今朝 下の記事を更新してから外出したのですが 移動中の車の中で 「更に一人 閣僚が辞任した」 というニュースを聞き 驚きました

かなり以前より 不正経費問題で名前が上がっていた地方/地域担当大臣ですが ずっと沈黙を守っていたにも関わらず 地方選挙前日の今日 わざわざ辞任発表をしたのは ブラウン首相に対するアテツケとしか 考えられません。
以前 このブログで リーダーシップ・チャレンジについて書いたと記憶していますが.... ちょっと待ってくださいね。今 探してみます。
ありました ありました
この記事です。ここにも書いたのですが 大事な部分 コペピします
先週末時点で 8名だった造反議員数は 本日 12人に増加。(省略) 造反議員達は (全労働党員に対し) リーダーシップ・チャレンジ投票用紙の配布を労働党総書記に要請。他の労働党議員からは 内閣不信任案提示を叫ぶ声も聞こえ 党執行部と反対派との対立が先鋭化しているようです。昨日も少し触れましたが リーダーシップ・チャレンジに立候補する為には 70名以上の支持者が必要。(又は 70名以上の議員が擁立する議員が出てきた場合 その議員は 立候補に同意しなければ ならない) 2008年9月に この記事を書いた時点では 造反議員数12名となっていますが 本日は その数が とうとう 80名に達したようです。ガーディアン紙によりますと これら造反議員は <Gordon must go> というタイトルの書面を作成、ブラウン首相辞任要求に同意する人の署名を集めており その数が既に80名に達した模様。
明日の英地方選挙、欧州議会選挙後の金曜日に ブラウン首相が内閣改造をするみたいです。ここでの注目は ダーリング財務相が継続するか否か。ブラウン首相は 昨日 党内部の人達との会話で ダーリング財務相を「過去形」で呼んでいた

という噂が漏れ聞こえてますので もしかしたら 既に 新財務相指名を決意しているのかも しれません。
金曜日、そして この週末を無事に乗り切った場合

(これ以上の辞任議員が出て来ない等)は 来週月曜日に 上記の<Gordon must go>書面が労働党執行部に提出されるようです。署名議員数がもっと増えれば さすがのブラウン首相も辞任を決意するかもしれませんね。その場合はリーダーシップ・チャレンジが実施されます。その日程は こんな具合に なりそうですよ
6月4日 英国地方選挙、欧州議会選挙投票日
6月5日 地方選挙投票結果発表
6月7~8日 欧州議会選挙結果の大方が判明。地方選挙結果と合わせ 労働党大敗

となり 英国民
の間で ブラウン首相辞任要求が高まる
6月9日 労働党内でもブラウン首相辞任要求が高まり 首相は辞任を決意

6月10日 与党労働党執行部会議を経て リーダーシップ・チャレンジの日程発表
6月12日 リーダーシップ・チャレンジ立候補者登録開始
6月13日 リーダーシップ・チャレンジ立候補者登録最終日
6月16日 リーダーシップ・チャレンジ 投票用紙配布
6月29日 新リーダー(=首相)発表
7月2日 ブラウン首相正式に辞任し 首相交代が実施される
7月21日 夏期休暇の為 議会閉会
最後になりますが (あり得ない事ですが一応書きます) 地方選挙の結果が 思ったよりも労働党にとって悪くなかった場合

ブラウン首相は人生最大の勝負を打って出て

エリザベス女王

に議会解散を申し出る事も可能です (ないと思いますが.....

)。その場合 女王の議会解散宣言から 17労働日後には投票となります。早ければ 7月中ですね。くどいですが ないと思います

いずれにしても 今月、来月は 政治的決断を迫られる英国です

以前 ブログに 「英国では どんなささいな出来事でも 賭け屋で 値が立ちます」 と 書きましたが ブラウン首相辞任後の新首相予想が 現在 賭け屋さんの間では 盛んだそうです。新首相一番候補は 現在 保健大臣をしているAlan Johnson という人。私 この人の名前 はじめて聞きます

。ブラウン政権存続期間は 長くて 今月末まで というのが これまた 一番 人気のようです

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