今日わ!
先々週~先週前半にかけ 飛ぶ鳥を撃つ勢いで Tradingが上手く行っていました。図に乗って 金曜日のNFPに挑んだら 大爆死。過去の取引心理状態を振り返ってみると 儲かった

図に乗った

ズドンとやられて振り出し (又は 振り出し以下)に戻る を何度繰り返した事でしょうか?何年やっても 同じ間違いを繰り返す自分が とことん 嫌になりました

間違いを犯す事は 人間である以上 誰でもあります。しかし その間違いから何も学ばないのであれば 猿以下

という事になります。非常に落ち込んでおります

。今週は自己ルール(口座残高の10%以上の損失)に沿って 取引出来ませんが マーケットは見てますので 引き続きヨロシク!
英ガーディアン紙の記事で 英国住宅価格指数先物(そういう取引指数がある事 知りませんでした)トレイダーの話しが載っていたのですが その指数では 2011年末までに英国住宅価格が 50%弱下落する事を示しているそうです。具体的な数字としては
今年2008年末までに 10%下落、2009年末までに (更に)10.5%下落、2010~2011年末までに 23.5%下落 = つまり現在~2011年末までに 44%下落 という事です。その後ですが 2011年で底を打ち2017年には 現状の住宅価格へ戻る という見通しのようです。ロンドン・オリンピック前年に底かいな?
モルガンスタンレーは 今後2年で25%減少予想、IMFは 英住宅価格は 30%過大評価されている というレポートを出しています。
2年間で20%の下落を Crash(暴落)と定義するそうですので 今回の住宅市場の価格下落予想が当たれば 英国の不動産市場は今後間違いなく暴落すると予想されますね
私は1988年イギリスに来て以来 住宅価格暴落を2度経験しようとしてます。最初は 泣く子も黙るリセッション:1992~3年 そして2つめは 今 起ころうとしている不動産市場の崩壊です。どちらが深刻か と聞かれれば 迷わず 今回起ころうとしている下落 (今 始まったばかりですが......)と答えます。今日と明日に分けて 私の目から見た2つの暴落について書いてみようと思います。
まず 本日は
泣く子も黙る1992~3年の暴落:1989~1990年に不動産価格が天井を打った時期 ポンドは ERM(欧州為替相場メカニズム)に加盟しました。出だしは好調に見えましたが 1992年6月 デンマークがマーストリヒト条約批准に関する国民投票でNOを出した事がきっかけとなり 欧州通貨統合の先行きに暗雲が垂れ込みました。デンマークの次に国民投票を実施する予定だったフランスでも国民投票否決か?という懸念が これを増幅させることとなり,特にEMS(欧州通貨制度)内の弱い通貨であった英ポンドやイタリア・リラに圧力が加わることとなりました。ポンドは ERMでは対マルク 2.95±6%という変動幅で推移する事になっており、万が一 上下6%を越えそうな場合は 英中央銀行が介入する義務がありました。ソロス氏は当時 ポンドの価値が過大評価されていると信じ 1992年9月ビシバシのポンド売りを仕掛けました。英中央銀行は介入し続け 当時財務相であったラモント氏が 10%の政策金利を12%へ利上げ。それでも ポンド売りは止まりません。その数時間後には介入資金(270億ポンド)が底をつき 英中央銀行の介入が止まったのをきっかけに 政策金利は12%から15%へ跳ね上がりました。私は当時 英3大銀行のひとつのディーリング・ルームで このBlack Wednesdayを目の当たりにしたので よく覚えています。
政策金利は15%、住宅ローンは 17%くらいに跳ね上がったと記憶してます。ひどかったですよ.......日本で生まれ育った私には <インフレ>という経験がありませんでした。まぁ 当時は インフレではなく スタグフレーションなので もっと始末が悪かったのですが 物の値段が週に数回変わるので 近所の小さめのストアーでは 値段表を廃止し 手書きの値段を毎日 品物に貼り付けていました。月曜日 56ペンスだった缶詰が水曜日には68ペンスになり その翌週には 一気に81ペンス、その3日後には1ポンド9ペンス と言った具合に 日本に住んでいては絶対に体験出来ない<インフレ>の恐さを経験しました。この当時 娘が1歳とちょっとだったので 紙オムツの値段が毎週1ポンドづつくらい値上がりして 悲鳴を上げてましたよ........

17%の住宅ローン 考えられますか?ポンドがERM離脱して しばらくしたら 政策金利は15%から12%に下がったのですが それでも住宅ローンは15%台でした。住宅価格は坂道を転げ落ちるように下落

し 自分の家の値段は 自分達が購入した時よりも安くなってしまい ネガティブ・エクイティ(住宅ローン残高より 自宅の価格が低い状態)続発し 売るに売れない破産者ばかり。とうとう住宅ローン遅延が数ヶ月続き 自宅は抵当差し押さえ。そのような抵当物件増加が止まらず 家から自宅までの僅か10分の距離で 抵当物件52件 というような状態が続きました。当然 不動産を買いたいなどと思う人は 皆無でした
そんな酷い状態だった1992~3年の不動産暴落時より 今回の不動産バブル崩壊マーケットの方が深刻なの? と驚かれる

方が多いと思います。
続きは また 明日!
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