大変遅くなりました

私がまだ東京に滞在している11月下旬に、ブログ読者さまから頂いた質問です。
質問:松崎さん、初めまして。いつもブログ等で生の松崎さんの声を聴けるのを本当に楽しみにしています。私はFXを初めて2年足らずのXX県に住む男性です。
さてドル円なのですが、月足チャートで確認しますと、これまで数十年間ベガスのトンネルの下ローソクがで推移していたのですが、2012年のアベノミクス以降ベガスのトンネルの上にローソクが飛びぬけてきまして、今年年初来からの下げでいったんベガスも下回ったのですが、トランポノミクス?でまたベガスのトンネルをすざましい陽腺で突き抜けてきました。これは、かなり長期的な円安転換のサインととらえるのは時期尚早でしょうか?
欧州通貨を専門にされている松崎さんにはあまり関心がありませんでしょうか?ロンドンfxの書籍を読み、ファンダとトンネル抜けがマッチしたような気がしましたのでメールをさせていただきました。
これからもブログ等を楽しみにしています。体に気を付けられて頑張ってください。さようなら。ということで、ドル円の月足とベガス方式に関するご質問でした。
*月足チャートで確認
(クリックすると拡大します)
このチャートを見て、一番注目したのが、黄色い点線で囲んだ 「12EMA (ピンクのライン)」 でした。
このラインが、ベガス・トンネルにタッチせず、V字で上に向かって戻っているのを見て、まだドル円の上昇余地はあると思いました。
*日足の実効レートで目先の動きを見るドル円が上昇するということは、
ドル高 あるいは 円安、あるいは その両方 の3通りの可能性 があります。
ドル円の上昇が特に顕著となったのは、11月のアメリカ大統領選で、トランプ候補が当選してからです。そこにフォーカスして、実効レートのチャートを作ってみました。
ちなみに、日銀は自分達の手で「円の実効レート」を発表していません。非常に不満です

その代わりといってはなんですが、中央銀行の中央銀行と言われる国際決済銀行(BIS)が、いつのまにか、各通貨の実効レートを毎日更新しているのを、先日発見しました

それまでは、月に一度だけだったので、これは朗報

これが、12月5日までの、円(青) と ドル(赤) の日足・実効レートです。

(クリックすると拡大します)
これを見ると、米大統領選以降の「ドル高/円安」は、正真正銘の 「ドル高と円安が同時進行している」力強い相場となっているのが判りました。
し か し・・・
ドル実効レート(赤線)が、最後のあたりで若干重くなってきたようにも見えます。
まぁそうはいっても、この日足チャートは、「12月5日まで」のデータで作っています。その後、ドルは大きく伸びました。ですので、本日はたぶん 「ドル高と円安が同時進行している」力強い相場に戻っているはずです。
*長期金利差最後に、ドル円と特に相関性が高い 「長期金利差」をチェックして終わりにします。
ここでは10年物国債利回りの差を計算してチャートを作りました。ちなみに、このチャートは、11月末までのもので、12月に入ってからの分は、反映されていません。さきほど手計算しましたが、本日の金利差は大きく変わっていませんでした。

(クリックすると拡大します)
これは、本当に綺麗な相関関係になっていますね。
ということで、ベガス・チャートをみると、まだドル円の上昇が予想されますが、相場を見る時には、実効レートの動きや、金利差にも気を配り、利食いのタイミングを計ることも大事かな?と思いました。
質問、ありがとうございます!
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