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欧州議会選挙結果について、各紙の見解

2014年欧州議会選挙 を終え、ヨーロッパ各国の報道を比較してみました。


ドイツの日刊大衆紙:FAZ
EUにおける一方通行での決定過程は、もやは過去のものとなる。(欧州懐疑派の台頭を受け)今後は、加盟各国の国政レベルの力が高まるだろう。

ドイツの大衆紙(中立と言われているようです):Die Welt
ヨーロッパの何かが腐り始めてきた。多数の議席を獲得した中道会派達は、「私たちの議席数が一番大きいことは事実だ。なので大会派同志が今後協力して政策運営をしていくべきだ。(議席数の少ない欧州懐疑派の声には耳をふさいで政策決定しようとしてる)」

ドイツのタブロイド新聞: Bild
将来は、反欧州・反移民などの力が、欧州をわしづかみにしてくるだろう。

スペインの日刊紙:El País
欧州の安定が必要であることを考えると、議席数の多い政党が今後も最も発言力を持つことになるかもしれないが、それはその選択が一番楽だからだろう。

イタリアの日刊紙:Corriere della Sera
2014年欧州議会選挙は、政治システムが機能しない選挙として歴史に残るだろう。有権者は、自分達の声を伝えたいため、エリート集団ではない候補者に票を入れた。

フランス:Los Echos
今回の選挙で一番気になったことは、投票率が低かったことだ。棄権した有権者が伝えようとしたメッセージは、ここからのヨーロッパについて考えた場合、(欧州統一のスピードや内容を一度見直すために)統一速度を緩めて一旦後戻りすることがよいのか、それともこのまま、方向がはっきり理解出来ないまま先にすすむことが賢明なのか、その判断が難しかったからなのかもしれない。

オランダ日刊紙:De Volkskrant
今回棄権した有権者と、欧州懐疑派に票を入れた有権者の数を足すと、欧州統一の深化を支持する中道会派に票を入れた有権者は、全体の3割に過ぎない。今までのヨーロッパは、人々の声を無視するだけでなく、有権者の意志に反した方向へすすんできた。このまま強引に統一がすすむのであれば、有権者の支持は得られないだろう。

ベルギー日刊紙:De Tijd
欧州懐疑派の声は、欧州議会、そして国政レベルでも、今後の政策決定の過程において反映されることだろう。特にフランスでは、4人に一人が極右:FN党に票を入れた。今後、オランド大統領が何らかの改革を起こしたくても、国民は首を縦に振らないかもしれない。


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[ 2014/05/29 23:56 ] 欧州議会選挙(2014年) | TB(-) | CM(0)

欧州委員会委員長人事

欧州議会選挙の開票結果 が固まったようです。

欧州議会選挙 議席数比較

事前予想 とかなり似通った結果となりましたが、中道右派:EPP(欧州人民党グループ)は予想を下回る議席数となり、その分が欧州懐疑派へ流れたようです。

*欧州委員長人事

ブログの過去記事 でも書きましたが、ここからの欧州は10月末に任期が切れるバロッゾ欧州委員長の後任人事選びが争点となります。

今までのところ、EPP党のユンケル前ルクセンブルグ首相/前ユーログループ議長が最有力候補だと言われていますが、27日のEU首脳会談後から、トーンダウンしてきました。

*ユンケル反対派

名前も売れているし、すんなり委員長に就任するのだとばかり思っておりましたが、ユンケル氏の委員長就任には、
英国・スウェーデン・ハンガリーが既に反対を表明しました。そして、今後の展開いかんでは、オランダ・デンマーク・バルチック3国全てが、反対に廻る可能性が高まってきたとも伝えられています。
スタンプ え? パンダ

ユンケル氏が所属するEPP会派に席を置く独メルケル首相は、当然ユンケル氏支持ですが、EU首脳会談での反対票が多かったためか、トーンダウンしている模様。

この委員長人事について協議するため、スウェーデンの首相は、英国・ドイツ・オランダそれぞれの首相に声をかけて、近々スウェーデンで会談が持たれるそうです。

委員長人事、一筋縄では行きません。詳しい人事決定スケジュールは日本に帰ってから行なうWEBセミナーであらためてご紹介しますが、大まかなイメージとしては、6月末くらいまでに統一された委員長候補を立てたいため、来月はこの問題がかなりクローズアップされることでしょう。



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[ 2014/05/29 21:19 ] 欧州議会選挙(2014年) | TB(-) | CM(2)

欧州議会選挙と欧州委員会委員長人事

欧州議会選挙後の展開を協議するために、本日EU首相会談(EUサミット)が開催されます。
そこでは、10月末に任期切れとなるバロッゾ欧州委員長の後任について協議されます。

欧州議会選挙 議席数比較

今回の選挙で最大議席を確保した中道右派のEPP会派(751議席中、213)  その会派が立てた委員長候補が、前ルクセンブルグ首相/前ユーログループ議長のユンケル氏  同氏は既に昨日「僕が委員長だ!」  と勝利宣言してしまい、顰蹙をかいました 

委員長になる条件はいろいろありますが、一番重要な点は、最大議席会派の立候補者が横滑りで当選する訳ではなく、751議席のうち、376人以上の支持が必要となります。

ですので、極端な話しをしてしまえば、自分の会派の議席数は多くなくても、376人以上の議員の支持を取り付けられるのであれば、委員長になる資格があるということです。

そのため、中道左派のS&D会派から立候補しているシュルツ欧州議会議長は、まだまだ自分にも勝ち目はあると語っています。

この人事が山場を迎えるのは7~8月にかけてですので、まだ時間はあります。そして、特にユーロを動かす要因にはならないと考えておりますが、長い目で見て欧州議会の決定スピードや手順に影響を与える人物であることは間違いないため、頭の片隅に留めておいてください。


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[ 2014/05/27 19:10 ] 欧州議会選挙(2014年) | TB(-) | CM(0)

ユーロが買われている理由

日曜日に幕を閉めた欧州議会選挙。開票結果をTVで見ていたのですが、反EU派の英国UKIP・フランスFN・ギリシャSYRIZA、全ての党が、自国での得票率第1位  となりました。これを受け、本日フランスではオランド大統領が緊急閣僚会議を招集、首相は「政治界の大地震」と表現していました。
スタンプ ちゃぶ台けっとばす

反EU政党の得票率
(クリックすると拡大します)

このチャートは、EU懐疑派政党全ての得票率を表したものです。ピンクの丸をつけたのが、英UKIP、フランスFN そしてギリシャのSYRIZAです。黄緑の丸は、イタリアの5つ星運動。

*それなのにユーロ買い?

EU懐疑派がここまで頑張ったのに、本日の欧州市場ではユーロが買い戻されており、この動きに首をかしげる参加者も多い模様。ロンドンが休みだから、明日から流れが変わる!と言い切っている参加者もいます。
スタンプ くま 疑問

私自身は、本日のユーロ上昇を助けているのは、ユーロ周縁国の国債利回りの低下(国債価格上昇)  ドイツ国債とのイールド・スプレッドの縮小だと考えています。

議会選挙前に、一旦イタリアなどの国債を閉めた投資家がおりましたので、ポジションが軽くなっていたことは間違いありません。

*レンツィ首相の政党がNo.1

イタリアのEU懐疑派政党である5つ星運動(M5S)の得票率は26%と高いものの、国内では第2位となり、レンツィ首相率いる民主党が、41.6%という非常に高い得票率を獲得しました。

緊縮の影響で反EU党の得票率が高くなると予想されていた南欧州各国、特にイタリアで反EUではない政党が40%以上の得票率を得た。これを知った市場参加者が「思ったよりも(反EU党でない政党が)頑張ってるな!」と驚き、債券を買い始めたと理解しています。

ドイツでは最初からメルケル首相率いる中道右派がトップになることは判っていましたが、イタリアは番狂わせだったと思います。

実際にイタリア、スペイン、ギリシャの国債イールドを見ると、4%ほど下落(国債価格上昇)しているだけでなく、イタリアは、株価指数もオープンから一気に2%の上昇を達成しています。

選挙に関してもっと書きたいのですが、イギリス祝日にもかかわらず、ボランティアはお休みがありません。帰宅しましたら、もっと記事を書きますね~

それでは行ってきます 
スタンプ スイスイ 豚

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[ 2014/05/26 19:29 ] 欧州議会選挙(2014年) | TB(-) | CM(0)

3つの選挙

本日ヨーロッパでは、3つの選挙が、いや4つの選挙が行われています。

①欧州議会選挙
②ギリシャ統一地方選挙 2回目投票
③ウクライナ大統領選挙
④ベルギー総選挙

ベルギー総選挙は、個人的にあまり関心がないので、省略します 


*欧州議会選挙

特集記事 を書きましたので、是非お読みください。

今回の議会選挙は2重に重要な意味合いを持ちます。

リスボン条約では、欧州委員会の委員長選定条件を変更しました。新しい条件として、委員長候補を選出する際には欧州議会選挙の結果を考慮することが義務付けられました。現在のバロッゾ委員長の任期が10月末で切れるため、今回の選挙ではそれぞれの会派が自分達の【委員長候補】を立てており、その候補者同士が今度は委員長争いをするという運び。

この【委員長選びの過程】をこちらでは Spitzenkandidaten という一言で表現しています。Googleすると、たくさん出てくるでしょ? 是非やってみてください。

この委員長選出過程に関しては、新しい記事でじっくり書きますが、一番議席を獲得した会派の候補者が、横滑りで委員長になれるわけでもない...という更にややこしい内容のようです。


*ギリシャ統一地方選挙 2回目投票

ウクライナの影に隠れて、あまり報道が出てきませんが、ギリシャの本日の投票結果は非常に大事です。

先ほどの記事からの抜粋となりますが、

>>>現連立政権の危機?
2012年6月にスタートしたサマラス首相率いる連立政権(ND党とPASOK党)は、議会:300議席のうち、152議席を有するに留まり、安定過半数とは言いがたい状況です。今回の欧州議会選挙に向けた世論調査によると、ND党 21.5%・PASOK党 5.5%に対し、反緊縮派の野党: SYRIZA(急進左派連合) の支持率は23.5%となっています。
ここで問題になるのは、SYRIZA党の支持率が、サマラス首相率いるND党を抜いたことではなく、5年前の選挙時には35%という高い支持率を得た連立相手:PASOK党の人気が、急速に低下したという事実です。同党のベニゼロス党首は、実際の選挙での得票率が事前の世論調査並みに低かった場合、連立から降りると宣言しています。もしPASOK党が連立から離脱すると、連立与党が保有している152議席のうち、27議席が抜ける計算となるため、2016年夏の任期満了を待たずに解散総選挙ということにもなりかねません。<<<


選挙結果によるマーケットへの影響も、この記事 で書きましたので、お読みいただけると幸いです。


*ウクライナ大統領選挙

ウクライナ大統領選挙

この写真を見て、「どんだけ投票率高いの?」と驚いたのですが、ウクライナ東部:ロシア国境よりの投票所では、親ロシア派の兵士が投票所をブロックしているため、投票したくても出来ないようです。

ウクライナ当局の発表では、東部地域の投票所は、16%程度の投票所のみが投票可能な状態であり、投票所が閉鎖されている地域に住む有権者は、危害を加えられるのを恐れて外に出ないので、街はひっそりしているそうです。

先週イタリアのジャーナリストとその通訳の人が、同地域で殺されたこともあり、西側からのジャーナリストの引き上げも問題となっており、あまり情報が入りづらくなっているんですよ...

とりあえず、あと2時間30分で、投票所が閉まります。そしてそれと同時に、出口調査結果が発表されるとも伝えられています。果たして、投票所が閉鎖されたままでの大統領選挙結果は、有効なのでしょうか?

そしてロシア寄りの大統領となるのか?それとも欧州寄りの人なのか? まだまだ予断を許しません。


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[ 2014/05/25 23:35 ] 欧州議会選挙(2014年) | TB(-) | CM(0)
プロフィール

N20   (松崎美子)

Author:N20   (松崎美子)
東京でスイス系銀行Dealing Roomで見習いトレイダーとしてスタート。18ヶ月後に渡英決定。1989年よりロンドン・シティーにあるバークレイズ銀行本店Dealing Roomに就職。1991年に出産。1997年 シティーにある米系投資銀行に転職。肉体的・精神的に限界を感じ、2000年に退職。その後、憧れの専業主婦をしたが時間をもてあまし気味。たまたま英系銀行の元同僚と飲みに行き、証拠金取引の話しを聞き、早速証拠金取引開始。

口座残高ゼロ経験あり

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