3週間ほど、週7日勤務が続いており、少々 お疲れ気味です 笑
普段は、土曜日だけはきちんとお休みを頂いておりますが、ここのところ いろいろなことがマーケットで起きていて、来週までお休みできそうにありません。
イギリスでの報道も同様で、土曜日は地味、しかし日曜日の朝にBBC老舗政治ショーが放映されてから、ど~っと政治ネタが出てくるという感じです。しかし、本日は土曜日ですが、メイ首相の進退問題について、いろいろな議論がなされています。
*辞任しなかったメイ首相すぐ下 の記事で書きましたが、メイ首相は辞任しませんでした。
昨日の首相官邸前での演説について、本日の英タイムス紙が辛らつな社説を載せています。
*メイ首相は、このまま首相として継続できるのか?メイ首相のトップ・アドバイザー2名が、先ほど 辞任しました。この2人が、今回の総選挙で保守党が負けた最大の犯人とされていたので、一旦 メイ首相自身の辞任に対する圧力は、和らいだようです。
もし、今後 首相辞任に繋がるような動きが出るとすれば、以下2点に気をつけたいと思います。
1) リーダーシップチャレンジ (党首選) リーダーシップ(=党首)交代を賭けた党首選です。これを実現するには、2つの方法があります。
まず最初は、
首相自身が辞任を決意した場合。この場合は、メイ首相がエリザベス女王と謁見し、辞任の意を伝えることになります。
2つ目は、
保守党の最重要組織である「1922年委員会」の委員長宛に、保守党議員の3分の1(現在は、48人)が 「党首に対する不信任投票実施」を要請する場合 
党首不信任案が可決された場合、党首は解任

解任された党首は、次の党首選に立候補できない。
否決された場合、1年以内に再び党首不信任投票の実施は禁止されています。
上記いずれかが実現した場合、保守党では党首選が行われます。ちなみに、
6月13日(火曜日)に、1922年委員会の会合があるため、もし「党首に対する不信任投票実施」要請が出るとしたら、この日になる可能性が高いので要注意
2)内閣(不)信任投票6月19日にエリザベス女王による施政方針演説が行なわれます。これが終了すると、議員達は国会議事堂に戻り、その日から新国会がスタートです。そして、この日の締めくくりに、「内閣信任投票」が実施されます。
通常であれば、この信任投票は、儀式という役割以外のなにものでもないのですが、今回は話しが別です。
もし、メイ首相率いる新政権が内閣不信任となった場合、あらたな解散・総選挙の実施という事態にもなりかねません。
個人的には、この週末に保守党内で水面下で何か決定があり、月曜日にいきなり発表

ということもアリかな?と考えています。そうなると、6/19が無事に過ぎるまで、何があっても驚いてはいけないのかもしれません。つまり、このままメイ氏が首相としてやっていくには、月曜日が無事に過ぎ、火曜日の1922年委員会でも何も起きず、19日の内閣信任投票を無事に過ごす。この3つの条件が必要になってきます。
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この日は、20時から英中銀金融政策委員会からの発表がありますので、実況中継します。
それに加え、6月8日の英総選挙の結果、6月11/18日に行なわれるフランス議会選挙についても、自分の考えを話したいと思っています。もし、イタリアが本気で前倒し総選挙をするのであれば、少しだけ イタリアについてもお話ししてもいいかなぁ~?とも思ったりしています。
皆様のご参加を是非楽しみにしています。詳細は


