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本日金曜日のオプション ストライク

本日 NY午前10時 行使価格

ドル円
100.00

ユーロ円
157.50

AUD
0.9400

ドル/カナダ
1.0000


昨日 ドル円エキゾチック・オプションで目を引いたものは

ドル円 95 K/I 91 10ヶ月
ドル円 90 K/O 105 1年

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[ 2008/03/28 08:51 ] 売買取引 | TB(0) | CM(0)

英タイムス紙のアンケート その2

その1に続き 本日は その2を御紹介します。

質問: 2年後のイギリス経済
1)FTSE100は 6,000以上か?(注:先週3月20日終値 5,495.20)
2)不動産市場の変動率と 変動の方向
3)政策金利のレベルは?


Phillip Shaw氏
Investec

1)6,000以上であって欲しい。2年後には 我々が現在直面している金融システム/世界経済の先行き不安に対しての結論が出ているだろう。万が一 2年後の株価が現在のレベルより下にいるのであれば 世界経済は 今迄 我々が経験した事がないような深刻な事態に陥っているのは 間違いない
2)不動産価格は 現在よりも低いレベルにいると予想する。今年末までに5%下落し それ以降は横ばい状態が続くのではないか?電気・ガス料金をはじめとする公共料金が値下がりするとは思えないので 各家庭の購買力は 低下せざるを得ない
3)政策金利は 今後下がるが、2年後に どのレベルにいるかを予想するのは非常に難しい。今後の世界経済の行方にもよるが たぶん 5%くらいになっているのではないか?

Ruth Lea氏
Arbuthnot Banking Group

1)金融市場の先行きが これだけ不安定な状態で 2年後の株価予想をするのは ほぼ不可能に近い。イギリスがリセッション入りするかどうかの見極めも難しい。しかし 銀行セクターの株価が底を打ち 回復に向かうのであれば FTSE100は 6,000以上であると予想したい
2)不動産価格は ここから 5~10%の下落を予想する。1990年代前半のような 20%を越える不動産価格の下落を繰り返してはならない。あの当時は 政策金利が二桁になったという特殊要因があり 同時に本格的なリセッションで失業率も上昇した。
3)2年後の政策金利は 4.5%を予想する。しかし この予想は インフレが現在よりひどくならない+政府の財政政策に大きな変更がないという前提条件付きである。それに加え 次期総選挙がいつになるか も 大事な要因である事を強調する

Jonathan Loynes氏
Capital Economics (マクロ経済コンサルタント)

1)6,000以上だと思う。来年は 英経済 及び 企業収益は下落するだろう。しかし その後は 徐々に回復すると思う。一部の株価は 不動産や債券価格と比較しても 非常に割安感がある。
2)不動産価格は 年内に5%、来年は 更に10%下落すると予想する
3)2009年末時点の政策金利は 4%を予想する。それまでに 3% 又は それ以下のレベル迄 下がるだろうが 2年後までには そこから 少し上昇したレベル(4%)にいるだろう

Martin Sorrell卿
WPP (マーケティング・広告代理店)

1)6,000以上であろう
2)2年後の不動産価格は 現在より 最大で 5~10%上昇していると予想するが 最悪の場合は現状維持がやっとかもしれない。2012年オリンピックが近づけば 更に上昇するだろう
3)現在の金利水準(5.25%)と同じか 若干高めを予想する。インフレ懸念が そう簡単に後退するとは考えていない

David Cheyne氏
Linklaters (法律事務所)

1)我々が直面している信用収縮市場が永遠に続くとは考えておらず、2年後までには 何らかの形で終焉 又は 結論が出ていると思いたい。それからすると FTSE100が 6,000以下であるとは 考えづらい。ただ 6,000より どれくらい 上のレベルにいるかは 別問題である
2)不動産市場を取り巻く構造問題を考慮すると 未だに 需要が供給を上回っている事実は不変である。イギリス人は不動産に対して頑固な考え方を持っており 余程の緊急時以外は 自分が納得出来る不動産価格以下での売却は避ける。たぶん ここから10%ほどの下落はあるだろうが 不動産市場の暴落は 考えていない
3)たぶん 5%程度だろうと思う

Richard Buxton氏
Schroders

1)6,000以上を予測する。株価は悪材料を織り込んでいると思う
2)今後 1年につき 5~10%の下落を予想する。イギリスの不動産価格は 国内の他の資産と比べ 割高感があり ここから更なる下落は当然だ。シティーの解雇も本格化し 不動産市場の下落に拍車をかける恐れもある。
3)政策金利は現状より低いレベルにいるだろう。しかし 英中央銀行は(米連銀とは違い) 利下げ幅は小さいので 今年から来年夏まで小幅下げを繰り返すと思う。2年後あたりが 最初の利上げ時期になるかもしれないが その時点の金利水準は現在より低いはずだ。


私なりにまとめてみました
1)現在直面している金融システム不安が どの程度深刻化するか、そして それが世界経済に どの位の打撃を与えるか 不透明材料は 山積みです。それにも関わらず 2年後のFTSE100の株価水準は 10名全員が 6,000以上を予想。フ~~~ン.........私 FTSE取引も年に数回行ないますが 今年1月安値 5338.70切れたら 叩き売ろうと思っていました。ちょっと 作戦変更かもしれませんね

2)お一人だけ 不動産価格は ここから上昇と予想されていましたが、それ以外 全員 下落。下落率は年間5~10%づつと これまた 横並び。まぁ 妥当な線かもしれません。注目点は 一人も暴落を予想していない事でしょうか。私個人の意見で恐縮ですが 住宅ローン金利(最後の低金利での固定組の)固定金利期間が終了する今年の夏以降が 一番危機感をはらんでいる時期だと思っています。その数ヵ月後にはクリスマスも控えています。固定金利満期組に関する記事はここに書きましたが そこから 一部紹介します

3ヶ月物金利がイギリス住宅ローン金利設定のベンチマークとなっています。通常のマーケットですとBoE政策金利が下がれば 3ヶ月物金利も下がり 住宅ローン金利も下がります。しかし 今回のような非常事態では BoE利下げが住宅ローン金利下げに繋がって来ない危険性が出てきました。(中略) 2004-2005年に2~3年固定金利住宅ローンを組んだ人達の 最終(固定ローン保有)満期組が 2008年夏迄に満期を迎えます。その数 ナント 140万件、つまり イギリス住宅ローン総数 550万件の25%が それに当たる訳です。これなんですよね、政府が頭を抱えているのが........ 

満期時までに どの程度 住宅ローンを提供している金融機関の資金調達状態が改善されているかが問題ですね。現在は 英中銀が利下げしても 住宅ローン金利は下がりません。それどころか 金融システム不安が起こる以前の一般的な住宅ローン金利は 3ヶ月物金利プラス0.25%くらいでしたが、現在は 3ヶ月物プラス(最大)2%くらい 上乗せされているようです。

3)2年後の金利水準予想は 大体 4~5%と これまた横並び。いつも 何かしらの形でインフレリスクを抱えて生きているイギリス人にとって 政策金利が4.00~4.50%以下というのは 異常に低い印象があります。事実 1975年以来 英中央銀行政策金利が4.00%以下になったのは 2003年2月からの1年間だけ(最低金利 3.50%でした)。今回も金融不安度が増せば インフレ状態継続にも関わらず 緊急避難的に4.00%以下まで金利下げが行なわれるかもしれませんが(個人的には非常に有り得ない選択です.........) その滞空時間は短いと思います

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[ 2008/03/27 23:07 ] 経済 | TB(0) | CM(2)

木曜日のオプション ストライク

木曜日 NY午前10時 行使価格

ユーロ
1.5590

ドル円
99.90、100.00

ユーロ円
154.45

ポンド
1.9925

AUD
0.9210、0.9100、0.9380、0.9400

ドル/カナダ
1.0100

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[ 2008/03/26 23:26 ] 売買取引 | TB(0) | CM(0)

ベア・スターンズ救済劇

娘の学校が春休みに入ったので 朝 一時間だけ朝寝坊が出来て 私は嬉しいのですが、彼女は 義務教育最終試験を5月に控え 少しだけ ピリピリ絵文字名を入力してくださいしております。この試験結果が 受験可能な大学を選択する際の内申書の土台となるばかりでなく イギリスに住む限り 一個人の<教養レベル>を測る際に必ず使用されるものである為 やはり ピリピリ度は 増すんでしょうね。私は こちらで教育を受けてないので よく分かりませんし、うちの旦那は もうすぐ始まるサッカー欧州杯の先行きだけが気がかりのようです(全く 子供の教育に 口を挟まないオヤジjumee☆loud laugh1です)

さてと 本題に入りますが 先日の英テレグラフ紙に FEDによるベア・スターンズ救済により チェルノブイリ化を免れたマーケット という内容の異常に長い記事がでておりました。

恥ずかしい話しですが、ベア・スターンズ救済策が出た14日 金融当局(FED)が個別金融機関を緊急支援する異例事態の真意が 私には理解出来ません絵文字名を入力してくださいでした。その翌日 たまたまCNBCを見ていたら 尊敬するジム・ロジャーズ氏が出ており ”過去の歴史の中で 体力のない金融機関は 潰れて当然だった。今回のベア・スターンズも 例外ではないはずだ。”と言う内容の発言をし 連銀の取った救済措置を非難。この人でさえ こう言ってるのだから FEDの取った措置が理解出来なかった自分を責めるのはよそう などと 変な納得までしてしまった私です。

しかし 今回の救済措置の背景には 恐ろしい事実が隠れていたようです。

先週末 明らかにされた市場関係者の話しによると FEDによるベア社救済ニュースが出なければ 先週前半の時点で デリバティブ(金融派生商品)市場は大混乱に陥り その悪影響が金融システム全体を激しく揺さぶり 収集がつかないチェルノブイリ状態になっていたそうです。

3月初旬 ベア社が危ないと うすうす感付いていたマーケット参加者は ベア社の既存ポジション攻撃を始めました。同社は 万が一の場合を想定し 170億ドル相当の引当金を用意していたようですが 格付け大手各社がベア社を大幅に格下げし 市場からの自力資金調達がほぼ不可能となった事もあり この引当金は一瞬にして消えました。

ベア社のデリバティブポジション残高(スワップ、スワップション, Caps/Collars/Floorなどのオプション 等)は 13兆4,000億ドルと言われており、この数字は 米国全体の国民所得よりも大きくえぇ 世界全体のGDP合計の25%に値するそうです。ベア社は 800億ドルの原資を デリバティブ商品を通じて13兆4,000億ドルへ膨らませたという事になります。

私は 何度も申し上げておりますが こういう<デリバティブ市場>の詳しい仕組みが よく分かっておりませんマジで?。どこかのブログで読んだのですが この種のデリバティブ商品というものは ポジション同士をオフセット出来るらしく 実際にマーケットに与えるリスクというものは かなり小さいようです。BISが使用している<オフセット>計算基準を適用すると ポジション額の2%がリスク対象額となるそうです。この場合ですと 2,680億ドルですね。しかし それだからと言って ベア社の”米国民所得よりも大きい”と言われる13兆ドルを越えるポジションの向こう側に控えるカウンターパーティ(金融機関、ブローカー、ファンド 等)のどこかが 連鎖的に破綻 又は それに近い状態になってしまう危険性は ないのか?という素朴な疑問は 当然 起きます。こういうカウンターパーティーは 米国内に留まらず 世界各国に散らばっているでしょうから こういう危惧が現実化した場合 FED以外の中銀は どういう措置を取るのか、例え 迅速適正な措置を取ったとしても 後手に廻ってしまうので、結果として 金融システム不安が増大するだけという悪循環を招くだけなのではないか? そう考えると 今回の金融恐慌の深さが 思い知らされます。

まぁ、私の感想なんて どうでもいいわけであって また 本題に戻ります(ごめんなさい)

ベア社破綻寸前の事実を知ったバーナンキ総裁は (同社の)買い手が見つからなければ米金融機関に対する信頼の危機が深刻化・金融システムの崩壊を懸念、ベア社の財務内容を熟知するJPMに買収を促しました。その2日後 日曜日であるにも関わらず 連邦準備法第13条(3)を発動し 緊急公定歩合を3.50%から 3.25%に引き下げ 即日実施。同時に 銀行ではないプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)に直接融資する制度を設けるという異例の緊急措置をとりました。この措置は1930年代以来 はじめてそうです。また、公定歩合での貸し出し(連銀窓口貸し出し)期間を30日から90日に延長することも決めました。

FEDはJPMによるベア社の買収を支援する意味も含め 同社が持つ「流動性の低い資産」を担保に、JPモルガンへの300億ドル(約3兆円)の特別融資を決定。通常ですと 本社ビルなどが担保対象となりますが、FEDが債券をはじめとする通常の金融資産以外を担保に貸し付けを行うのは極めて異例。FRB当局者はこの融資について電話会見で、「一回限りのもの」と例外性を強調したそうです。FEDがこのような措置をとらざるを得なかったのは、米金融システムに対するリスクが大恐慌時代のそれ並みになりつつあったためだ、と指摘もあります

2日後の18日に開かれたFOMCでは フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を3.0%から0.75%引き下げて年2.25%とすることを賛成多数で決め、即日実施。16日に0.25%の緊急引き下げを決めたばかりの公定歩合も、0.75%引き下げて2.5%としました。

昨年からのサブプライムローン関連から端を発した金融危機により、金融セクター全体の損失は米国内総生産(GDP)の約7%に相当する1兆ドルを超えるとの見方もあります。これは貯蓄貸付組合(S&L)や商業銀行が1986-1995年に出した損失の2倍を超え、日本の銀行が株式・不動産バブルの崩壊で出した損失とほぼ同じ規模となります。

これまた 私には全く分からない分野である債権のデフォルト(債務不履行)に備えた保険に関連した、数兆ドル規模の複雑な証券化商品による影響は 未知数とも言われています。合成債務担保証券(CDO)やCPDOと呼ばれる証券は、投資家がこうした証券への保険、つまりクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のプロテクション(保護)を売買することによって利益を得ます。しかし 保険の費用が高くなれば投資家は損失を被るわけです。現在、まさにこの現象が起きている真っ最中であり 規模が計れない状態=未知数

果たして FEDの取った一連の行動が 市場規模 516兆ドルと言われるデリバティブ・マーケットの崩壊を救ったのかどうかは 現在に至っても分かっていません。

日本では 外貨預金等の購入をする為 行列が出来ているそうですね。私は 先日 このブログにも書きましたが レベル観からのドル円・クロス円のロングを安易に仕込むのは どうか という見方は 今でも全く 変わっていません。とりあえず 下げるところまで下げた感がある米金利ですが 更にドカンと下げとなると 当然 米国債への投資魅力がなくなるでしょうから 米債売りに火がついて ドル/債券/株のトリプル安の危険も考慮しておきたいと思います。現在 市場では FFレート 1.75%が視野に入っており 利下げカードを使い切ったら 残る手段としては 公的資金を含んだ財政出動のみとなるかもしれません。

それが半年先なのか1年先なのか分かりませんが、その辺りの動きを見てから 長期玉の仕込み時か否かを判断したい気持ちには 全く変わりありません。

タイムス紙のアンケート その2は 明日にでも 書かせて頂きます

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[ 2008/03/26 23:15 ] 経済 | TB(0) | CM(2)

水曜日のオプション ストライク

水曜日 NY午前10時 行使価格

ユーロ
1.5400

ドル円
100.00

ポンド
1.9905

AUD
0.9130、0.9050、0.9000

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[ 2008/03/25 22:55 ] 売買取引 | TB(0) | CM(0)

訃報

昨日に続き タイムス紙アンケート その2を書く予定でしたが 取りやめです

直接 メイルのやり取りをするほどでは なかったのですが、優秀な米株のサイクル分析家が 突然 亡くなったという知らせが来ました。2週間前に その方のサイクルの分析を拝見したばかりでした。

肺がんが直接の原因だったそうなのですが 御自分が そういう病気である事を 亡くなる直前まで 全く御存知ではなかったそうです。涙が止まりません...................

明日にでも また その2をお届けします
[ 2008/03/25 15:21 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

英タイムス紙の アンケート その1

先週末 タイムス紙経済欄で 面白い記事を見つけましたので 御紹介します
英財界・実業界のリーダー達 10名へのアンケートです。本日は 5名を御紹介します。

質問: 2年後のイギリス経済
1)FTSE100は 6,000以上か?(注:先週3月20日終値 5,495.20)
2)不動産市場の変動率と 変動の方向
3)政策金利のレベルは?


Jon Moulton氏
Alchemy Partners (プライベート・エクイティー・グループ)

1)6,000以上だと予想。しかし 今後2年の間に FTSE100上場企業の中で 数社の倒産は避けられないだろう。
2)不動産価格は 今後10%程度の下落を経て 少しづつ 回復に向かうと思う。
3)2年後は 政策金利は上昇していると予想。リセッションや金融不安を上回るほどのインフレ懸念が 台頭してくる。

Mark Dampier氏
Hargreaves Lansdown (投資顧問)

1)未来の予想というものは 常に困難なものだ。しかし 現在のマーケットを支配している悲壮感を考慮すると FTSE100は 2年後に 6,000を越えていると予想する。
2)私は不動産市場に対して ベアである。過去10年間で 不動産価格は平均190%上昇し 人気のある地域では 300%も上昇してきた。こういう上昇率は 長い間 維持出来るものでは ない。シティーの金融機関による従業員解雇、住宅ローン貸し出し規制の強化等 不動産市場を取り巻く環境は厳しくなるばかりだ。今後 25%程度の不動産価格下落があっても おかしくない。
3)2年後の金利水準は 現在 世界を襲っている信用収縮から始まった諸問題が インフレ方向に解決されるか デフレ方向に解決されるかにより 違って来る。しかし 不動産市場の落ち込みに限って言えば デフレ方向なので 2年後の金利は 現在の金利水準より低いと予想する。

David Bulk氏
BGC Partner (ブローカー)

1)最近の株式市場を取り巻くセンチメントは 非常にネガティブである。2008年は厳しい年になるであろうが FTSE100 上場企業の株価は 魅力的になっている事も事実である。2009年末に FTSE100は (6,000と言うより) 6,500レベルにいると予想する。
2)不動産市場は 息絶え絶えである。2009年の年明けくらいまでに 17%程度の下落を予想する。2009年内に 下げ止まり 2010年に入る頃から また 不動産市場は上昇気流に乗るだろう。
住宅不足である事実に変わりはなく この問題が早期解決される見込みも 現在のところ 見当たらない。だから 不動産価格が下がり続けるとは 到底 考えづらい。賃貸市場は 150万人とも言われる東欧からの不法入国者が 支えてくれるだろう。
3)英中央銀行も政府も インフレ懸念に心を奪われている限り 金利が大幅に低下する可能性は低い。2年後の金利水準として 私は 4.0%を予想する。これを読んだ人は ”4%だって?そりゃ 無理だよ” という反応を起こすと思う。しかし 現実を直視すれば 政府な内需拡大による景気回復を迫られるであろうから 金利水準は その目的を達する為にも 低く押さえられざるを得ない。

Philippa Gee氏
Torquil Clark Holdings (総合金融機関)

1)もちろん!(6,000以上である)
現在 株式市場を取り巻く環境は 非常に興味深く 投資家や株主達の忠誠心をテストしているかのようにも見える。しかし この環境が 今後 だらだらと長引くとは考えにくい。
2)変動なし。誤解を招くといけないが 異常な価格上昇に見舞われた地域の不動産価格が 適正レベルに修正する事は有り得る。
3)今後 数回の利下げが実施されると思うが 2年後の金利水準として 4.0~4.5%を予想する。

Bob Rowthorn氏
ケンブリッジ大学 経済学教授

これらの質問への答えは 英政府と英中央銀行が リセッション突入阻止+内需拡大に対して どのような対策を打ち出すかにより 違って来る。

1)6,000より上であると予想する。PER(株価収益率)は 現在 非常に低い
2)2年後には 不動産価格は 現在より10%程度 低下していると予想。
3)2年後の金利は 5.0%を予想。これは 実質金利水準が 2.0~3.0%になるであろうという予測に基づいた予想である。

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[ 2008/03/24 22:30 ] 経済 | TB(0) | CM(2)

ポンド実効レート 50%割れ

イギリスは 元旦以来 はじめての国民休日(イースター)となり 久し振りにブログを書く時間が確保出来ました。外は 雪がぱらついています。ブログの順位なんか もうとっくに頭から離れておりますが ”今日は N20さん 何を書いてくれてるかな?”と期待して このブログを訪問し 何も書いてない とがっかりされた方には 申し訳ないと思っております。私も 他の方のブログが更新されてないと がっかりしたり心配したり してますから.... とりあえず 超ウルトラ多忙が 一段落しました。これからは 5~6月に行なわれる娘の義務教育認定試験(=大学入学時の内申書の土台となる)に向けて 健康管理に気を配った毎日を過ごす事になりそうです。ブログも 出来るだけ 更新を心がけますので 宜しく御願い致します。

毎日の乱高下相場 皆様 如何乗り切っていらっしゃいますか?久し振りのドル円2桁相場ですが 100円割れを経験したのは はじめて という参加者も多いと思います。私の知ってる外人達は ”お前 10年寝かしっぱなしの(円)キャリー取引の仕込み もう そろそろだと思うか?”というメイルを 連日 私に送って来ます。日本では一般ピープルによる外貨預金人気が凄いらしい という事を彼らには伝えましたが 私個人としては ここからの円相場は ユーロ円次第という認識を強くしており まだ 10年寝かしっぱなし円キャリーの仕込み時期ではない という返事を出しました。同時に キャリーポジションをどのクロス円で仕込むかも 問題だ とも伝えました。日米金利差が ほとんどなくなった現在 バカの一つ覚えのようにドル円のロングを仕込む事は効率的ではない為 どの通貨を対円でロングにするかの判断は 非常に大事です。

今日は ポンドについて書きます。まず ポンド実効レートに馴染みのない方 今年1月に 実効レート関する記事これこれを書きました。お時間がありましたら 読んでみて下さい

TWI March 08
BoEホームページによりますと 1990年からの最高値 2007年1月23日 106.74、最安値 1995年11月20日 80.20 (2005年1月 = 100)。その半値レベルは 93.47になります。イースター休日前日の3月19日ポンド実効レートは 93.12ですので 半値より下で引けた事になります。ちなみに 61.8% 96.60、38.2% 90.33。

今回の94割れは 一瞬のものであり 今後 94より上で安定推移するのか、一旦 94が下抜けしたので 今度は94レベルがレジスタンスとなり 新しい相場展開になるのか 興味深いところです。

先週 ポンドが対ドルで2.04手前まで上昇した時に ポンド実効レートを見て その低さに驚いたんです(95.29でした)。もちろん ポンドのクロス(ポン円、ポンスイ、ポンド/AUD,ポンド/CAD等)では ポンド最安値更新中でしたが....... 実効レートの比重が昨年夏に見直されたのは知っていたのですが 詳しい内容まで調べていませんでしたので 早速調べたところ そんなに大きな比重変更は ありませんでした。
欧州 54.0%
米国 16.5%
中国 5.6%
日本 4.7%
スイス 3.0%
シンガポール 1.7%
インド 1.6% 

ポンド実効レートの半分を占める欧州(ユーロ)の上昇率が鈍っているのかな と思って調べたところ うなぎ上りです(下記チャート参照)。FEDのドル実効レートはエクセルでのデータがないので チャートに出来ませんでした
EU.jpg


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[ 2008/03/22 19:02 ] マーケット | TB(0) | CM(8)

明日 木曜日のオプション ストライク

木曜日 NY午前10時 行使価格

ユーロ
1.5500、1.5300、1.5250、1.5230、1.5665

ドル円
102.00、102.50、104.50、104.95、105.00

ユーロ円
159.60


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[ 2008/03/12 22:23 ] 売買取引 | TB(0) | CM(2)

明日 水曜日のオプション ストライク

明日 水曜日NY午前10時 行使価格


ドル円
102.00、105.00

ユーロ円
158.65

AUD
0.9200

皆様 大変御無沙汰しております。今週より3週間ほど 日本からの出張者、欧州からロンドンへの旅行にくる友人たち、算数教室の大先生・日本へ6週間里帰りの為の準備と打ち合わせ 等 で 外出続き、全く Trading出来る状態ではありません。明日も 丸一日 外出です。今週は金曜日だけ Trading出来そうです。

明日水曜日 ロンドン時間昼12:30より 英国の予算案が発表されます。この国 暗いッス

ps エリザベスさん エクスパンションの引き方 今から しろ所長様のブログにお邪魔して じっくり勉強してみます。理解出来るまで 今晩は寝ません!リンク 本当にありがとうございました。非常に助かります!

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[ 2008/03/11 22:50 ] 売買取引 | TB(0) | CM(0)

コメントへの返事

お早ようございます
どうしてだか分からないのですが 自分のブログなのに コメント書けません
不正なフォームから投稿しています というメッセージが出て 送信出来ない状態です
見苦しい事を承知で こちらにお返事させて頂きます。お許し下さい

初心者さん
オプションは ストライク、または トリガーがあるレベルへ 吸い付くように動く事があります。
この月曜日のオプションに関してですが オプション期間が非常に短い=非常に高いプレミアムを払ってまで この米系投資銀行は 買った という事実は軽視しづらいと思い 参考の為に記事にしました。

この銀行は既に 他のオプション 又は ポジションを持っていて そのヘッジ用として 105ストライクを購入したと理解しております。

注意しなければいけないのは この日は 105以外のストライク、トリガーが 他のレベルにも当然ありますでしょうから この105だけに注目してドル円ロングにするのは 危険な臭いがします。

あと 以前 オプションに関して書いた記事があります。http://londonfx.blog102.fc2.com/blog-entry-207.html  こちらをご覧下さい

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[ 2008/03/06 08:47 ] 未分類 | TB(0) | CM(6)

コメントへの返事です

頂いたコメントにお返事をしようとしているのですが <不正なフォーム>というメッセージが出て コメントを掲載してくれません。非常に 急いで外出しなければならない為 ここに コメントのお返事を書かせて頂きます。


Saruさん
お返事が大変遅くなりました。ごめんなさい
私もSaruさん同様 ブローカーのスプレッドを考慮すると 果たして スキャルで勝ち続ける事が可能か という疑問を常に持ち続けておりました。Saruさんは専業ですか?私は 一応 専業です、しかし どうも時間管理が下手で いつも時間に追われています[絵文字:v-40]
健康を害してまでスキャルをやった方 いらっしゃるんですか...........それは それは.... 
K3というリンク 非常に参考になりました。ありがとうございます

エリーさん
リンク 大変感謝です。でも 200ページ以上ある汗; これ 全部 読まれたのですか、エリーさん?

本尊さん
いつも コメントありがとうございます。噂を流すんですか?マズイッスよ、やっぱり(笑)
義理父さん お加減いかがでしょうか?大事にされて下さい

モモさん
はじめまして、N20と申します。ブログ訪問ありがとうございます。モモさんもイギリス在住ですか?もう イギリス長いんですか?為替取引 やられていらっしゃるのでしたら 是非 よろしく御願いいたします

慧さん
今日わ!血液検査の結果 とりあえず 思ったより悪くなかったので 一安心です。お気遣いありがとうございます。温暖化のせいか 例年より早く 庭のチューリップが咲き始めたのに 昨夜はミゾレまじりの寒さで 今朝はチューリップ 凍えています、ちょっと可哀想です悲しい

ハニーさん
今日わ!快調続行でしょうか?105円までの戻り あってもおかしくないでしょうが NFP待ちですね。現状では まだ マグマの力 溜まってないように思います。米株が 最後の上げをするのであれば そこは ありがとう売りをしようと 今 待っている最中です。金もETFの売りが かなり出ているそうですが まだ 私の中期チャートでは売りサイン出てません。

秘信の方
いつも ありがとうございます。しかし 勝率100% 私の脳味噌では まだ 無理です(笑)。諦めませんよ、でもバイキンマン必ず 自分のものにしてみます。応援 よろしく!


と言う事で 急いで外出です。ADPデータまでには 戻ります。ドル円 103.78越え、ユーロ/カナダ と オージー この辺が下に抜けるか 注目してます。行って来ます

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最後が 
[ 2008/03/05 20:17 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ユーロ

とうとう トリシェ総裁が 為替について言及しましたね。マーケットも ユンケル砲には完全不感症になっていますからね、さすがに

トリシェ総裁は 今迄 絶対に為替に関してダイレクトな言及を避け ”私の口は 貝の口”作戦を通して来ました、通貨当局ヘッドとしては 当たり前の事ですが 今日は流石のトリシェ君も 煮詰まって来たのでしょう......

ここで ひとつ 気付いたのですが、ECBって ”30%越えたら イヤァ~~~~ン”ルールでも あるのでしょうかね?
と言うのは 1999年1月 ユーロ発足当時のユーロ/ドル レベルは 1.17
その後 ユーロは下げ続け 2000年10月末に 0.8230まで下落
そして ECBは実弾介入に踏み切った訳です

1.17→0.8230って 約30%下落ですよね

それだったら 1.17から30%上昇したレベルは?と計算したら 1.5210 えぇ

ドカ~~~ン! こ....こ........これって 今のレベルじゃん 冷汗3
私達 結構 限りなく際どくヤバイのかも しれませんマジで?

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最後が 

[ 2008/03/05 02:13 ] 売買取引 | TB(0) | CM(4)

ドル円 オプション

来週月曜日期日 ストライク 105円 のオプションを 米系投資銀行が買って行ったそうです。今週金曜日は 米雇用統計ですが 何か 怪しげな雰囲気ですね

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最後が 

[ 2008/03/05 01:36 ] 売買取引 | TB(0) | CM(3)

まいど

最近 全く 記事更新してません

超ウルトラ多忙も やっと一段落すると思いきや、パイプの水漏れがあって 台所の天井 ボショボショになってしまってます。今日 修理の人が来てくれる予定ですが これまた ドタ・キャンされる危険あり。全く 誰もあてにならないイギリスです

本日は 先日行った血液検査の結果を聞きに これから ずっと外出します

たぶん 何か 記事を書けるのは 早くても今週木曜以降になってしまいますが よろしく御理解の程

頂いたコメントのお返事は 今日の夕方 帰宅した後 必ず いたします

それでは 行ってきます
[ 2008/03/04 18:15 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

FED sunshine meeting

あるアメリカ人の知り合いから メイルが届きました。
送ってくれた そのオジサンも なんだかよく分からないので 私に意見を求めて来ましたが 私にも分かりません。

http://www.federalreserve.gov/boarddocs/
meetings/2008/20080303/advancedexp.htm

これが 所謂 FED緊急会議というものなのか 単なるオペレーションの一環なのか 全く不明ッス

御存知の方 おられましたら 御一報を
私は残念ながら 算数教室の為 あと2時間半で外出です
夜まで戻れませんので 万が一 これがニュースになっても 反応見れません(残念)

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最後が 

[ 2008/03/03 20:29 ] マーケット | TB(0) | CM(2)

ユーロ/ドル オプション

時間がないので 聞いた事だけ書きます

ストライク:1.7300
額面:10億ユーロ
期間:6ヶ月

こういうオプションが マーケットに出たそうです
誰なのか どういう背景なのか 全く不明

マーケットは このユーロ高(ドル安)のターゲットを 1.55/56台に置いているような話しを よく耳にします。1.73とは 凄いですね

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最後が 

[ 2008/03/01 00:31 ] 売買取引 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

セントラル短資FX (株)さんで 連載スタート
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2012年11月16日より毎週金曜日に連載を担当することになりました。 皆さん是非ご覧下さい !
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