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トリシェ

トリシェ総裁記者会見の質疑応答で たった今 記者の中から

Q: メルセデス ベンツが Cシリーズの生産拠点を ドイツからアメリカ(アラバマ州)へ移転した事はご存知だと思います。こういう決断を下すきっかけとなったユーロ高について どういうお考えをお持ちですか?

トリシェさんの答え:
強いドルを支持する。私の友達であるバーナンキ総裁も 全く同じ考えだ


私の声 (誰も聞いてませんが....):
あのさ、この記者は ユーロ高に関して質問してるんであって ドル政策ではないんですが....


また 追記します

FT記者からのQ:ギリシャのでフォルトに関しての 総裁の見解をお願いします

総裁:私は ギリシャの新政権による財政政策の舵取り能力を 心から信頼しています

Q: ドバイに関する総裁の意見は いかがなものでしょうか?

総裁: 現在までのインパクトは 穏やかなものになっている。ドバイに対する警戒心を持ちつつも 現在は静観している。

「ドバイの次は どこか?」という質問に対しては 総裁は コメントしていません。

*金利関連決定事項

現在のECB政策金利 1%据え置き決定、この金利水準は適切なものである
12ヶ月物LTRO (資金供給オペ)は12月16日の第3日目が最後となることを確認する。
最後の12ヶ月物LTROは 今までのような1%固定金利では なく、参加者のビッド金利の平均値 (the average minimum bid rate of the MROs )を採用
6ヶ月物の資金供給オペは 来年3月31日をもって終了
政策金利決定は 全会一致
12ヶ月物LTRO金利は コンセンサス

最後となる12ヶ月物LTROに関してですが ブルーンバーグ社が行ったエコノミストへのアンケートでは 19名中 18名が 1%固定金利を予想していました


GDPとインフレ率に関して
2009年GDP成長率見通しは -3.9%~-4.1%レンジ (9月時点 -3.8 ~ -4.4%レンジ)
2010年GDP成長率見通しは +1.1%~+1.5%レンジ (9月時点 -0.5% ~ +0.9%レンジ)
2011年GDP成長率見通しは +1.2%~+2.2%レンジ 


2010年インフレ率見通しは +0.9%~+1.7%レンジ (9月時点+0.8%~+1.6%レンジ)
2011年インフレ率見通しは +0.8%~+2.0%レンジ


*ユーロ
As regards the euro, you know to which extent we consider that in particular as regards the relationship with the US dollar, we have a very important stake in the US dollar to be strong. It is clear that it has been the position of the US authorities, and I am speaking of course of the Secretary of the Treasury, Tim Geithner, as well as the Chairman of the Fed, Ben Bernanke. I have already said, but I repeat it, that I have noted with the utmost interest what the Chairman, my friend, Ben Bernanke, said in the economic club in New York a few days ago. Namely, we are attentive to the implication of changes in the value of the dollar and I am quoting him and I consider that this speech was an important one. I think this clearly gives you the way I am looking presently at this issue of the relationship between the euro and the dollar."


トリシェさんの会見を聞いていて 私はつくづく 欧州大陸の事を 知らないんだな と痛感しました。出口戦略=即刻の政策金利上げ では ないことは 理解しています。しかし 12ヶ月物LTRO の 1%固定金利を外し フロート制にしたからには その金利が 12ヵ月後(2010年12月中旬)の金利水準を示唆する事になるのも 事実です。私は 金利マーケットで働いた経験がありませんので 詳しい事は わかりませんが、スウェーデンで 今回の12ヶ月LTROと ほぼ同じ内容のオペがあるそうですが、その金利水準は 政策金利 プラス 30bps上乗せとなっているそうです。もし そうであれば 12月16日の12ヶ月物LTRO金利は 1.30%前後となり それがそのまま 来年12月時点のECB政策金利水準として織り込まれる事になるのでしょう。現在の 1%と 1年後の1.30%と そんな変わりはないと言われればそれまでですが どうしても しっくり行きません。

私の記憶が正しければ 欧州大陸の銀行は ルーマニア、ハンガリー、ラトビアをはじめとするバルト3国、ポーランド、トルコ、ロシア等に10兆ドル相当の融資がある筈ですし それらの融資の一部というより大部分は 2010年中に 返済期限を迎える筈です。これらの融資返済の見通しが全部たったので もう1年物の資金を供給する必要がなくなったのでしょうか?だから 今回の12ヶ月物が最後となり 金利も固定からフロートへと変更したのでしょうか?

欧州系銀行が大丈夫なのであれば ユーロ加盟国内のPIGS各国は どうなのでしょうか?これらの国は 自国の赤字処理の見通しが立ったのかしら?このブログで何度も繰り返し伝えていますので もう聞き飽きたと言われるかもしれませんが、ユーロ加盟国の問題点は 金融政策はECB、財政政策は各国の政府 という非常に難しい舵取りを迫られています。つまり 両者(ECB と 各国政府)間での 個別な駆け引きが出来ない為 どうしても 弱い者達(PIGS)は 強い者達の金利水準を押し付けられたまま 自国の政府に「財政政策の舵取りだけを頼りに」赤字対策を練らなければなりません。
うまく言葉に表せませんが なんだか しっくり来ない記者会見、トリシェ総裁発言となっています。まだ 自分の中で 消化できていません


皆さんのご協力 お願い出来ますか?
一日に 一体 どのくらいの方が このブログを訪問し 記事を読んで下さっているのか 知りたくなりました。(延べ数ですと 大体 1週間で 10,000人弱)

どの方法がよいのか考えた結果 この記事 右下にある <拍手>の数で把握しようと思いつきました

そこで 皆さんにお願いです。

12月4日(金曜日) この記事を読まれた方は お手数ですが 拍手ボタンをクリックして頂けますでしょうか?記事内容が よいからこそ 頂ける拍手ですが、今回だけは 大目に見て下さい (笑)

たしか 拍手は 一回 クリックすると 2回目からは カウントされない筈ですので 正確な数字が分かります。

金曜日に 私が新しい記事を書いたとしても そちらではなく この記事に1回だけ 拍手を下さい
ご協力 よろしくお願い致します


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[ 2009/12/03 23:01 ] ECB 欧州中銀 | TB(0) | CM(0)

ゴールドマン・サックス 2010年推奨トレード

ゴールドマン・サックス ロンドンの 超有名なチーフ・エコノミストである ジム・オニール氏が 「私が勧める2010年推奨取引は これ!」という内容のレポートを出したそうです。もちろん 私が そのような貴重なレポートを実際に手にする事は不可能ですが 英テレグラフ紙が 内容の一部を載せています

世界的に有名なエコノミストさんの意見ですから 素直に聞くのが一番なのでしょうが、ポンドに関しては 全く 反対の意見を持っている私としては 抵抗感がありますね....

1)ロシア株式 買い
私はロシア株 というか ロシア全体の政治、経済状況に関して 全く勉強不足で これと言った<見解>を持ち合わせておりませんが、自分の年金の一部を ロシア株で運用しているので 個人的には上がって欲しい.....ミッフィもどき

2)ポンド買い/NZD売り
オニール氏によると ニュージーランド中銀による利上げは 市場が予想しているよりも ゆっくりとしたペースで進むのに対し、英国の利上げ幅は 予想より大きく 現在~2011年後半までに 300ポイント(3%)の利上げが行われるという相場感に基づいたもの

同時に オニール氏は 2010年の英国は G5国の中で アメリカに次ぎ 2番目に好調な経済成長を遂げると予想しています。そして 2011年には G5国中 一番成長率が高くなるという予想も しています。

天下のオニール氏に盾突きたくないのですが、私は 2010年は ポンド買いの年には ならんだろう....と 思っています。これに関しては 年末近くになったら ポンドに関して記事を書こうかな と思ってますので その時に また....

たぶん オニール氏は 歴史的に低いレベルにあるポンド/NZDに目を付けたのかもしれませんね

3)トルコ クレジット売り
こういう取引をした事がないので とばします

4)5年物CDS スペイン売り/アイルランド買い
私 CDS取引した事がないので 売買方向がこれで正しいのか よく分かりません。しかし テレグラフ紙の記事を読む限り 不動産バブルが弾けたスペイン と アイルランド、オニール氏自身は アイルランドの財政再建が スペインよりも 早く行われると予想。

5)ポーランド・ズロチ買い/円売り
オニール氏は 日本円を Dog Food (ドッグ・フード 犬の餌)と呼んでいるのですが、この表現が 何を意味しているのか 分かりません。少なくとも 英国に住んでいて 日常生活で この言葉をスラングとして使用した経験がありません。これから英国人に聞いてみます

最後になりますが これが ゴールドマンによる 主要国のGDP予想ッス
GS 2010

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[ 2009/12/03 17:27 ] 売買取引 | TB(0) | CM(12)

ECB金融政策理事会に先駆けて

マーケットから 3日間 離れていただけで こんなにリハビリが必要になるとは思っていませんでした。
このブログでは 先日に続き ドバイ やばい その3 の記事を書こうと思っておりましたが、今のところ UAE中銀による緊急流動性供給措置などにより 一時的にせよ 沈静化しています

とりあえず 私個人的には 今週の目玉として 木曜日の ECB金融政策理事会、そして 金曜日の 米NFP を考えていました。その中でも ECB理事会と その後に行われるトリシェ総裁の記者会見は 絶対に見逃せないイベントとして とらえています。ですので 本日の記事は ECB理事会に関して 書く事にしました。

木曜日ECB金融政策理事会の見所は 2点

1) 政策金利 現行の 1.0%に据え置き、金融緩和からの出口戦略の輪郭を示す見通し

2) 2010年の経済成長に関するスタッフ予想発表


まず 1)出口戦略の輪郭 に関して 書きます

先週 独連銀ウェーバー総裁が 「ECBと政府による景気支援は 既に限界点に達した。これ以上 出口戦略を無期限に延期することは出来ない」 との認識を示しました。その発言と前後し ビーニ・スマギECB専務理事は 「ECBが危機対策の一部を解除した場合、金融市場は それを 利上げの下準備と みなすべきではない」 とも述べています。同時に 「出口政策は段階的に行われ、中銀が実施した非標準的措置 と 金利水準 という 2つの側面を伴う」  「出口政策が遅れるほど利上げを開始した際に調整が大きくなる。出口政策を先延ばしすれば 痛みも先延ばしできるが、最終的に 痛みが大きくなる」 と指摘しています。

簡単に言ってしまえば 中央銀行が 市場の過剰反応を恐れる為に その時に最も必要とされる決定事項を遅らせるような判断をとってはならない という事でしょうか

そして 一番最近では ドバイ・ショックが表面化する数日前に トリシェ総裁が 「非標準的措置の解除は 段階的かつ時宜を得たものとなるが、これについては 次回12月の理事会で検討することになろう」 と 語りました。

それでは ここで言う「非標準的措置解除」とは 具体的に 何を示しているのでしょうか?私は ずっと為替畑で働いてきたので 金利方面のニュースには 非常に疎いんです.... とりあえず いろいろ調べてみましたが たぶん これに違いないと思うものをご紹介します。

それは 12月16日に実施される 12ヶ月物LTRO (Long Term Refinancing Operations 資金供給オペ)の金利 です。

ユーロ圏に於けるLTRO (資金供給オペ) は 原則的に 期間:3ヶ月として実施されていた補助的な資金供給手段でした。しかし リーマン・ショック以降 オペ期間が多様化され 今年の春以降 1%固定金利の12ヶ月物が 導入されました。一番最初に12ヶ月物LTROが実施された今年の6月、その時の供給額は 4,420億ユーロに達しました。9月30日に実施された第2回目は 供給額が 当初予想されていた1,350億ユーロを大幅に下回り 750億ユーロに留まりました。この大幅な減額の意味するところは 銀行に対する信頼感が上昇し始め 金融市場も徐々に立ち直り 体力が回復した と受け止められいる模様。その結果 資金需要が低迷しているのであれば 今回12月16日のオペ金利が 引き上げられる可能性があっても 当然ではないか?という議論のようです


*今回のLTROも 今まで同様 1%固定金利 とする意見

年末を控えている現在 わざわざ オペ基準を変更し 無駄な市場混乱を招く危険性がある事を ECBが実施する訳がない という考え方。もし この予想が当たり 1%固定金利で オペが実施された場合は、今回が最後の1%入札となる可能性が高いので 参加者が殺到し 違う意味で マーケットが混乱する可能性は あります。

今回の12月物LTROが最後となった場合 来年以降 LTROは 1,3,6ヶ月物のみとなる模様

*固定金利では なく、1%に いくらかの上乗せ金利が発生した場合

ECBによる 初の金利上げ示唆と 市場は受け取り 予想以上の混乱を招く危険性があります。この時の12ヶ月物オペ金利が 12ヵ月後のECB政策金利のベンチマーク・レートとして 一人歩き するでしょう。

この ’オペ金利に上乗せすること’は 出口戦略の一歩とみられています。

この記事の最初の部分でも書きましたが ビーニ・スマギ専務理事が述べているように 「ECBが危機対策の一部を解除した場合、金融市場は それを 利上げの下準備と みなすべきではない」 「出口政策は段階的に行われ、中銀が実施した非標準的措置 と 金利水準 という 2つの側面を伴う」 これは 正論なのですが マーケットの最初の反応は こういう<正論>は 一旦 どこかに置いといて  イケイケ・ヤリヤリ利上げムードとなる可能性が非常に高いのではないか?と 個人的には 思っています。

そして 第一段階の興奮が少し冷めた・・・ ところで トリシェ総裁の記者会見が始まります。たぶん 総裁自ら 決定背景の説明をされ その一言一言で また 一喜jumee☆yippee3L一憂びっくり。その後の質疑応答の時間には 記者達からの質問が多数出てくるでしょうから また あっちこっち jumee☆stretchingR2 jumee☆stretchingL2と振り回される。やっと一夜明けてから月 言われなき興奮状態から覚め 冷静に<ECBの今後、出口戦略について>を考える事になるのかもしれません

2) 2010年の経済成長に関するスタッフ予想発表

たぶん 2010年度 ユーロ圏GDPは 現在の予想 +0.2%から +0.7%くらいへの上方修正が行われると予想されています。ただ 正直言ってしまいますと 0.2から 0.7%に修正されたから 利上げ時期を急ぐというほどのインパクトなし。
2011年度 GDP予想は +1.3%、インフレ率 +1.6%と予想されているようなので 2010年に入ってから 出口戦略開始といったところでしょうか?

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[ 2009/12/03 01:14 ] ECB 欧州中銀 | TB(0) | CM(5)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX(株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
~丸わかり! ロンドン発
★欧州経済事情~
欧州の注目テーマを一刀両断!

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新イーグルフライ
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私も新イーグル・フライで
欧州情報を配信しています

上田ハーローFX
ロンドンFX:視るブログ
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2013年7月8日より毎週月曜日
マーケット動向について動画配信
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読売オンライン

Yahooファイナンス「投資の達人」に加えて頂きました。
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