まぁ、私が人民元について書いても、全く説得力ないのですが

記録として残しておきたいので、お付き合いください。
* 人民元 7越えBrexitで大荒れ注意報

が出ているロンドンでも、人民元の7越えは、大きなニュースとして報道されています。
これも記録として残したいので、書きますが、中国人民銀行(中銀)は、為替レートの基準値(中間値)を大きく元安方向へ動かしています。
先週金曜日 6.8996

今週月曜日 6.9225

本日 6.9683
そして、USD/CNYはすでに 7.0000を越えた元安となっています。

(クリックすると拡大します)
中国人民銀行のホームページには、人民元安方向に基準値をずらした理由 が、載っていました。
中国語はわからないので、英語に翻訳してみると、きちんと理由が書かれていました。
「Reporter: Why is the RMB exchange rate “breaking 7”?
A: Affected by unilateralism and trade protectionism measures and the imposition of tariff increases on China, the RMB has depreciated against the US dollar today, breaking through 7 yuan, but the renminbi continues to be stable and strong against a basket of currencies. This is the market. Supply and demand and the reflection of fluctuations in the international currency market.(続く)
Reporter: What will happen after the RMB exchange rate “breaks 7”?
A: The trend of the RMB exchange rate has long been dependent on fundamentals. In the short term, market supply and demand and the US dollar will also have a greater impact. The market-based exchange rate formation mechanism is conducive to the role of price leverage to adjust the balance between supply and demand, and at the macro level to play the role of regulating the economy and the "automatic stabilizer" of the balance of payments. As a big country, China has a complete range of manufacturing industries, a relatively complete industrial system, a strong export sector, and moderate import dependence. The fluctuation of the RMB exchange rate has a strong regulatory effect on China's international balance of payments, and the foreign exchange market itself will find a balance.(続く)これはあくまでも一部ですが、「どうして7を越えたのか?」 「7を越えたことを受け、今後どうなるのか?」 が書かれています。
簡単に言ってしまえば、米国が中国製品に対して新たな関税を課す方針を示したことが、今回の人民元安に影響しましたよ・・・ という感じです。
人民銀行としては、元相場の安定を維持するため、短期的な投機を取り締まる用意があるとも表明しています。
そして、時間が経てば、また7を下回るレベルまで相場が動くこともあるので、この動きを過度に読みすぎないよう、注意もしています。
* 円の動きに注意上に添付したチャートに書き込みましたが、2015年から16年にかけ、人民元安が加速した時に、最も反応したのは、スイスフランではなく、円の買いでした。
AUDは、どうなのかな? と思い調べてみましたが、2018年の時は反応していましたが、2015年の時は反応なし
* 為替操作認定国になった中国トランプ大統領は、やる時は本当に早く動きますね

8月5日のトランプ大統領のTweetですが、その翌日に既に中国を正式に為替操作国と認定しています。

思えば、
トランプ大統領は、就任わずか1日目に、「中国は通貨を不正に操作している国だ」 と宣言しています。来年の大統領選に向け、この宣言を形に出来るのは、今が最もよいタイミングだと、判断したのでしょう。通常、このように為替操作国が発表されると、その国とアメリカとの間で協議が始まりますが、既に米中間での協議は続いていますので、今回の発表を受けての目新しい動きはないと思います。
次に、たぶんですが、ムニューシン財務長官は、この問題について、国際通貨基金(IMF)と話し合いを持つと思われますが、ラガルド専務理事の後任も決定しておらず、どういうタイムラインでの話し合いが行なわれるのか、不明です。
今後は、中国がどのような手を使って、報復するのかですね・・・・
株価回復を期待するのは、かなり難しいのかもしれませんね・・・・

意外とご存じない方がいらっしゃるかもしれませんので、あらためてご紹介



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