先週発表された公共部門純借り入れ高 7月分は 80億ポンド

。7月という月は 例年 税収が大幅に増加する月であり 常識として借り入れはあり得ない月だそうですが 今年は13年ぶりの赤字となってしまいました。エコノミスト達は 今年は例外的に借り入れが増えるだろうと事前に予想し 5億ポンドという借り入れ高を予想していましたが、結果は その16倍

に達する80億ポンドという最悪の数字。
具体的な数字を挙げますと 英政府の税収入は 前年対比 マイナス20%。個別では 法人税は前年同月比 マイナス 38%、VATは 同じく前年同月比 マイナス34%と なっています。
最近の英経済指標はいずれも 予想を上回る強い数字となっている事実と 税収減という事実は相反関係にあり ますます 英経済の<実体>が読みにくくなってきました
話しは遡りますが 昨年春 2008年度予算案が発表された時、ダーリング財務相は 政府借入金総額 430億ポンドと発表、しかし 同年11月の予算編成方針では 780億ポンドへと増額し 2008年度終了時に於ける最終的な数字は 900億ポンド (GDP比 6.2%)と 当初予定の2倍以上に借金は膨れました
2009年度予算案では 政府借入金総額 1,750億ポンド (GDP比 12.4%)となり この数字は 2008年度予定の430億ポンドの4倍となっています。ちなみに 2007年度の政府借入金総額は 346億ポンドですから その5倍強にあたる1,750億ポンドというのが 桁違いに大きな借金となる事は ご理解頂けたと思います。
もし 最近の 「予想より強い経済指標」が 政府の無謀な借入金を土台として成り立っているのであれば その命は長続き出来ません。
また 格付け会社による英国ソブリン格付けを下方修正するニュースが マーケットをにぎわす日は そう遠くないのでしょうか?
全く話しは 変わりますが 明日(25日 火曜日)より 9月10日まで ホリデーに出かけます。毎年 フロリダ、メキシコ湾岸にあるビーチに滞在するのですが 今年は 米アリゾナへ行ってきます。このブログの更新も9月中旬くらいになってしまうと思います。それまで 皆さん 頑張って儲けて下さいよ!

この記事がお役に立ちましたら 欲張り3段攻めポチッ御願いします!
最初は
人気blogランキングへ 次が
最後が
こんな嬉しい賞を頂きました。受賞に恥じないよう 頑張ろうと思います。応援 よろしく!