トルコ市場大荒れです。
任期満了に伴うトルコ大統領選挙に関する記事を先月読んだ記憶があるのですが、週末にかけて大変な事になっていたようです。トルコの大統領選挙は合計3回の投票を持って選出。その第一回目投票が4月27日に行われ その結果に対して群集が75万人規模のデモを行い 軍事介入の危機が出てきた模様。
大統領戦第一回目投票は4月27日、第二回目投票が5月2日に予定されていましたが、とりあえず 憲法裁判所が 第二回目投票の実施の是非を 明後日までに決定、それまでは 次回の投票がいつになるか不明。
そもそも どうしてここまでの大事に至ったのかと言うのは 私も詳しく判らないのですが、大統領選では 与党AKP(イスラム系)の候補者ギュル氏が断然優位でこの人の大統領選出は ほぼ確実らしいのです。しかし トルコは政教分離の世俗主義を定めた憲法を採用しており その中では女性のスカーフ着用を禁止。ところがギュル氏の奥様はイスラムの女性ですので 当然 このスカーフを着用。ファーストレディーのスカーフ着用は憲法違反ではないかと言うのが そもそもの議論のスタートとか。
トルコはEUにまだ加盟しておりませんが、今回の大統領選を通じ トルコがどこまで民主主義国家であるかの踏み絵を強いられた形になっており EU首脳も この結果を見守っているとのコメント
私はトルコをはじめとする新興市場の為替取引をしていませんので 詳しい事は分かりませんが ブルーンバーグ・ロイターをざっと読んでみたところ 本日のトルコ株式市場最大で8%下落、ドル/リラ ユーロ/リラ共に 4.2%強のリラ下落。この動きが新興市場全体へ飛び火を懸念し IMMでロングが溜まっているユーロ/ドルでの益出し開始=ユーロ少し下落。既に 一部 ヘッジファンドが危ない という噂も出ているようですが まぁ これはいつでも出ますから...
と言う事で リラ/円取引をされていらっしゃる方には ジェットコースター相場到来のようです
N20さんのロンドンレポート 待ってましたよ!
私も去年の5月にブログをはじめて1年たちました。いろいろとありましたが、自分が為替を好きだという気持ちとある意味生業とするきっかけになりました。
N20さんはプロ中のプロですのでいろいろと頼りにしております。
たまにはロンドンの食文化レポートなんかもよろしくおねがいします。
家内はロンドンには美味しいものはないと完全に言い切りますので・・・