各紙は その結果を報道しましたので それをまず ご紹介します
タイムス紙日曜版2,044人を対象に 12月10、11日に実施
労働党支持 31% (前回比 +4)
保守党支持 40% (前回比 ±0)
保守党リード 9%
インディペンデント紙日曜版1,001人を対象に 12月9、10日に実施
労働党支持 24% (前回比 -3)
保守党支持 41% (前回比 +4)
保守党リード 17%
メイル紙日曜版2,036人を対象に 12月10、11日に実施
具体的な労働党、保守党の支持率は書かれていませんが 保守党リード 11%
(過去2ヶ月間に行われた世論調査では 保守党リードが 14%、15%だったので 予算編成方針後の調査では 保守党リード差が縮まった事になる)
先週の予算編成方針発表後 俄かに 前倒し総選挙説が高まってきました。大方の世論調査に於ける「労働党と保守党の差(保守党リード)」が縮まって来たのが 最大の理由。もし 前倒し総選挙が実現された場合 最有力選挙日は 先日 このブログでも紹介した
2010年3月25日。もし 空振りに終わった場合は
2010年5月6日が 現在のところ 最有力候補日となっています。(2010年6月3日までに 総選挙は実施されなければ なりません)
しかしねぇ~~~ 英国に住んでると 「前倒し総選挙」という掛け声に素直に反応できないんですよねぇ。2007年夏 「サブプライム問題」という言葉をアメリカ経由で初めて耳にした直後 ブラウン首相は 解散総選挙に打って出るのではないか?というニュースが 連日 TV,各紙を賑わしていました。しかし 党大会などの日程をこなしているうちに ノーザンロック問題が持ち上がってしまい もう 総選挙どころではなくなったという 暗い過去があります。この当時の話は このブログでも取り上げておりますので お読み下さい。リンクは
これ と
これ です。
今回 労働党が敢えて2010年5月を待たずに 3月に前倒し総選挙をする根拠は 先ほど 申し上げた「保守党リードの縮小」だけでなく 選挙準備期間を短くする、それに加え 選挙資金を集める時期を短縮する事により それらが保守党に不利に働くようにする という 非常に政治的なセコイ(でも 非常に大事な事ですが...)事が理由として挙げられているようです。
この週末 保守党カメロン党首に対するTVインタビューでは カメロンさんは 「前倒し総選挙 歓迎」という内容の話しをしていました。
これとは 別に、保守党は 英財務省幹部と共に 政権獲得後に実施する思い切った歳出削減策を 連日残業して 練っているようです。これは 英国の格付けトリプルAを維持を念頭に置いた行動。
本日朝方 ポンドが 100ポイントほど 上昇した背景に この<歳出削減に前向き>なニュースを好感したという事実を挙げている報道がありますが、たぶん 今朝のポンド高は ドバイ/アブダビ関連ニュースを好感した事に加え ずっと このブログでも記事にしているCadburyが Kraft社の買収提案をそっちのけにして 米Hersheyと個別交渉に突入した という噂を受けてかと思います
それでは これから 算数教室へ行ってきます。今日は全然 取引しませんでした。火曜日から 頑張ります。
今日は ドル円 88.25/30が固ければ ドル円 買いたいな と思っていますが ずっと外出するので 何もやらずに おきます
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